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2024年7月29日
雨戸の塗装はいつすべき?
住宅の外装の内、定期的な塗装メンテナンスが必要となのは、外壁や屋根だけと思われがちですですが、建物を守る雨戸のその他の付帯部分のメンテナンスも重要です。
今回は、あまり重要視されていない雨戸について、その役割や塗装の際の注意点を見ていきましょう。
雨戸の役割
窓のサッシに取付られている雨戸は、窓ガラスの保護や防犯設備としての役割を持ちます。
住宅に危害を加える外的要因から大切な住まいを守っています。主な外的要因として挙げられるのが「台風・豪雨」「侵入者」です。
・台風、豪雨
台風や豪雨などで強風が吹くと、その風により飛ばされた飛来物により窓ガラスが割れてしまうことがあります。
※飛来物…風により飛ばされてきた物(傘・空き缶・植木鉢・自転車等)
窓ガラスが割れると雨や風、虫などが室内に入りこみ生活に支障がでます。また、割れたガラスの破片により思わぬケガに巻き込まれてしまうことも考えられます。
雨戸で窓を覆っておくと、飛来物から窓ガラスを守ってくれ被害を最小限に抑えることができます。
・侵入者
雨戸は建物の防犯性を高めるために重要な外装設備です。侵入被害のうち、雨戸のない窓ガラスを割って侵入される被害が多く報告されています。
雨戸が設置されている住宅では、そもそもの窓ガラスに接触することが困難なため、侵入者側も雨戸を設置している住宅をターゲットにしない傾向があるといわれています。
雨戸塗装のタイミング
雨戸の耐用年数は決して短くはありません。
外壁や屋根のメンテナンス時期が約10年に一度といわれていますので、雨戸もこの同じタイミングでメンテナンスを済ませておくと良いでしょう。
雨戸の塗装工程
■下処理
・雨戸の表面の汚れ、泥やほこり、サビなどを高圧洗浄で落とす
・金属製の雨戸でサビが出ているいる場合は「ケレン作業」をしてサビを落とす
■塗装
・下地材を塗装(仕上用塗料が密着しやすいように行う)
・仕上塗料2回塗る(塗り重ねて丈夫な塗膜と作る)
※雨戸が金属製雨戸なのか木製雨戸なのかで、使用する下地材、仕上塗料は変わってきます。
使用する塗料については、施工業者に適切な塗料の提案をお願いしましょう。
まとめ
雨戸は外壁や屋根のように目立つことはありませんが、重要な役割を担っています。外壁・屋根塗装のタイミングでメンテナンスをしましょう。
雨戸の塗装については、雨戸の耐久性もしっかりチェックしてくれる専門業者に相談しましょう。
カテゴリ:外壁
2024年7月25日
軒がある家とない家 そのメリットとデメリット
少し前に建てられた戸建て住宅には、ほとんどの家に軒がありました。軒先で涼みながら、スイカを食べたり、庭で子供たちが花火をする姿を見たり…なんて場面を映画のワンシーンなどで見たことがあるでしょう。
最近ではデザイン性を重視する住宅が増えたため、そもそも軒がない家が増えてきました。軒とは、ただ夕涼みをするだけに必要だったものなのでしょうか?
今回は、軒があることで得ていたメリット、軒をなくして生じるデメリットについてご紹介します。
軒の役割
軒とは
軒とは屋根の端・延長部分で、外壁より外に突出しています。
軒にも部分名称があります。
軒先
雨樋が設置されている軒の先端
軒下
軒の下、雨が当たらない部分
軒天
突出している部分の下面
軒がある家のメリット
軒はただの屋根の延長ではありません。軒には住宅を守る機能が備わっています。
例えば、
・雨の吹き込みを防いでくれる
・外壁を保護してくれる
・室外機が雨ざらしになることを防いでくれる
など、全体観からは目立つことはない部分ではありますが、しっかりとした役割を担っているのです。
同じような役割でケラバというのがあります。軒とは違う側面の屋根の延長、雨樋のついていない部分を指します。ケラバは破風板とも混同されがちですがケバラは部分のこと、破風板はケバラの先端についた部材のことをいいます。
雨漏りから住宅を守る
住宅において湿気や紫外線は劣化のスピードを早める天敵です。上の通り、軒はこれらの影響を和らげる役割を担っています。
特に雨の吹込みを抑えるガード力は大きく、軒が雨をガードすることにより、外壁やサッシが直接的な強い雨のダメージを受けることを和らげています。普段何気なく軒下で過ごしていませんか?
