- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2024年10月31日
家族に喘息の人がいても外壁塗装をしても良い?
外壁塗装を考えているが、家族や近隣で喘息の方がいて心配だ、とお悩みの方いらっしゃいませんか。
外壁塗装は屋外で行われる工事なので家の中にいれば安全なように思えますが、工事中の飛散物や使用する塗料が呼吸器系に影響を与える恐れがあるため、前もって対策してなければなりません。
今回は外壁塗装と喘息の関連性と、ご家族や近隣に喘息を患っている方がいるとき知っておきたい工事前の対処法などについてご紹介します。
外壁塗装は喘息を悪化させてしまう可能性がある
外壁塗装を行う際には塗料をしっかり密着させるための下地作業においてどうしても細かな粉が飛散したり、使用する塗料からも少なからず臭いが発生してしまいます。
それらの工程が喘息に対して影響が全くないというのはどうしても言い切れない部分です。
注意する工程
ケレン作業
外壁塗装前には高圧洗浄を行い外壁や屋根に付着した汚れや苔などを落とす作業を行います。
その作業の際には水を使うので汚れが飛散するような事はありませんが、ケレン作業という古い塗膜を剝がしたり、新しい塗料の定着を良くするために機械や手作業で屋根や外壁の表面を削る下地調整作業では風に乗って汚れや古い塗膜の粉塵が飛散する可能性があります。
こうして飛散した粉を吸ってしまうことで気管支に影響を及ぼし喘息を悪化させてしまう可能性があります。
塗装作業
現在、外壁塗装に使用される塗料は基本的に安全企画をクリアしており、含まれている有害物質もずっと少なくなっています。
しかし塗料には様々な化学物質が含まれており、含まれている物質が気化した際に喘息に悪い影響を及ぼす可能性は否定しきれません。
また、特に油性塗料の場合にはシンナーを使用して希釈を行いますので、塗装の際に強いシンナー臭が発生します。
そのシンナー香が気管支を刺激し、喘息の症状が酷くなってしまう可能性があります。
対策
・水性塗料の使用
水性塗料はシンナーなどの有機溶剤ではなく、水を主成分として作られています。
水性塗料は水で薄めて使用できるため、塗装時にシンナーの強い刺激臭を伴いません。
また、従来まで水性塗料は溶剤系塗料より耐久性が劣っているものでしたが、徐々に水性塗料も改良されつつあり、近年の戸建て住宅の外壁塗装では水性塗料がメインで使われるようになっています。
・工事中は別の場所で過ごす
使用する塗料を工夫して過ごしても、どうしても臭いが気になってしまう場合もあるかと思います。
そうした場合には下処理の工程や塗装期間だけでもウィークリーマンションやマンスリーマンション、ホテル等などを利用して別の場所で過ごすようにすると喘息をもっていても安心して過ごすことができます。
・マスク着用
外壁塗装の期間中にマスクをして過ごすのも一つの手です。
室内でマスクをして過ごすのは少々息苦しいかも知れませんが塗装を行うのは、外壁塗装期間中、大体6日ほどのため、その間だけでもマスクをして過ごすと塗料の臭いを気にせず過ごすことが出来るかも知れません。
本格的な防毒マスクを用意すると1,500~5,000円になりますが、仮住まいよりは低予算で行える臭い対策と言えます。
・換気
外壁塗装中に、部屋に臭いがこもってしまうと喘息が悪化する可能性があります。工事中は、窓を閉める方が良いと感じられるかもしれません。
外壁塗装の塗料や粉が少ない窓から換気を行うことをおすすめします。また、換気扇も活用しましょう。
まとめ
外壁塗装工事は場合によっては喘息の症状を引き起こしたり、重症化させたりすることもあるため、工事前にしっかり対策しておくことが大切です。
特に溶剤系塗料を使うときは建物の周りだけでなく室内にも刺激臭がたちこむので、気管支が弱い方が建物に長期間滞在するのは避けた方が無難です。
