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2021年3月29日
外壁塗装 今更聞けない疑問点の解消を!
気候も良くなり、心機一転で気持ちもなんだかウキウキする季節。そろそろ外壁の塗替えを考えないと…と思っている方もいるでしょう。しかし、外壁塗装と言っても何の知識もない私たちは、時間ばかりが過ぎ行き、結局のところ何のアクションも起こさずそのままの状態に陥りがちです。
今回は、外壁塗装に関する一般的に多く聞く疑問点について見ていきます。様々な疑問点をどう解消すれば良いのか、参考にして知識を得ましょう。
そもそも外壁塗装って何のためにやるの?
外壁塗装には「美観・保護・機能」という3つの目的があります。
美観:塗装するこにより色や艶を蘇らせ、キレイに住宅を見せる
保護:住宅の劣化原因となる紫外線や雨風を、塗膜でブロック(保護)する
機能:「防水・遮熱・低汚染・防カビ」などの高性能塗料により快適に住めるようにする
特に保護の役割は重要です。
塗装による保護がない状態では建物外部だけではなく、内部の劣化も進み、場合によっては補修に多大な費用がかかる可能性があります。
大切なお家を長く維持するためには、塗装によって保護することはとても大切なことなのです。
塗装費用はどれぐらいかかる?
外壁塗装の費用は、建物の大きさ(塗装面積)、建物の劣化状況、使用する塗料によって変わってきます。
塗料に使われる樹脂の違いによって耐久年数や価格に違いがでます。
最近よく使用される塗料はシリコン塗料です。耐久年数と費用のコストパフォーマンスが良いことから人気です。
装面積 (壁面積) | アクリル塗料 | ウレタン塗料 | シリコン塗料 | フッ素塗料 |
20坪 (80㎡) | 30~60万円 | 40~70万円 | 50~80万円 | 60~100万円 |
30坪 (120㎡) | 40~70万円 | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~110万円 |
40坪 (160㎡) | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~100万円 | 80~120万円 |
50坪 (200㎡) | 60~90万円 | 70~100万円 | 80~110万円 | 90~130万円 |
※屋根塗装代は含んでいません。
※価格は建物の劣化状況によって変わります。
※建物により窓やドアなど塗装しない面積が変わるため、正確な費用は塗装面積を計測する必要があります。
少しでも費用を抑えるにはどうすればいい?
塗装費用を安く抑えるためには、費用相場を知る必要があります。
相場より高ければ、交渉の余地があり。相場より安い場合は、どうして安いのか質問して不良工事を未然に防ぐ必要があります。
ポイント① 大手ハウスメーカーより地元の塗装会社
大手ハウスメーカーより、地元の塗装会社に頼んだほうが費用を抑えられる!
大手のハウスメーカーなどに頼むと、自社では塗装をせずに、協力会社に委託(外注)します。そのため、大手ハウスメーカーと協力会社(地元の塗装会社)は工事費用の原価にそれぞれの利益を乗せることとなり工事費用が高くなります。
ポイント② 数社に見積り依頼をする
1社の見積りだけでは、費用が妥当なのか判断ができない!
複数の業者の見積りを比較することにより、塗り替え費用が妥当なのか判断しましょう。
見積りを依頼する業者には、他社の見積りを取っている事を伝えましょう。そうすることにより、業者側も法外な見積書を提出することはなくなります。最終的には費用が下がることもあるので、1~2社は見積りを依頼しましょう。
ポイント③ コストパフォーマンスを考える
額面が安くとも、すぐに次の塗り替えとなれば高くつく!
額面の金額が安くても、グレードの低い塗料を使われていたら、すぐに次の塗り替えが必要になります。また、品質が低い施工によって不具合が出てしまえば、塗り直しのコストもかかります。
額面の安さよりもしっかりとした品質基準で施工を行う業者を選ぶことで、長期的に見れば結果的に安く済ませることができます。
外壁塗装をするタイミングは?
外壁が、どのような状態になれば塗り替えをするべきなのでしょうか?