たまには軒を見上げて「よく頑張ってくれている」と褒めてあげるのもいいでしょう。
軒のない家のデメリット
軒のない家の最大のデメリットは雨漏りリスクが高まることです。軒は外壁を保護する役割があります。
外壁面の劣化やトラブルは雨漏りに直結しやすく、雨漏りの原因としても多く挙げられる場所です。
また、軒がなければ外壁や窓枠に直接雨水が吹き込みやすくなり、湿気を取り込み住宅劣化のスピードを早めてしまう可能性があります。
軒のない家を雨漏りからどう守る?
・外壁タイルを採用する
外壁をタイル張りにすることをおすすめします。
外壁タイルは高い防水性・耐久性を誇り、非常に丈夫です。
軒のない住宅は外壁をタイル張りにすることで外壁からの雨漏りトラブルを軽減できます。
・窓に庇をつける
庇は軒とよく混合されがちですが、庇は屋根の延長ではなく後付け可能な小屋根です。
特徴や形状、求められる機能は軒と変わりません。軒のない場合は庇を設置すると良いでしょう。
まとめ
軒の役割・機能をご紹介しました。軒がある家も軒がない家も、あなたが考え悩み手にした大切な我が家に変わりはありません。
軒のない家は軒のある家より雨漏りのリスクを抱えることにはなりますが、少しでもリスクを軽減する工夫をすれば心配はいりません。
プロの専門業者に相談して、より良いリスク回避を提案してもらいましょう。
カテゴリ:屋根
2024年7月22日
工場や倉庫の屋根塗装
「工場の屋根を塗装するにはどんな塗料がいいのか分からない」「屋根の塗り替えをするタイミングが分からない」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
今回は、倉庫やプレハブ、工場などの屋根メンテナンスについて解説いたします。
屋根メンテナンスのメリット
建物を長く維持できる
外壁塗装や屋根塗装は、建物を紫外線や雨水などの影響から保護するというのが大きな目的になります。
しかし外壁や屋根の塗膜は、経年劣化していき、本来の保護機能が失われ、建物の躯体にダメージを与えてしまい、最悪の場合雨漏りが起きると倉庫や工場の中にある機械や部材が濡れてしまいます。
そうならないようにするためにも、定期的に塗装メンテナンスをすることで建物を長く維持することができます。
塗料によっては省エネ効果も
近年では、遮熱や断熱などの効果をもたらす機能性塗料が登場しています。これらを使用すれば、建物の遮熱性能や断熱性能が向上し、外気温の影響を受けにくくなります。
すると建物内の気温を一定に保ちやすくなり、夏場や冬場の光熱費削減・省エネなどの効果が得られるというメリットがあります。
企業イメージの向上
建物の塗装が劣化しているのにそれを放置してしまった場合、会社そのもののイメージ悪化や信用の低下を招きかねません。
たとえ、工場内は整理整頓されていたとしても、外部からは建物の外観しか見えないので、塗装剥がれやサビなどが放置された汚い工場に見え、悪いイメージを持たれてしまいます。
工場は、会社の『顔』と言っても良いものです。常に美観が維持された工場であれば、さまざまな面で企業のイメージ向上にも貢献するはずです。
メンテナンス時期
どのような建物でも適切なタイミングで塗装メンテナンスが必要です。
しかし、外壁や屋根の塗装工事は、多額のコストがかかることから目に見える劣化症状が無ければ先延ばしにしてしまうケースが多いです。
以下のような項目に該当する場合は屋根塗装を検討する必要があります。
・塗料の耐用年数が過ぎている
既存の塗装が耐用年数を超えている場合は、特に不具合が見当たらなくても塗り替えが必要です。
定期的に塗り替えることで屋根の保護ができるので、材料の劣化防止につながります。
既存屋根の塗料を調べて、メーカーが設定している耐用年数を確認しましょう。
屋根の汚れや傷みが目立つ
少しの傷や傷みが雨漏りや経年劣化に繋がります。
定期的に屋根の状態をチェックして傷みが目立っているようなら塗り替えを検討しましょう。
防水や断熱性を高めたい
屋根自体の性能を高めたいときは、グレードの高い塗装への塗り替えを検討しましょう。
基本的にはグレードの高い塗料ほど、防水や断熱の性能が高くなります。
また、グレードが高い塗料は耐用年数が長く、長期的に考えると維持費を抑えられます。
メンテナンス方法
塗装工事
色褪せや錆、チョーキングなど屋根材の劣化状況に合わせ塗装にて補修をします。
また屋根材と室内の温度上昇を抑え空調の負荷を軽減できる遮熱塗料など優れた効果を持つ種類もあり、美観だけでなく機能面でも効果が発揮されます。
カバー工法
