- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2023年1月30日
クラック補修
外壁にクラックが発生していませんか?クラックは外壁メンテナンスのサインです。放っておくと外壁だけでなく、住宅全体にも影響を及ぼす可能性があります。適切な下地処理、塗装をして補修を行うことが大切です。今回はクラックについてご紹介します。
クラックとは
クラックとは英語で「割れ目」「裂け目」を意味する言葉で、建築の現場では外壁のひび割れのことを指します。クラックには4種類あります。
ヘアークラック
細く長い髪のようなクラックで、顔を近づけないと分からないほどの軽微なクラックです。すぐに補修する必要はありませんが、注意しましょう。
構造クラック
地震などで住宅に力が加わることによってできたクラックです。ひび割れが外壁の下地まで及んでいる場合が多く、住宅内部まで損傷が広がる可能性があります。そのため、早急に補修する必要があります。
乾燥クラック
モルタル外壁で多く見られ、水分が蒸発したときに起こるクラックです。
縁切れクラック
外壁の1面を2回に分けて塗装した際に、新しい塗り口と古い塗り口の間に起こるひび割れです。これは外壁塗装を1度で仕上げることにより、予防できます。
クラックの補修方法
ヘアークラック
早急に補修する必要がないとはいえ、割れから雨水が浸水する可能性がないともいえません。軽度のヘアークラックであれば塗装だけでカバーすることができます。
ひび割れに下地材のフィラーを塗装し、その上から通常の上塗り剤を使って、重ね塗りを行うことで、割れのない均一な塗面が完成します。また、割れの内部に粉末状のコンクリートやパテを注入して塞ぐことも可能です。
構造クラック
構造クラックの補修では、クラック部分をカットし、内部にシーリング材を注入して割れを塞ぐ作業が行われます。構造クラックのように割れが深い場合、表面を塗装で処理しただけでは、すぐに内部の割れが表面の塗膜に伝わってしまうので、シーリング材をしっかり内部に密着させないといけません。
構造クラックには電動工具を使って、ひび割れ部分をVカット、またはUカットし、汚れを除去した後、内部をプライマーなどの下塗り剤で下地処理して、その上から、シーリング材(コーキング剤)を注入するカットシーリング方法を使用します。
クラックが引き起こす外壁の劣化
・爆裂
モルタルやコンクリートが内部の膨張により剥がれ落ちる現象です。クラックから雨水が入ると内部の鉄部が錆びてしまい、その錆が膨張して表面のモルタルやコンクリートを押し出してしまいます。
・外壁内部の腐食
クラックを長い間放置していると、外壁内部に雨水が浸透し、木材や鉄筋などが腐食していきます。木造住宅であれば木材の腐食・シロアリの誘発、鉄筋住宅であれば鉄筋の錆が生じ、家の基礎はみるみる耐久性を落としていきます。
まとめ
クラックは長い時間放置していると住宅も劣化してしまいます。ひび割れの種類によって劣化の深刻さは変わりますが、もしクラックを発見したら放置せずに、一度業者に見てもらうことをおすすめします。
カテゴリ:外壁
2023年1月26日
付帯部の塗装で人気のカラーとは
屋根や外壁を塗装する際、付帯部と呼ばれる部分の塗装も行います。
付帯部!?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、家には屋根や外壁に付帯している箇所があります。
何色を選んだらよいのかわからないから外壁や屋根と同じ色で統一されるという方も、せっかくの機会なので付帯部の色まで拘りたいという方も必見です!
今回は、付帯部に使用される人気のカラーをご紹介します。
付帯部を知る
普段は目につきにくい場所なので、実際にどのような劣化状況なのかがわかりにくい部分でもあります。
例えば、軒天、雨樋、破風、鼻隠し、庇などのことを指します。まずは、付帯部の場所と名称を確認していきましょう!