外壁の塗り替えは新築の場合で約10年、1度塗り替えたことがある場合は7年から15年が目安です。しかし、建物が置かれている環境によって外壁の劣化速度が変わるため、実際の外壁の劣化状態を確認する必要があります。
・チョーキング現象
外壁の表面を手で触ると、白い粉が付く現象。
塗膜が劣化し、顔料が外に出てきているため起こる現象です。
この症状がでると塗り替えのサインです。
・ひび割れ
外壁にひび割れが発生している状況です。
特に、0.3ミリ以上(ハガキの厚さは0.22ミリ)のヒビ割れが発生している場合は、水の浸入が早いためヒビ割れ補修が必要です。
・塗膜の剥がれ
経年劣化により、塗料の耐久性が落ちたことにより起こる現象です。
建物を劣化から保護できない状態となっており、早期の補修と塗装が必要です。
主な塗り替えのサインをご紹介しましたが、その他にも壁と壁のつなぎ目や窓、扉の回りにあるシーリング材にヒビが入っている場合はシーリング材の打替えが必要となります。
上のような症状が出ている場合は、早急に専門業者に診断の依頼をしましょう。
まとめ
なぜ、外壁塗装が必要なのか?費用はどのくらいかかるのか?外壁塗装をするタイミングはいつなのか?と、なかなか人には聞けない疑問点についてご紹介しました。末永く住宅を維持していくためには、外壁塗装は必要なメンテナンスの一つです。そろそろ塗り替え時期かなぁと思ったら、まずは専門業者に診断を依頼しましょう。
カテゴリ:外壁
2021年3月25日
春に屋根・外壁塗装を行うメリット
春になると、外壁塗装の工事をしている場面をよく目にするということはありませんか?
現在、屋根・外壁塗装をご検討中の方にぜひ読んでいただきたい、春に塗装工事を行うメリットをご紹介します。
塗装工事に季節が関係する訳
塗装工事ができない季節は特になく、基本的には年間を通して工事は可能です。
しかし、季節によっては天候の影響で工事期間が長くなってしまうケースもあります。
では、塗装工事に適してない天候を見てみましょう。
それは塗料が乾燥するのに必要な条件です。
以下の3つの条件さえクリアできれば一年中工事は可能ということになります。
①気温が5℃以下の真冬日
②湿度が85%以上の日
③雨天などで悪天候の日
春の外壁塗装が人気の理由
実は、春は外壁塗装において最も人気の季節といわれています。では、なぜ春に外壁塗装をする方が多いのでしょうか?
春に塗装工事を行うメリット
予定通りに工事が進む
通常一戸建ての外壁塗装を行う場合は、10日~2週間ほど工事期間に要します。
春は四季の中でも特に気温や湿度が安定しているため、塗料が乾きやすくスムーズに工事が進みます。
そのため工事の遅れも少なくスケジュール通りに進むため、予定が組みやすいのが人気の理由です。
生活の不便さを軽減できる
塗装工事中は養生をするため、窓を開けられません。
そのため夏の塗装工事はエアコンが欠かせず、電気料金が高くなる可能性があります。
春は気温的にもエアコンを使用しなくても生活がしやすく、経済的にも負担が少なくすみます。
梅雨や夏の台風など悪天候が多い季節に比べ、春は工事の延長も少ないため、窓を開けられない窮屈感や洗濯問題など生活上の不便さも軽減できます。
春に塗装工事をする際の注意点
一年の中でも人気の春は、特に工事の依頼も多くなります。
塗装業者が繁盛期に入るため、希望の日程で工事をしたいという方は注意が必要です。
どうしてもこの期間に工事を終わらせたいという希望がある場合は、できるだけ早めに施工業者に依頼しましょう。
香川県はいつでも外壁塗装がしやすい環境!?
香川県は全国的に見ても、晴れの日が多い県だということはご存知でしょうか?
香川県の年間晴天日数は249.5日で、実は日本で一番晴れの日が多いのです。
従って、工事期間中に雨が降らず、気温も低くなりすぎなければ工事期間は伸びることなくスムーズに作業を行えます。そういった意味では、全国的に見ても比較的、外壁塗装がスムーズに行える県だと言えます。
まとめ
春に外壁塗装が人気の理由、お解りいただけましたでしょうか。
春は新年度の季節でもあります。気分を新たに新年度を迎えたいという方にもおすすめです。
いつ外壁塗装をするか悩んでいる方は、ぜひこの春に外壁塗装をしてみてはいかがでしょうか。
2021年3月22日
外壁のひび割れは雨漏りに繋がる?
皆さんのお家の外壁は、モルタルの外壁ですか?それともサイディングやタイルを張った外壁ですか?
いずれにしても外壁は経年により劣化や乾燥収縮が原因で「ひび」が入ることがあります。
今回は、外壁にできた「ひび」が雨漏りにつながる原因となるのかどうかを詳しく見ていきましょう。
外壁に起こるひび割れの種類
外壁にはどのようなひび割れが起こるのでしょうか?
