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2025年11月27日

和風を損なわない外壁塗装の色選び

日本の家屋には、独特の「和の美」があります。瓦屋根、木目の柱、格子戸、深い軒…。

そんな日本らしい佇まいを持つ家を外壁塗装するとき、よくある悩みが「和風の雰囲気を壊したくない」ということです。

しかし実際には、塗装色を少し間違えるだけで、

・急に洋風っぽくなってしまった
・落ち着きがなくなった
・周囲の景観と合わなくなった

といった“違和感”を感じてしまうケースも少なくありません。今回は、和風住宅の美しさを引き立てながら長持ちする塗色選びのポイントを詳しく解説します。

和風住宅に合う色の基本は「自然色」

和風の建物は、もともと自然との調和を重んじるデザインです。そのため、周囲の風景になじむ「自然色(アースカラー)」を使用するのが基本となります。

代表的な和風に合う色には、以下のようなものがあります。

ポイントは、彩度を抑えた中間色やくすみ色を選ぶことです。明るすぎるベージュや真っ白は和風の落ち着きに合わない場合もあります。

素材を活かすことが「和の品」を保つ

和風の外観は「素材の見せ方」も重要です。たとえば、モルタル壁・木部・漆喰など素材によって塗料の質感を選ぶことで、より自然な印象になります。

・漆喰調のマット仕上げ → 柔らかく、古民家風の上品さ

・艶消し塗料 → 光沢を抑え、自然な影を演出

・木部のクリア塗装 → 木目を活かしつつ防腐・防虫

近年では、艶を抑えた高耐久の無機塗料も人気です。艶が強い塗装はどうしても“洋風モダン”に見えがちなので、ツヤを30%以下に抑えるのが目安です。

周囲の景観や屋根・建具との調和を意識

外壁だけを見て色を決めると、仕上がり時に「思っていた雰囲気と違う」と感じる原因になります。和風住宅では特に、屋根・木部・窓枠などの“要素の組み合わせ”が全体の印象を左右します。

例えば:

・屋根が黒瓦 → 外壁は明るめのベージュや灰白でコントラストを出す

・木部が濃色 → 外壁はグレーやオフホワイトで引き立てる

・周囲が自然豊か → 緑みがかった鶯色や土色で溶け込ませる

見本板を屋外の自然光で確認することも大切です。室内で見た色と、日光の下では印象が大きく異なります。

テイスト別おすすめカラー

古民家風

伝統的な瓦屋根・格子・木格天井のある家には、
→ 焦げ茶・土色・生成色・漆喰白 が相性抜群。

外壁を明るくしすぎないことで、落ち着いた重厚感が生まれます。

和モダン住宅

現代建築の直線的デザインに和の要素を加えた家には、
→ チャコールグレー・モスグリーン・アイボリーグレージュ などが人気です。
金属屋根やサッシとの調和もとりやすく、シンプルかつ上質な印象になります。

平屋住宅

面積が広く見えるため、濃い色を選ぶと圧迫感が出やすい。
→ 淡いベージュ・鼠色 で軽やかに仕上げるのがおすすめです。

経年劣化も考慮する

和風住宅は、年月を経るごとに味わいが増す建物です。
したがって、塗料も経年変化を楽しめる色を選ぶのがポイント。

真っ白や原色系は、汚れや日焼けでムラが出やすいですが、
ベージュ・グレー・カーキ系なら、少し色あせても「自然な風合い」に見えます。

長持ちと美観を両立するなら、汚れに強い低汚染塗料×落ち着いた中間色の組み合わせがおすすめです。

まとめ

和風を損なわない外壁塗装のポイントは、次の3つです。

1.自然色・くすみ色を選び、派手さを抑える

2.艶消しやマット仕上げで素材感を活かす

3.屋根・木部・周囲の景観とのバランスをとる

「地味すぎるかな?」と思うくらいの色が、実際には一番しっくりきます。和の美は“控えめな中に深みがある”ものです。

外壁塗装は単なるメンテナンスではなく、住まいの個性と調和を整える大切な工事です。和風の住宅にお住まいの方は、次の塗り替えで、ぜひ「和の心を感じる色選び」を意識してみてください。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2025年11月20日