現状の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる工法で、既存屋根材の解体などが無いため葺き替えよりもコストを安くできます。
一方で新たに屋根材を被せる分「屋根が重くなる為、構造上施工できない」などの注意点もあります。
葺き替え
古い屋根材を撤去し、下地材を補修し新しい屋根材に張り替える工法です。
屋根材の傷み具合によっては、傷んでいる部分だけを交換するのか、全体を交換するのかによって費用も期間も大きく変わってくるので、構造全体を確認する必要があります。
まとめ
屋根は不具合が起きるとその施設自体、さらには施設内部にまで悪影響を及ぼします。
大切な製品や機材をしっかりと守るためにも、また遮熱塗装や防水塗装などで職場環境をさらに快適にするためにも、工場・倉庫の屋根の定期的なメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年7月18日
外壁塗装中の台風対策
外装塗装工事は、天候によって工事の内容や日程に影響が出ます。「強風で足場が倒壊しないか、家は大丈夫かな」と不安になる方も多いかと思います。
過去の台風でも工事中のビルの足場が倒壊した現場がニュースで映し出されているので、自宅で事故が起きないかと余計に心配になりますよね。
今回は外壁塗装の台風対策をご紹介していきます。
どんな被害が想定される?
まずは、外装塗装や外構工事中の台風による被害にはどんなものが想定できるのか、見ていきましょう。
足場が倒壊する可能性がある
塗装する場所の周囲を囲むように組む足場は、崩れないよう頑丈に組まれています。
しかし、強風などの影響で足場が倒壊する可能性はゼロではありません。そのため、施工側は台風が来る前に事故防止の対策を立てます。
外壁材の落下の危険性
外壁材は劣化してくると剥がれ落ちたり、強風が当たって落下したりする可能性があります。また、台風で雨が降ると塗料が完全に乾きません。
乾燥しきっていない塗料の上にさらに重ね塗りすると塗料がひび割れて剥がれ落ち、外壁材が落下する原因となることもあります。
雨漏り
外壁にひび割れなどがある場合、台風によって雨が割れ目から入り込み、雨漏りする可能性があります。
また、染みこんだ水をそのまま放置しておくと、室内の天井や壁のカビ、クロスの剥がれなどにつながってしまうこともあります。
工期の延長
湿度85%以上や雨が降っている場合は、施工不良に繋がる可能性があるため塗装工事は行えません。
延長に対して費用はかかりませんが、工事中のストレスが長引いてしまいます。
対策
・メッシュシートを畳む
外壁塗装施工中の台風被害のなかで、最も避けたいのは足場が倒れることです。強風によって足場が倒壊し、近隣住宅や歩行者にまで被害が及ぶことは何より危険です。
外壁塗装ではメッシュシートと呼ばれる薄い膜のようなものを貼って塗料やゴミの飛散を防ぐようにしています。
しかし、台風の際にメッシュシートが広がったままだと、強風を受けて足場が揺れ、最悪の場合は倒壊してしまいます。
そのため、台風が近づくと、シートを足場に巻きつけるようにして畳みます。これはどの外壁塗装業者も行っていますが、不安な場合は事前に確認しておきましょう。
・壁あてで足場を固定
外壁塗装業者が台風対策として行っている作業が、「壁あて」で足場を固定することです。
壁あてとは、足場が強風でも倒れないようにしっかり固定するための器具です。塗装の邪魔になってしまうため、普段は緩めています。
注意点
施工スケジュールを確認する
雨などの天候によって工事に遅れが生じることは、リフォーム会社にとってはある程度想定内です。
しかし台風の時期は、雨や風などの影響が大きいこともあるため、リフォーム会社が予想しているより工期が長くなる可能性があります。
当初の予定よりもどれくらい工事の遅れが出るのか、など気になる点は外壁塗装業者に問い合わせてみましょう。
台風通過後の損害チェック
台風による飛来物が外装に当たって損傷や雨漏りをすることもあります。台風通過後は、通過する前と後とで変わったことがないか、必ずチェックしましょう。
まとめ
これからの時期、台風が増えてくる時期になり、雨や風のため工事が延長されることが多く、不安に思う方も多いかもしれません。
施工スケジュールを調整してくれたり台風対策を万全に行っている外壁塗装業者に工事を依頼するようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年7月11日
防水工事って本当に必要?