付帯部の塗装が必要な理由
付帯部には、家を維持するための役割があります。
美観はもちろんのこと、それぞれの役割をしっかりと担い、機能を発揮するためにも塗装は必要と言えます。
色を塗り分けしたい付帯部とは
冒頭でもお話ししましたが、せっかくの外壁塗装の機会に付帯部の色を変えてみてはいかがでしょうか。
屋根や外壁のように広範囲ではないため色選びを軽視されがちですが、小さな範囲でも色によって家の印象はガラッと変わります。
付帯部で使用されることが多い色は白・黒・茶系で、これらの色はどんな外壁の色とも合わせやすいため、付帯部の色として使用されることが多くなっています。
付帯部塗装の人気カラー
白色
白色は家全体の印象が明るくなります。
外壁や屋根が暗めの色の場合、付帯箇所を白にすることでアクセントカラーにもなります。
黒色
黒は引き締める効果もあります。
外壁が明るい色の場合に、黒にするとメリハリが出て印象に変化を与えます。
茶系
黒よりも柔らかな印象で、和風の家にもよく合います。
茶色は調和しやすく、グリーン系やクリーム系の外壁とも相性が良く、上品にまとまります。
付帯部を塗装する際のポイント
その① 全体をイメージする
外壁や屋根に比べると付帯部自体の面積は広くはありませんが、だからといって好きな色にするというのはおすすめできません。
家全体を調和させたいのか、ポイントで引き締め効果を出したいのかなど、しっかりとイメージして色を選ぶようにしましょう!
その② 他のお宅の家をよく見てみる
インターネットで検索すると、施工事例など豊富な情報を見ることができます。
ご近所で素敵だなと思っているお宅や、インターネットでお洒落だなと思う家を参考にしてみるのもお勧めです。
その③ 統一感を持たせる
何色もの色を使用してしまうと、配色のバランスが悪くなり、まとまりのない家になってしまいます。
例えばサッシの色に合わせることで、家全体に統一感を持たせることができます。使う色を増やしすぎないことも重要なポイントです。
まとめ
同じ外壁の色でも、付帯部の色を何色にするかによって家の印象は大きく変わります。
どのような印象にしたいのかをしっかりと施工業者に伝えましょう。
色のことで迷ったら、プラニング・Kにお任せください。経験豊富なスタッフがお客様のイメージに合う色をご提案させていただきます。
是非、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:塗装工事
2023年1月23日
塗料の艶有と艶なしどっちがいいの?
外壁塗装の塗料を決める際、色選びで悩む方が多いと思いますが、艶について悩む方は少ないと思います。「新築時のようにピカピカさせたい」という方もいれば「艶を抑えてマットな落ち着いた感じにしたい」という方もいます。今回は塗料の艶についてご紹介していきます。
外壁の艶とは
外壁塗装における艶とは滑らかな平面や曲面に浮かぶ光の反射や光沢のことです。艶有の塗料を使用することによって光沢のある外壁に仕上げることができます。
また、外壁の艶の有無の尺度は、60度の角度から100%の光を当て、正反射した光が反対側に何%届いているかで決まります。艶は全部で5段階あり、艶有・7分艶・5分艶・3分艶・艶消、となっています。
・艶有
光沢度70%以上の状態。塗った後はツヤツヤとした印象になります。
・7分艶
光沢度60%前後の状態。曇りの日など、天候により艶がないように見えます。
・5分艶
光沢度35%前後の状態。半艶とも呼ばれ、中間度合いの艶感になります。
・3分艶
光沢度15%前後の状態。ほんの少し艶があり、天気のいい日に見る角度によっては艶があるように感じられます。
・艶消
艶が全くなく、マットな仕上がりになります。
7分や5分という数字だけを見ると、7分艶だと70%、5分艶だと50%程度に思えてしまいますが、実際はそれよりも低い数値になります。
艶有塗料のメリット
艶有塗料は、表面が滑らかなので埃や排気ガスなどの汚れが溜まりにくくなります。塗膜を劣化させる原因がなくなると、それだけ塗膜を長持ちさせることができます。
艶消塗料のメリット
艶なし塗料は、仕上がりがマットになるため、経年による見た目や雰囲気の変化が少なくなります。また、和風の住宅と相性が抜群です。
塗料を選ぶ前に
A4サイズ以上の大きさで色見本を確認
艶の程度や艶なしの確認はAサイズ以上の見本で確認しましょう。また、色の確認もこの見本で行います。カタログなどの小さい見本を見て決めてしまうと、仕上がってみたらイメージと違った、という場合が多くあります。うまくイメージがわかない場合は、塗装業者に相談してみましょう。
屋外で見本を確認
艶の程度は、室内の蛍光灯などで見るのと、外の自然光で見るのとでは全く違います。外で見たほうがより強く艶が出ていると感じることが多いようです。また、時間帯によっても艶の見え方が変わるのでこだわりたい方は、朝、昼、夜と時間帯を変えて確認することをおすすめします。
まとめ
外壁塗装における艶についてご紹介しました。艶の有無や程度についてはお客様の好みで選ぶのが一番良いです。こだわりがない方は、艶有塗料を選択すると良いでしょう。
せっかくの外壁塗装なので「イメージと違った」ということが無いよう、ご自身の納得がいく工事を行うようにしましょう。
カテゴリ:外壁
2023年1月19日
雨樋の掃除はこまめに!