雨樋の色あせや割れ、放置は危険!付帯部の劣化サインとは

外壁塗装を検討するとき、「壁の色あせやひび割れ」は誰もが気にしますよね。
しかし、意外と見落とされがちなのが“付帯部”の劣化です。

付帯部とは、外壁以外の部分で塗装が必要な箇所のこと。具体的には、雨樋・破風板・軒天・雨戸・水切りなどが含まれます。

中でも「雨樋」は家を雨から守る大切な役割を担っており、ここが劣化すると建物全体に影響を及ぼすこともあります。

今回は、そんな雨樋の色あせや割れといった劣化サインを中心に、放置のリスクやメンテナンスのポイントを詳しく解説します。

雨樋の役割とは?小さな部品でも家全体を守る重要パーツ

雨樋は、屋根に降った雨水を集めて地面や排水口まで導く「雨水の通り道」です。

もし雨樋がなければ、雨水が屋根から直接地面に落ち、外壁や基礎に泥はねや湿気を与えてしまいます。

長年放置すると、外壁のコケやカビ、さらには基礎部分の劣化にもつながりかねません。

雨樋は“見た目以上に家を守る存在”。だからこそ、見た目の変化や劣化サインを見逃さないことが大切です。

雨樋劣化のサイン

①色褪せ

まず最初に現れるのが「色あせ」です。日光(紫外線)や雨風にさらされることで、塗装面の顔料が劣化し、ツヤがなくなったり白っぽくなったりします。

一見「少し古く見えるだけ」と思われがちですが、これは塗膜(塗装の膜)が弱ってきているサイン。

この状態を放置すると、次第に防水性が失われ、汚れやカビが付きやすくなってしまいます。

✅チェックポイント

・ツヤがなくなってマットな見た目になっている

・表面を指でこすると、白い粉がつく(チョーキング現象)

・色がまだらに変化している

このような症状が見られたら、再塗装の検討時期です。

②ひび割れ・変形

次に注意したいのが「ひび割れや変形」です。雨樋の多くは塩化ビニール(PVC)製で、軽くて扱いやすい反面、紫外線や寒暖差に弱いというデメリットがあります。

経年劣化で硬化し、ちょっとした衝撃でも割れやすくなります。また、積雪や強風などで金具(支持金具)が曲がると、雨樋の勾配が崩れ、雨水がうまく流れなくなることも。

すると水があふれ出し、外壁や軒天を汚したり、最悪の場合は雨漏りの原因にもなります。

✅チェックポイント

・継ぎ目から水が漏れる

・雨のときに雨樋の途中から水があふれる

・雨樋がたわんでいる・下がっている

・割れや穴が見える

このような症状がある場合は、早めの修理・交換が必要です。

③詰まり・汚れの蓄積

雨樋内部に落ち葉やゴミがたまると、水がうまく流れなくなり、オーバーフローします。

特に、落ち葉が多い立地では、年に1〜2回の清掃が理想です。詰まりを放置すると、雨水が溜まって樋の重みで金具が外れたり、樋が歪むこともあります。

見た目の問題だけでなく、雨漏りや外壁汚れの原因にもなるので注意が必要です。

放置するとどうなる?雨樋劣化のリスク

「ちょっと割れてるだけだから大丈夫」と思って放置してしまうと、次のようなトラブルが起こる可能性があります。

・雨水が外壁に直接当たり、外壁材の劣化やカビの発生

・軒天や破風板に水がまわり、木部の腐食

・基礎まわりが常に湿って、シロアリ被害のリスク上昇

・排水の流れが悪くなり、水音や悪臭が発生

つまり、雨樋の劣化を放置すると、外壁塗装の効果そのものを下げてしまうんです。

雨樋は塗装でよみがえる!再塗装のタイミングとポイント

雨樋の素材自体がしっかりしていれば、再塗装で見た目も耐久性も復活します。

外壁塗装と同じタイミングで塗るのが最も効率的で、足場代も節約できます。

塗装の目安時期はおおむね10年前後。外壁と一緒に点検してもらうのがおすすめです。

💫塗装手順

①洗浄・ケレン(汚れや古い塗膜を落とす)

②下塗り(密着性を高める)

