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2025年8月18日
外壁塗装で追加費用が発生するケースとは?
外壁塗装を検討している方の不安要素のひとつとして「追加費用が発生」があるのではないでしょうか。
見積書を受け取った段階では納得して契約したのに、いざ工事が始まってから「想定外の費用がかかります」と言われて困惑した…という声も少なくありません。
今回は、外壁塗装工事で追加費用が発生する主なケースと、それを未然に防ぐための対策について詳しく解説します。

追加費用が発生するケース
①下地の劣化で補修が必要な場合
外壁の見た目はキレイでも、実際には内部の下地が大きく劣化しているケースがあります。特に、築15年以上経っている住宅では、塗装前に「クラック(ひび割れ)」「浮き」「腐食」などの補修が必要になることがあります。
現場調査の際に劣化の兆候が見られなかったとしても、高圧洗浄やケレン作業の過程で問題が発覚することがあります。このような場合は、安全かつ長持ちする塗装を行うために、やむを得ず補修費用が追加で発生することがあります。
【例】
モルタル壁の内部に雨水が浸入 → 補修材と下地処理が必要
サイディングボードが反っていた → 一部交換作業が必要
②コーキングの打替え範囲が増えた

サイディング住宅では、目地や窓まわりに使われている「コーキング(シーリング)」の劣化もよく見られます。見積もり段階で打ち替えを範囲を設定していても、実際の現場で予定以上の劣化が見つかると追加になる可能性があります。
また、既存のコーキングが2重構造になっていたり、特殊な材料が使われていた場合も、通常より手間がかかり、材料費も増えることがあります。
③塗料の変更やグレードアップ
工事前に決めていた塗料を、お客様の希望で変更・アップグレードするケースもよくある追加費用のパターンです。
たとえば、最初はシリコン系で契約したものの、「もっと耐久性のあるフッ素塗料にしたい」「遮熱機能がついた塗料にしたい」といったご要望が工事直前や施工中に出ることがあります。
もちろん、こういった変更は歓迎ですが、その分塗料代や施工方法の調整費が加算されますので注意が必要です。
④高所・足場の延長や追加作業

工事の途中で、当初の見積もりに含まれていなかった屋根の一部、バルコニー下、軒天の裏など、手が届きにくい箇所の塗装を追加したいという要望がある場合、足場の延長や特別な作業が必要になり、追加費用がかかることがあります。
また、天候不良などで工期が大幅に伸びると、足場のレンタル費用が延長されるケースもあります。ただし、これは事前の契約でしっかり定めておけば回避可能です。
⑤養生や近隣対応での追加費用
現場が密集した住宅街や、交通量の多い道路に面している場合、通常よりも大がかりな養生や安全対策が必要になることがあります。
【例】

・近隣との距離が近く、飛散防止シートを二重に設置
・駐車場の移動が必要で、仮設スペースの手配が発生
・道路使用許可が必要で行政手続き代行を依頼された
こういったケースは、地域や立地によって変動があるため、すべてを標準見積もりに含めるのが難しい場合もあります。
追加費用を防ぐためには
✅現地調査を丁寧に行ってくれる業者を探す
一番大事なのは、「どこまで正確に現場調査を行ってくれるか」です。
下地の劣化、コーキングの状態、雨漏りリスクなどを見逃さず調査できる業者かどうかを見極めましょう。

✅見積の内訳を細かく確認する

見積書の項目が「外壁塗装一式」「足場代一式」といったざっくりした表記だけだと危険です。
・「下地補修はいくらまで含まれているのか」
・「コーキングは何m分が含まれているのか」
・「足場代は何日分を見込んでいるのか」
など、できるだけ具体的な数量と単価が明記された見積もりを提出してもらいましょう。
✅変更・追加希望は早めに相談
塗料の変更、色の追加、細部の塗装範囲変更など、工事開始後の変更は割高になりやすいため、なるべく契約前〜着工前に希望を伝えておくのがポイントです。優良業者であれば、工事前にきちんと聞き取りを行ってくれます。
後だし請求を防ぐためには
追加費用がすべて悪いわけではありません。むしろ「必要な工事をきちんと説明したうえで、明確な根拠をもって提示される追加費用」は、住宅の寿命を延ばすためにも重要です。ただし、中には以下のような「後出し請求」でトラブルになるケースもあります。
・説明なく作業を進め、完了後に追加費用を請求
・「これは当然やるもの」と事前説明もなく項目を追加
・工事の記録や写真を見せず、金額だけ伝えてくる
こういった業者とは契約前の段階で距離を置くのが賢明です。
まとめ
外壁塗装で追加費用が発生するのは、工事の質を保つためにやむを得ないケースが多いです。ただし、それを事前にしっかり説明し、予算に応じた最善の提案をしてくれる業者を選ぶことで、不安やトラブルは大きく減らせます。
施工実績や口コミ、見積もりの透明性、対応の丁寧さを基準に、信頼できる業者を見つけましょう。そして、「追加費用が発生する可能性はゼロではない」ことを理解しつつも、明朗で納得できる説明があることを最優先にすれば、安心して工事に臨めるはずです。