防水工事の必要性について考えたことはありますか?雨漏りや水漏れなど、生活に支障をきたした場合は業者に連絡をする方が多いと思います。
しかし、そうでない場合は、気にする方はあまりいないのではないでしょうか。雨漏りや水漏れは、目に見えて現れないと気付きません。
防水を施している場所に異常が見つからなくても、時間の経過とともに劣化している可能性もあります。
そこで今回は防水工事の必要性についてご紹介していきます。
防水工事はなぜ必要なのか
建物は経年劣化や紫外線、雨風によってひび割れや雨漏り、腐食などの被害によって寿命は短くなり、建物内の物などに影響を与えます。
他のダメージとしては沿岸部などを中心とする、潮風による塩害や湿気による外壁へのひび割れから雨漏りや腐食といったケースもあります。
こうした建物の劣化に際し、耐久性や防水性を高めるために外壁塗装やひび割れの修繕工事、特殊シートを使用して防水工事を行う必要があります。
防水工事は、雨漏り防止の工事だけではなく、外壁や屋根等の劣化箇所の補修や防水性を高めるための塗装など、住宅に様々な内容が含まれているのです。
防水工事が必要な箇所
陸屋根
屋根全般的に防水工事は必要ですが、特に陸屋根は防水工事必須です。陸屋根とは、勾配がなく真っ平な屋根を指します。
微妙な勾配こそつくられていますが、水が溜まる可能性が高く雨漏りのリスクは一般的な屋根に比べて高いと言えます。
ベランダ・バルコニーの床
ベランダやバルコニーの床は、一般的に四方が壁に囲まれており、勾配がほとんど付けられていません。
さらに、内側は日当たりも悪く、一度水が溜まってしまうとなかなか乾きにくいため、防水工事が必要な箇所です。
外壁
雨漏りは、屋根や天井だけではなく外壁が原因のことも多いです。耐久性に優れている外壁であっても年数が経つごとに劣化していきます。
ひび割れや塗装の剥がれなどの劣化を放置し、外壁の内側にある防水シートが雨水で濡れてしまうことで、ダメージを受けます。
防水工事が必要な劣化症状
以下のような症状がある場合、修繕を検討しましょう。
・雨漏りしている
すでに雨漏りしている場合は、防水層が劣化しており、早めに対策をしないと内部の修繕が必要になる可能性もあります。
・水たまりができている
水がたまったままの状態だと防水層が劣化します。また、排水機能に問題がある可能性があります。
・塗装の剥がれ・ひび割れがある
剥がれやひび割れがあるとそこから水が侵入して防水層の内側に入り込んでしまいます。
塗膜と下地の間に水が溜まってしまうことで、塗膜が膨れ、最終的には防水層ごと剥がれてしまい、雨漏りの原因となります。
防水工事を行うメリット
・建物の寿命を延ばすことができる
防水工事をすることで、雨漏りや水漏れなどが起こらなくなるため建物が傷みにくくなります。
耐水性も上がるため建物の内部に水分が入り込みにくくなり、腐食なども起きづらくなるため建物の寿命を延ばすことに繋がります。
・カビやダニ、シロアリが発生しにくくなる
カビやダニ、シロアリは湿気が多い環境を好みますが、防水工事をすることで室内に雨漏りや水漏れがしなくなるため、発生しにくい環境を作ることができます。
住宅を痛めてしまうだけでなく、住む人の健康面にも影響を及ぼすため防水工事を行っておくと良いでしょう。
・台風や梅雨の時期も安心
建ててから年月が経っている建物の場合、台風や強い雨風が吹いていると雨漏りが心配になりますよね。
防水工事をしておけば、これからくる台風シーズンも安心して室内で過ごすことができます。
防水工事が必要なタイミングが分かり事前に対策ができるため、定期的にチェックやメンテナンスはしっかり行いましょう。
まとめ
防水工事は建物の寿命も延び、快適に過ごすことができるようになるため、必要不可欠な工事です。
住宅に住む人の健康面にも影響してくるため、防水工事を定期的に行い安全で安心できる建物にしましょう。
カテゴリ:防水
2024年7月8日
超低汚染塗料って何??
