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2024年8月29日
外壁塗装でよくある近隣トラブル
外壁塗装はトラブルが起こりやすいです。「工事車両が邪魔」「塗料の飛散」「塗料の臭い」「騒音」「業者のマナーの悪さ」などが原因で近隣とのトラブルが発生する可能性があります。
近隣の関係性を損なわないためにも、万一トラブルが起きたらしっかりと対応することが大切です。
今回は外壁塗装で近隣とトラブルが発生した際に、どのように対応すればよいか、未然に防ぐ方法などをご紹介していきます。
トラブルになりやすい原因
水や塗料が飛散
外壁塗装では、塗装工程に入る前に、高圧洗浄機を使って外壁の汚れを落とす作業が行われます。
その際、飛散した汚水が近隣の住宅や植木鉢や車に飛んでしまう、といったことも、隣家とのトラブルでよくあるケースです。
塗装作業を屋外で行う以上は、汚れた水や塗料の飛散を防げません。
塗料の匂いが気になる
外壁塗装では、塗料の臭いがトラブルの原因となることもあります。
外壁塗装で使用される塗料には、有機溶剤を含むものもあり、刺激の強い臭いを発します。
そのため、臭いが気になる方は窓を閉め切って生活してもらうなどの対策をしてもらう必要があり、ストレスをかけてしまうことになり、トラブルに発展しやすいです。
騒音
外壁塗装工事では、騒音に関するトラブルも起こりがちです。とくに大きな音が出やすいのは、足場の組み立てと解体、外壁洗浄です。
これらの作業による騒音レベルは80〜90dbと言われており、犬の鳴き声やパチンコの店内と同等レベルとされています。
一時的であるとはいえ、家で過ごす時間が多い方にとっては、大きなストレスとなってしまいます。
業者のマナーが悪い
外壁塗装を行う業者のマナーが悪いと、近隣トラブルの原因になります。たとえば、業者の車両が道を塞ぐように置かれていたり、タバコのポイ捨てがあったりして、近隣住民からクレームが寄せられるケースがあります。
さらに、無許可で近隣の住宅の敷地内に入る、休憩時間などに大声で話すといったことで、クレームとなることもあるでしょう。
トラブルの予防
外壁塗装の工事で起こり得る隣家とのトラブルは、挨拶や事前の説明で防げるものが大半です。周到に準備して挨拶や事前の説明に臨み、塗装工事に入りましょう。
近隣の住宅に挨拶を行う
工事前の近隣挨拶は必要不可欠です。
事前に外壁塗装工事をすることを伝えておくことで、さまざまなトラブルを防ぐことができます。
足場の組み立てが始まる1週間~3日前までには挨拶を行いましょう。
不在時に備え挨拶の手紙を用意すると安心です。
養生作業に立ち会う
塗装を行う際には基本的に養生を行います。塗装の飛散によって起こるトラブルを未然に防ぎたい方は養生の工程に立ち会いましょう。
特にトラブルの火種になるのは隣家と自宅との境目です。他にも家の構造が特殊で、業者が見逃してしまう可能性があるような箇所がある場合は、塗装に入る前に養生が足りていないか自分の目でチェックしてください。
近隣に配慮できる業者を選ぶ
外壁塗装工事の近隣トラブルは、業者の協力も必要です。工事が始まる前から終わるまで、十分な配慮やマナーを守ってくれる優良業者を選ぶことが大切です。
優良業者は塗装に関する知識や技術が高いだけではなく、マナーへの意識も非常に高いです。教育の一環としてマナーの指導を徹底している業者も多くいます。
トラブルが起こった場合…
業者に対応してもらう
「塗料の飛散」「騒音」「塗料の臭い」など工事が原因のトラブルについては、すべて業者に対応してもらいましょう。
外壁塗装工事中に塗料が飛び散り、近隣の建物や車などに付着してしまった場合は、業者が近隣住民に直接話をして、賠償などの対応を行うのが一般的です。
また、工事中の騒音については、過度な騒音が発生している場合、施工者側が配慮をする必要があります。
自分で対応する
DIYで外壁塗装をする場合はトラブルの対応は、すべてご自身で対応しなければいけません。
ただし、すべての外壁塗装作業を業者に依頼している場合は、自分で対応する必要はなく、基本的には業者にすべての対応を任せるのがいいでしょう。
まとめ
外壁塗装の近隣トラブルの原因はたくさんあります。
不適切な対応で損害賠償に発展する可能性もあるため、挨拶回りによる外壁塗装の事前周知が大切です。
隣家にも細かく配慮できる業者を選び、トラブルを回避しましょう。
カテゴリ:未分類
2024年8月26日