主なひび割れの種類を見ていきましょう。
構造クラック
構造クラックとは、ひび割れの幅が広く長いクラックのことです。構造クラックは、建物の構造に欠陥が発生した場合や地盤沈下などで家が傾いている場合に発生するクラックです。
ヘアクラック
ヘアクラックとは、0.3mm未満の幅のひび割れのことを言います。ヘアクラックは、外壁材ではなく外壁の塗膜に発生する事が多いクラックで、主に塗膜の劣化や施工不良が原因で発生するクラックです。
縁切りクラック
縁切りクラックとは、外壁の塗装の境目に発生するひび割れのことです。塗膜の境目に一直線に発生するため、外壁塗装時に部分的に塗装し直したり一部分を塗装したことが原因で発生するのが特徴です。
補修が必要なひび割れ
外壁にクラックがあるからといってすぐに補修しなければならないわけではありません。一般的に0.3mm未満のクラックであれば初期段階とされているため、早急に補修しなくてもいいとされています。
しかし、0.3mm以上の場合には応急処置を検討しましょう。
また1mm以上のクラックの場合、放置することで雨水が浸透し外壁の内部を腐食させたり外壁自体の劣化が進み、最悪の場合建物の構造部分まで劣化させてしまう恐れがあります。
1mm以上のクラックはできるだけ早めの補修が必要です。
補修するべきかどうか判断が難しい場合は、専門業者に一度診断をしてもらいましょう。
外壁に起こるひび割れで雨漏りの危険があるものと原因
外壁に起こるひび割れにはいくつかの種類がありますが、雨漏りにつながるようなひび割れはどのようなものなのでしょう。
また、その原因とは何なのでしょうか?
クラックからの雨漏り
地震等により外壁に力が加わると、クラックができることがあります。
クラックの亀裂部分の幅が2mmよりも広い場合は、外壁部分だけでなく内部にまでクラックが入っている可能性があり、外壁のクラック部分から雨水が入ると、内部の壁にまで雨漏りの影響を受けてしまうことも考えられます。
外壁の劣化によるひび
モルタル外壁
モルタルの場合、特に経年による劣化や乾燥収縮が原因でひびが入ることが多くあります。
しかし、ひび割れたからといってそのどの部分からも雨漏りにつながるのではなく、亀裂部分の幅が約2mm以上の場合には、雨漏りの原因となることがあるので注意が必要です。
サイディングやタイル外壁
またサイディングやタイルなどもそのつなぎ目の劣化や素材自体の劣化でひびができ雨漏りにつながることがあります。
サイディングの耐久性は、窯業系のものは約7年~8年、木質系は約10年~、金属系は約10年~15年、樹脂系は約10年~15年といわれています。タイルの耐久性は、40年ほどといわれていますが、あくまでも目安ですので建物が建っている立地条件や製品の質によって異なります。
壁のひびの状態によって雨漏りを引き起こしますので、長雨や台風の後には壁のひびのある箇所から雨漏りがしていないかチェックすることをおすすめします。
まとめ
モルタル外壁でも、サイディング外壁やタイル外壁でも「ひび割れ」が起こることがわかりました。外壁に「ひび割れ」を確認したら、ひび割れが2㎜以下なのか、2㎜以上なのかを、まずは確認しましょう。2㎜以下の場合は、すぐに雨漏りにつながる心配はないものの応急処置が必要ですので、専門業者に診断を依頼しましょう。また、ひび割れが2㎜以上の場合は、雨漏りのリスクが高い状況ですので、梅雨の長雨がやってくる前に専門業者へ修繕依頼をしましょう。
カテゴリ:外壁
2021年3月18日
外壁塗装-グレーが人気の理由-
何色の家をよく目にしますか?
グレーの外壁が多いと感じた方も多いのではないでしょうか。
実はグレーは人気の色なんです!