カテゴリ:塗装工事
2025年8月7日
夏と冬で塗装の仕上がりが変わる?季節による注意点とは
外壁塗装や屋根塗装を検討する際、多くの方が気にするのは費用や業者選びですが、意外と見落とされがちなのが施工する「季節」です。
実は、季節によって塗料の乾き方や仕上がり、さらには耐久性にまで差が出ることがあるのをご存知でしょうか?
今回は、夏と冬の施工で何が違うのか、そして季節ごとの注意点について、ご紹介していきます。
塗装は「気温」「湿度」「天候」に大きく左右される

塗料というのは、乾燥(硬化)によって塗膜を形成します。その過程で、気温や湿度が非常に重要な役割を果たします。
各塗料メーカーのカタログには、「気温5℃未満」「湿度85%以上」の条件では塗装しないよう注意書きが記載されています。これは、低温や高湿度では塗料がうまく乾燥せず、施工不良を引き起こすリスクが高まるからです。
つまり、夏と冬では施工環境が大きく異なり、それが仕上がりにも影響してくるということなのです。
【夏】高温多湿な時期の塗装の注意点

・メリット:塗料が乾きやすく、作業がスムーズ

夏場の塗装は、気温も湿度も塗料にとっては比較的乾きやすい環境です。
塗料の硬化が早く進むため、作業効率は非常に高いと言えます。そのため、養生時間の短縮や、施工期間の短縮も期待できます。
・デメリット:乾きすぎが逆効果になることも
一方で、気温が35℃を超えるような猛暑日は、塗料の乾燥が早すぎてしまい、以下のような不具合が起きることもあります。
・刷毛・ローラー跡が残る(塗料がすぐに乾いて平滑にならない)
・ムラが出やすくなる
・表面だけ硬化して中は未乾燥になる可能性

また、屋根の上は表面温度が60℃近くになることもあり、塗装そのものが困難になるケースもあります。
施工中の職人の体調管理も重要で、熱中症のリスクを考慮した上で工期に余裕を持たせる必要があります。
【冬】寒冷期の塗装の注意点

・メリット:気温が安定していれば意外と快適な環境

関東以南の比較的温暖な地域では、冬でも日中は10℃を超える日が多く、晴天率も高いため、安定した環境で塗装できることもあります。
さらに、冬は塗装閑散時期なので、依頼しやすく、費用面での交渉もしやすい場合があります。
・デメリット:乾燥が遅く、工期が延びやすい
冬場の塗装で一番問題になるのが、「乾きにくさ」です。気温が5℃以下、または湿度が高い場合、塗料は硬化が不十分なまま表面だけ乾いたように見えてしまうことがあります。この状態で次の工程に進んでしまうと、後々剥がれや膨れの原因になります。
また、日没が早いため、職人の作業時間も限られます。午前中にしっかり乾かせるよう、工程の配分に工夫が必要です。
・季節別の塗装に向いている季節とは?
| 季節 | 向いている時期 | 注意点 |
| 春(3~5月) | ◎ 非常に安定した時期 | 業者が混むので早めの予約を |
| 夏(6~8月) | ○~△ 雨と猛暑のタイミングは避ける | 塗料の乾燥が早すぎてムラに注意 |
| 秋(9~11月) | ◎ ベストシーズン | 台風の影響だけ注意 |
| 冬(12~2月) | △~○ 地域によって可能 | 霜・低温・乾燥遅れに注意 |
最も施工がスムーズに進むのは春・秋のシーズンです。
まとめ

季節によって塗装の難易度や仕上がりに影響はありますが、最も重要なのは、どの季節であっても「施工管理」がしっかりしているかどうかです。信頼できる塗装業者であれば、季節ごとの注意点を把握し、以下のような対策をきちんと講じてくれます。
・気温・湿度を確認してからの施工判断
・乾燥時間に余裕を持ったスケジューリング
・塗料選びの段階から季節に合った選定
つまり、「夏だから完璧」「冬だからダメ」と一概には言えず、業者の知識と経験、そして誠実さこそが仕上がりの良し悪しを左右する最大のポイントになります。
外壁・屋根塗装は10~15年に一度の大切な工事です。だからこそ、「季節による特徴」を理解した上で、最適なタイミングと信頼できるパートナーを選びましょう。
カテゴリ:塗装工事
2025年8月4日
和風住宅に似合う外壁塗装の色とは?
和風住宅の魅力といえば、落ち着いた佇まい、自然素材の温かみ、そして伝統的な美しさです。その雰囲気を壊さず、むしろ引き立てるために重要なのが外壁塗装の色選びです。
派手すぎたり、モダンすぎる色を使うと、せっかくの和の風情が損なわれてしまいます。今回は、和風住宅に似合う外壁の色や、選ぶ際のポイントを分かりやすくご紹介します。