住宅用塗料には、遮熱・防水・防カビなど、様々な機能を持つ塗料があります。
その中に、建物の美しさを維持することを目的に開発された『 超低汚染塗料 』があります。
念願だったマイホームを購入し、数年で外壁が色褪せた…。汚れが目立ってきた…なんてことになるとショックですよね。
そんな悩みを軽減してくれるのが、超低汚染塗料です。今回は超低汚染塗料の魅力についてご紹介いたします。
超低汚染塗料とは
汚れにくい機能に優れ、細かな汚染物質でさえも付着しにくく、長い期間において外壁の美しさを保ちます。
近年、黄砂や排気ガスなどの汚染物質の増加により、建物の美観を長く保持する機能を持つ塗料の需要が高まり、注目されている塗料です。
超低汚染塗料と従来の塗料との違い
従来の塗料は表面がザラザラしており、汚れが付着しやすい構造になっています。一方、超低汚染塗料は表面が滑らかで親水性に優れているため、汚れが付きにくく、付着した汚れも雨水で洗い流されやすくなっています。
超低汚染塗料の汚れにくさの秘密
高性能な樹脂を使用
超低汚染塗料はフッ素樹脂などの高性能な樹脂が使用されています。これらの樹脂は、表面に油膜を形成し、汚れの付着を抑制します。
親水性によるセルフクリーニング
超低汚染塗料は「親水性」という性質を保持しています。
従来の塗料とは異なり、汚れが付きにくく、長時間美観を維持できる画期的な塗料です。
また、塗膜表面が水となじみやすく、汚れの付着を抑制し、仮に汚れが付着しても雨水によって汚れが洗い流されます。
この機能をセルフクリーニングといいます。
雨だれによる汚れが付きにくい
雨だれとは、外壁に付着した汚れや排気ガス等の空気中の汚れが雨に混じって流れ、外壁表面にできる汚れです。
特に窓サッシやタイルの上、ベランダやバルコニーの手すりは埃が溜まりやすく、雨だれができやすい場所です。
雨だれがあると外壁が一気に汚れたように感じてしまいます。
しかし、低汚染塗料は雨で汚れを洗い流すため、このような雨だれが発生しにくくなります。
カビや苔の増殖を防ぐ
外壁に生えるカビや苔は、日当たりの悪い場所や、隣家との外壁が近いことで発生しやすくなります。
湿気が多くなり、外壁に付着した埃が水分を吸収しカビや苔が発生しやすくなります。
低汚染塗料は埃や汚れは付着しにくいため、カビや苔の発生を抑制することができます。
超低汚染塗料のメリットとデメリット
◎メリット
・美観を維持できる
・塗り替えサイクルが長くなる
・環境にやさしい
×デメリット
・従来の塗料に比べて価格が高い
超低汚染塗料は特殊な配合のため、従来のシリコン塗料に比べると若干高価になります。
汚れが付きにくいだけじゃない!超低汚染塗料の魅力
超低汚染塗料は汚れが付きにくいだけでなく、他にもメリットがあります。
早速、見ていきましょう🔍
■遮熱効果の保持
一般の遮熱塗料は経年とともに付着した汚れが熱を吸収するため、徐々に遮熱効果が低下していきます。
しかし、遮熱機能を兼ね備えた低汚染塗料は汚れが付きにくいため、汚れによる熱の吸収を防ぐことが可能です。
■コスト削減
外壁に汚れが付着しにくいということは、洗浄したり塗替えの頻度を減らすことができます。
外壁塗装は1回の費用も高額なため、少しでも長い期間において美しい外壁を維持できるというのは大きなメリットとも言えます。
まとめ
このように超低汚染塗料にはたくさんの魅力があります。超低汚染塗料で、外壁を美しく長持ちさせ、快適な暮らしを実現しましょう。
プラニング・Kでは、超低汚染塗料を取り扱っております。お客様のご要望に合わせた塗料をご提案いたします。
現場調査・見積のご依頼は無料で承ります。外壁塗装をご検討中の方は、是非一度ご相談ください。
カテゴリ:未分類
2024年7月4日
屋根のカバー工法
「屋根のカバー工法ってどんなリフォーム方法なの?」「カバー工法で屋根のリフォームをしたいけど、どんな屋根でも対応できるのかな?」とお悩みの方いらっしゃいませんか?
