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2022年10月31日

外壁工事の計画を立てて賢くリフォーム

外壁のメンテナンスの時期やサイクルは住宅によって違います。外壁を長く綺麗に保つためには今後のメンテナンスサイクルを知ることが大切です。そうすることで無駄な費用を抑えることができ、効率よく塗装工事をすることができます。そこで今回は賢くリフォームするためのコツをご紹介します。

リフォーム方法

外壁には塗り替え・張り替え・重ね張りの3つの方法があります。

塗り替えは既存の外壁い塗装する方法で、3つの中で最も手軽にでき、1番人気の方法です。張り替えは今ある外壁を取り除き、新しい外壁を貼り付ける方法です。重ね張りは今ある外壁の上から新しい外壁を重ねて張る方法です。

耐久性はもちろん、工期や費用面を考えながら、ご自宅に合う方法でリフォームを行いましょう。

メンテナンスサイクルを知る

リフォームする前に、外壁のメンテナンスの時期を必ず確認しましょう。一般的に最初の塗装から8~12年経つとメンテナンスの時期だと言われています。

メンテナンス時期が遅くなればなるほど劣化箇所が増え、費用がかかります。また、外壁だけでなく、内装改修や給湯器などの住宅設備のリフォームの時期も知っておくと良いでしょう。

一度にたくさんのリフォームをするとなるとかなりの額のお金が必要になります。塗装のメンテナンスサイクルを知ると同時にチェックしておきましょう。

業者選び

信頼できる業者選びも大切です。複数の業者さんから相見積もりをとるようにしましょう。

高すぎる見積りを出してきた業者は候補から外したほうが良いですが、安すぎる見積を出してくる業者も候補から外しましょう。手抜き工事をされる可能性があります。

塗り替えるたびに新しい業者を見つけるのは大変なので、次もまた依頼したいと思える業者さんを探しましょう。

コスパ良くリフォーム

外壁と同時に屋根の塗装もする

外壁塗装だけでなく屋根塗装も同時に行うと良いでしょう。外壁だけ塗り替えて、屋根はまた次の機会に、となるとまた足場を建てる費用がかかってしまいます。外壁と屋根を同時に塗装すると費用がかさんでしまいますが、結果的には費用を抑えることができます。

長期的に美観を保てるものを選ぶ

家は長く住むもので、劣化している箇所をその場しのぎの工事や塗装で終わらせてしまうとリフォームを何度も繰り返すことになります。費用が少しかかっても耐用年数の長い塗料を使用したり、思い切って張替工法を検討することもおすすめです。

ライフプランに合わせたリフォーム

実際のメンテナンスサイクルが分かったところで、ライフプランに合わせたリフォーム計画を立てましょう。

例えば、こどもが10年後には大学受験の年になり、同時期に塗装が重なるのは避けたいので、耐久性の良い塗料にして、次の塗装はこどもが社会人になって手がかからなくなってから行う、というようにメンテナンスプランを立てましょう。

まとめ

外壁のメンテナンスサイクルは住宅によって様々です。ご自宅やご家庭のライフプランに合ったメンテナンス計画を立てて、費用を抑え賢くリフォームするようにしましょう。

プラニング・Kは無料で見積を行っています。ご不明な点や疑問点はお気軽にご相談ください。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月27日

高圧洗浄の基本

高圧洗浄は外壁塗装工事をするにあたって欠かせない作業の一つです。汚れを落とすだけなら、上からペンキを塗ってしまえば分からないのでは?と思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回は高圧洗浄がどのような役割を果たしているのかご紹介します。

高圧洗浄の役割

外壁塗装は日々、紫外線や雨、埃や排気ガスに晒されているため、月日が経つにつれて劣化していきます。そうするとチョーキング現象が起こり、外壁の表面を手で触ると塗料が粉化したものが付きます。

このような劣化した外壁は粘着力がなく、そこに新しい塗料を塗ってもすぐ剥がれてしまいます。そのため、高圧洗浄は汚れや塗膜の古い角質を落とし、塗料と外壁を密着させる役割をしています。