下塗材の種類
外壁・屋根塗装を行う場合には、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本で、1回目に行う塗装を下塗りと呼びます。
下塗り用塗料には様々な種類があり、塗装面に合わせて塗料を選ぶ必要があります。
下塗り塗料を使わずに塗装してしまうと、見た目の仕上がりに影響が出るだけではなく、剥がれや膨れなどの施工トラブルが発生してしまう可能性があります。
今回は下塗り剤の種類と違いについてご紹介いたします。
下塗りの役割
外壁塗装リフォーム工事は基本的に、劣化した外壁で行われます。
その劣化した外壁にいきなり塗料を塗っても、塗料が外装材に吸い込まれてしまって色ムラができてしまったり、外装材と塗料の相性が悪く弾かれてしまったりすることがあります。
塗料の密着性を高める
下塗り用塗料には、塗装面と上塗り塗料の密着性を高める接着剤のような役割があります。
上塗り塗料だけでは密着力が弱く、塗装面にそのまま塗料を塗ったとしても、すぐに剥がれてしまいます。
塗料の吸い込みを防ぐ
劣化が激しい塗装面にそのまま塗料を塗ってしまうと、スポンジのように塗料を吸い込んでしまうため、性能を十分に発揮するために必要な厚みをつけることができなくなってしまいます。
塗装面の吸い込みが多い場合や、1回の下塗りで吸い込みが抑えられない場合は、下塗りを2回塗ることもあります。
下塗用塗料の主な種類
・シーラー
シーラーとは、「密封」という意味のSeal(シール)が名前の由来となっており、密着性を高めることに加え、塗料の吸い込みを防ぐことができる下塗り用塗料です。
・フィラー
フィラーとは、シーラーやプライマーに比べ、ドロドロとした粘り気のある材質をしています。
基本的には、凹凸の模様がある下地材に使用されることが多く、凹凸の激しい下地を平らに均したり、ひび割れが浮き出ないように覆う役割をする下塗り用塗料です。
・プライマー
プライマーは、基本的にはシーラーと同じ役割を持つ下塗り用塗料で、明確にシーラーとの違いが決められているわけではありません。
様々な材質に対応していて、プライマーとして販売されている商品の中には、錆止めの効果を持つものがあるため、基本的には鉄やステンレス、アルミなどの下地材に使用します。
・微弾性フィラー
微弾性フィラーとは、シーラーとフィラー両方の役割を持った下塗り塗料です。塗料の密着性を高めることに加え、細かいひび割れや凹凸を平らに均すことができます。
塗膜が柔らかく伸びる性質があるため、建物の動きに追従し、ひび割れが起こりにくいという特徴があります。そのため、モルタルなどのひび割れが起きやすい下地材によく使われます。
下塗前のチェックポイント
高圧洗浄で下地の汚れを除去
どの外壁も、塗装が必要な時期に差し掛かっていれば、長年の汚れが蓄積しており、汚れやカビがついて通常の水洗いでは取れなくなっていることもあります。
この汚れやカビを無視したまま外壁塗装をしてしまうと、塗装の耐久年数は著しく落ちてしまいます。
外壁・屋根下地に異物が残ったまま、高品質の塗料で塗装しても、下塗り・上塗り塗料が外壁に密着できず剥がれや膨れなどの施工不良を引き起こします。
下地処理が丁寧に行われているか
建物の防水性・防カビ性を高めるという点でも、下地処理は特に重要な工程です。
金属部分はケレン作業(鉄製の外壁や付帯部の表面に発生したサビをやすりなどでこすって除去する作業)をしているか、コーキング打替え作業(サイディングボードの間の目地を埋める作業)があるかどうか見積もりなどで確認しておきましょう。
まとめ
下塗材には、塗料の吸い込みを防ぎ、塗装面と塗料の密着性を高める役割があり、塗装工事の中でも非常に重要な作業です。
業者に見積を作ってもらう際は、下塗材のメーカー名や塗料名までしっかり書いてもらい、確実に下塗りが行われていることを確認しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年8月22日
外壁のコケを綺麗に落とす!
新築時から10年ほど経過してくると、外壁の汚れが気になってきたという方がいらっしゃいます。
「新築時に綺麗だったのに、なんだか薄汚れてきた…」そんな印象を抱く1つの原因が、外壁に付着したコケです。
コケは美観を損ねるだけでなく、お家の健康状態を悪くしてしまいます。
今回はコケの特徴やコケがついてしまった外壁のお手入れ方法をご紹介していきます。
コケはどうしてできるの?