和風建築に合うカラー
ベージュ・生成(きなり)色

もっとも人気が高く、どんな和風住宅にも合いやすい色です。漆喰や土壁のような柔らかさがあり、木部や瓦との相性も抜群。汚れも目立ちにくく、長年にわたって飽きが来ません。
黄土色

自然の土を思わせる落ち着いた茶系は、和の雰囲気にとてもマッチします。
木造の柱や格子と組み合わせると、より伝統的な佇まいに。塗料の艶を抑えると、さらに自然な風合いに仕上がります。
グレー・ねずみ色

意外と人気なのが、渋めのグレー。特にやや青みがかった鼠色は、昔ながらの瓦屋根や石垣、黒っぽい木部と合わせると、上品な印象に仕上がります。現代的すぎないグレーを選ぶのがコツです。
グレイッシュホワイト・白ねず色

グレイッシュホワイトは、少しグレーがかった白系カラーで、漆喰のような印象を持ちつつ、光の当たり方で表情を変えるのが特徴です。
和モダンな外観を目指す方にも人気があります。
外壁色の選び方
・周囲の景観と調和を考える
和風住宅は、その場の「風景の一部」として美しさを放ちます。自然の緑、隣家の色合い、屋根の色などとのバランスも大切にしましょう。特に田園地域や歴史的な町並みでは、目立ちすぎない落ち着いた色が好まれます。
・屋根や木部との色の相性をチェック
和風住宅では、瓦屋根の色(黒、銀、茶)や、木部の塗装色(茶・赤茶)との相性が非常に重要です。例えば、銀色の瓦 × 生成り色の壁や、黒瓦 × 鼠色の壁などは、全体としてのバランスがとてもよく、まとまり感が出ます。

・つやの調整
和の風合いを大切にしたいなら、艶消しや3分艶などのマットな質感を選ぶと自然な印象になります。逆にツヤツヤした仕上がりだと、少し浮いた印象になることがあるため、塗料を選ぶ際は、「艶の程度」にも注目しましょう。
よくある質問

Q.和風住宅でも明るい色にして大丈夫?
A.ベージュや明るいグレーなら問題ありませんが、原色系やビビッドカラー(赤・青・緑など)は避けた方が無難です。自然素材と調和する色がおすすめです。
Q.汚れが目立たない色は?
A.薄茶系やグレー系は比較的汚れが目立ちにくいです。一方、真っ白や濃い黒は汚れが浮きやすく、定期的なメンテナンスが必要になります。
まとめ
和風建築の魅力を最大限に引き出すには、落ち着いた自然な色味を選ぶのが基本です。あくまでも家全体の「調和」を重視し、周囲や素材とのバランスを考えながら色選びをすると、長く愛せる外観になります。
塗装前には、カラーシミュレーションや、実際の施工例の確認もおすすめです。
専門業者に相談しながら、理想の住まいづくりを楽しみましょう。

カテゴリ:塗装工事
2025年7月31日
雨戸・シャッターも塗装するべき?
外壁塗装というと、ついつい「壁の色をどうするか」や「塗料の種類」「業者の選定」といったメイン部分ばかりに目が向きがちです。しかし実際には、塗装対象となるべき場所は外壁だけではありません。
その中でも意外と見落とされやすいのが、「雨戸やシャッターの塗装」です。見積もり時に含まれていないことも多く、気づいたときには追加工事となってしまうこともあります。
今回は、「雨戸・シャッターは塗装すべきか?」という疑問に詳しく解説していきます。

見逃しがちな「雨戸・シャッター」も外装の一部
雨戸やシャッターは、日常生活ではあまり意識されない存在かもしれませんが、実は常に風雨・紫外線にさらされている外装の一部です。とくに金属製の雨戸は、長年放置しておくと表面の塗膜が剥がれ、そこからサビが進行して劣化が一気に進むこともあります。
また、外壁だけをきれいに塗り替えても、雨戸やシャッターが古びたままだと家全体の見た目がアンバランスになってしまいます。塗装直後は「気にならない」と思っても、半年〜1年経つと差が目立ってしまうケースが非常に多いです。
雨戸・シャッターを塗らないとどうなる?
美観のバランスが崩れる
外壁が新築のように美しくなっても、雨戸やシャッターが色あせていたりサビていたりすると、その部分が強調されてしまい、せっかくの塗装の印象が半減します。
特にベージュや白系など明るい色の外壁では、対比で雨戸の汚れが目立ちます。
錆や腐食の進行