高圧洗浄中の注意点

汚れや水しぶきが飛ぶ

高圧洗浄は汚れや水しぶきが飛びます。少しなら大丈夫だろうと窓を開けると隙間から水しぶきが入り込み、部屋が水浸しになってしまうので注意しましょう。

また、高圧洗浄に限らず外壁塗装工事中は外で洗濯物を干さないようにしましょう。服に水しぶきや塗料が飛んだり、塗料の臭いがついてしまう可能性があります。

騒音

高圧洗浄中は機械の駆動音や高圧洗浄機から水が噴き出す音、水が壁に当たる音などで騒音がします。騒音が気になる方はイヤホンをするか、外出をしましょう。

挨拶回り

高圧洗浄は騒音が発生したり、水しぶきが飛んでしまう可能性があるため、事前に近隣の住宅に挨拶回りをしておきましょう。また、高圧洗浄だけでなく足場架設・解体の際にも大きな音がするのでなるべく事前に挨拶回りを行い、ご近所トラブルを避けるようにしましょう。

バイオ洗浄と高圧洗浄の違い

バイオ洗浄とは、洗浄する壁全面にバイオ洗剤を塗布し、細菌を分解してから高圧洗浄を行うというものです。カビやコケなどの再発を防止でき、洗剤自体は人体に影響がなく、洗浄中の臭いも抑えられます。

しかし、バイオ洗浄は普通の高圧洗浄よりも手間と費用がかかります。日当たりが悪い立地で、カビやコケがすぐ発生してしまうというような理由がある場合はバイオ洗浄を行っても良いですが、そうでない場合は通常の高圧洗浄で十分汚れを落とすことができます。

まとめ

上記で高圧洗浄が必要な理由がお分かりいただけたと思います。塗装を長持ちさせるためには高圧洗浄は必須の施工工程です。

きちんと洗浄を行ってもらい、きれいな外壁を保つように心がけましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月24日

外壁を汚れにくくするコツ

せっかく外壁塗装をするなら、外壁を綺麗に長く保ちたいですよね。そうするには外壁に付着する汚れを防ぐことが大切です。今回は外壁を汚れにくくするコツをご紹介します。

汚れの種類

カビ・コケ・藻

カビやコケ、藻は日当たりが悪く、湿気の多い場所に発生します。

これらを放置しておくと見栄えが悪くなるほか、外壁内部まで根が張り除去しづらくなります。

雨だれ

雨だれは、窓枠、換気口などの突起物やその他の雨が当たる箇所に生じやすく、雨が流れた後に外壁に汚れが付着することで黒く雨が垂れたような汚れのことを言います。

どの住宅にも発生する可能性があります。

錆び

金属部が錆びたものが雨水で流れ落ち、雨だれのように錆が広がります。

放置すると金属に穴が開き、雨漏りする危険性があるので注意が必要です。

変色

紫外線や雨などを受け続けた結果、外壁の色が変わってしまう現象です。

日当たりの良い場所で発生しやすく、塗膜の劣化症状が考えられます。チョーキング現象が出ていると要注意です。

汚れにくくする方法

上記の劣化・汚れに対して有効な方法があります。

定期的な洗浄

1年に1度、外壁の汚れをホースやブラシで洗浄を行うことをおすすめします。土埃、カビ、コケ、藻などは簡単にとることができます。注意点として硬いブラシを使用したり、外壁専用の洗剤を使用しないと塗膜が剥がれ、かえって劣化が早くなる可能性があります。

また、費用は少しかかりますが、業者に定期的に洗浄してもらうと良いでしょう。バイオ洗浄を行うとカビやコケの再発防止になります。

汚れにくい塗料を選ぶ

外壁塗装をする際に耐候性が高い塗料を選ぶと良いでしょう。シリコン、フッ素、無機塗料を選ぶと汚れが付きにくくなります。

また、艶あり塗料を選択すると表面が滑らかになり埃が付きにくく、水の弾きも良くなります。そうすることで外壁に汚れやゴミが付きにくく、きれいな外壁を保つことができます。