ご自宅の塗装を依頼する業者には、家族や近隣に喘息を患っている人がいることを必ず伝え、水性塗料を選んでもらったり溶剤系塗料の使用範囲を短くしたりするなど、喘息の症状を悪化させない工事プランを依頼しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年10月28日
屋根の塗り替え時期
屋根の塗装は定期的に行わないと、劣化が進み最悪の場合は住居全体にまで被害が及んでしまうことがあります。
大切なお住まいを守るには定期的なメンテナンスが欠かせません。特に屋根メンテナンスは重要で、劣化した屋根を放置すると雨漏りを引き起こします。
今回は屋根塗装が必要な時期について知り、塗装をしたほうが良い屋根の状態や、屋根塗装に適した季節について解説します。
屋根材の種類ごとの寿命
よく使用されている屋根材の寿命、塗り替え目安をまとめました。
・スレート屋根(スレート瓦):寿命15~30年、塗り替え5~10年
・ガルバリウム:寿命20~50年、塗り替え5~10年
・セメント瓦:寿命30~40年、塗り替え5~15年
・トタン屋根:寿命10~20年、塗り替え5~10年
屋根塗装に使われる塗料にはアクリル系、シリコン系、ウレタン系、フッ素系などがあり、寿命は5~20年とかなり幅があるため、塗り替え目安にも幅があります。
2回目以降の塗装を行う場合、前回の塗装時にどの塗料を使用したか覚えておく、見積もりを取っておくなどしておくとメンテナンス時期が分かりやすいです。
こんな症状がでたらメンテナンス時期☝
屋根は劣化が進むと雨漏りだけでなく、メンテナンスの費用もかさんでしまいます。そうならないためにも劣化のサインを見逃さないように日々屋根のチェックを行いましょう。
色褪せ
当初の屋根の色からくすんだように変色した状態です。スレート、トタン、ガルバリウム、アスファルトシングル、セメント瓦といった、塗装をしているすべての屋根で発生します。
色あせは塗膜の劣化が始まった証拠です。とはいえ、初期的な段階であり、すぐに処置をしなくても問題がない症状です。
色あせが見つかったら、定期的に状態を把握して劣化の進行状況をチェックしましょう。
コケ、カビ
屋根にはコケやカビが発生することがあります。コケやカビは美観を損なうほかに悪臭を放つといった影響を及ぼすので早めに対処したいものです。
コケやカビは粘土瓦やアスファルトシングルの屋根材で発生しやすいでしょうまた、コケやカビは高圧洗浄で除去できる場合があります。
洗浄をしても落とせない場合は塗装を検討しなくてはいけません。
瓦のひび割れ
屋根にひび割れが発生すると雨漏りや錆びなどの症状が発生します。ひび割れは、スレート、セメント瓦、粘土瓦で発生する傾向があります。
細かなひび割れでも室内への雨水侵入の恐れがありますので、早めに補修や塗装をすることが重要です。
屋根の塗装は1年中可能
屋根塗装は「気温5度以上湿度85%以下」の条件がそろっていれば、1年中施工可能です。また、気候が落ち着く春・秋は塗装工事がしやすい時期です。
夏でも出来ますが、屋根の上は45℃以上の高温になっている可能性が高く、温度が高すぎると塗料が揮発しやすいので、気泡が入って仕上がりが悪くなることがあります。
冬は、朝露や夜露が発生しやすく、屋根が濡れた状態になりやすいため、乾燥時間が足りない傾向があります。朝露が乾いた時間から夕方の気温が低下する前に行う必要があります。
まとめ
屋根を長持ちさせるためにはメンテナンスが重要になります。塗装は1年中できるため、塗装時期に悩むことはありません。
屋根の劣化状態を見て、そろそろメンテナンスが必要かな?と考え始めたら、まずは塗装業者にご相談することをおすすめします。
カテゴリ:屋根
2024年10月24日
2回目以降の外壁塗装でのポイント