雨樋は屋根のゴミを受けるために定期的な清掃が必要です。ついつい後回しにしがちな雨樋のお掃除ですが、放っておくと外壁の劣化や雨漏りに繋がります。今回は雨樋の掃除方法についてご紹介していきます。
雨樋の掃除を放置すると…
雨樋の掃除を放置すると、徐々に土や落ち葉などが溜まり、詰まってしまいます。そうなると雨が降った際、雨水が溢れて外壁が濡れてしまいます。この状態が長く続いてしまうと、外壁が劣化して雨漏りを起こす可能性があります。
一般的に雨漏りは屋根から発生するイメージですが、劣化した外壁からも起こります。ひび割れた箇所から雨水が入り込み、外壁内部まで浸透して木造部分まで腐食してしまう可能性があります。
雨樋が詰まる原因
砂や泥
風で舞い上がった砂が少しずつ積もって、雨樋に詰まってしまいます。少量なら雨とともに流れますが、年数が経つと流れずに残ったものが溜まってしまうため、いずれ雨樋を詰まらせてしまいます。
落ち葉
庭木や周りに植えられた木から落ちた葉が飛んでいき、雨樋に詰まってしまいます。公園や神社の近くなど、自然が豊かな立地のお家に多くあります。
ボールや鳥の巣
ボールやバトミントンなどの羽根など遊んでいるうちに入ってしまったものが、雨樋に詰まる原因になります。
またごく稀に、雨樋の中に鳥が巣を作ってしまう事例もあります。空になった巣なら問題ありませんが、実は卵やひながいる状態だと、勝手に巣を取ることができません。
まだ鳥が住んでいる巣があった場合は、駆除業者に相談しましょう。
雨樋の掃除方法
ご自身で掃除
1階建てで2人以上の作業人員が確保できる場合に限り、ご自身で雨樋掃除をすることが可能です。
落ち葉やゴミなどをトングで拾い、ある程度キレイになったら屋根と垂直になっている竪樋にホースを使って水を流します。
ホースから勢いよく水を流すことによって竪樋に詰まっているごみを排出することができます。
かなりゴミが詰まっている場合は竪樋をたたいてゴミを落とすか、長い針金やパイプクリーナーを使用してゴミを下に押し出しましょう。 ご自身で掃除をする場合は、必要な道具がそろっていれば費用はかかりません。
しかし、高所作業になるため、落下する危険性があります。少しでも危険と感じた場合は業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する
2階建て以上の住宅や高所作業が苦手な方は、業者に依頼して雨樋を掃除してもらいましょう。相場は1~3万円程度とそれなりに費用はかかりますが、安全に雨樋を掃除することができ、雨樋の耐久性もチェックしてもらうことができるのでメリットもあります。
雨樋を掃除する頻度
雨樋の掃除頻度は、春の終わりと秋の終わりの2回程度がおすすめです。 春は花びらが散ったり、冬の間に積もった雪が溶けたりする時期のため、雨樋が詰まる可能性が高くなります。 また、秋には落ち葉が多くなるため、冬が到来する前に一度確認しましょう。
まとめ
雨樋に不具合が起きるとお家が傷む原因になります。定期的に掃除をして綺麗な状態を保ちましょう。また、雨樋の掃除はご自身で行うより、業者に依頼したほうが安心です。転落やけがを防ぐためにも1度業者に相談することをおすすめします。
カテゴリ:未分類
2023年1月16日
見積りで見るべきポイント
「外壁塗装の見積りをとったが、適正価格なのか分からない」「相見積もりをしたが、どの業者を選べば良いか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回は見積りの抑えておくべきポイントをご紹介します。
相見積もり
まずは相見積もりをとりましょう。すでにお任せしたい業者が決まっている場合はとる必要はありませんが、業者によって使用する塗料、サービス、金額はバラバラです。
見積もりを取ることによって安心できる工事を行ってくれるか見極めることができます。3社ほど見積もりを取って業者選びの判断材料にしましょう。
見るべきポイント
何回塗りかチェックする
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。3回塗りをしない場合は、塗料がうまく密着せず、塗膜が剥がれやすくなります。そうなると耐久性が落ちてしまい、壁の耐用年数も大幅に短くなってしまいます。