汚れが目立ちにくい色にする

外壁塗装をする際、汚れが目立ちにくい色に塗り替えるのもおすすめです。

汚れが目立ちやすいには白や黒で、一方のグレーやブラウンなどの中間色は汚れが目立ちにくいです。

しかし、汚れが目立ちにくいからと言って汚れを放置していると劣化が進んでしまうので定期的に外壁を確認し、掃除をすることを心掛けましょう。

まとめ

汚れが目立たない外壁にするには、定期的な掃除、色、塗料選びがポイントになります。また、汚れにくさだけに囚われるとご自身の納得できるような外壁にならない可能性もあります。機能性と理想のバランスを取りながら、長く綺麗に保てる外壁づくりをしましょう。

カテゴリ:未分類

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月20日

塗料の臭い対策

外壁塗装は多かれ少なかれ塗料の臭いがつきものです。中には、その臭いが原因で体調不良になる方もいらっしゃいます。特に乳児や高齢者がいる家庭、ペットを飼われている方は健康被害が出る可能性があるので注意が必要です。

今回は塗料の臭いの原因・対策についてご紹介していきたいと思います。

塗料の臭いの原因

塗料は「樹脂」「溶剤」「顔料」の3つの成分に分かれています。顔料は色付けする物質で、これがないとクリアー塗料になります。樹脂は塗料のメインとなるもので塗装する表面を保護し、美観を保つ役割をします。樹脂は硬く、単体では塗装することができないため、溶剤を加えて混ぜることで流動性を良くし、塗装できるようにします。

塗料には油性塗料と水性塗料があり、油性塗料は溶剤にシンナーなどの有機溶剤が使用されます。この有機溶剤が刺激臭の主な原因になります。また、水性塗料は溶剤に水が使用され、無臭とはいきませんが有機溶剤と比べると臭いがしません。

塗料が与える健康被害

塗料に含まれている化学物質には少なからず人体に影響があります。主な症状はめまい、頭痛、鼻づまり、呼吸器障害、皮膚への刺激、アレルギー症状などがあります。

人によって症状は様々ですが、時には重大な健康被害が出る可能性もあります。お年寄りやペットはもちろん、特に小さいお子さんや赤ちゃんには体が小さい分、より影響があるので注意しましょう。

対策

水性塗料を使用

上記でもお伝えしたように、水性塗料は有機溶剤を使用しないため、油性塗料よりも臭いが少ないです。しかし、耐久性や費用面で差があるので外壁をどのくらい先まで持たせたいか、ご家族への影響を考えて、など目的に応じて水性塗料を選択しましょう。

臭い対策用のマスクをする

臭い対策用の防毒マスクはホームセンターや薬局等で購入でき、効果も期待できます。価格が3000~4000円と少し高いですが、塗装面を間近で見たい方や、家の外で作業をしたい方におすすめです。また、活性炭入りのマスクなど消臭効果のあるタイプを使用するのも良いでしょう。

換気

自宅にいる際の臭い対策として換気が有効です。周期は下に流れるので1階の塗装場所から離れた場所の窓に扇風機やサーキュレーターを向けて臭気を外に送り込むようにしましょう。

そうすることで家にこもった臭気を外に出すことができます。

外出・避難

とくに塗装中や乾燥期間中は臭気が強くなります。どうしても家にいるのがつらい場合は外出、もしくはご実家やウィークリーマンションなどに避難すると良いでしょう。

まとめ

近年では人や環境にやさしい塗料が開発されています。水性塗料の質も年々上がっており、塗料の選択肢も広がっています。ただし、臭いは軽減はされますが完全にはなくならないのでご注意ください。塗装業者と相談し、ご家庭に合った塗料を選択しましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月17日

モルタル外壁の塗装

少し前まで日本の住宅の外壁はモルタルが主流でした。サイディングボードが普及している昨今ではモルタルがあまり採用されなくなってきましたが、築30年程の住宅を見るとほとんどがモルタル外壁です。

「モルタルにひびが入り、目立ってきたので補修したい」「モルタルの外壁の劣化を防ぐ方法を知りたい」とお悩みの方も多いと思います。そこで今回はモルタル外壁の塗装方法についてご紹介したいと思います。