金属製の雨戸やシャッターは、紫外線や雨に長年さらされることで、塗膜が劣化→サビ→腐食と進行していきます。
一度腐食が進むと、もはや塗装では対応できず交換が必要になることもあります。
あとから塗ると余分なコストの発生に
外壁塗装と一緒に塗れば足場や養生は共通で済みますが、後日「やっぱり雨戸もお願いしたい」となると、別途作業が必要になり余分なコストが発生します。
塗装するかしないかの判断ポイント
すべての雨戸やシャッターを塗るべきかというと、実は素材によって対応が変わります。

✅ スチール製(鉄製)の雨戸・シャッター
→ 基本的に塗装推奨。サビや劣化を防ぎ、美観も向上。
✅ アルミ製の雨戸・シャッター
→ 基本的に塗装非推奨。塗料が密着しにくく、剥がれやすい。クリーニングや交換対応が現実的。
素材がわからない場合は、塗装業者に確認しましょう。見た目は似ていても、触った感じや経年劣化の具合で判断できる場合があります。
注意点
雨戸と比べて難易度が上がるのが「シャッター」です。というのも、シャッターは可動式であるため、塗装後に動きが悪くなるリスクがあります。
経験豊富な業者であれば、シャッターの塗装方法についても正しく判断してくれます。見積もりの段階で、「シャッターはどこまで塗るのか」「動作保証はあるのか」などを確認しておくと安心です。
見積のチェックポイント
外壁塗装を依頼する前に、以下の点を業者に確認しておきましょう。

✅ 雨戸・シャッターの塗装は見積もりに含まれているか?
✅ 素材は塗装可能なものか?
✅ シャッターの可動部に問題が出ないように配慮されているか?
まとめ
外壁塗装をする際は、つい壁ばかりに意識が集中しますが、「雨戸やシャッター」も実は塗装の効果を最大限に引き出すための重要なパーツです。
雨戸やシャッターを塗ることで劣化を防ぎ、美観もアップし、全体の完成度を高めることができます。塗装対象に入っていない場合は、オプションとして加えることをぜひ検討してみてください。

カテゴリ:塗装工事
2025年7月28日
水性塗料と油性塗料の違いとは?
外壁塗装の見積もりを取ったとき、「水性塗料」と「油性塗料」という言葉を目にしたことはありませんか?どちらがいいのか?長持ちするのは?家に使うならどちらを選ぶべき?など様々な疑問があると思います。
今回は、水性と油性の塗料の違いと使い分けについて、わかりやすく解説します。

油性と水性って何が違うの?
塗料には大きく分けて、「水性」と「油性」があります。両者の最大の違いは「希釈するもの」、つまり塗料を薄めるときに使う液体の種類です。
・水性塗料:水で薄める
・油性塗料:シンナー(有機溶剤)で薄める
この違いが、におい・耐久性・環境への影響など、さまざまな性能に関係してきます。
水性塗料の特徴と使用する場面
■メリット
・臭いが少ない:ほぼ無臭に近く、住宅地や室内でも安心。
・環境に優しい:揮発性有機化合物(VOC)が少なく、地球にも人にもやさしい。
・価格が比較的安い
■デメリット
・耐久性は油性よりやや劣る(ただし高性能な水性塗料も増えている)
・乾燥に時間がかかることがある(特に寒冷・湿気のある時期)
■水性塗料が向いている場面

・一般住宅の外壁全体
・隣家が近い地域や密集地
・学校や病院など、臭いに敏感な施設
・室内塗装(天井・壁)など
油性塗料の特徴と使用する場面
■メリット
・密着力・耐久性が高い:塗膜が強く、長期間にわたって外壁を保護が可能
・雨風や紫外線に強い
・ツヤが出やすく、高級感がある
■デメリット
・臭いが強い:施工中にシンナー臭が発生するため、換気が必要。
・価格が高め
・環境負荷が高い
■油性塗料が向いている場面

・海沿い・風雨の強い地域
・工場や倉庫など、過酷な環境下で使われる建物
・屋根・鉄部・木部など、水性では密着しにくい部材
・より長持ちさせたい店舗や賃貸アパート
どう使い分けているか
実際の現場では、以下のような使い分けがされます。
| 部位 | 塗料タイプ | 理由 |
| 外壁(住宅) | 水性塗料 | 低臭・環境配慮・価格バランスが良い |
| 屋根 | 油性塗料(2液型) | 過酷な環境に強く、耐久性が必要 |
| 鉄部(手すり・シャッター) | 油性塗料 | 密着性と防錆性能が必要 |
| 室内 | 水性塗料 | シンナー臭が出ないため安全 |
特に最近の高性能水性塗料(ラジカル制御型など)は、油性塗料に引けを取らない耐久性を持つ製品も多く、選択肢が広がっています。
”油性の方が長持ち”は本当?