色選びに迷っている方必見!グレーの外壁の魅力をご紹介します。
グレーの魅力について
Gray(グレー)=灰色、ねずみ色
グレーの外壁は長年にわたり人気の色です。
では早速、メリットとデメリットを見ていきましょう。
グレーの外壁のメリット&デメリット
◎メリット
メリット①:汚れが目立ちにくい
日常的に過酷な環境にさらされている外壁は汚れやすく、車道に面しているお宅では排気ガスによる汚れも影響します。
砂埃の薄茶色の汚れや、カビや苔の緑がかった茶色の汚れは中間色です。
グレーはこの中間色の汚れを目立ちにくくする特長があります。
メリット②:お洒落な雰囲気を演出できる
グレーは落ち着いた印象の中にも品があり、スタイリッシュでお洒落なイメージの外観に仕上がります。
そして、グレーの大きな特徴として濃淡によって表情を大きく変えることができます。
白を多く含んだライトグレーは柔らかくナチュラルな印象を、黒が強めのダークグレーは重厚感があり個性的な印象を与えます。
メリット③落ち着いた印象を与える
グレーは草木の緑色や空の青色など、自然界の色ともなじみが良く、周囲の住宅とも調和しやすい色です。
モダンで落ち着いた印象を与えるグレーは、好感が持たれやすいといわれています。
メリット④:長年飽きずに楽しめる
日本人に馴染みが深いグレーは好き嫌いがあまりなく、万人受けするので飽きが来ずに長年楽しめます。
×デメリット
デメリット①人気のカラーなので似通ってしまう
グレーの外壁は人気が高く、取り入れている家も多くあるので、どうしても似通ってしまう傾向にあります。
デメリット②無機質な色のため地味に見える
グレーはコンクリートや道路アスファルト、ビルなどの色に近いため、目立ちにくく地味で暗い印象を与えてしまうことがあります。
デメリット③個性を出しにくい
取り入れている家が多いこともあり、他の色に比べ個性を出しにくいといえます。
ただ、グレーは濃淡によって色の幅があるので、組み合わせによって様々なイメージを表現することも可能です。
グレーの外壁にする際の注意点
グレーと一言でいっても、様々なグレーが存在します。
色の明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)によっても、見え方は変わります。
実際に塗装工事が完了し「思っていた色と違った」、「地味に見えてしまう」など、イメージと違ったということが無いよう、塗料メーカーによるカラーシュミレーションを依頼することをおすすめします。
グレーと相性のいい色は?
グレーを使用したツートンカラー
◆グレー×ベージュ
グレー×ベージュ(ブラウン)の組み合わせは、ナチュラルで温かみのある印象を与えます。
◆ダークグレー×ライトグレー
濃淡の違う2色のグレーを使った組み合わせ。
統一感があり、スタイリッシュな印象を与えます。
◆グレー×ホワイト
グレーにホワイトの組み合わせは、コントラストがはっきりします。また、ホワイトが明るい爽やかな印象を与えます。
お洒落に見せるグレーの外壁
グレーは非常に自由度が高い色で、組み合わせる色によって印象をガラッと変えることができるのも魅力のひとつです。
個性を出したい方は、差し色として部分使いをする方法もあります。
窓のサッシを囲んだり、玄関やバルコニーなどの凹凸によって色分けをすることで立体感を与え、個性的でおしゃれな印象になります。
まとめ
このようにグレーは人気のカラーとして、多く使用されています。
外壁塗装を検討されている方は、ぜひグレーを使って素敵なお宅に仕上げてみてはいかがでしょうか。
施工事例はこちら↓
カテゴリ:外壁
2021年3月15日
ログハウスや別荘の屋根・外壁塗装
昨今、このご時世でなかなか思うように旅行に行けないことから、キャンプが流行していますよね。山を購入しキャンプを楽しむ人や、セカンドハウスとしてログハウスや別荘を購入する人も増えています。
大自然の穏やかな環境で過ごすことができるログハウスや、別荘での生活はとても魅力的です。
しかし、頻繁に訪れることのないセカンドハウスでもメンテナンスは必要です
今回はセカンドハウスを長く楽しむためのポイントをご紹介します。
ログハウスや別荘の特徴
ログハウスや別荘は基本的に生活の拠点ではなく、休日を利用して年に数回使用するための住居です。
毎日生活しているのと違い、人が出入りすることがないため室内の換気も行われず、空気の入替えができません。
そのうえ不在期間が長いため、建物の劣化に気が付かず長期間放置してしまいます。その結果、台風や大雪により建物が大きなダメージを受けてしまったというケースもあります。
ログハウスや別荘を長く保つには
ログハウスや別荘といえば、山や高原の中、湖畔や海の近くにあるイメージが強いですよね。このような立地は、建物にとって非常に過酷な環境と言えます。
人の住まない家は傷みが早いと言われるように、別荘などのセカンドハウスも同様です。そのため、一般の住宅よりも早い期間でメンテナンスを行う必要があります。
どのようなメンテナンスが必要??