外壁につくコケって煩わしいですよね。コケはどうして繁殖してしまうのでしょうか。
・日当たり、風通しが悪い
日当たりが悪いと、外壁は常に湿った状態になってしまいコケが繁殖しやすくなります。
また、風通しが悪いと、外壁表面が乾燥しづらくコケが繁殖しやすい環境になってしまいます。
・森や林など植物が周りにある家
植物の胞子などが風で飛来し、外壁に付着することでコケが生える原因となります。
植物の量がわずかであればコケのリスクはそこまで高くありませんが、家の周りに整地されていない雑木林などがあると、樹木側の外壁・屋根でコケが繁殖しやすくなってしまいます。
・水場に近い家
コケは地球上のあらゆる場所に生息していますが、池や川、または畑や田んぼなど、水場が近くにある家は、外壁が濡れやすくコケも届きやすいため、特にコケの被害を受けやすくなります。
コケを放っておくと…
建物内部に水が侵入
コケには、水分が含まれており、そのコケがずっと外壁に付着することで、外壁内部にどんどん水分がしみ込んでいきます。
外壁内部に水分が入ってしまうことで、躯体の劣化や雨漏りの原因になり、最悪の場合リフォームが必要なケースもあります。
コケの増殖
コケを放っておくと、水分を吸ってさらに増殖していきます。
美観性を損なうのはもちろん、常に外壁材が湿った状態になるので建物内部への水の侵入リスクも高くなります。
コケの落とし方
【軽度のコケ】
外壁の低い位置で軽度のコケが生えている場合は家庭用のコケ洗浄剤を使用してご自身で掃除するだけで充分です。
一般的にブラシかスポンジで擦り洗いする場合が多いですが、固いものでなく柔らかいスポンジ等を選ぶのがおすすめです。
高所にコケがある場合は、家庭用高圧洗浄機や柄の長いモップ等を使用して掃除をしましょう。
それでも手の届かない場所にあるコケは無理をせず、業者に掃除を依頼しましょう。
【重度のコケ】
重度のコケは家庭用洗剤で落とすことは難しいです。また、コケを落とそうと強くこすりすぎると外壁材を傷めてしまいます。重度のコケは業者に掃除を依頼しましょう。
コケの付着予防方法
・外壁塗装
特殊な塗料で外壁塗装をすることでコケを防ぐことができます。
光触媒塗料には、塗料に含まれている酸化チタンが外壁に付着した汚れを浮かせてくれる効果があり、それが雨によって洗い流されるので、綺麗な外壁を長期間保つことができます。
また、環境上どうしてもカビが生えやすい場所に家がある場合は防コケ・防カビ性の高い塗料をすることでコケの発生を防ぐことができます。
・熱湯で外壁を掃除
月に1回程度、外壁のお掃除をしましょう。その際に、水ではなく45度以上のお湯を使うことでコケやカビの菌を死滅させることができます。
まとめ
現状、外壁にコケが付着しているということは、既に外壁が劣化している可能性が高いです。
目視で確認できる症状のほか、触ると手に白い粉が付着するチョーキング現象、黄色や白に変色したコケや藻もあるので注意が必要です。
特に北側の外壁や屋根では、劣化が激しいケースが多いので、お家の北側をよく確認してみてください。
そろそろコケが目立ってきたな、と気づいた際には、コケの除去、外壁塗装を検討してみてはいかがでしょうか。
カテゴリ:塗装工事
2024年8月19日
ゲリラ豪雨に備えよう!雨漏りしやすい箇所とは?
台風、ゲリラ豪雨、線状降水帯などの大雨による自然災害は、各所に大きな被害をもたらします。
近年では、気候変動の影響により頻度や勢力が、今後増加する可能性があるとも言われています。
特に建物においては短時間で大量かつ勢いのある雨が降ってしまうため屋根の排水が間に合わず、雨漏りが発生するケースが多くあります。
今回は、ゲリラ豪雨が発生しても雨漏りにならないメンテナンス方法をご紹介していきます。
大雨の頻度
台風やゲリラ豪雨、線状降水帯は、非常に激しい雨をもたらす気象現象です。
気象庁の観測データによると、「大雨の年間発生回数は1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加している」といいます。
地球温暖化の進行に伴い、大雨や短時間に降る強い雨の頻度は今後さらに増加すると予測されており、台風や豪雨による被害発生リスクが高まっています。
雨漏りしやすい箇所
シーリング
雨漏りというと、屋根から雨が落ちてくるというイメージされる方が多いと思いますが、実際には経年劣化によって発生した僅かな隙間から雨水が侵入し、天井や壁にシミが出てくるというケースが大半です。
特に多いのがシーリングの劣化です。シーリングは外壁材と外壁材の繋ぎ目や、窓やサッシに生じる隙間を埋めるために使用されているゴム状の素材のものです。
シーリングの寿命は5~10年程で、上記の写真のように劣化したシーリングは弾性がなくなり、ひび割れや隙間、剥離などの劣化を引き起こし、雨水の侵入経路となります。
屋根材・防水シートの劣化
屋根材が経年劣化によってひび割れやズレが生じていると、そこから雨水が侵入してしまう恐れがあります。
また、棟板金を固定している釘が経年劣化によって浮いていたり抜けていたりすると、そこも雨水の侵入経路になってしまう可能性があります。
仮にひび割れやズレが発生していたとしても、屋根材の下には防水シートが敷かれているため、多少の雨であれば食い止められますが、防水シートが劣化していると雨を防ぎきることができず、雨漏りとなってしまいます。
