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2025年7月24日
屋根材別(瓦・スレート・金属)メンテナンスの違いと注意点
家の屋根は、日差しや雨風にさらされながら、私たちの暮らしを静かに守ってくれています。しかし、その屋根も定期的なメンテナンスが必要不可欠。中でも「塗装」は、劣化を防ぎ、美観を保つための重要な手段です。
ただし、屋根の素材によって、塗装の必要性や方法は大きく異なります。この記事では、代表的な3種類の屋根材、瓦屋根・スレート屋根・金属屋根について、それぞれの特徴と塗装時の注意点を解説します。

瓦屋根
▶特徴

瓦屋根は、古くから日本の住宅に使われてきた伝統的な屋根材。耐久性が非常に高く、寿命は50年〜100年とも言われています。
断熱性・防音性にも優れており、見た目にも重厚感があります。
▶塗装の必要性
基本的に「日本瓦(粘土瓦)」は塗装不要です。表面が釉薬(ゆうやく)でコーティングされており、色あせや雨水による劣化も起きにくいからです。
ただし、セメント瓦やモニエル瓦(洋瓦の一種)は、塗装によって防水性や美観を保つ必要があります。
▶注意点

・瓦自体よりも、漆喰や下地の点検が重要になります。瓦は割れにくくても、棟の部分の漆喰は雨風で劣化します。
・セメント瓦の場合、専用の下塗り材が必要です。吸水性が高いため、密着力のあるシーラーを選ぶことが大切です。
・モニエル瓦は特殊な構造のため、塗装前に「スラリー層」を高圧洗浄でしっかり除去する必要があります。これを怠ると、すぐに剥がれてしまいます。
スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
▶特徴

スレート屋根は、セメントに繊維を混ぜて薄い板状にした屋根材で、現在の住宅で最もよく使われています。
軽量でコストが安く、デザインも豊富です。耐用年数は20〜30年程度になります。
▶塗装の必要性
定期的な塗装が必要です。スレートは表面の塗膜が劣化すると、防水性が一気に低下し、雨水を吸収して割れやすくなります。そのため、新築から10〜15年ごとに再塗装を行うのが目安です。

▶注意点
・高圧洗浄で苔や汚れをしっかり落とすことが大切。表面の汚れを残すと、塗料が密着しません。
・古いスレートにはアスベストが含まれている場合も。飛散に注意し、安全対策が必要。
・屋根材が反っていたり、割れが多い場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方が良いケースもあります。
金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)
▶特徴

金属屋根は、軽量で耐震性に優れており、近年ではモダンな住宅やリフォームで採用されることが増えています。
中でもガルバリウム鋼板は、耐久性・防錆性に優れた金属屋根として人気です。
▶塗装の必要性

金属屋根は定期的な塗装が非常に重要です。サビを防ぐことが主目的で、塗膜が劣化すると腐食が始まり、屋根の寿命が大幅に短くなります。塗装の目安は10〜15年ごとです。
▶注意点

・錆びている箇所は、ケレン(サビ落とし)作業を丁寧に行うことが必須です。
・下塗りにサビ止め塗料を使用しましょう。サビ再発しやすくなります。
・タン屋根は特にサビに弱いため、状態によっては早めのメンテナンスが必要。
まとめ
屋根塗装は「どんな屋根材か」によって、対応方法もメンテナンス頻度も異なります。塗装が必要な素材もあれば、しなくてもいい素材もあります。
適切な判断をするには、専門業者による点検やアドバイスを受けることが大切です。自宅の屋根材を正しく把握し、最適なタイミングで塗装することで、家の寿命をグッと延ばすことができます。

カテゴリ:屋根