以前は「油性=高耐久、水性=短寿命」というイメージが一般的でした。しかし現在は、塗料メーカーの技術革新により、高性能な水性塗料も増えてきています。
たとえば、一部の水性塗料は、油性に匹敵するほどの耐用年数(12〜15年)を実現している製品もあります。とはいえ、まだまだ「屋根・鉄部は油性が有利」という事実もあります。
つまり「水性 vs 油性」はどちらが優れているかではなく、“適材適所”で選ぶことが重要です。
まとめ
水性塗料と油性塗料、それぞれにメリット・デメリットがあり、単純に「どちらが良い」とは言い切れません。「部位」や「環境」に合わせた使い分けが、塗装の成功につながります。
塗装業者に任せるとはいえ、施主としても最低限の知識を持っておくと、後悔のない塗装リフォームができます。

カテゴリ:塗装工事
2025年7月24日
屋根材別(瓦・スレート・金属)メンテナンスの違いと注意点
家の屋根は、日差しや雨風にさらされながら、私たちの暮らしを静かに守ってくれています。しかし、その屋根も定期的なメンテナンスが必要不可欠。中でも「塗装」は、劣化を防ぎ、美観を保つための重要な手段です。
ただし、屋根の素材によって、塗装の必要性や方法は大きく異なります。この記事では、代表的な3種類の屋根材、瓦屋根・スレート屋根・金属屋根について、それぞれの特徴と塗装時の注意点を解説します。

瓦屋根
▶特徴

瓦屋根は、古くから日本の住宅に使われてきた伝統的な屋根材。耐久性が非常に高く、寿命は50年〜100年とも言われています。
断熱性・防音性にも優れており、見た目にも重厚感があります。
▶塗装の必要性
基本的に「日本瓦(粘土瓦)」は塗装不要です。表面が釉薬(ゆうやく)でコーティングされており、色あせや雨水による劣化も起きにくいからです。
ただし、セメント瓦やモニエル瓦(洋瓦の一種)は、塗装によって防水性や美観を保つ必要があります。
▶注意点

・瓦自体よりも、漆喰や下地の点検が重要になります。瓦は割れにくくても、棟の部分の漆喰は雨風で劣化します。
・セメント瓦の場合、専用の下塗り材が必要です。吸水性が高いため、密着力のあるシーラーを選ぶことが大切です。
・モニエル瓦は特殊な構造のため、塗装前に「スラリー層」を高圧洗浄でしっかり除去する必要があります。これを怠ると、すぐに剥がれてしまいます。
スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
▶特徴

スレート屋根は、セメントに繊維を混ぜて薄い板状にした屋根材で、現在の住宅で最もよく使われています。
軽量でコストが安く、デザインも豊富です。耐用年数は20〜30年程度になります。
▶塗装の必要性
定期的な塗装が必要です。スレートは表面の塗膜が劣化すると、防水性が一気に低下し、雨水を吸収して割れやすくなります。そのため、新築から10〜15年ごとに再塗装を行うのが目安です。

▶注意点
・高圧洗浄で苔や汚れをしっかり落とすことが大切。表面の汚れを残すと、塗料が密着しません。
・古いスレートにはアスベストが含まれている場合も。飛散に注意し、安全対策が必要。
・屋根材が反っていたり、割れが多い場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えを検討した方が良いケースもあります。
金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)
▶特徴

金属屋根は、軽量で耐震性に優れており、近年ではモダンな住宅やリフォームで採用されることが増えています。
中でもガルバリウム鋼板は、耐久性・防錆性に優れた金属屋根として人気です。
▶塗装の必要性

金属屋根は定期的な塗装が非常に重要です。サビを防ぐことが主目的で、塗膜が劣化すると腐食が始まり、屋根の寿命が大幅に短くなります。塗装の目安は10〜15年ごとです。
▶注意点

・錆びている箇所は、ケレン(サビ落とし)作業を丁寧に行うことが必須です。
・下塗りにサビ止め塗料を使用しましょう。サビ再発しやすくなります。
・タン屋根は特にサビに弱いため、状態によっては早めのメンテナンスが必要。
まとめ
屋根塗装は「どんな屋根材か」によって、対応方法もメンテナンス頻度も異なります。塗装が必要な素材もあれば、しなくてもいい素材もあります。
適切な判断をするには、専門業者による点検やアドバイスを受けることが大切です。自宅の屋根材を正しく把握し、最適なタイミングで塗装することで、家の寿命をグッと延ばすことができます。