2回目、3回目の外壁塗装を検討中の方、いらっしゃいませんか?2回目以降の塗装工事の際には、前回の外壁塗装の際にどの塗料を使用して塗り替えたかも重要になってきます。
また、1回目と2回目以降の外壁塗装は、新築から経過している時間がちがってくるため、外壁塗装の費用や工事で使用する塗料が大きく違ってくることがあります。
今回は2回目以降の外壁塗装のポイントをご紹介していきます。
1回目と2回目の外壁塗装の違い
2回目の塗装となると、築年数も20年を超えていることが大半です。そうすると、様々な劣化症状が起きていてもおかしくありません。
そのため、2回目以降は塗装の費用や手間がかかります。費用が高くてもしっかり補修するのが重要になってくるのです。
2回目以降の外壁塗装のポイント
・費用が高くなる可能性がある
1回目の塗装工事では、塗料の費用がわかっていれば工事費用についてはだいたい検討がつくと思います。
しかし、2回目以降の塗装工事では思わぬ劣化が発生することもあるため、1回目よりも工事範囲が増えて工事費用が高くなる可能性があります。
また、下地まで傷んでいると下地処理や下塗りの工程が増えるケースもあるため、コストが上がる原因になります。
そのため、1回目の時より工程や工事が増える可能性があるということを理解しておきましょう。
・塗料との相性
2回目の塗装工事では、前回よりも高性能な塗料を選びたいという方もいるのではないでしょうか。
塗料のグレードが上がればメンテナンスの頻度を少なくすることができるため、トータルコストを抑えることができます。
ただし、塗料には相性があるため、相性の悪い塗料を塗るとすぐに剥がれたり膨れたりする可能性があります。
たとえば前回使用した水性塗料の上に、新たに溶剤系塗料(油性塗料)を塗り重ねると、溶剤(シンナーなど)が水性塗膜を侵して膨れやしわが発生してしまう恐れがあります。
2回目の外壁塗装の際はすでに古い塗膜が劣化しているため、あまり影響はないかもしれませんが、少しでも剥がれにくい塗膜にするためには塗料に相性があることを把握しておきましょう。
塗装が行わないほうが良い場合もある
住宅が著しく劣化している場合は塗装を行わないほうが良いこともあります。
外壁材の吸水が著しく、ボロボロと剥がれてしまう、爆裂や凍害によって更に剥がれる可能性が考えられる、透湿防水シートの経年劣化による外壁からの雨漏りを発生している、などの劣化症状がある場合は2回目の外壁塗装は行わず、根本的な問題を改善してから再度メンテナンスを行っていきましょう。
2回目の塗装が必要な時期
2回目以降の外壁塗装が必要な時期は、前回の外壁塗装で使用した塗料の種類や施工品質、立地条件、周辺環境、住まいの耐久性などによって異なります。
耐久性の高いフッ素塗料を使って塗装した場合には15~20年後、シリコン塗料の場合は10~13年後が一般的な外壁塗装の時期の目安とされています。
また建物の立地条件や周辺環境によっても塗膜の劣化速度が変わってくるので、以下のような劣化症状が現われたら外壁塗装を検討しましょう。
・外壁のひび割れ
・塗膜の膨れ
・コーキングのひび割れ
・チョーキング
・外壁、屋根の色褪せ
・コケの付着
まとめ
2回目以降の外壁塗装をご検討中ということは、お住まいへのダメージは確実に蓄積されています。
サイディングの張り替えやモルタル外壁の塗り直し等、1回目の外壁塗装よりも補修する箇所が増え、費用がかかってしまう可能性があります。
しかし、ご自宅を見直す良い機会でもあるので、少しでも劣化症状を確認したら、外壁塗装を検討しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年10月21日
屋根の人気色とは?!
外壁はよく見えるところだから、色は自分が一番いいと思う色を選びたい!だけど屋根は…?と、屋根の色をどのように選んだら良いのかお悩みの方、いらっしゃいませんか?