③中塗り・上塗り(耐候性・美観アップ)

塗料には、紫外線に強いフッ素系・シリコン系塗料を使うと長持ちします。

まとめ

雨樋の劣化は「ちょっとした見た目の変化」から始まります。しかし、その小さな変化を放置すると、外壁・屋根・基礎にまで影響が及び、結果的に大きな修繕費がかかることも。

・色あせ=塗膜の劣化サイン

・割れや変形=早めの交換が必要

・詰まりや汚れ=定期的な清掃で防止

家を長持ちさせるためには、「外壁だけでなく付帯部もセットで点検・塗装」することが重要です。

もしご自宅の雨樋に気になる箇所があれば、外壁塗装業者に相談してみましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2025年11月17日

サッシ廻りのコーキングを放置すると危険?劣化の原因と対処法

家の外壁やサッシ周りをよく見ると、細いゴムのようなものが隙間を埋めているのに気づいたことはありませんか?

それが「コーキング(シーリング)」と呼ばれるものです。外壁材やサッシのつなぎ目に施工され、雨水の侵入を防ぎ、建物を守る非常に重要な役割を担っています。

しかしこのコーキング、実は年月とともに確実に劣化していく部分でもあります。劣化を放置してしまうと、家の内部に水が入り込み、外壁のひび割れや雨漏り、さらには構造部分の腐食にまでつながることも…。

今回は、そんな「サッシ周りのコーキング」に焦点をあてて、劣化の原因や放置すると起こるトラブル、正しい補修・メンテナンス方法について、解説していきます。

コーキング(シーリング)とは?サッシ周りでの役割

コーキングとは、外壁材やサッシのすき間を埋めるために充填する柔らかい樹脂素材のことです。

主に「シリコン系」「ウレタン系」「変成シリコン系」などが使われ、建物の動きや気温の変化に合わせて伸縮する性質を持っています。

サッシ周りでは、次のような役割を担っています。

・雨水の侵入を防ぐ防水機能

雨がサッシの隙間から壁内部に入るのを防ぎます。

・気密性・断熱性の確保

外気の侵入を防ぐことで、冷暖房効率を維持します。

・建物の揺れや温度変化による伸縮を吸収

地震や気温変化で外壁やサッシがわずかに動いても、コーキングが緩衝材として働きます。つまり、コーキングが健康=家が健康とも言えるほど、重要なパーツなのです。

コーキングが劣化する主な原因

サッシ周りのコーキングが劣化する原因は以下のようなものがあります。

① 紫外線による硬化・ひび割れ

最も大きな原因は紫外線です。直射日光に長年さらされると、コーキング内部の可塑剤(やわらかさを保つ成分)が抜けて硬化し、ひび割れや収縮が起こります。

② 温度差・湿度の影響

外壁は夏は高温、冬は冷え込みと、常に大きな温度差を受けています。

この伸縮の繰り返しによってコーキングが引っ張られ、剥離や切れが発生します。

③ 経年劣化(施工後10年前後)

どんな高品質なコーキングでも、耐用年数はおおよそ10年。それを超えると性能が低下し、防水効果がほぼ失われてしまいます。

④ 施工不良

初回施工時のプライマー不足や厚み不足など、施工ミスも原因の一つ。特にDIYで打ち替えた場合や、安価業者による手抜き施工だと、数年で劣化するケースも見られます。

放置するとどうなる?サッシ廻りの劣化がもたらす危険

コーキングの劣化を放置すると、見た目以上に深刻な被害につながります。

① 雨漏りの発生

最も多いトラブルがサッシ周りからの雨漏りです。一度内部に水が入り込むと、見えない部分で木材や断熱材が腐り、カビの発生源にもなります。

放置期間が長いほど修繕範囲が広がり、壁の張り替えや下地補修など高額工事に発展することも。

② 外壁のひび割れ・浮き

コーキングが伸縮できなくなると、外壁の動きを吸収できずに外壁材そのものが割れることも。特に窯業系サイディングでは、サッシ周りからクラック(ひび割れ)が広がるケースが多く見られます。