屋根のリフォーム方法の一つである「カバー工法」は、屋根を長持ちさせたり、葺き替えに比べてコストを抑えられたりと、さまざまなメリットがあります。
今回は屋根のカバー工法についてご紹介していきます。
屋根のカバー工法
屋根のカバー工法とは、既存の屋根の上に、防水シート(ルーフィング)と新しい屋根材をかぶせる施工方法のことです。
屋根材を撤去する必要がないため短期間で工事が完了します。一般的には、スレートやトタン、ガリバリウム鋼鉄が使用されている屋根に施せる工事方法です。
「重ね葺き」「カバールーフ工法」と呼ばれることもあります。
カバー工法のメリット
カバー工法は塗装による補修に比べて、長持ちします。塗装の耐用年数が約5年~20年に対して、カバー工法の耐用年数は約20~40年です。
補修の回数が少なくて済むため、長期的に見てコストパフォーマンスを求める方におすすめです。
また、葺き替えに比べて廃材がほとんどでないため、コストを抑えられます。
屋根カバー工法は二重屋根になるため、耐熱性・遮音性の向上が期待できる点や夏場の暑さや雨音の騒音対策ができることもメリットです。
さらに金属屋根を被せる際に、間にルーフィングと呼ばれる防水紙を張るため、防水性が向上します。
カバー工法のデメリット
カバー工法は屋根を重ねる施工なので、屋根の重量が増します。屋根が重くなると住宅にかかる負担も大きくなり、耐震性が懸念されます。
重量増は避けられませんが、少しでも負担を軽減できるように軽い金属屋根材などを選ぶことをおすすめします。
また、原則スレート系の屋根材の上に被せる方法のため、瓦屋根のような波形や厚みのある屋根は固定が難しく不向きです。
古いトタン屋根や劣化の激しい屋根も、屋根の下地材が傷んでいる可能性が高いため、カバー工法ができない可能性があります。
⚠注意点⚠
屋根カバー工法は1度きり
屋根カバー工法は2回繰り返すことはできません。
1度目のカバー工法は「古い屋根+新しい屋根」となり、重量は増すものの、軽い屋根材を選ぶことで、耐震性はそれほど心配いりません。
しかし、2度目になるとさらに屋根材の重みが加わり、住宅にとって大きな負担になるため、カバー工法は1度きりしかできません。
屋根に雨漏りがある場合
過去に屋根からの雨漏りを起こしたことのある家は、屋根下地や躯体に傷みが発生していると考えらます。
そのような屋根をカバー工法でリフォームすると、気づかないうちに内部で腐食等が進行する恐れがあります。
そのためカバー工法は、 屋根から雨漏りを起こしたことがある方は実施できません。
屋根カバー工法の工程
屋根カバー工法は5~7日程度が目安と、葺き替えに比べて工期が短いのが特徴です。
スレート屋根をカバー工法で施工する場合、以下のような流れで工事を進めます。
①頂上の棟板金を撤去
②防水シート(ルーフィング)を取り付ける
③屋根材を設置する
④頂上の棟板金を取り付ける
まとめ
カバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに、新しい屋根を上から被せる工法です。葺き替えに比べて廃材がほとんどでないため、コストを抑えられます。
また、屋根カバー工事をするなら、外壁塗装も併せて行うことがおすすめです。
雨漏りや経年劣化など屋根材の傷みに不安を感じる時期は、おそらく外壁塗装の必要性も出てくる時期と同じくらいでしょう。
屋根と外壁、どちらのメンテナンスも欠かせません。お住まいの外壁屋根の症状に合ったメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:屋根
2024年7月1日
塗料の撥水性と親水性
塗料には様々な種類があって、種類によってそれぞれの塗料が持つ機能が異なります。
そして塗料の機能の中には“撥水性“と”親水性“があり、この2つの機能は大きく異なります。
どんな効果を期待するのかによって塗料の選択が変わってしまうため、塗料を選ぶ際にはこれらの機能の違いを良く知っておくことが大切です。
今回は撥水性塗料と親水性塗料の違いについてご紹介します。
撥水性・親水性とは?