モルタル外壁とは

モルタルはセメントに水を混ぜ合わせた素材です。これを外壁に塗ることでモルタル外壁になります。サイディングボードとは違い、“貼る”のではなく“塗る”ことで完成します。

なぜモルタルが普及したかというと、大正12年の関東大震災で東京都中心部が焼け野原になったことから不燃性であるモルタルが注目され、普及されました。また、このような大規模な火災が過去に何度もあったからこそ、日本では不燃性の建材が使用されるようになりました。

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁の最大の特徴は表面を様々な特徴に仕上げることができます。例えば、スタッコ塗り、左官塗り、リシン吹付などの仕上げ方があります。表面に凹凸ができ、高級感が出るようになります。

また、サイディングとは違い、つなぎ目がないのでサッシ廻りを除くコーキングのメンテナンスは不要になるのがメリットでもあります。

一方でモルタルはひび割れが生じやすいというデメリットもあります。水を使用して塗装するので乾燥過程で水が蒸発し、収縮が起こり、ヘアークラックと呼ばれる小さなヒビが入ってしまいます。

0.3㎜以下のクラックでしたら、建物自体に影響はありませんが、0.3㎜以上、深さ5㎜のひび割れを見つけた場合は外壁表面からではなく内部からの割れが起こっています。早急に点検、補修を行いましょう。

モルタル外壁の塗装

まず、モルタル外壁で塗装が必要な劣化症状が以下の通りです。

・カビやコケなどの汚れ

・クラック(ひび割れ)

・チョーキング

・膨れ

モルタル外壁の劣化の補修方法は、塗り替えがおすすめです。上記でもお伝えしたようにモルタルはひびが入りやすいのでひびを覆うことのできる弾性塗料を使用します。

まとめ

外壁は定期的にメンテナンスを行うことによって寿命を延ばすことができます。モルタル外壁を塗装するときは外壁の劣化症状や塗料の耐用年数をチェックしながら行いましょう。

また、ひび割れなどの劣化症状を見つけたら早期に業者に相談・点検をするようにしましょう。

カテゴリ:外壁

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月13日

外壁塗装の費用を抑えるためにしてはいけない事

戸建住宅の外壁塗装は高額な工事になるので少しでも安いほうが良い!と思う方がほとんどだと思います。しかし、必要な作業を削ってまで工事代を安くしようとすると、工事自体の品質が下がり、かえって損をすることになります。

そこで今回は工事費用を抑えるためにしてはいけないことをご紹介したいと思います。

外壁が劣化しているのに放置

塗装をする費用の捻出が難しいからと、外壁の劣化を放置しているとどんどん劣化は進みます。以下の症状が確認されたら早急に塗装業者に相談しましょう。

・チョーキング現象
・カビ、苔が生える
・クラック、ひび割れ

これらを放置しておくと住宅の劣化が進んでしまい、かえって費用がかさんでしまう場合があります。早めに対処しておくと補修費用が安くなる可能性もあります。

相見積もりをとらない

1社の見積だけでは工事費用が適正なのか判断しづらいです。何社か相見積もりをとってしっかりと内容を見て業者を決めましょう。

また、早く工事したいと焦って契約をするのはおすすめできません。できるだけ予算を抑えるためにも、適正な価格を知るようにしましょう。

予算重視で工程を省く

予算内に収めたいということから必要な工程を省いてしまうと、せっかく外壁塗装をしても塗料がしっかりと密着せず、数年で塗料が剥がれてきてしまいます。

例えば、

上塗2回を1回に減らす
高圧洗浄を省く
足場を建てずに梯子や脚立で作業させる

このようなことは避け、業者さんにお任せするようにしましょう。そうすることで塗料の寿命を長引かせ、長い間綺麗な外壁を保つことができます。

塗料のグレードを落とす

塗料のグレードを落とすとその分塗料の持ちも悪くなります。一番人気のあるシリコン塗料はアクリル塗料に比べると、確かに高額で予算は多少上がります。しかしここでグレードの低い塗料にしてしまうと塗料はすぐ剥がれてしまい、5~8年後にまた塗り替えが必要になる可能性も考えられます。