①屋根の塗替えをしよう
ログハウスや別荘は寿命を延ばすため、適切なタイミングで屋根の塗装工事を行うことです。
<屋根の塗装工事を行うメリット>
・屋根の防水機能が雨漏りを防ぐ
・新しい塗膜の層が雨風や強い紫外線から守る
②外壁の塗装工事をしよう
ログハウスや別荘は通常の住宅とは違い、より自然の中にあることが多いです。
■山の中の別荘
山の中の建物は、樹木に囲まれ陽があまり当たらないことがあります。
木や植物が建物に密着しているような場合は特に要注意です。
草木によって湿気やすく、苔やカビが発生し建物の劣化の進行を速めてしまいます。
■海沿いの別荘
海沿いの建物は、海からの潮風によって起こる症状『塩害』に注意が必要です。
腐食やサビの原因となり、家の劣化を進行させてしまう場合があります。
※ポイント
塩害に強い塗料を使用しましょう。
フッ素塗料=塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料で、耐久性に優れ、塗膜が硬く丈夫なため塩害にも強い。
<外壁の塗装工事をするメリット>
・防水機能が向上し、苔やカビの発生を防ぐ
・塗膜の層により外壁の表面が保護され、ホコリやゴミなどが付着しにくい
・色あせた外壁に艶感が増し、美観を取り戻す
③定期的なメンテナンス
◎掃除
山の中には落ち葉や木の枝、虫の死骸などが大量にあります。それらが風に吹かれ屋根や外壁に堆積します。
そこにダニや虫が発生し、建物が腐食する原因となります。建物の周囲の草刈りや掃除を必ず行いましょう。
◎室内の換気
日々の換気ができない別荘では、室内が高温多湿になります。室内に溜まった湿気は建物の劣化に繋がります。
部屋内に湿気取りなどを設置するなど、湿気がたまらないよう対処しましょう。
◎定期的に訪れること
自然災害はいつ起こるのかが予測できません。そのため年に数回は建物の現状を確認するため、定期的に訪れましょう。
雨漏りに気付かず数カ月放置した場合、内部までボロボロになり大規模な工事が必要になる可能性もあります。
まとめ
セカンドハウスは生活拠点である住まいよりもメンテナンスに注意が必要です。
別荘の寿命を延ばし美しい外観を維持するためにも、適切なタイミングで屋根や外壁の塗装工事、定期的なメンテナンスを行うことをお勧めします。
2021年3月11日
🔰初めての外壁塗装 塗料選びに知っておくと安心なポイント!
新築から10年も経過すると、新築時の艶があせて周囲の住宅もポツポツと外壁の塗替えリフォームを行うところがでてきます。「うちも、そろそろ塗り替えリフォームかんがえないとなぁ~」と思う気持ちはあるけれど、なかなか何から手を付ければいいのかわからいというのが正直なところでしょう。
今回は、初めて塗り替えリフォームを行う方へ塗料を選ぶ際に知っておくと安心なポイントをご紹介します。
外壁塗料の種類と特徴
外壁塗装で塗料の選択は最も重要といえます。塗料の耐久性や塗料の持つ性能、価格の違いなどを知っておくことは塗料選びの参考になります。ここでは、各塗料について紹介します。
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、塗料の主成分がアクリル樹脂の塗料のことをいいます。
軽量で重ね塗りに適しており、光沢があり発色しやすい特徴があります。
調理家電や自動車の上塗り等でよく使用されています。
また、塗料の中では最も安価な塗料ですが、その耐用年数は3~8年ほどと短く塗り直しのメンテナンスが短い周期で必要になります。
アクリル塗料が向いているのは?
・とにかく施工費を安く抑えたい場合
・こまめに塗装メンテナンスをしたい場合
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、主成分がウレタン樹脂の塗料です。柔らかい素材なので密着性に優れています。その密着性を活かし細かい箇所や曲面にも対応でき複雑な形状の外壁にも対応できます。
また、鉄・アルミ・コンクリート・モルタルの外壁等とも相性が良いのが特徴です。
硬度があり剥がれにくく、耐用年数は5~10年ほどです。
ウレタン塗料が向いているのは?
・できるだけ施工費を抑えたい場合
・剥がれが気になる箇所の補修をしたい場合
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、主成分がシリコン樹脂でできている塗料です。
住宅の保存維持にかかるコストを大きく削減できて、コストパフォーマンス性の高い塗料です。
耐久性・耐水性・費用とのバランスが良く耐用年数は7年~15年ほどです。
透湿性に優れているため結露に強いといわれるのも人気の理由です。
シリコン塗料が向いているのは?