事前にやっておきたいメンテナンス
・屋根
定期的に瓦やスレートの割れ、ひび、ずれ、めくれ、はがれなどがないか点検依頼をしましょう。劣化が見つかった場合は修繕をしておきましょう。
また、アンテナ類が傾いたり、飛んだりしないようにしっかり固定しておきましょう。
・外壁
定期的な塗替えのメンテナンスを行い、外壁のひび割れ、すき間、腐食などがないか確認しましょう。
また、シーリングがひび割れ等で劣化しているようであれば、業者に依頼し、打ち替えを行いましょう。
・雨樋
継ぎ手のずれやはずれ、腐食などがないか外壁や屋根に固定されているか確認しましょう。
枯れ葉やゴミがたまるのを防ぎ、雨水がスムーズに排水できるよう、防護ネット等を設置しておくと良いでしょう。
大雨で被害に遭ってしまったら…
ゲリラ豪雨は、時に私たちの住む家に甚大な被害をもたらします。もしも被害にあってしまった時は、火災保険があなたを助けてくれるかもしれません。“火災”という名称からつい忘れがちですが、実は火災保険は“水災”にも適用されます。
雨漏りに関しては、建物の老朽化によるものと判断され補償の対象外となる場合が多いようですが、暴風雨によって屋根が破損するなど自然災害が直接の原因となる場合は対象となる可能性もゼロではありません。
被害にあう前にご自身が加入している保険の内容を確認しておきましょう。
まとめ
屋根や外壁のメンテナンスなど、本格的なゲリラ豪雨や大雨対策には、専門的な知識や技術が必要なものが多いです。
危険を伴う作業もあるため、自分で対処するのが難しいと感じたときには、専門事業者へ依頼しましょう。
大切な住まいを守るため、定期的なメンテナンスに努めるとともに、家の状態や住んでいる地域に応じて本格的なゲリラ豪雨・大雨対策を行いましょう。
カテゴリ:防水
2024年8月8日
塩害を塗料でメンテナンス
海の近くに住宅があると海風によって様々な困りごとが出てきます。
例えば、車や自転車がサビやすい、洗濯物が海風でべたべたになってしまった、ということがあります。実は外壁も塩害によって傷んでいます。
今回は塩害で起きる劣化症状を、塗料でメンテナンスする方法をご紹介していきたいと思います。
塩害とは
塩害とは、主に海水・潮風が吹き付ける事によって様々な場所に被害をもたらす事を言います。
最も塩害が顕著に表れる場所は、外壁や屋根に使われるトタンやアルミといった金属素材に生じる「錆」です。
金属を保護する塗装が劣化する事で錆が発生し、たちまち強度を低下させてしまいます。そしてその錆を促進させている一つの要因が「塩害」です。
塩害で起こる劣化症状
・外壁に錆
塗膜が劣化した金属系サイディングに、塩分を含んだ雨水や風が当たると錆びてしまいます。
ガルバリウム鋼板やアルミは錆に強い素材ですが、塗料のコーティングが剥がれると次第に錆びていきます。
・チョーキング
塩分を含んだ雨が外壁に付着し続けると、内陸の住まいより劣化の進行が早くなります。
壁面の劣化初期症状としてチョーキング(樹脂や顔料が粉状になり表面に浮いてくる現象)が起こりやすくなります。
・金属部の錆
サッシや雨戸、戸袋などの鉄部に塗られた塗膜が剥がれると、塩分を含んだ風や雨が当たり、鉄部に錆が発生します。
塩害を塗料でメンテナンスする方法
塩害の放置ではさまざまな建物の劣化を引き起こします。塩害から家を守るには、塗料によるメンテナンスという方法があります。
塩害対策としておすすめの塗料は、「フッ素系塗料」や「変性無機系塗料」です。これらの塗料は一般的なウレタン塗料やシリコン塗料と比べ、緻密な被膜を形成することができます。
その細かな樹脂被膜によって紫外線や塩害などから建物を守ってくれます。これらの塗料は耐久性や耐候性があり非常に優れていますが、その分価格も高めです。
また、外壁面を塗装する場合、サッシや雨戸などの金属製の部分も同時に塗装することをおすすめします。外壁部分と金属の付帯部への塗料の耐久性に差があると、先に付帯部が劣化してしまうことがあるからです。
塩害を放置してしまうと…
金属サイディング
金属サイディングの錆が劣化すると、錆び始めた部分にさらに塩分が付着し、腐食が起こります。最悪の場合、サイディングを取り替えるしかないほど錆が進行する場合もあります。
窯業系サイディング・モルタル
沿岸部は内陸部より早く劣化が進むため、チョーキング現象などを放置しておくと躯体部に水が浸透して構造部分が腐ってしまう可能性があります。
金属部の付帯部
鉄部に塗られている塗装が剥げてしまうと内部まで錆が浸透します。放置してしまうと最悪の場合、穴が開き、取り換えるしかないほど錆が進行する場合もあります。
まとめ
塩害は表面的にはまだ大丈夫なように見えても、じわじわと劣化が進行していきます。塩害が引き起こす劣化症状は主に錆で、ひどい場合は金属部に穴をあけることも。
そのため、沿岸部にお住まいの方は、「傷みはじめてからメンテナンスをしよう」と考えずに、「傷むまえにメンテナンスをしよう」という意識を持つことが大切です。
また、家の寿命を長く保つために、塩害対策は専門の業者に相談することをおすすめします。
カテゴリ:塗装工事
2024年8月5日
高圧洗浄の効果と必要性
我が家の外壁、汚れていませんか??