これでは塗装した意味がなくなってしまうので、事前に重ね塗りの回数は確認しておきましょう。
塗装面積が数値で書かれているか
「上塗り 一式〇〇円」ではなく「上塗り〇〇㎡ 単価〇〇円 計〇〇円」というような形で面積が詳細に記載されているか確認しましょう。後に「ここは工事に含まれていません」といったトラブルを避けるため事前に確認しておきましょう。
また「坪数」と書かれているのも注意が必要です。坪数は単なる床面積なので外壁の面積ではありません。
塗装箇所がすべて書いてあるか
外壁トラブルで最も多いのが「見積書にない項目を追加で請求された」というものです。契約金額は安かったのに施工中にどんどん工事が追加され、高額になってしまった、というケースもあります。
見積から見る業者選びのポイント
見積もりを作成する際に必要な建物の情報(素材や面積)を調べるため、現地調査を行います。
その際に目測で測っていたり、屋根を確認しなかったりと短時間で現地調査を終わらせる業者には要注意です。
正しい外壁面積を出さないと、塗料の塗布面積を算出することができません。
丁寧に現地調査を行っている業者を選ぶようにしましょう。
また、表記に関すること以外に、現地調査後にできた見積もりがきちんと劣化原因に基づいているかも確認しましょう。劣化症状と全く合わない塗料を提案されても塗膜が綺麗に密着せず、かえって耐用年数が短くなり、塗り替える意味がなくなってしまいます。
劣化症状を無視して自社おすすめ塗料を提案してくる業者には注意が必要です。
まとめ
見積書の抑えておくべきポイントとそこから見る業者の選び方についてご紹介しました。外壁塗装業界はトラブルが多い業界です。現地調査を丁寧に行っているか、見積書の不備がないか、表記は正しいか、などしっかりと確認して悪徳業者を見極めてご自身の身を守りましょう。
また、見積書以外でも業者と綿密な打ち合わせを行い、悔いの残らない工事を行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年1月12日
シリコン塗料について
外壁塗装に使用する塗料には多くの種類があります。その中でも一番人気が高いのがシリコン塗料です。様々な塗料がある中でどうしてシリコン塗料が選ばれるのでしょうか。今回はシリコン塗料についてご紹介していきたいと思います。
シリコン塗料とは
塗料は顔料・樹脂・添加剤・溶剤または水でできています。シリコン塗料はこの4つのうちの樹脂がシリコンでできている塗料です。樹脂には様々あり、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機などがあります。
樹脂によって塗料の性能は大きく変わります。シリコンは汚れにくく、紫外線に強いといった特徴があります。
メリット・デメリット
メリット
耐候性に優れている
シリコン塗料の塗膜は硬いため、汚れが付きにくく撥水性があります。雨や風に運ばれてくる汚れも付きにくく塗膜が長持ちします。
また、熱に強く、高温の太陽熱を受けても変化しづらいため、耐候性が優れています。耐用年数は10年程度になります。
バリエーション豊富
シリコン塗料は人気が高いため、各塗料メーカーでもラインナップが充実しています。性能やカラー、価格帯が幅広く、予算や好みの色などご自身に合ったものを選ぶことができます。
デメリット
ひび割れやすい
ウレタン塗料と比較すると塗膜が硬いため、ひび割れしやすくなります。地震などでひび割れした場合、追従できずシリコンの塗膜も一緒にひび割れてしまいます。
製品数が多いため迷うことも
メリットで商品のラインナップが多いことを挙げましたが、一方で多すぎると迷ってしまうというデメリットがあります。
たくさんの塗料から性能や価格帯の異なるものを検討するのが、大変に感じてしまう可能性があります。
シリコン塗料がおすすめの方
シリコン塗料は以下のような方におすすめです。
コスパ重視
シリコン塗料は価格と耐用年数のバランスが非常によい塗料です。「安い塗料を使うと耐用年数が短そうで不安…。でも予算の都合で高い塗料は選べない…」といった方におすすめです。
メンテナンスのスパンを長くしたい人
ほとんどの外壁は周期的にメンテナンスを行わなければいけません。安くて耐用年数の短い塗料だと、劣化が早く次の塗り替えの時期が早まります。アクリル塗料やウレタン塗料に比べるとシリコン塗料は塗替えのスパンを長くすることができます。