そうなるとまた工事代金がかさんでしまい、かえって損をすることになります。少しでも予算を抑えたいからとグレードの低い塗料を選ぶことはおすすめできません。使用する塗料は業者と相談してご自宅に合った塗料を選ぶようにしましょう。

ご自身でのDIY

予算の都合で外壁塗装の一部もしくはすべてをDIYでしようとする方もいらっしゃいます。しかし、外壁塗装は高所作業になるため、足場を建てずに脚立などで塗装を行おうとすると転落する危険性があります。

また、ご自身で塗装をする場合は失敗することが多く、塗り直しの塗料を購入したりするとさらに費用がかさみます。低予算で外壁塗装をしたいという気持ちは分かりますが、命に関わる危険や失敗する可能性が伴うため、プロの業者にお任せしましょう。

まとめ

外壁塗装は70~100万円程の高額な工事になります。そのため少しでも安くしたいというお気持ちは分かりますが、安全性や品質の高い工事を行うためにはある程度の予算は必要になります。専門の業者に予算なども相談しながら満足のいく外壁塗装を行いましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月6日

雨樋って必要?

雨樋はほとんどの住宅に取り付けられていますが、真っ先に目が行く家のデザイン、外壁や屋根と比べると、地味な存在です。そのため、「雨樋って必要なの?」「雨樋はついてなくても良いのでは?」と軽視されがちな部材です。

しかし雨樋は住宅の中で非常に重要な役割を担っています。今回は雨樋の役割についてご紹介していきたいと思います。

雨樋の役割

雨水の排出

雨樋は屋根に落ちた雨水を集結させ、適切に建物外から排出する役割があります。雨樋を取り付けなかった場合、屋根に落ちた雨水が軒先や軒下、外壁を伝って流れていきます。そのため、雨樋がないと各所が長時間濡れたままになってしまい、建材の腐食の可能性が高くなります。

地面からの跳ね返り

雨樋がないと雨水はすべて軒下に落ちていきます。そうなると地面に跳ね返った雨水で外壁や建物の基礎が汚れてしまいます。また、建物の基礎にひびがあるとそこから雨水が侵入し外壁内部や基礎部分の内側まで雨水が侵入する恐れがあります。

シロアリ被害の可能性

屋根から雨水が落ちると自宅の周辺は水浸しになり、じめじめと湿った状態になってしまいます。この湿気がカビやコケを繁殖しやすくし、外壁の見た目が損なわれるほか、湿気を帯びた木材はシロアリの好物であり、腐食する可能性があります。

雨漏りの危険性が高まる

近年では雨樋のない家も増えており、その多くは”軒先がない(または少ない)家”という特徴があります。

屋根と外壁の繋ぎ目は、雨漏りが発生しやすい場所ですが、軒先がない場合この部分は保護されることなく野ざらし状態になるため、雨漏りの危険度が高くなります。

雨樋が機能しなくなる原因

上記で雨樋がない、もしくは機能しないと住宅に影響が出ることがお分かりいただけたと思います。続いて雨樋が機能しなくなる原因はどんなものがあるのか、ご紹介します。

汚れによる詰まり

雨樋の不具合として最も多くあるのは、雨樋が詰まってしまい、水が流れなくなるというものです。雨樋は外に設置されているため、風に飛ばされてきた落ち葉やゴミ、鳥の糞などが蓄積されます。

そのまま放置していると、蓄積されたごみが雨水の通り道を塞ぎ、雨樋につまりが発生してしまいます。つまりを解消・防ぐにはお掃除が有効です。毎日お掃除するのは難しいと思うので、雨や強風の翌日などに雨樋をチェックしましょう。

雨樋の経年劣化

どのような建材でも施工して一生使い続けられるものはありません。雨樋は紫外線の影響でひび割れてしまうことも多く、その部分から雨水が漏れてしまい、雨樋としての機能が失われます。雨樋の耐用年数は基本的に20~25年です。この年数を超過しているようでしたら取替工事を行うことをおすすめします。