築年数が経過し、汚れが目立ってきた。ということはありませんか?
『すぐにでも綺麗にしたいけど、自分でできるものなの?』、『下手に高圧洗浄をして、塗装が剥がれたりしないか心配。』と思っている方もいらっしゃるかと思います。どうすればいいのかわからないですよね。
今回は高圧洗浄の効果と必要性についてご紹介します。
高圧洗浄の必要性
屋根や外壁塗装を行う際、足場を囲ったネットの中でどのような作業が行われているかご存知ですか?
塗装工事と聞くと既存の外壁に色を塗り重ねているだけのように思われがちですが、そうではありません。
その中のひとつが高圧洗浄です。
高圧洗浄は強い圧力で噴射される水によって、蓄積された汚れや古くなった塗膜を洗い流すことを目的としており、塗装工事には欠かせない工程です。
高圧洗浄で洗い流すことが可能なもの
①汚れ(埃、砂、雨筋汚れなど)
②苔やカビ、藻など
③経年劣化による塗膜の傷み(剥がれた塗膜、チョーキングなど)
高圧洗浄をすることで、これまで蓄積された汚れやカビだけでなく、古くなった塗膜も落とすことができます。これにより、新しい塗料の密着度が上がります。
高圧洗浄を怠ったらどうなる?
高圧洗浄の工程を省いて塗装をしてしまうと、塗装直後はきれいに仕上がっているように見えますが、数年後には浮きや剥離が生じてしまうケースもあります。
これは埃や汚れによって、塗料の密着度が低下している証です。これでは、本来の耐久性も機能されず、すぐに再塗装が必要になってしまいます。
塗装工事において、高圧洗浄は必須であると言えるでしょう。
高圧洗浄をする前に気を付けること
■飛散防止の対策
高圧洗浄機から噴射される水は勢いが強く、水しぶきが周囲に飛び散る可能性があります。
専門業者に工事を依頼をすると、メッシュシートや車カバーを準備してもらえますが、
どこまで対策をしてもらえるのか事前に確認することが必要です。
■窓やドアの戸締り確認
高圧洗浄は非常に強い水圧がかかるので、きちんと鍵をかけておかないと水圧によって窓が開いてしまうこともあります。
事前に窓やドアの戸締りを確認しましょう。
換気扇は換気口を閉められるタイプであれば、閉めておきましょう。
■高圧洗浄中の洗濯物問題
高圧洗浄によって汚水が洗濯物にかかってしまう可能性があるため、高圧洗浄時は部屋干しをおすすめします。
塗装時においても、塗料の飛散や臭いの付着も考えられるので、基本的に工事期間中は部屋干しをするようになります。
■植木鉢や花の移動
植物や花に洗浄水がかかると、枯れたり傷んでしまう原因になります。職人も十分に配慮して作業を行いますが、移動していた方がより作業がスムーズに進むこともあります。
大切な植物を守るためにも、移動できるものは安全な場所に避難させましょう。
■近隣の挨拶
高圧洗浄は作業中の騒音や水しぶきの飛散により、近隣住人に迷惑をかける可能性があります。
事前に工事内容・工事期間についてしっかりと説明をすることで、トラブルやクレームを未然に防ぐことができます。
挨拶をしているかどうかで、万が一 何か問題が生じた際でも関係を良好に保つことができます。
基本的には施工業者が作業説明を含め、挨拶回りをしてくれる場合がほとんどです。遅くても、作業開始の1週間前までには済ませておきましょう。
高圧洗浄による変化
屋根を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
屋根に付着した苔がしっかりと落ちています。
外壁を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
苔が発生し薄暗く見えていた外壁が、明るく綺麗になりました。
塀を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
日当たりが悪く、増殖していた苔を綺麗に除去できました。
塀を高圧洗浄した場合
【Before】
【After】
黒ずんだ汚れがきれいに落ちています。
高圧洗浄は塗装工事とセットがおすすめ!