屋根の色は、お家の形にもよって見えやすかったりそうでなかったりしますが、意外と家全体の色のまとまりに重要な役割を持っています。
せっかく外壁が素敵な色でも、屋根の色がいまいちだと、家全体の印象が変わってしまい、とても勿体ないです。
そこで今回は屋根の人気色や失敗しないためのポイントをご紹介していきます。
屋根の色を選ぶポイント
・外壁との相性を考える
屋根色を決める際にもっとも大切なのは、外壁や付帯部の色との相性です。外壁や付帯部とのバランスを考えずに屋根の色を決めてしまうと、まとまりのない印象になる恐れがあります。
屋根の色を選ぶ際は、屋根、外壁、付帯部を同系色の濃淡にし、使用する色を3色までにすることで、統一感のある外観に仕上げることができます。
個性的に見せたい場合は、ブラックの屋根×真っ白の外壁といったコントラストの強い2色にするのも良いでしょう。
・屋外での見え方に気を付ける
色を決めるのにはサンプルを見て決定しますが、そのサンプルは手元や室内で確認することがほとんどです。
室内の照明で見る面積の小さなサンプルは、太陽光の下で広い面積で見ると色の見え方が違ってきます。
天気によっても見え方が違ってくるため、晴れていればより明るく、曇っていればより暗い色に感じます。
屋外での色の見え方を考慮して色選びをすることで、イメージと違った、ということが少なく済みます。
・遮熱効果
屋根は太陽に一番近くもろに熱の影響を受ける箇所です。そのため、屋根塗装を行う時は遮熱効果を期待した塗料で塗装を行うことが多いのですが、同じ塗料でも使用する色によっても遮熱効果は異なります。
基本的に白に近く明るい色であればあるほど遮熱効果は期待され、反対に黒に近く暗い色であればあるほど遮熱効果はそれほど期待できません。
そのため、特に色にこだわりのない方や見た目よりも機能性を向上させたい方は遮熱効果が高い色を選ぶことをおすすめします。
屋根の人気の色
グレー
グレーの屋根は外壁との馴染みもよく機能面でも魅力的です。
グレーはブラックよりも明るいため熱を吸収しにくく、室内温度の上昇を抑えられます。
汚れや色褪せも目立ちにくいため、長期間美観を保ちやすい色です。
メンテナンスの手間を最小限に抑えたい場合はグレーの屋根が適しています。
ブラウン
ブラウンの屋根は、落ち着きのある外観に仕上げたい方におすすめです。
ブラウンはさまざまな色やデザインとも相性がいいため、外壁だけではなく周囲の自然環境にも調和します。
ダークブラウンなど暗めの茶色は、重厚感があり落ち着きのある印象を与えます。
一方で赤みの強いブラウンは、おしゃれで明るい印象の家に仕上がります。
グリーン
グリーンの屋根は自然が多い環境でも馴染みやすい色です。
グレーやブラウンよりも外壁との相性は難しくなりますが、上手く組み合わせるとおしゃれで個性的な仕上がりとなります。
グリーンはコケやカビなどの汚れが目立ちにくい色であるため、湿気の多い地域にもおすすめです。
モスグリーンのようなグレーがかったグリーンは砂埃なども目立ちにくいため、美観を保ちたい方に適しています。
おすすめしない色
・赤や青などの原色
屋根塗装では、赤や青などの原色系の色はおすすめできません。原色を採用する最大のデメリットは、色褪せが目立ちやすいことです。
屋根塗装が色褪せてしまうと、家全体が古びた印象になってしまいます。原色の色を採用し美観を保ちたい場合は、数年ごとに塗り直しを行う必要がありメンテナンスが大変になります。
・白
屋根塗装ではホワイト系の色もあまりおすすめできません。屋根は年中雨風や砂埃にさらされているため、とても汚れがつきやすい部分です。
ホワイトを採用すると汚れが悪目立ちしてしまい、外観が悪くなってしまいがちです。
まとめ
せっかくの高いお金をかけて屋根塗装をするのであれば、気に入った色で塗装したいですよね。
失敗を避けるためには上記のようなポイントを意識することが大切です。また色選びの際はカタログだけでなく近隣にある住宅を参考にしてみても良いかもしれません。
ご自身のイメージやお家にぴったり合う屋根塗装を行いましょう。
カテゴリ:屋根
2024年10月17日
地震がきた後の外壁・屋根は大丈夫?