撥水性
撥水性とは、水を含む液体が物質の表面に触れると、その表面と液体との間に強い張力が働き、液体が表面に広がることなく小さな滴を作り、却って転がり落ちる性質を指します。
この性質により、撥水性塗料は外壁に水が浸透するのを効果的に防ぎます。
親水性
親水性とは、文字通り「水を好む」という意味であり、親水性塗料は水分と接触すると表面が水を均一に広げる特性を持っています。
これにより、水分が均一に広がることで汚れを包み込み、水が流れる際に汚れを一緒に洗い流すことができます。
どのようなところに使用されるの?
◎撥水性塗料
撥水性塗料は、特に雨の多い地域や、壁面の汚れや藻の発生を防ぎたい場所で使用されます。
主に住宅の外壁、ビルの外壁、橋梁、駐車場など、露出したコンクリート表面に適用されることが多いです。
また、屋外の木製品や金属製品の保護にも使用されます。
◎親水性塗料
親水性塗料は、特に汚れやすい環境に存在する建物の外壁に適用されます。
例えば、交通量が多い道路に面した建物や工業地帯近くの建物など、従来の塗料では定期的な清掃が必要だった場所でも、親水性塗料を用いることでメンテナンスの労力とコストを大幅に削減できます。
メリット・デメリット
撥水性塗料のメリット
防水性
撥水性塗料は水を弾くことで、壁面への水分の浸透を防ぎ、雨水による壁の劣化を大幅に防ぐことができます。
特に、風雨が強い地域や台風の多い地域では、撥水性塗料のこの機能が建物を守るのに役立ちます。
保護機能
撥水性塗料には、外壁を紫外線や酸性雨などの外的要因から保護する機能があります。
これらは建物の外壁を徐々に劣化させるため、撥水性塗料による塗装は建物の寿命を長く保つことができます。
撥水性塗料のデメリット
通気性がない
外壁の表面をコーティングするような特徴があるため通気性に劣ります。
内部からの水分や湿気も通さないので、内部に結露が発生することがあり、寒暖差が激しい地域や冷暖房を頻繁に使う場合には向いていません。
親水性塗料のメリット
汚れに強い
親水性塗料は表面に水膜を形成し、汚れが水と共に流れやすい特性を持っています。
そのため、塵埃や黒ずみが付着しにくく、美しい外観を維持することができます。また、親水性の効果は耐用期間と同じ期間持続することができます。
自己洗浄機能
親水性塗料には雨が降ることで自然に汚れを洗い流す、自己洗浄機能があります。
これにより、定期的な外壁のクリーニングが不要となり、メンテナンスコストの削減に繋がります。また、この自己洗浄機能は、塗膜の寿命を延ばす効果も期待できます。
親水性塗料のデメリット
コストがかかる
親水性塗料は、撥水性塗料と比較して高価になります。
初期投資は高くなりますが、長期的にはメンテナンスコストの削減により、その差額を相殺できる可能性があります。
まとめ
外壁塗装において、親水性塗料と撥水性塗料はそれぞれ独自のメリットとデメリットを持ちます。
撥水性塗料は建物の防水、防汚機能に優れており、親水性塗料は長期間防水効果を発揮し、自己洗浄機能でキレイな外壁を保つことができます。
塗料選びやメンテナンスなどでお困りの際は、プラニング・Kにお問い合わせください。
カテゴリ:塗装工事