・塗り替えと同時に結露対策もしたい場合
・コストパフォーマンスが高い塗料を使いたい場合
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、フッ素樹脂を使った塗料です。
耐熱性・耐寒性が高くあらゆる気候に対応できるのが特徴です。
耐用年数も12~20年ほどと非常に長いのも特徴です。
費用は高くなりますが、酸性雨や紫外線に強く汚れが付着しても雨で流れ落ちるため長期間メンテナンスの必要はありません。
主には陸橋や鉄塔、高層ビルなどの塗装に採用されています。
フッ素塗料が向いているのは?
・長く家族が住めるように家を長く維持したい場合
・頻繁にメンテナンスをしたくない(塗り替え頻度を減らしたい)場合
セラミック塗料の特徴
セラミック塗料とは、セラミックが配合された塗料です。
セラミック塗料には3つのタイプがあります。
・親水性が高いため外壁が汚れにくくなる低汚染性の機能がある
・陶磁器の材料を吹き付けることにより石材調のデザインを作ることができる
・セラミックビーズをプラスすることで熱を遮断し断熱や遮熱の効果を発揮する
耐用年数は約10~20年ほどですが、合成樹脂の成分により変化します。
セラミック塗料が向いているのは?
・夏場の外からの熱気を和らげたい場合
・お洒落な石材のような外観にしたい場合
・省エネ効果を狙い光熱費の削減を期待したい場合
塗料の構成と分類
前述では塗料の種類をご紹介しましたが、ここでは塗料の構成や分類について見ていきましょう。
塗料は主に4つの材料により構成されています。
①顔料
カラー(色)に使われる。
※クリヤー塗料には顔料は入っていない
②合成樹脂
塗料の耐久性を左右する。
フッ素・シリコン・アクリルなど
③希釈剤
顔料や合成樹脂を溶かして塗りやすくする。
「水」または「シンナー」などの薄め液
④添加剤
機能を付加する。
艶を加減する「艶消し剤」、密着性を上げる「湿潤剤」、防腐剤、乾燥剤など
希釈剤により水性塗料か油性塗料か分かれる
希釈剤の違いにより「水性塗料」か「油性塗料」かに分かれます。
水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が使用されます。
油性塗料のが耐久性があると長年いわれていましたが、シンナーの強い臭いや、引火性、環境への影響を考え最近では環境に優しい水性塗料の商品が増えました。
艶あり、艶なしはどう作られる?
外壁塗装では艶の有無を選ぶことができます。その艶にも「艶消し」「3分艶」「5分艶」「7分艶」「艶あり」と5種類のパターンがあります。この艶はどのようにして作られるのでしょう?
販売されている製品の多くは「艶あり」塗料です。
「艶あり」以外のその他4種類の艶のパターンは、添加剤の『艶消し材』を混ぜることで光沢を抑えています。
※最初から艶消し塗料として製造されている水性塗料もあります。
まとめ
塗料には、たくさんの種類があり特徴も様々です。まずは、塗装リフォームにあたり、どこに重きを置き塗料選びをするのか考えましょう。費用を最優先にするのか、塗り替え頻度を減らすことを優先するのかで、選択する塗料は変わってきます。なかなか自身で決められないという方は、複数の業者に見積り依頼をしておススメ塗料の説明を聞いてみるのも良いでしょう。
塗装経験が豊富な業者と最適な塗料を選びをして、大切なお家を長く守っていきましょう。
カテゴリ:外壁
2021年3月8日
屋根・外壁塗装 -契約時に注意するポイント-
家の劣化が気になり、そろそろ塗装工事をしよう!と決心したけれど、いざ契約を目前にして不安を感じていることはありませんか?
