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2020年7月2日

屋根塗装の縁切り作業とは?


屋根塗装の作業工程の中に、「縁切り」という作業があるのをご存じでしょうか。


屋根の耐久性にも関わる重要な作業の一つですが、一般的なにはあまり知られていません。


今回は、屋根塗装の縁切りの内容や注意点などを見ていきましょう。





縁切り作業とは



屋根材には様々な種類がありますが、どの屋根も重なり合って一つの屋根を形成しています。

重なり合った部分には、隙間が生じますが、この隙間が屋根内部に入り込んでしまった雨水を排水する役目があるのです。


屋根塗装を施すと、屋根が重なり合った部分の隙間が塗料により埋まってしまいます。

そうなると内部に溜まった雨水を排水することができなくなり、排水できずに溜まってしまった雨水は屋根材の下の野地板を腐りやすくする結果となり雨漏りのリスクを高めてしまいます。


そのため、塗料で埋まってしまった屋根材の隙間を専用の道具を使い取り除いていかなければなりません。この作業のことを、「縁切り」といいます。




縁切りに使う道具「タスペーサー」



縁切りとは、主にカッターナイフや皮スキといわれる道具を使い、隙間をひとつひとつ丁寧に手作業で処理していく作業のことをいいます。


そのため、非常に手間も時間もかかる作業となります。




近年では、多くの塗装会社で「タスペーサー」という道具が採用され、下塗りが終わった時点で、「タスペーサー」を屋根が重なる部分に取付ることにより、中塗り、上塗りを重ねても「タスペーサー」が塗料を遮り隙間が塞ぐのを防いでいます。


こうすることにより、手間と時間がかかる縁切り作業を効率よく進めることができています。



■「タスペーサー」が使用できない屋根もある



「タスペーサー」は、もともと屋根材同士の隙間が4㎜以上空いている屋根や、屋根勾配が三寸に満たない屋根には使用できません。


なぜなら、隙間が大きすぎるとタスペーサーは自体が安定せず、また傾斜が緩やかな屋根に挿入すると屋根材を傷めるリスクがあるからです。




縁切りをしないと起こるトラブル



屋根と屋根の重なり合う部分は、雨が降った時に屋根の内部に雨水が溜まらないように水が排出される構造になっています。


縁切り作業が不十分だと、屋根の内部に雨水が溜まることとなります。


屋根に水分が溜まった状態が続くと様々なトラブルが発生するリスクがあります。



屋根の通気性を失う




縁切りをしないと、隙間は塞がれたままの状態となり屋根の通気性は失います。


そうなると、屋根内部には水分だけでなく湿気までこもることとなり、腐食を進めてしまうことになります。

せっかく塗り替えたにも拘わらず、縁切りを行わなかったことで起こる症状の一つです。



屋根下地材の劣化



縁切りをしないと、排水されなかった雨水がどんどん雨水を引き寄せ、屋根材下部にある下地を腐食させてしまいます。


屋根の下地は、防水シート(ルーフィング)が敷いてあるため、少しの水であれば下地を腐らせる心配はありません。


しかし、長時間雨水に晒されてしまうと防水シートも下地材も防水力を失い最終的には建物内部にまで水が達して雨漏りを引き起こします。


縁切りが必要な屋根



縁切りが必要と言われる屋根は、スレート屋根です。


スレート屋根には、近年多くの家庭で使用されている「カラーベスト」「コロニアル」「化粧スレート」と呼ばれるものがあります。自宅の屋根がスレート屋根の場合は塗装リフォーム際は、縁切り作業が必要です。


縁切りは、屋根の耐久性に関わる重要な作業にも関わらず見積書の中にその工程が記載されておらず、縁切りを行わないとする業者もいます。


見積書の内容を見て、縁切り作業が含まれているか否かを、しっかり確認しましょう。




まとめ


縁切りは家の耐久性を保持するためにリフォーム工事の中でも重要な作業です。


屋根のみでなく、室内に雨漏りを起こさないためにも必ず実施しておかなければなりません。

屋根の塗装リフォームをご検討中の方は、是非「縁切り」という作業が必要だという認識をもったうえで、業者に見積り依頼をしましょう。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニングK

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