今年の初めには能登半島地震、8月には宮崎で起きた震度6の地震…。ここ数年で大きな地震が多数起こっており、防災意識が高くなっていることと思います。
様々な防災グッズが広まる中、お家のことはどうしたらいいのか、もし地震がきた後は何をチェックするべきなのか…と気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は地震が来た後にチェックすること、地震に備えるメンテナンスについてご紹介します。
地震がきた後のチェックポイント
ひび割れ・膨らみ・ズレがないか
大きな地震の後は、外壁のヒビ割れが増えているかもしれません。小さなヒビ割れであれば、塗装部分だけのヒビなので慌てすぎなくても大丈夫です。
しかし、大きなひび割れ、膨らみ、ズレ、傾きなど、すでにご自身でわかるような症状があれば、重症の可能性が高いです。
わからない場合でも、専門業者が点検すると、症状が発見される場合があります。少しでも症状があれば、雨漏りに移行する可能性があります。
ドアの開閉が困難
「ドアや窓の開閉が地震前までは普通にできていたのに、地震後からしづらくなった」という場合、明らかに建物が傾いている、変形していることになります。
屋根材や部材の落下
自宅周辺に屋根材の一部やくぎやねじなどの部材が落下していないでしょうか。何かが落ちていた場合、外壁や屋根に異変が起きている可能性が高くなります。
また、屋根や外壁に付属する部材、雨樋が傾いていたり、外れていても雨漏りに繋がる危険性があります。
外壁や屋根から異音
外壁や屋根からミシミシ、キシキシと、きしむ音がしていないか確認しましょう。これらも部材の不具合がある可能性があります。
地震に備えるメンテナンス
「我が家は丈夫だから、地震を受けても大丈夫」と思う方は少なくありません。築10年以上の家でも、しっかりとした作りの場合は多少の震度の地震を受けた場合であっても、問題が無い場合もあります。
・外壁塗装
外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、防水効果を高め、建物全体の耐久性を向上させる役割も担っています。
外壁の劣化が進むと、建物内部への水の浸入を許し、構造の弱体化を招く可能性があるため、定期的な塗装の見直しが重要です。
外壁に発生する小さなひび割れは、見過ごされがちですが、放置すると内部の構造材にまで影響を及ぼすことがあります。
特に、大規模地震では、建物に強い揺れが加わるため、事前にクラックを修繕し、外壁を強化しておくことが重要です。
・瓦のメンテナンス
瓦屋根を使用している場合、耐震性の高い軽量瓦や、軽量な屋根材に交換することが推奨されます。
古い瓦屋根は地震の振動で割れたり、ずれたりするリスクが高いため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
交換が難しい場合でも、瓦の状態を定期的にチェックし、必要に応じて修繕や補強を行うことが重要です。
日ごろから気をつけておくこと
・建物の周辺に物を置かない
地震の揺れで物が外壁にぶつかったりして傷ができることや、日陰ができることでシロアリの侵入経路になってしまうことになりかねません。
いざという避難時に転倒の危険性を生んでしまう危険性もあるので、できればすっきりとした状態にしておきましょう。
・メンテナンス時期の把握
再塗装やシーリング、雨樋など、定期的なメンテナンスをしたことがあれば、時期の確認などを行っておくことも、心の準備につながります。また、外壁や屋根材の材質も確認しておくと良いでしょう。
まとめ
地震は多かれ少なかれ、建物に衝撃を与えます。「今回は被害がなかった」「目に見える被害はないな」と安心するのではなく、定期的なメンテナンス、点検をしましょう。
今回大丈夫だったからと言って、次も大丈夫とは限りません。少しでも異変を感じたら、専門業者に点検を依頼して、いざという時に備えてください。
カテゴリ:未分類
2024年10月10日
外壁塗装の見積書で見るべきポイント
外壁塗装工事で業者選びを行う際、見積書の金額だけに注目しがちです。「金額が安い」ということはとても魅力的ですよね。
しかし、金額だけでは適切な工事を行ってもらえるか、という判断ができません。そこで今回は外壁塗装の見積書で見るべきポイントをご紹介していきます。
💡見積書のチェックポイント
①塗装の面積や数量が明記されているか
外壁塗装や屋根塗装は、使用する塗料の使用量や、足場、高圧洗浄など、いずれも塗装面積が根拠となって金額が算出されます。
面積が出しづらい部位や工程でも、数量などが書いてあるのが望ましいです。また、面積や数量が書かれている場合でも、実際の数値とかけ離れていないかという点についても確認することが重要です。
②塗料の種類や名前が書いてあるか
重要なポイントとして、具体的な塗料製品が記載されているかしっかり確認しましょう。
塗装会社によっては「シリコン塗装」「フッ素塗料」などの大まかな種類でしか書いてない場合があります。
しかし同じグレードでも価格はピンきりで、メーカーや製品によっても大きく値段が異なります。
③塗装の回数は3回になっているか
塗装には下塗り、中塗り、上塗りの3工程があります。基本的に、外壁塗装は3回塗りが必要なので、見積書にもそのように記載されているか確認しておきましょう。
外壁塗装に3回塗りが必要な理由は、外壁を保護するための塗膜の厚さが1回や2回塗りでは形成できないからです。
塗料は1度に厚く塗ると垂れてきたり乾きにくくなったりする恐れがあるため、十分な性能を得るためには回数を分けて重ね塗りしていきます。
④見積費用が適正価格からかけ離れていないか
平均的な広さの戸建て住宅(約30坪)の外壁塗装をシリコン塗装で塗装する場合の相場価格は、70万円~90万円ほどです。屋根も外壁と一緒に塗装する場合には、80万円~110万円ほどかかります。
塗装工事の価格は塗料によっても異なりますが、上記の相場価格より50万円以上外れているときはしっかり理由を聞いて下さい。
⑤相見積もりをとる
複数の業者に外壁塗装の見積もりを依頼する時には、必ず同じ条件・同じ希望で相見積もりをとるのがポイントです。
各業者によって異なる条件で見積もりを依頼してしまうと、ほかの業者との比較が困難になり、見積もり内容が妥当なのかを判断しにくくなるためです。
相場よりも大幅に安い金額で依頼できるならそれに越したことはないですが、その業者の実績・技術力や対応品質なども考慮した上で、慎重に決める必要があります。
まとめ
外壁塗装の見積はネットで簡単にできるものではないので少し億劫に感じる方も多いと思います。ですが、その間にも外壁の劣化は進行していきます。
大規模な工事が必要になる前に上記でご紹介したチェックポイントを意識しながら見積もりを依頼してみましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年10月7日
外壁塗装でお家を北欧スタイルに!