外壁はご自身ではなかなか手が届かず、掃除するのが困難な場所かと思います。高圧洗浄を専門業者に依頼すると、足場を組んで作業するので、その分の費用が発生します。
外壁塗装の工程には、一般的に高圧洗浄が含まれるので、将来的に塗装をしなければいけないことを考えると、同時に行う方が費用面の負担が軽減されます。
また、高圧洗浄で剥がれた塗膜をそのまま放置すると、ひび割れの原因になります。ひび割れが進行すると、防水機能が低下し、本来の機能が十分に発揮できなくなります。
剥がれた塗膜を保護するためにも、高圧洗浄の後には塗装を行うことをお勧めします。
まとめ
高圧洗浄は、家の美観を保つためにも必要不可欠であることをご理解いただけましたでしょうか。
外壁以外にもブロック塀や玄関タイルなど、汚れのひどい箇所にも高圧洗浄は活躍します。と言っても、ご自身でされると、汚れと一緒に大切な塗膜を剥がしてしまうこともあります。
どうしても汚れが気になるということであれば、一度専門業者にご相談されることをおすすめします。
プラニング・Kでは、熟練の職人が高圧洗浄を行っております。是非、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:未分類
2024年8月1日
モルタルの外壁塗装
1990年頃までお住まいの外壁の主流はモルタルでした。築30年程度が経過しているお住まいは圧倒的にモルタル外壁のお住まいが多いと思います。
しかし、モルタルはひび割れしやすい、防水性が低いため、定期的なメンテナンスをする必要があります。
今回はモルタル外壁塗装のポイントについてご紹介します。
モルタル外壁とは
モルタルは古くから住宅の外壁として使われてきた素材です。不燃性があるため、木造建築が主流だった日本家屋でよく普及したと考えられています。
モルタル塗装では、セメントと土を混ぜたペースト上のモルタルを、職人が一軒ずつ手作業で塗っていきます。
吹き付け塗装で仕上げるため、さまざまな模様やパターンを自由に付けられるデザイン性の高さがメリットです。
しかし、耐水性が低くひび割れを起こしやすいため、定期的なメンテナンスが必要となります。
モルタル外壁の劣化症状
ひび割れに弱いモルタル外壁は、何もトラブルが無かったとしても基本的に10年サイクルで塗り替えします。
10年以上経過すると劣化の進行が早まるため、遅くても15年以内には必ず実施しましょう。また、劣化症状は以下のようなものがあります。
・クラック
・チョーキング
・剥がれ
・カビやコケ
おすすめの塗料
モルタル外壁には下塗りに弾性塗料を使うのがおすすめです。弾性塗料とはゴムのように弾力性に優れた塗料のことをいいます。
外壁の動きに柔軟についていくので、モルタルの弱点であるひび割れをうまくカバーしてくれます。
単層弾性塗料
単層弾性塗料とは粘度の高いゴム系塗料のことで、弾性シーラーを塗って2回上塗りします。上塗材を密着させてムラのない塗装に仕上がるのが特徴です。
また、塗装回数が3回で済むため、少ない工程数で終えることができます。ただし、重ね塗りの回数が少ない分、強度は低めです。
微弾性塗料
単層弾性塗料と複層弾性塗料の中間に位置するのが微弾性塗料です。微弾性フィラーという下塗り材を塗り、上塗りを2回行います。
小さなクラックなら埋めることが可能で、密着性と下地の強化に優れています。塗装回数が3回なので費用を抑えられますが、複層弾性塗料に比べると耐久性はやや低めです。
複層弾性塗料
5回塗りが基本で、3種類のなかでは最も強度・耐久性の高い塗料です。弾性シーラーを塗ったあと、中塗り2回、上塗り2回と念入りに重ね塗りを行います。
しっかりとひび割れ対策したい方におすすめです。デメリットとしては、他よりもコストがかかる点が挙げられます。
また、工程数が多くなるため工期も長くなります。
注意点⚠
模様が消える
モルタル外壁はリシンやスタッコなど意匠性の高いデザインが特徴です。しかし、塗装してしまうと表面が均一になり、せっかくの柄や模様が消えてしまいます。元の風合いを残したい場合は、再度吹き付けにするのも一つの手段です。
ヒビの補修跡が残る
ひび割れには隙間を補修材で埋めるという対処法が一般的ですが、どうしてもひびを塞いだ部分だけ質感が変わってしまいます。
幅0.3mm以下の小さなひびであれば、塗装だけで隙間を埋められるため、跡がそれほど目立ちません。そのため、できるだけひびがないうちに塗装しておくことが大切です。
まとめ
モルタル自体は防水性が低いため、塗装による防水効果が切れる前にメンテナンスを行うことが重要です。
すでにひび割れしている場合は、劣化症状に合わせて適切に対処しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年7月29日
雨戸の塗装はいつすべき?