③ 美観の低下

黒ずみ・汚れ・コケが付着しやすくなり、見た目にも古びた印象になります。

特に白や淡い色の外壁では劣化部分が目立ちやすく、家全体の印象を損ないます。

④ 断熱・気密性の低下

隙間風が入り込み、冷暖房効率が悪化。光熱費の上昇にもつながります。また、冬場の結露が起きやすくなり、室内環境の悪化を招くこともあります。

劣化チェックポイント

サッシ周りのコーキングに、次のような症状が見られたら早急な補修が必要です。

・表面がひび割れている

・コーキングが痩せて隙間ができている

・壁やサッシから剥がれている

・指で触ると硬く、弾力がない

・カビ・汚れが目立つ

・雨のあとにサッシ下部に水シミができる

これらの症状を放置すると、数ヶ月〜1年ほどで雨漏りやひび割れが進行します。

特に築10年以上の家や前回の外壁塗装から10年以上経過している家は、一度点検を受けることをおすすめします。

正しい対処法(打ち替えと打ち増しの違い)

コーキングの補修には「打ち替え」と「打ち増し」の2種類があります。

■ 打ち替え(全面交換)

古いコーキングをすべて撤去し、新しく打ち直す方法で、外壁の動きに対応でき、最も耐久性が高い工法です。サッシ周りや外壁目地には基本的にこの方法が推奨されます。

■ 打ち増し(一部補修)

古いコーキングを残したまま、その上に新しいコーキングを重ねる方法。一時的な補修には適していますが、下地が劣化している場合は密着せず、長持ちしません。

メンテナンス

サッシ周りのコーキングは、築10年前後を目安に点検・補修を行いましょう。

劣化が軽度であれば部分補修も可能ですが、外壁全体のメンテナンスと同時に行うとコストを抑えられます。

外壁塗装と同時に行うと、足場代を共有できるため約15〜20万円の節約になる場合もあります。

まとめ

サッシ周りのコーキングは目立たない部分ですが、実は外壁全体の防水性を左右する重要なパーツです。

劣化を放置してしまうと、雨漏り・外壁の破損・構造部分の腐食などを引き起こし、家の寿命を縮めてしまう恐れがあります。

コーキングの状態を定期的にチェックし、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが、住まいを長く美しく保つための秘訣です。

もし劣化が気になる場合は、外壁塗装業者やリフォーム会社に点検を依頼し、専門家の目で現状を確認してもらいましょう。

カテゴリ:外壁, 防水

ブログ執筆者:プラニング・K

2025年11月13日

失敗しない外壁塗装

外壁塗装は、家を長持ちさせ、美観を保つために欠かせないメンテナンスです。

しかし実際のところ、「塗装工事をしたのにすぐに色あせた」「見積もりよりも高くなった」「職人の対応が悪かった」など、トラブルや後悔をしてしまう人が後を絶たないのも事実です。

その理由は、外壁塗装が「見えない部分の多い工事」であること。一般の人には作業の良し悪しが判断しづらく、価格や見た目だけで判断してしまうケースが多いからです。

今回は、「どうすれば失敗を防げるのか?」「信頼できる業者を見抜くには?」「塗料選びで注意すべき点は?」といったポイントを、わかりやすく解説します。

第1章 外壁塗装の基本

1-1.外壁塗装の目的

外壁塗装の主な目的は、「見た目をきれいにすること」だけではありません。実はそれ以上に重要なのが、建物の防水・防腐機能を維持することです。

日本の住宅は、紫外線・雨風・気温差といった過酷な環境にさらされています。塗膜が劣化すると、外壁材に水が浸入し、ひび割れ・カビ・雨漏りの原因になります。

そのため、定期的に塗り替えを行い、建物の寿命を延ばすことが大切です。

1-2.塗装のタイミング

目安としては、10年に一度の塗り替えが一般的です。(立地条件や外壁材、使用塗料によって大きく変わります。)次のようなサインが出たら、早めの点検をおすすめします。

・外壁の色あせ・チョーキング(手で触ると白い粉がつく)