カテゴリ:屋根
2025年7月17日
高圧洗浄の頻度とやり方
家の外壁は、日々の紫外線や雨風、排気ガス、黄砂などにさらされており、少しずつ汚れや劣化が進んでいます。そんな外壁をきれいに保ち、塗装の寿命を延ばすために効果的なのが「高圧洗浄」です。
今回は、高圧洗浄の適切な頻度や正しいやり方、注意点などを詳しく解説します。外壁を長持ちさせたい方、塗装前に洗浄について知っておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

高圧洗浄とは
高圧洗浄とは、専用の機械を使って高圧の水を噴射し、外壁や屋根などの汚れを一気に洗い流す作業です。外壁塗装前の下地処理として必ず行われる工程でもあり、コケ・カビ・チョーキング(粉化)・ホコリなどの不純物をきれいに取り除きます。

洗浄が不十分なまま塗装をすると、塗膜がうまく密着せず、数年で剥がれや浮きが出てしまうことがあります。
それほど「洗浄すること」は、塗装の品質や外壁の寿命に直結する大切な作業なのです。
高圧洗浄の適切な頻度は?
外壁を高圧洗浄する頻度は、以下のような目安があります。
| 条件・環境 | 洗浄の目安 |
| 市街地や郊外(通常環境) | 3~5年に1回 |
| 海沿いや工業地域(塩害・汚れが多い) | 1~2年に1回 |
| 外壁塗装前 | 必ず実施 |
| 外壁にカビ・苔・汚れが目立ってきたら | 早めに洗浄を検討 |
つまり、最低でも5年に1回程度は高圧洗浄を行うと、外壁の美観と機能を維持しやすくなります。なお、塗装の寿命は10~15年とされることが多いですが、その間に1~2回の洗浄を挟むことで、塗膜が長持ちしやすくなります。
高圧洗浄のやり方と手順
高圧洗浄はDIYでも可能ですが、高所作業や機器の取り扱いが必要なため、基本的には専門業者に依頼するのが安心です。下記で一般的な高圧洗浄の流れを紹介します。
①準備、養生
・電源、水道の確保
・窓やドア、換気口などにビニールテープで養生をする
・周囲への飛散防止対策
②高圧洗浄
・外壁の上から下へ順番に洗浄
・軒天、破風、雨樋、サッシ回りなども丁寧に
・コケやカビが多い場所にはバイオ洗浄液を使用
③乾燥
・洗浄後は完全に乾燥させる(塗装前なら1~2日程度)
高圧洗浄での注意点

建物内部に水が侵入
ひび割れや隙間から水が入り、内部を傷める可能性があります。
劣化した外壁には注意
表面がもろくなっている場合、圧力で欠けたり剥がれたりすることもあります。また、家庭用の高圧洗浄機を使う場合も、水圧の調整や噴射角度に注意しないと、外壁材(特にモルタルやサイディング)を傷めてしまう可能性があります。
近隣への配慮
・音や水しぶきがあるため、事前のあいさつや養生が大切です。
これらの理由からも、高圧洗浄は専門知識を持つ業者に任せるのが安全で確実です。
まとめ

高圧洗浄は、外壁をきれいに保つだけでなく、塗装の持ちを良くするためにも欠かせないメンテナンスです。
「汚れてきたな」「コケが目立ってきたな」と思ったら、まずは洗浄から始めてみましょう。
また、外壁塗装の予定がある方は、下地処理として必ず高圧洗浄が含まれているか、見積もりや施工内容を確認することも大切です。
外壁は家を守る“顔”とも言える存在。
定期的な高圧洗浄で、見た目も機能も美しく、長く住み続けられる住まいを維持しましょう。
カテゴリ:外壁
2025年7月14日
夏の暑さを軽減する「遮熱塗料」とは?
近年、猛暑の影響で「家の中が暑くて寝苦しい」「2階がまるでサウナのよう」といった声をよく耳にします。そんな中、注目されているのが「遮熱塗料」です。
外壁や屋根の塗り替えに使われる塗料の中でも、遮熱塗料は熱の侵入を抑える機能を持つことで、夏の暑さ対策や省エネに役立つとされています。
今回は、遮熱塗料の仕組みやメリット・デメリットについて、ご紹介します。

遮熱塗料とは?
遮熱塗料は、太陽光の中でも熱の原因となる「近赤外線(赤外線の一種)」を反射する機能を持った塗料です。屋根や外壁に塗ることで、表面温度の上昇を抑え、建物内部に伝わる熱を減らす効果があります。
通常の塗料を塗った屋根では、表面温度が夏場には60℃〜70℃に達することもありますが、遮熱塗料を使用すると10℃前後下がることがあります。その結果、室内温度抑えられるケースがあり、体感的な涼しさだけでなく、エアコンの使用量も減らせます。