好きな色の外壁にしたい人
シリコン塗料は色の種類がたくさんあるので、自分好みのカラーを見つけることができます。
まとめ
シリコン塗料は性能と価格のバランスが良く、最も人気のある塗料です。一口にシリコン塗料と言っても製品によって性能やカラーは様々です。安価で耐候性がある塗料をお探しの方はぜひシリコン塗料をご検討してみてはいかがでしょうか。
少しでも塗装や塗料のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2023年1月5日
外壁塗装-足場が必要と言われたら-
家は、長い間住んでいると必ずメンテナンスの時期が訪れます。
それは雨漏りなどにより異常をきたした場合、または外壁の汚れが気になって塗り替えを検討した場合など、理由は様々です。
実際に見積書を依頼した際に、足場仮設や仮設工事といった表記があるかと思います。これが足場代の費用となります。
そもそも『足場って必要なの?はしごをかければいいんじゃない?』と思われる方も多いのではないでしょうか。
出費を抑えたいのは当然ですが、足場が必要なのには理由があります。
納得して塗替え工事を依頼できるよう、疑問を解決していきましょう。
足場とは
屋根や外壁の塗装工事をする際、住宅の周囲に足場を組立て、安全に施工できるようにするためのものです。
足場の緊結部分に日本古来のくさびの原理を採用しており、手すりや足場板の組み合わせ方によって、建物に合わせた足場を作ることが可能です。
足場が必要な理由
安全に施工するため
足場の設置は、高所で作業する作業者を墜落などの危険から守るためです。
万が一、自宅の工事中に墜落事故が発生してしまったらどうでしょう。家がきれいになることを楽しみにしていた気持ちも台無しになってしまいます。
作業員を守るためにも、気持ちよく工事を終わらせるためにも足場は必要です。
作業効率の向上
足場の仮説は大掛かりに思えてしまうかもしれませんが、高品質な塗装に仕上げるためにも必要と言えます。
高所での作業は足元も不安定です。長年従事した作業員でも、はしごに上って作業をすることは非常に危険です。
足場は作業員の足元を安定させるだけでなく、塗りムラや塗り残しを防ぐこともでき、作業効率の向上にも繋がります。
汚れ飛散防止のため
塗装工事をする際には必ず高圧洗浄という工程を行います。高圧洗浄を行うことで、屋根や外壁に付着した長年の汚れや劣化した塗膜などを洗い流します。そうすることにより、新しい塗料が密着しやすくなります。
高圧洗浄は水を高圧で噴射させ埃や汚れを取り除くため、汚れた水が周囲に飛び散ります。足場に沿って住宅を囲うように養生ネットを取り付けることで、高圧洗浄による水分や塗装中の塗料の飛散を防ぐことができます。
近隣のお宅とのトラブルを未然に防ぐためにも足場を設置し、飛散防止シートを貼ることが大切です。
挨拶回りは必須
足場の設置や解体時は、金属を打ち付ける『カンカン』という音や、足場材を地面に置いた時の『ガシャン』といった金属音が響きます。静かだった生活に普段聞き慣れていない金属音がしたら、強いストレスを感じてしまう可能性もあります。
事前に騒音がすること、作業時間や工期の予定など、近隣の方へ事前にお知らせしておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
挨拶回りは施工業者が行うケースが一般的ですが、ご近所さんとよく顔を合わす方はご自身で報告されるのもいいかと思います。
最低でも工事が始まる1週間前までには挨拶回りを済ませるようにしましょう。
足場設置をする際のポイント
足場は不可欠という理由はお分かりいただけたかと思いますが、足場の設置には平均で15〜25万円の費用がかかります。
工事中の生活の不便さも一度で済ませられ、足場代も一回で済み結果的に15~25万円の節約ができます。
従って、足場が必要な外壁塗装や屋根塗装はまとめて行うことをお勧めします。
まとめ
足場は作業員の安全性や作業性を高め、それが最終的に外壁・屋根塗装の品質に影響するため、絶対に必要です。
足場の設置時には近隣への配慮が重要になります。足場が必要な工事はなるべくまとめて行うよう、計画的に工事依頼をしましょう。
工事に関するご不明点や気になることは、お気軽にお問合せください。