・ひび割れや塗膜の剥がれ

・コーキングのひび・硬化

・カビやコケの発生

これらを放置すると、補修費用が高額になるリスクがあるため、早めの対応が肝心です。

塗料選びで失敗しないために

2-1.塗料の種類と耐用年数

塗料にはさまざまな種類があり、価格と耐久性が異なります。

とりあえず安いものを選ぶのは危険です。耐久性が低い塗料を選ぶと、数年で再塗装が必要になり、結果的にコストが高くなる場合もあります。

家の立地(海沿い・日当たりなど)やライフプランに合わせた選定が重要です。

見積・契約で失敗しないコツ

3-1.相見積もりは必須

最低でも3社以上の見積もりを取りましょう。業者によって塗料の種類・施工内容・保証の有無が全く異なるため、比較が欠かせません。

ただし、安さだけで決めるのは危険です。「激安パック」「足場無料」といった言葉には要注意。実際には、塗り回数を減らす・下地処理を省くなどしてコストを削っているケースがあります。

3-2.見積のチェックポイント

信頼できる見積書には、次の項目が明確に記載されています。

・塗料のメーカー名と商品名

・塗装回数(下塗り・中塗り・上塗り)

・使用面積の内訳

・足場・高圧洗浄・養生などの項目ごとの費用

・保証内容と期間

このあたりが「一式」とだけ書かれている業者は、作業内容が不透明です。丁寧に説明してくれる業者ほど、信頼性が高いといえます。

第4章 施工中・施工後に気を付けたい事

4-1.職人とのコミュニケーション

施工中は、職人さんとのちょっとしたやり取りが大切です。

朝のあいさつ、作業内容の報告などがきちんとしている業者は、仕事も丁寧。

逆に、態度が悪い・説明がない場合は、工事の質にも不安が残ります。

4-2.工事中のチェックポイント

・養生(マスキング)は丁寧か

・塗料の希釈率は守られているか

・天候が悪い日に無理な作業をしていないか

・塗りムラ・飛び散りがないか

写真付きで工程を報告してくれる業者なら安心です。

4-3.工事完了後の確認と保証

工事が終わったら、必ず立ち会い確認を行いましょう。塗り残し・ムラ・サッシ周りのはみ出しなどを一緒にチェックします。

また、保証書が発行されるかどうかも重要。保証期間が短い業者は、施工に自信がない可能性もあります。

まとめ

外壁塗装は、「安い・早い」で決めてしまうと、後で必ず後悔します。逆に、信頼できる業者と正しい知識を持って臨めば、家は20年、30年と長持ちします。

失敗しないための3つの鉄則

1.相見積もりを取って比較する

2.塗料と工事内容を理解してから契約する

3.施工中・施工後も確認を怠らない

これさえ押さえておけば、「塗ってすぐに剥がれた」「予想外の追加費用が出た」などの失敗を防ぐことができます。

外壁塗装は、家を守るだけでなく、暮らしを豊かにする大切なリフォームです。値段だけでなく、「どんな人に任せるか」が成功のカギになります。見積もりの段階で、あなたの家を真剣に見てくれる業者を選びましょう。

そして、家族が安心して暮らせる住まいを、10年後も美しく保てるようにしていきましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2025年11月10日

屋根塗装って本当に必要?放置すると起こる5つのリスク

「うちはまだ雨漏りしていないから大丈夫」
「費用がかかるから、もう少し様子を見よう」

そう思っている方は多いですが、実は屋根塗装の本当の目的は“家の防水・保護”です。塗膜が紫外線や雨風を防ぎ、屋根材を長持ちさせる役割を果たしています。

しかし、その塗膜も年数とともに劣化していきます。放置すれば、雨漏りやサビ、さらには構造材の腐食といった深刻なトラブルを引き起こすことに…。

今回は、屋根塗装を放置した場合の「5つのリスク」と「それぞれの対策方法」をわかりやすく紹介します。

リスク① 雨漏りが発生する

屋根塗装を放置する最大のリスクが、雨漏りです。塗膜が劣化して防水性が失われると、雨水がじわじわと屋根内部へ侵入します。

最初は小さなシミやにおいから始まり、次第に天井・壁・柱にまで被害が拡大。
放置すると、木材の腐食やカビの繁殖、電気系統への影響まで出ることもあります。 特に、梅雨や台風シーズンは注意が必要です。