傾斜の異常

軒の下に設置されている樋は、雨水が流れやすいようにわずかに傾いています。しかし樋を支える金具が雨風で歪んだりずれてしまい、適切な傾斜を保てなくなってしまうことがあります。そうなると屋根からの雨水を受け止めても集水器に雨水を流すことができなくなり、排水不良を起こしてしまいます。

まとめ

今回は雨樋の重要性についてご紹介しました。雨樋は一見すると地味な部材ですが、雨樋がないと外壁や基礎部分が水浸しになり、住宅の劣化していくスピードが早くなります。現在、雨樋が破損してしまっているという方は、早急に業者に連絡し、補修工事・取替工事を行うことをおすすめします。

カテゴリ:未分類

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月3日

外壁にサビが生えていませんか?

外壁にサビが生えるのはごく稀ですが、サビが発生しないわけでもありません。サビは見栄えを悪くするだけではなく、住宅の老朽化にも関わってきます。

今回はサビが発生する原因やサビを放置するとどうなるかなど、外壁に発生するサビについてご紹介していきたいと思います。

外壁に発生するサビ

サビには種類があり、その中でも外壁に生えやすいのは赤サビと白サビです。赤サビは鉄が水や空気に触れて表面が酸化することで発生します。

”サビ”というとこの赤サビを連想する方が多く、水に溶けやすくもろいのが特徴です。

白サビはアルミニウムや亜鉛メッキの表面が空気中で酸化することで発生する、チョークの粉のようなサビです。

サビの原因

もらいサビ

もらいサビとは言葉の通り、他からもらってしまうサビのことです。外壁の近くにある金属製のもの(雨樋の金具・門扉・シャッター・自転車など)に発生したサビが外壁に付着することによりサビが発生してしまいます。

もらいサビは金属製の外壁だけでなく、窯業系サイディングやモルタルにも発生します。サビが発生しやすいものはできるだけ外壁に近づけないように心がけましょう。

金属製外壁の劣化

お住まいの住宅の外壁が金属製の場合、劣化が進むことによってサビが生じます。特に傷や掻き傷を放置するとサビができやすくなると言われています。

建物内部へ水分が侵入

雨水などが外壁のクラックから侵入することによって発生するサビもあります。外壁内部には金属製の構造もあり、水が付着すると腐食し、サビが発生しやすくなります。

塗装の手抜き工事

塗装工事を行うことで外壁は防水性を取り戻すことができます。しかし、その塗装工事が手抜きになっていると、数年でサビが発生してしまいます。

ケレン作業などの下地処理がきちんと行われていなかったり、防錆塗料が正しく塗布されていないと、塗料の効果が発揮されず、早期にサビが発生してしまいます。

サビを放置してしまうと…

・水洗いだけでは落ちなくなり、ケレン作業(研磨)が必要になる
・サビが雨などで広がっていきサビの範囲が拡大してしまう
・サビが進行し外壁に穴が開いてしまう

サビがあまり気にならないという方も、放置しておくと上記のようなことが起こるので早めに業者に相談するようにしましょう。

サビの落とし方

サビがそれほど進行していない場合

まずホースで水をかけて落としてみましょう。その際に指でホースの先をつぶして勢いよく水をかけることがポイントです。

それで落ちない場合はサビ取り用洗剤を使用してスポンジで強く擦ると落とすことができます。変色を防ぐためにも最後はしっかりと水で流しましょう。

サビが進行して広がっている場合

上記の方法でサビが落ちない、または著しくサビが進行している場合はケレン作業が必要になるため、業者に依頼をしましょう。ケレン作業とはサンドペーパーやワイヤーブラシなどを使用し、サビの発生個所を研磨し、除去していく作業です。

ケレンの作業後は塗膜が失われ、外壁を保護する機能がないため、塗装が必須になります。その際には防錆材や錆止め塗料を使用しましょう。これらは既存のサビの進行を抑制することができ、再発も防止してくれます。

まとめ

今回はサビの発生原因・お手入れ方法をご紹介しました。部分的なサビであればしばらく放置しておいても問題はありませんが、だんだん広がってくると外壁に穴が開いたり、住宅の劣化に繋がる危険性があります。

少しでもサビが気になる場合は早々に業者に相談することをおすすめします。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

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