外壁塗装を決めたら、好みの外観に塗り替えたいですよね。北欧風の外壁はとてもお洒落で、最近は北欧風の外観にしたいという方が増えてきています。
ですが、北欧風の外観にするためには、色のバランスなどポイントをしっかりと押さえないと雰囲気が出せなくなってしまうのです。
今回は、北欧風の外観にするためのポイントについてご紹介します。
北欧風とは?
「北欧風」は文字通り、フィンランドやスウェーデン、ノルウェーなどのヨーロッパ北部で生まれたデザインです。
北欧は緯度が高い地域のため、日照時間が短く長く寒い冬が続きます。そのような厳しい環境であっても「暖かみがあり、快適に過ごせるように」という想いで造られたのが北欧風スタイルです。
色は白やブラウン、グリーンやブルーグレーなどのナチュラルなカラーを使用し、優しくて暖かみや明るさを感じるデザインが特徴です。
近年ではインテリアを中心に人気を集めていますが、住宅そのものを北欧風にする方も増えています。
💡北欧スタイルにするポイント
外壁カラー
本場の北欧では、赤やえんじ色、濃い緑、黄土色などの、しっかりとした色味の外観が主流です。
日本で北欧風の外観を作るのなら、ナチュラルカラーやくすみカラーが人気です。あるいは、優しいグレー・ブルーなどを選んでみるのもおすすめです。
また、レンガや木などの外壁材も本場ではよく見られる物ですが、日本ではレンガ調や木目調のサイディングを用いるのが一般的で、メンテナンスも楽に済みます。
窓枠
日本の住宅はグレーや白の細いサッシが主流ですが、北欧風にするのなら、おすすめしたいのは白またはウッドカラーで太めのサッシです。
外観が白色ならばウッドカラーのサッシを、色味がある外観なら白色のサッシを選びましょう。
付帯部
平屋建てで外壁を2色で塗り分けるのが難しい場合には、外壁部分を1色にし、破風・雨樋などの付帯部や窓枠の色を変えてアクセントにするのも北欧らしいデザインになります。
また、反対に外壁と窓枠を同じ色にして窓枠をなじませても、すっきりとして北欧風らしくなります。
おすすめの配色
・白×アースカラー
北欧らしい色使いといえば、白系の他にアースカラーがあります。森や湖に囲まれた自然豊かな環境であることから、周囲の景色に溶け込むような優しいアースカラー
もよく使われています。よく使われるのは、ブルーグレーやマスタード、グリーン、レンガ色などです。
自然界に馴染むような少しくすんだ色を使うのが 北欧風デザインの特徴です。
・モノトーン×アクセントカラー
モノトーンといってもクールになりすぎないよう、明るい印象になるように白系とグレーを基調にして、アクセントとしてブラックを少量使用するのがオススメです。
自然な雰囲気の中にもクールさを感じられる北欧らしいモノトーンになります。外壁の一部や玄関ドア、破風板など部分的にアクセントカラーを入れてみましょう。
・白×パステルカラー
ホワイトをベースにパステルカラーを差し色として使うのもおすすめです。柔らかい色を差すことによって北欧ならではの暖かみのある家に仕上がります。
まとめ
色選びのポイントを押えるだけで、簡単にお洒落な北欧風の外壁に雰囲気を変えることができます。そろそろ外壁塗装を、とお考えの方は、北欧風の外壁に挑戦してみてはいかがでしょうか?