💡 対策・解決策

・定期点検を受ける(目安:5年に1回)
 専門業者による屋根点検で、早期にヒビや防水劣化を発見できます。

・雨漏り前に再塗装する
 雨漏りが起きる前に防水塗膜を再生することが、最も安く確実な対策。

・屋根裏を時々チェック
 天井裏にシミや湿気がないかを定期的に確認することで、初期段階で気づけます。

リスク② 屋根材の劣化・ひび割れ・サビの発生

塗膜がはがれると、屋根材そのものが直接紫外線や雨にさらされます。

その結果、素材ごとに以下のような劣化が起こります。

・スレート屋根(コロニアル):表面の防水が失われ、反り・ひび割れが発生

・金属屋根(トタン・ガルバリウムなど):サビや腐食が進行し、穴あきの原因に

・セメント瓦:防水層が劣化して雨水が内部に浸入

上記の状態になると、もう「塗るだけでは直らない」ケースが増えてきます。
塗装工事ではなく、屋根の葺き替えやカバー工法など高額な工事が必要になることもあります。

💡 対策・解決策

・屋根材の状態を写真付きで診断してもらう
 専門業者に点検を依頼すると、劣化状況がすぐに分かります。

・サビ止め・下地補修を重視した塗装を選ぶ
 特に金属屋根では、サビ止め下塗り材の選定が重要です。

・早めの塗り替えを習慣に
 10年に1回を目安に塗装を行えば、屋根材自体を長持ちさせることが可能です。

リスク③ 外観の美観が大きく損なわれる

屋根は家の印象を左右する大きな要素。劣化が進むと色あせ、コケ、カビが目立ち、家全体が古く見えてしまいます。

見た目の問題だけでなく、コケやカビが塗膜を侵食し、さらなる劣化を早める悪循環にもなります。

また、家の外観が老朽化して見えると、資産価値にも影響が。
売却時や査定時に「外装のメンテナンスがされていない」と判断されると、価格が下がることもあります。

💡 対策・解決策

・防カビ・防藻機能付き塗料を使用する
 近年の塗料は、コケ・カビの発生を抑える成分が含まれています。

・定期的な高圧洗浄を行う
 塗装前に屋根をきれいに洗浄し、汚れやコケを除去しておくことで長持ちします。

・外観リフォームとして塗装を考える
 屋根と外壁の色をトータルコーディネートすることで、家の印象が見違えるほど変わります。

リスク④ 家の断熱・遮熱性能が低下する

実は屋根塗装は「見た目の美化」だけでなく、「室内温度のコントロール」にも関係しています。遮熱塗料は太陽光の熱を反射して、室温上昇を防ぐ働きがあります。

しかし、塗膜が劣化するとその効果がなくなり、屋根が熱を吸収しやすくなります。結果として、夏は室内温度が上がり、冷房代がかさむ原因に。逆に、冬は屋根材のすき間から熱が逃げやすく、暖房効率が悪化します。

💡 対策・解決策

・遮熱・断熱塗料での塗り替えを検討する
 「ガイナ」「アステックペイント」「クールタイト」などの遮熱系塗料がおすすめ。

・塗装時に下地の補修をしっかり行う
 下地が劣化したままだと、遮熱効果も半減します。

・屋根裏の換気を改善する
 通気口の設置や断熱材の点検を行うと、塗装効果を最大限に引き出せます。

リスク⑤ 修繕コストが跳ね上がる

塗装を先延ばしにするほど、修繕費用は増加します。
塗装工事なら30〜80万円程度で済むのに対し、
葺き替え工事になると100〜200万円以上の費用がかかることもあります。

また、雨漏り修理や内装補修まで必要になると、さらに費用と時間がかかります。「まだ大丈夫」と思って放置することが、最も大きな損失につながるのです。

💡 対策・解決策

・劣化が軽いうちに塗装する
 「早めに手を打つ」が結果的に最も経済的です。

・補助金や助成金を活用する
 自治体によっては屋根・外壁塗装に補助が出る場合があります。

・メンテナンス履歴を残しておく
 将来売却する際にも「定期的に手入れされている家」として評価が上がります。

まとめ

屋根塗装を怠ると起こる5つのリスクを振り返ると、どれも「時間が経つほど悪化する」ものです。屋根塗装は、病気にたとえるなら「予防医療」のようなもの。

劣化症状が軽いうちに治療(塗装)すれば、少ないコストで健康(家の寿命)を保てます。「本当に必要なの?」と迷っている方こそ、まずは現状を知ることが大切です。

信頼できる業者に無料点検を依頼し、劣化の有無、塗装が必要な時期、適した塗料の種類を知るだけでも、将来のトラブルを大幅に防げます。ぜひこの機会に、屋根の状態をチェックしてみてください。