これから契約をされる方に、ぜひ読んでいただきたいポイントをご紹介します。
契約書とは
リフォーム工事を正式に依頼することになったら、必ず必要になるのが契約書です。契約書は施工業者とご契約者間でお互いに了承のもと作成されます。
契約書が必要な理由
口頭で交わした約束では、時間が経過した後、『そんなことは聞いていない』『あの時はこう言われた』などの言った言わないのトラブルにもなりかねません。口約束では捉え方によって誤解が生じてしまいます。
トラブルを防ぎ関係を良好に保つためにも、必ず書面で契約を交わしてください。その際、契約者ご本人にも契約書の控えを渡されますので、紛失しないように保管しておきましょう。
契約する前に確認すること
☑疑問や不安を感じていないか
どんな小さなことでも、疑問や不安に感じてることがあれば契約前に確認しましょう。
話し合うことで、信頼関係を築く事ができ工事期間中も安心してお任せすることができます。
☑きちんと契約書を発行してくれるか
どんな小さな工事でも、口約束だけで依頼するのはトラブルになりかねません。
契約は必ず書面で交わしましょう。
☑契約内容に食い違いがないか
契約書の内容には契約者の情報以外に契約金額や工事内容、工事期間など様々な情報が記載されています。
お互いの認識に食い違いがないか、しっかりと確認しましょう。
☑契約に関する約款があるか
契約を交わす際に、もうひとつ重要なのが「請負契約約款」です。
契約時に説明を受けることが多いと思いますが、請負契約約款には工事に関する取り決め事項や、万が一不具合が発生した場合の保証についての内容等が記載されています。
重要な内容なので、必ず目を通すようにしてください。
☑希望する支払い方法が可能かどうか
施工業者によっては現金支払いのみの場合や、クレジット決済やローン支払いまで対応している会社もあります。
支払いの時期についても事前確認が必要です。
一般的には工事完了後に全額を支払いすることが多いですが、大規模な工事の場合は着手金として工事前に代金の一部を支払うケースもあります。
☑工事の工程表を提出してくれるか
工程表はご契約者様が事前にスケジュールを把握するために大切なものです。
いつまでに工事を終わらせてほしい、今月は留守がちなので来月以降に工事をお願いしたい等があれば事前に伝えておきましょう。
ただし、工程表はあくまでも予定なので、天候によって左右する可能性があります。
まとめ
外壁塗装は大きな買い物です。
そのため誰もが慎重になりやすく、その場では理解していたのに契約後に疑問点が出てきて不安になったりすることもあります。
ご契約者とそのご家族が安心して依頼できるよう、ポイントをしっかりと抑えておきましょう。
2021年3月4日
屋根のリフォーム 塗装or葺き替え?
屋根のリフォームと聞いて、どのようなイメージがありますか?
マンションと違い、戸建ての場合は定期的な屋根リフォームが必要になります。
一般的に屋根のリフォームには、塗装と葺き替えがあります。では、どちらを選べばよいのでしょう。
今回は屋根のリフォームについてご紹介します。
屋根のリフォームとは
劣化の進行は建物の立地条件や気象環境、屋根に使用している材質によっても異なります。
セルフチェックが難しい屋根は劣化を見逃しがちになってしまいますが、屋根の劣化を知らせるサインを見逃さないことが重要です。
塗装工事と葺き替え工事の違い
塗装工事
塗装工事は定期的に塗替えることで屋根材を保護し、屋根の寿命を延ばすことができます。
築10年以内の住宅や屋根材の傷みが少ない場合に実施され、葺き替えに比べ安価でできます。
屋根材に特に傷みがなくても耐久年数を目安に定期的に再塗装を行うと、屋根材の劣化を防いでくれます。
葺き替え工事
屋根材ごと新しいものに取り替える葺き替え工事は、塗装に比べ費用がかかります。
しかし、塗装工事では対応できず屋根材自体が劣化している場合は、葺き替え工事が必要になります。
劣化の状態を知る
ご自宅の屋根、どのような症状がありますか?
材質別に劣化の症状と対策について見てみましょう。
【スレート系】セメントを混合した厚さ5㎜程の薄い板状の素材。
特徴:軽量であることが大きな特徴。「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれ、色やデザインが豊富なため近年では使用されることが多い人気の材質。
■苔やカビの発生
塗膜の劣化により防水機能が低下することで、水分を吸収し苔やカビが生える。
➡塗装工事が必要
■艶の減少・色あせ
色あせが悪化するとひび割れや破損が生じ、雨漏りが起こる場合がある。
➡塗装工事が必要
■剥がれ
劣化が進行しているため、このまま放置し続けると雨漏りが発生する。
➡早急な葺き替え工事が必要
【粘土系瓦】粘土を焼いた屋根材で瓦屋根の中で最も代表的。
特徴:屋根材に厚みがあるため遮音性や断熱性が高い。高品質で価格は高めだが、耐久性に優れておりメンテナンスコストを抑えることができる。