住宅の外装の内、定期的な塗装メンテナンスが必要となのは、外壁や屋根だけと思われがちですですが、建物を守る雨戸のその他の付帯部分のメンテナンスも重要です。
今回は、あまり重要視されていない雨戸について、その役割や塗装の際の注意点を見ていきましょう。
雨戸の役割
窓のサッシに取付られている雨戸は、窓ガラスの保護や防犯設備としての役割を持ちます。
住宅に危害を加える外的要因から大切な住まいを守っています。主な外的要因として挙げられるのが「台風・豪雨」「侵入者」です。
・台風、豪雨
台風や豪雨などで強風が吹くと、その風により飛ばされた飛来物により窓ガラスが割れてしまうことがあります。
※飛来物…風により飛ばされてきた物(傘・空き缶・植木鉢・自転車等)
窓ガラスが割れると雨や風、虫などが室内に入りこみ生活に支障がでます。また、割れたガラスの破片により思わぬケガに巻き込まれてしまうことも考えられます。
雨戸で窓を覆っておくと、飛来物から窓ガラスを守ってくれ被害を最小限に抑えることができます。
・侵入者
雨戸は建物の防犯性を高めるために重要な外装設備です。侵入被害のうち、雨戸のない窓ガラスを割って侵入される被害が多く報告されています。
雨戸が設置されている住宅では、そもそもの窓ガラスに接触することが困難なため、侵入者側も雨戸を設置している住宅をターゲットにしない傾向があるといわれています。
雨戸塗装のタイミング
雨戸の耐用年数は決して短くはありません。
外壁や屋根のメンテナンス時期が約10年に一度といわれていますので、雨戸もこの同じタイミングでメンテナンスを済ませておくと良いでしょう。
雨戸の塗装工程
■下処理
・雨戸の表面の汚れ、泥やほこり、サビなどを高圧洗浄で落とす
・金属製の雨戸でサビが出ているいる場合は「ケレン作業」をしてサビを落とす
■塗装
・下地材を塗装(仕上用塗料が密着しやすいように行う)
・仕上塗料2回塗る(塗り重ねて丈夫な塗膜と作る)
※雨戸が金属製雨戸なのか木製雨戸なのかで、使用する下地材、仕上塗料は変わってきます。
使用する塗料については、施工業者に適切な塗料の提案をお願いしましょう。
まとめ
雨戸は外壁や屋根のように目立つことはありませんが、重要な役割を担っています。外壁・屋根塗装のタイミングでメンテナンスをしましょう。
雨戸の塗装については、雨戸の耐久性もしっかりチェックしてくれる専門業者に相談しましょう。
カテゴリ:外壁
2024年7月25日
軒がある家とない家 そのメリットとデメリット
少し前に建てられた戸建て住宅には、ほとんどの家に軒がありました。軒先で涼みながら、スイカを食べたり、庭で子供たちが花火をする姿を見たり…なんて場面を映画のワンシーンなどで見たことがあるでしょう。
最近ではデザイン性を重視する住宅が増えたため、そもそも軒がない家が増えてきました。軒とは、ただ夕涼みをするだけに必要だったものなのでしょうか?
今回は、軒があることで得ていたメリット、軒をなくして生じるデメリットについてご紹介します。
軒の役割
軒とは
軒とは屋根の端・延長部分で、外壁より外に突出しています。
軒にも部分名称があります。
軒先
雨樋が設置されている軒の先端
軒下
軒の下、雨が当たらない部分
軒天
突出している部分の下面
軒がある家のメリット
軒はただの屋根の延長ではありません。軒には住宅を守る機能が備わっています。
例えば、
・雨の吹き込みを防いでくれる
・外壁を保護してくれる
・室外機が雨ざらしになることを防いでくれる
など、全体観からは目立つことはない部分ではありますが、しっかりとした役割を担っているのです。
同じような役割でケラバというのがあります。軒とは違う側面の屋根の延長、雨樋のついていない部分を指します。ケラバは破風板とも混同されがちですがケバラは部分のこと、破風板はケバラの先端についた部材のことをいいます。
雨漏りから住宅を守る
住宅において湿気や紫外線は劣化のスピードを早める天敵です。上の通り、軒はこれらの影響を和らげる役割を担っています。
特に雨の吹込みを抑えるガード力は大きく、軒が雨をガードすることにより、外壁やサッシが直接的な強い雨のダメージを受けることを和らげています。普段何気なく軒下で過ごしていませんか?
たまには軒を見上げて「よく頑張ってくれている」と褒めてあげるのもいいでしょう。
軒のない家のデメリット
軒のない家の最大のデメリットは雨漏りリスクが高まることです。軒は外壁を保護する役割があります。
外壁面の劣化やトラブルは雨漏りに直結しやすく、雨漏りの原因としても多く挙げられる場所です。
また、軒がなければ外壁や窓枠に直接雨水が吹き込みやすくなり、湿気を取り込み住宅劣化のスピードを早めてしまう可能性があります。
軒のない家を雨漏りからどう守る?