カテゴリ:屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2025年11月6日

プライマーとは?シーリング密着のカギになる下処理

外壁塗装やシーリング工事を調べていると、よく出てくる言葉のひとつに「プライマー」というものがあります。

見積書にも「プライマー塗布」や「下地処理」と書かれていることがありますが、「結局それって何?」「本当に必要なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、シーリング工事に欠かせない「プライマー」について、役割・施工の重要性・塗らないとどうなるのか、などを解説していきます。

そもそも「プライマー」とは?

プライマーとは、簡単に言うと「接着剤のような役割を持つ下塗り材」です。シーリングを打ち込む前に、目地(サイディングボードの隙間)やサッシまわりなどの接着面に塗ることで、シーリング材の密着を高めるために使用します。

たとえば、ガムテープを汚れた壁に貼ってもすぐ剥がれてしまいますよね。
同じように、外壁材の表面には汚れ・ホコリ・油分・古いシーリングの残りなどがついており、そのまま新しいシーリングを打っても、しっかり密着しません。

このときにプライマーを塗布しておくことで、

・外壁とシーリングの間に“接着の橋渡し”を作る

・材料同士を化学的に結合させて密着力を高める

といった効果を発揮します。

プライマーの役割は「見えないけど最重要」

シーリング材の密着性は、実はプライマーの出来で大きく変わります。高性能なシーリング材を使っても、プライマー処理が甘ければ数年で剥がれたり、ひび割れたりしてしまうこともあります。プライマーの主な役割は以下の3つです。

1.密着性の向上

 外壁とシーリング材を強力に接着させ、長期間にわたって剥離を防ぎます。

2.吸い込みの防止

外壁材によっては、表面が多孔質(細かい穴が多い)なため、シーリング材が内部に吸い込まれすぎてしまうことがあります。

プライマーがそれを防ぎ、表面に適切な膜を作ります。

3.防水性・耐久性の向上

プライマーはシーリングの基礎を整えるため、結果的に雨水の侵入や紫外線劣化の防止にもつながります。

つまり、プライマーは「見えないけれど最も重要な工程」といえます。

プライマー塗布工程とポイント

①古いシーリングの撤去

まず、既存の劣化したシーリング材をカッターで丁寧に取り除きます。

②清掃、埃の撤去

目地内部にホコリやゴミが残っていると密着不良の原因になります。エアブローやブラシで清掃します。

③養生(テープ)貼り

 シーリングがはみ出さないように、マスキングテープで周囲を養生します。

④プライマー塗布

ハケで均一に塗り、塗り残しがないようにします。特に目地の角や端部を丁寧に塗るのが職人技です。

⑤乾燥

プライマーは塗ってすぐにシーリングを打てるわけではありません。メーカー指定の乾燥時間(通常20~60分程度)を守ることが大切です。

乾燥しすぎても、まだ湿っていても密着不良の原因になります。

⑥シーリング充填

この工程を一つでも省くと、耐久性が一気に落ちてしまいます。
見積もりで「プライマー塗布」としっかり明記してあるか、契約前に確認しておくのが安心です。

こうしたトラブルを防ぐためには、経験豊富な職人による施工が欠かせません。現場監督がしっかりと工程管理を行い、塗布状況を写真で残しておくことも品質保証の一環です。

まとめ

プライマーは、普段はまったく目に見えない部分ですが、シーリング工事の品質を大きく左右する非常に重要な材料です。たった一度の塗布で、シーリングの寿命が2倍以上変わることもあります。

外壁のシーリングは、家の防水・耐久を支える“縁の下の力持ち”。そしてその縁の下を支えるのが、まさに「プライマー」です。見えない部分こそ丁寧に施工することが、長持ちする家づくりの第一歩なのです。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

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