■色あせ
塗膜の劣化により、色あせが生じてる。
➡塗装工事が必要
■ズレやひび割れ
瓦を固定している漆喰が崩れ、瓦のズレが生じる。台風や大雨によって落下しないよう早急な対処が必要。
➡葺き替え工事が必要
【セメント系】セメントと砂を水で混ぜ、型に入れて形成したもの。
特徴:塗装することでカラーバリエーションが豊富になり、和風・洋風どちらの住宅にも使用できる。
■色あせ
強い紫外線や雨風により、塗装の色褪せが生じる。
➡塗装工事が必要
■ひび割れやかけ
塗膜の劣化により、セメントがもろくなりひび割れや欠けが生じる。
➡葺き替え工事が必要
定期的なメンテナンスをしよう
屋根は定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。
室内にいると快適に過ごせていても、過酷な環境下にある屋根の劣化は避けることができません。
10年ごとに塗装を繰り返しても、湿気などの水分が影響し屋根材に傷みが生じることもあります。
屋根の状態が悪くなり雨漏りが発生した場合は、屋根材の破損や下地の劣化が進んでいる証拠なので早急に専門業者に連絡しましょう。
そのまま放置していると、家を支えている柱や内部まで劣化してしまうので注意が必要です。
まとめ
塗装工事なのか、葺き替え工事が必要なのかはケースバイケースです。
早期発見が工事の内容や工事費用を左右する可能性もあります。
まずは専門業者に現場を見てもらい、工事内容をしっかりと把握したうえで正式に依頼をしましょう。
カテゴリ:屋根
2021年3月1日
洋瓦の種類とメンテナンス方法
「洋瓦」とは洋風の屋根瓦の総称ですが、どのような種類があるのでしょうか。
昨今の新築戸建てでは昔ながらの日本家屋から、スタイリッシュな外観の戸建ての建築が多くなり、その外観には日本瓦はマッチせずに洋風瓦の需要も多くなってきています。今回は、「洋風瓦」について、その種類や機能、メンテナンスの方法についてご紹介します。
「洋風瓦」とはどんな瓦?
洋風瓦には、大きく分けると粘土瓦とセメント瓦の2種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
洋風瓦 粘土瓦タイプの特徴
粘土瓦タイプの洋瓦は、その名の通り粘土を主材料とし製造されています。
フランス式の(F形)とスペイン式の(S形)があり、近年では南欧風住宅によく用いられるような(混ぜ葺き仕様)の製品もあります。
メンテナンスは、10年~20年位の周期で塗り替えが必要になります。
重量があるため地震に弱いという弱点があり、最近では生産数が減ってきています。
フランス式F形瓦
洋瓦の中で最もよく採用されているのが、「F形瓦」です。凹凸が少なく平らなデザインが特徴で、フラットな形状であることからF形瓦・平板と呼ばれています。
スペイン式S形瓦
「S形瓦」はスパニッシュ(スペイン)に由来して付けられた呼び名です。
国産の洋瓦の中では最も凹凸が明瞭で立体感や高級感を演出できる洋瓦です。大正時代に西洋建築と共に日本に伝わりました。
F形瓦と比べると施工の難易度が高く工期も費用もかかりますが、最高級の屋根に仕上げるには最適な洋瓦といえます。
混ぜ葺き仕様
混ぜ葺き仕様とは、F形やS形の洋瓦に数種類の色を焼き付けて製造されます。混ぜ葺きとは、屋根を一つのカラーで統一するのではなく複数の色を混合して使い屋根に表情を付ける工法です。
南欧風の屋根にしたいと考えている時には、混ぜ葺き仕様の洋瓦を検討してみましょう。
洋風瓦のメンテナンス
粘土瓦タイプ、セメント瓦タイプともに洋瓦で起きる不具合としては次のようなことがあります。
・強風により棟瓦が外れる
・屋根の漆喰部分が剥がれる
自身で屋根の瓦の確認ができるようであれば、歪んでいる箇所や割れている箇所、欠けている部分がないか確認しましょう。
瓦の歪みや破損、ルーフィングの劣化が見ら れた場合は早めに専門業者に修理の依頼をしましょう。
棟瓦の修理はどのように行うの?
棟瓦がズレたり外れたりした場合は、棟瓦の積み替え、積み直し、漆喰の修理などを行います。
棟の段数が多いほど、漆喰の補修費もかかるため費用は高額になります。
セメント瓦・モニエル瓦の場合は塗装が必要
既存の洋瓦のタイプがセメント瓦の場合は、10年~20年に一度の塗り替えが必要になります。
一般的な戸建ての屋根の塗装費用は、足場代、高圧洗浄代、シーリング補修代などを含め総額で40~60万位になることが多いです。
※一般的な屋根50~80㎡の場合
まとめ
洋瓦には「F形瓦」「S形瓦」「混ぜ葺き仕様」などの種類があり、それぞれ凹凸の有無やカラーなど違いがあることがわかりました。
洋瓦にもメンテナンスは必要でセルフチェックが可能な場合はズレや破損などの箇所がないか確認しましょう。
修繕が必要な箇所がある場合は高所作業になり危険ですので自身で行うことは止めて専門業に依頼しましょう。
カテゴリ:屋根