遮熱塗料のメリット
①室内温度の上昇を抑えられる
もっとも大きなメリットは、家の中の暑さ対策ができることです。特に屋根は直射日光を受けやすく、熱の大部分がここから伝わります。遮熱塗料を使うことで、2階の暑さがやわらぎ、快適に過ごせるようになります。
②電気代の節約につながる

遮熱塗料によって室内温度が抑えられると、エアコンの効きが良くなり、冷房の設定温度を下げすぎずに済むようになります。結果として、夏場の光熱費を抑える効果も期待できます。
③建材の劣化を防止できる
外壁や屋根の塗膜が高温にさらされると、素材自体が早く傷んでしまいます。遮熱塗料は表面温度を下げるため、屋根材や外壁材の寿命を延ばす効果も見込めます。
④環境への配慮

遮熱塗料の導入によって電力使用量を抑えることができれば、CO₂排出の削減にもつながり、地球環境にもやさしいリフォームとなります。近年では、こうした「エコ意識の高い住宅リフォーム」が注目されています。
注意点

濃い色は遮熱効果が下がる
遮熱塗料は、色によって効果に差があります。白やベージュなどの明るい色は反射率が高く、遮熱効果も高まりますが、黒や濃紺などの濃い色は効果が落ちる傾向があります。デザイン性と機能性を考え慎重に選ぶことが大切です。
通常の塗料より少し価格が高め
機能性の高さゆえに、遮熱塗料は一般的な塗料と比べて1〜2割ほど価格が高い傾向があります。ただし、長期的に見れば、光熱費の削減や塗り替え頻度の減少でコストメリットが出るケースもあります。
施工品質によって効果が出にくいことも

遮熱塗料の性能を最大限に引き出すには、正しい施工技術と工程管理が不可欠です。
安さだけで業者を選ぶのではなく、遮熱塗装の実績や施工体制も重視することが失敗を防ぐポイントです。
まとめ
遮熱塗料は、単なる「見た目のリフォーム」ではなく、住まいの機能性や快適さを向上させるための重要な選択肢です。特に近年の猛暑対策としては、屋根や外壁の遮熱塗装は非常に有効な手段といえるでしょう。
もちろん、全ての家に最適というわけではありません。建物の構造や立地、使われている建材などによって効果の出方は異なります。
塗装のタイミングで悩んでいる方、これから外壁・屋根塗装を検討している方は、遮熱塗料も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
夏をもっと快適に乗り越えるための一歩になるはずです。

2025年7月10日
附帯部塗装は必要?見落としがちな劣化ポイント5選
外壁塗装や屋根塗装に比べて、意外と見落とされがちなのが附帯部の塗装です。「外壁だけ塗れば大丈夫」「雨樋なんて気にしたことがない」―そんな方も多いのではないでしょうか?
しかし実際には、附帯部の劣化は家全体の美観や耐久性に直結する重要なポイント。今回は、附帯部塗装の必要性と、特に劣化しやすい見落としがちな5つのパーツについて詳しく解説します。

付帯部ってどこを指すの?
附帯部とは、外壁や屋根以外の、塗装対象となる建物の外部パーツのことを指します。具体的には以下のような部分です。

・雨樋
・軒天
・破風板
・鼻隠し
・雨戸、戸袋
外壁塗装の際、これら附帯部をまとめて塗装することが一般的ですが、予算の都合などで後回しにされるケースもあります。
付帯部塗装はなぜ必要?
外壁や屋根と同様、附帯部も風雨や紫外線の影響を受けて日々劣化しています。特に木部や鉄部は傷みやすく、放置すると以下のようなリスクが生じます。

・腐食やサビの進行で構造に悪影響
・雨漏りや隙間からの害虫侵入
・美観の低下で資産価値が下がる
・塗り替え時に追加費用が発生することも
このようなことから、外壁や屋根の塗装と同時に附帯部もきちんとメンテナンスすることが重要です。
見落としがちな劣化ポイント5選

①雨樋

雨樋は常に雨水が通るため、紫外線や風の影響で徐々に色あせや変形、割れなどが進みます。
劣化を放置すると、雨水が正しく排水されず、外壁や基礎にダメージを与える原因になります。特に金具のサビや外れにも注意が必要です。
②破風板・鼻隠し
破風板は屋根の端にある板で、風雨を防ぐ役割を持ちます。木製の破風板は特に傷みやすく、放置すると腐食や剥離が進行します。塗膜がはがれてくると、雨水が染み込んでしまうため、塗装による防水性の確保が必須です。
③軒天