カテゴリ:外壁
2024年10月3日
外壁塗装をしたのに壁が膨らんでいる…?!
ふとご自宅を見たときに、外壁がポコポコと膨らんでいたら心配になりますよね。これは、外壁材の表面に塗られた塗装がしっかり密着せず、空気が入り込んで浮き上がっている状態です。
このような浮きは放っておくと、どんどん劣化していきます。今回は外壁塗装で起きる浮きの原因や補修方法をご紹介していきます。
浮きの原因
・経年劣化
最初に塗装してから数年経つと起こり始める経年劣化は、防ぐことができません。雨や紫外線による影響で、少しずつ塗膜がすり減っていきます。
塗料が劣化すると、外壁は直接雨や紫外線の影響を受けてしまい、徐々に雨水が内部に入り込みます。
さらに、湿気が溜まり塗膜を浮き上がらせる、という悪循環になるのです。
・下地処理が不十分
外壁塗装を行う前には、高圧洗浄で下地を綺麗にする必要があります。
なぜなら、汚れが残っていると、塗料の密着性が低下するからです。
汚れが残っている状態で塗装を行うと、塗料が浮いてしまい、外壁塗装の膨れを引き起こす可能性があります。
・塗料の乾燥が不十分
塗料を乾燥させずに次の塗装を行うと、塗膜内に空気が入り込み、外壁の膨れを発生させる可能性があります。
たとえば、高圧洗浄で使用した水が残っていたり、雨の日が長く続いたりすると、乾燥が不十分になってしまいます。
塗料の乾燥は、最低でも1日ほどかかります。天候や季節によって2日以上かかる場合もあるため、乾燥には1〜2日ほど必要だと覚えておきましょう。
・塗料の密着が不十分
塗料が外壁材に十分に密着しないと、乾燥後に塗膜が膨れやすくなります。密着不良の原因としては、下地の補修が不十分であったり、アンカー形成が適切に行われていないことが挙げられます。
下地の補修には、錆、カビ、汚れの除去、ひび割れの修復、外壁の隙間を埋めるシーリングの補修などが含まれます。これらの対応が不完全なままだと、塗料が外壁にしっかりと密着しません。
補修方法
外壁の膨らみは塗装で補修します。膨らんだ部分を取り除いて、取り除いた部分だけを再塗装する部分補修と、取り除いたところだけでなく全面再塗装をする全面補修の2つのやり方があります。
補修することにより、外壁の膨れの周囲も膨れてしまう恐れがあるので、補修する範囲をしっかりと決めてから補修をしなければなりません。
外壁の膨れの原因や範囲を見定めた上で補修をすることが大切です。
外壁の膨らみが原因で起こる問題
塗装がパラパラと剥がれる
塗膜が浮いてしまうと、破れやすくなります。少し触っただけでぱりっとはがれてしまった経験もあるのではないでしょうか。
塗膜が浮くとちょっとした刺激でも破れてしまい、破れた箇所から雨水が侵入する恐れもあります。
パリパリとはがれた外壁は見た目が悪いだけでなく、さらに水分が侵入しやすく、周りの塗膜も浮かせる悪循環に繋がるのです。
雨や紫外線の影響を受ける
塗膜の浮きは、保護機能を低下させ、雨や紫外線などの影響を受けやすくなってしまいます。
雨の影響を受け続けると、雨漏りや外壁に触れた手に白い粉がつくコーキング現象などが起こる場合もあるのです。
「これくらいなら大丈夫だろう」 と放っておくと、気がついたら手の負えない状態になっているかもしれません。
腐食の進行
外壁の浮きは修復しない限り直ることはなく、余計に範囲が広がり腐食が進行していきます。
水分が原因の場合、外壁だけでなく下地まで水分が侵入していくと、そのぶん修理も大掛かりになってしまいます。
まとめ
外壁の膨れにはさまざまな原因がありますが、ほとんどは経年劣化によるものです。放っておくと腐食や劣化が進んで取り返しのつかないことになってしまいます。
ご自宅の外壁に塗膜の膨れを見つけた場合はできるだけ放置しないで、すぐに塗装の専門業者に連絡しましょう。
カテゴリ:外壁