・外壁タイルを採用する
外壁をタイル張りにすることをおすすめします。
外壁タイルは高い防水性・耐久性を誇り、非常に丈夫です。
軒のない住宅は外壁をタイル張りにすることで外壁からの雨漏りトラブルを軽減できます。
・窓に庇をつける
庇は軒とよく混合されがちですが、庇は屋根の延長ではなく後付け可能な小屋根です。
特徴や形状、求められる機能は軒と変わりません。軒のない場合は庇を設置すると良いでしょう。
まとめ
軒の役割・機能をご紹介しました。軒がある家も軒がない家も、あなたが考え悩み手にした大切な我が家に変わりはありません。
軒のない家は軒のある家より雨漏りのリスクを抱えることにはなりますが、少しでもリスクを軽減する工夫をすれば心配はいりません。
プロの専門業者に相談して、より良いリスク回避を提案してもらいましょう。
カテゴリ:屋根
2024年7月22日
工場や倉庫の屋根塗装
「工場の屋根を塗装するにはどんな塗料がいいのか分からない」「屋根の塗り替えをするタイミングが分からない」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
今回は、倉庫やプレハブ、工場などの屋根メンテナンスについて解説いたします。
屋根メンテナンスのメリット
建物を長く維持できる
外壁塗装や屋根塗装は、建物を紫外線や雨水などの影響から保護するというのが大きな目的になります。
しかし外壁や屋根の塗膜は、経年劣化していき、本来の保護機能が失われ、建物の躯体にダメージを与えてしまい、最悪の場合雨漏りが起きると倉庫や工場の中にある機械や部材が濡れてしまいます。
そうならないようにするためにも、定期的に塗装メンテナンスをすることで建物を長く維持することができます。
塗料によっては省エネ効果も
近年では、遮熱や断熱などの効果をもたらす機能性塗料が登場しています。これらを使用すれば、建物の遮熱性能や断熱性能が向上し、外気温の影響を受けにくくなります。
すると建物内の気温を一定に保ちやすくなり、夏場や冬場の光熱費削減・省エネなどの効果が得られるというメリットがあります。
企業イメージの向上
建物の塗装が劣化しているのにそれを放置してしまった場合、会社そのもののイメージ悪化や信用の低下を招きかねません。
たとえ、工場内は整理整頓されていたとしても、外部からは建物の外観しか見えないので、塗装剥がれやサビなどが放置された汚い工場に見え、悪いイメージを持たれてしまいます。
工場は、会社の『顔』と言っても良いものです。常に美観が維持された工場であれば、さまざまな面で企業のイメージ向上にも貢献するはずです。
メンテナンス時期
どのような建物でも適切なタイミングで塗装メンテナンスが必要です。
しかし、外壁や屋根の塗装工事は、多額のコストがかかることから目に見える劣化症状が無ければ先延ばしにしてしまうケースが多いです。
以下のような項目に該当する場合は屋根塗装を検討する必要があります。
・塗料の耐用年数が過ぎている
既存の塗装が耐用年数を超えている場合は、特に不具合が見当たらなくても塗り替えが必要です。
定期的に塗り替えることで屋根の保護ができるので、材料の劣化防止につながります。
既存屋根の塗料を調べて、メーカーが設定している耐用年数を確認しましょう。
屋根の汚れや傷みが目立つ
少しの傷や傷みが雨漏りや経年劣化に繋がります。
定期的に屋根の状態をチェックして傷みが目立っているようなら塗り替えを検討しましょう。
防水や断熱性を高めたい
屋根自体の性能を高めたいときは、グレードの高い塗装への塗り替えを検討しましょう。
基本的にはグレードの高い塗料ほど、防水や断熱の性能が高くなります。
また、グレードが高い塗料は耐用年数が長く、長期的に考えると維持費を抑えられます。
メンテナンス方法
塗装工事
色褪せや錆、チョーキングなど屋根材の劣化状況に合わせ塗装にて補修をします。
また屋根材と室内の温度上昇を抑え空調の負荷を軽減できる遮熱塗料など優れた効果を持つ種類もあり、美観だけでなく機能面でも効果が発揮されます。
カバー工法
現状の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる工法で、既存屋根材の解体などが無いため葺き替えよりもコストを安くできます。
一方で新たに屋根材を被せる分「屋根が重くなる為、構造上施工できない」などの注意点もあります。
葺き替え
古い屋根材を撤去し、下地材を補修し新しい屋根材に張り替える工法です。
屋根材の傷み具合によっては、傷んでいる部分だけを交換するのか、全体を交換するのかによって費用も期間も大きく変わってくるので、構造全体を確認する必要があります。
まとめ
屋根は不具合が起きるとその施設自体、さらには施設内部にまで悪影響を及ぼします。
大切な製品や機材をしっかりと守るためにも、また遮熱塗装や防水塗装などで職場環境をさらに快適にするためにも、工場・倉庫の屋根の定期的なメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:塗装工事