軒天は、外壁よりせり出した屋根の裏側部分で、通気や美観の面で重要な役割を果たしています。
ここも意外と見えにくいため、カビや黒ずみが発生しても気づかないことがあります。
放置すると腐食や雨漏りにつながる恐れがあるため、定期的な塗装が必要です。
④戸袋(鉄部)
鉄製のシャッターボックスや玄関まわりの金属部は、サビや塗膜の剥がれが発生しやすい箇所。サビは見た目が悪いだけでなく、進行すると素材そのものが劣化してしまいます。ケレン作業(サビ落とし)+サビ止め塗装が大切です。
⑤水切り(基礎と外壁の間)

水切りはあまり目立たない部分ですが、建物の防水性に関わる非常に重要な部材です。
ここも鉄製が多いため、サビや剥がれが起きやすく、知らないうちに傷みが進行していることがあります。
見落としがちな場所ですが、しっかり塗装しておくことで建物全体の寿命に差が出ます。
まとめ
附帯部の塗装は「ついで」ではなく、建物の耐久性・美観・価値を守るための必須メンテナンスです。見た目をきれいに保つだけでなく、長い目で見て費用対効果の高い選択になります。
「塗る・塗らない」で5年後、10年後の建物の状態が大きく変わります。外壁や屋根の塗装を検討中の方は、ぜひ附帯部にも目を向けてみてください。

カテゴリ:塗装工事
2025年7月7日
塗装後のアフターケアとメンテナンス
外壁塗装や屋根塗装は、建物の見た目を美しくするだけでなく、雨風や紫外線から守る大切な役割を担っています。しかし、せっかくきれいに塗り直しても「塗ったら終わり」ではありません。
塗装後にどれだけ適切なアフターケアとメンテナンスを行うかで、その効果の持続年数が大きく変わってくるのです。
今回は、塗装後に気をつけたいアフターケアと、長く美しく保つためのメンテナンスのポイントをご紹介します。

塗装後の注意点
塗装工事が完了したばかりの頃は、塗膜がまだ完全に硬化していないため、以下の点に注意が必要です。
洗車や高圧洗浄はNG
塗装後1〜2週間は、外壁に水が直接当たるような洗浄は避けましょう。
物を立てかけない
自転車や植木鉢などを壁際に置くと、塗膜に傷やへこみが生じることがあります。
汚れを見つけたら軽くふく

砂埃などが気になる場合は、やわらかい布で軽く拭く程度に。こすりすぎは禁物です。
定期点検を受ける

多くの塗装業者では、施工後に「定期点検」や「アフターフォローサービス」を行っています。これをしっかり活用することが、塗装の寿命を延ばすためには欠かせません。
・1年、3年、5年点検
目安として、1年後・3年後・5年後と、定期的にチェックを受けましょう。塗膜の状態やシーリングの劣化など、見えにくい部分の確認もプロに任せると安心です。
・保証内容を確認する
塗料の種類によっては、保証期間が7~10年と長いものもあります。万が一の不具合があれば、保証で対応できるかどうかを確認しておきましょう。
塗装を長持ちさせる生活の工夫

意外かもしれませんが、日々のちょっとした工夫で塗装の寿命を延ばすことも可能です。
植木や物置との距離を確保
外壁の周りに植物や物置などが置かれていると、通気性が悪くなりカビやコケが生えやすくなってしまいます。
物置も外壁と離し、樹木を刈って日当たりや通気をよくするだけでも、カビやコケの対策になります。
定期的に外壁を掃除する
定期的に外壁を洗浄することで、コケやカビ、藻、その他の汚れを防ぎ、外壁をきれいに保つことができます。外壁の汚れが少なければ、ひび割れやはがれが起こった時に気付きやすくなるのです。
外壁の掃除は、外壁を傷つけない程度の柔らかいスポンジと中性洗剤などで行いますが、場合によっては高圧洗浄も効果的です。
トラブルを防ぐために
せっかくの塗装しても、すぐに劣化が進んでしまうこともあります。以下のような症状があれば、すぐに業者へ相談してください。
・塗装面に大きなひびが入っている
・雨漏りが再発した
・コーキング部分に隙間ができている
・塗装した部分がベタつく、もしくは粉を吹く
また施工後すぐではなく、2〜3年経過してからこうした症状が出るケースもあるため、油断せずに観察を続けましょう。
まとめ

外壁塗装・屋根塗装は「塗ったら終わり」ではなく、そこからがスタートです。定期的な点検と日常のちょっとした気配りで、美しさと性能を長持ちさせることができます。
特に10年、15年と長く住む予定のお家であれば、アフターケアにこだわることは「住宅の資産価値を守る」ことにもつながります。
塗装後も安心して暮らすために、信頼できる業者としっかり連携を取りながら、末永くお家を大切にしていきましょう。




























