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香川県高松市で外壁塗装をするならプラニング・K

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2023年10月19日

塗料1缶で塗装できる面積はどのくらい?

外壁塗装や屋根塗装の塗料は通常一斗缶やペール缶に詰められて流通しています。内容量は15~16㎏程度です。個の塗料1缶でどれくらいの面積を塗ることができるのかご存じでしょうか?

塗布量についての知識があると、品質や費用で損をしません。今回は塗料の塗布量についてご紹介していきます。

塗布量とは

塗布量は各塗料メーカーが塗料製品ごとに規定しています。外壁塗装をする際、職人は目分量で塗料を塗り重ねているわけではありません。必ず塗料メーカーが定めた塗布量を守って塗装をしています。もし、この塗布量を守らずに塗装をしてしまった場合、品質に問題が生じます。

1缶の塗布量

塗料によって異なりますが、1缶で約100㎡~150㎡塗ることができます。これは上塗塗料を1回塗するときの面積です。下塗剤のシーラーも、上塗塗料とほぼ同じ面積を塗ることができます。

しかし、ALC、モルタル、劣化の激しい窯業サイディングなどに使うサーフェーサーやフィラーなどの下塗剤は、20㎡~50㎡程度しか塗れないときもあります。

塗料メーカーによって塗布量に幅がある理由

外壁によって表面積が微妙に違うため

同じ大きさの外壁でもツルツルとした外壁(金属サイディングなど)と凹凸のある外壁(モルタル外壁のスタッコ仕上げなど)では微妙に面積が違ってきます。凹凸のある外壁は、凹凸のある分、表面積が大きくなるのでより多くの塗布量が必要になります。

外壁が劣化している場合、塗料を吸い込むことがあるため

劣化が進行している外壁は、塗料を吸い込むことがあります。そして外壁塗装の品質を保つためには、吸い込みが止まるまで塗料を塗らなければなりません。そのため、外壁が劣化している場合は、より多くの塗料が必要になります。

劣化の進行具合によっては、より多くの塗料が必要になる場合があるため、塗布量に幅が設けられています。

塗料の希釈について

塗料を水やシンナーで薄めることを希釈と言います。希釈することで塗料の粘土を調節し、塗りやすくします。希釈できる量(希釈率)はそれぞれの製品のカタログなどに記載されています。一般的な塗料は5%~10%程度がメーカーの認めた希釈率ですので、その規定量の中で希釈する分には塗料への悪影響はありません。

また、希釈せずに年度の高い状態の塗料で塗装作業するのも、健全な塗膜形成には不都合となることがあります。

適度な粒度を持った塗料を適切な方法で塗装することが大切になります。

規定量を超えて希釈すると…

残念なことに、塗料をやたら薄めて規定量塗るという業者も存在します。

希釈規定量を超えて希釈すると、

・塗膜の白化(かぶり、ブラッシング)

・塗膜の艶不良

・塗料の流れ、ダレ

などが発生し、仕上がりが美しくないだけでなく、不健全な塗膜となり、塗料が本来備えている機能を発揮しなくなります。さらに塗膜形成の過程において微細な気泡が混入することもあり、塗膜の耐久性が大幅に低くなることも懸念されます。そのため、業者選びは慎重に行いましょう。

まとめ

見積もりや契約書に書いてある面積をあの缶数で塗れるのかな?と疑問がある場合は遠慮なく業者に聞いてみましょう。不安を残したまま、工事が終わってしまう、なんてことは避けたいですよね。

手抜き工事を避けるためにも、必要な塗料の数量を知っておくことが大切です。ご自身で塗料メーカーのHPやカタログを見て計算し、確認することをおすすめします。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年10月16日

外壁塗装工事は気温が重要

外壁塗装に不適切な環境があることをご存じですか?塗装工事は天候に左右されやすく、条件が悪いと工事をすることができません。条件の悪い状態で塗装をしてしまうと本来の性能が発揮できなかったり、仕上がりが悪くなるなど不具合が発生します。

外壁塗装ができない条件

外壁塗装ができない条件は以下の通りです。

・天気が雨か雪

・気温が5度以下(10度以下の施工も注意が必要)

・湿度が85%以上

・強風が吹いている

・外壁面に霜が降りたり、結露ができている

条件を守らなかった場合

塗料の乾燥時間が長くなる

雨や雪が降っているときに塗装を行うと、気温が低く湿度が高いため、塗料の乾燥時間が長くなります。乾燥しようとしている間に埃が付着したり、塗料が垂れてくる可能性があります。そうなると仕上がりが悪くなってしまい、美観性が失われます。

施工不良の発生

気温が低くなると結露が発生します。結露で外壁が濡れている状態では塗装をすることはできません。また、塗装後の効果が完全に終わっていない状態で結露が発生すると密着不良が起き、浮きや剥がれなど施工不良が発生するリスクが高くなります。

悪天候でも進行できる工程

外壁塗装ができない天気でも、工程によっては進行することができます。近隣挨拶や足場設置前の現場確認、完了検査などは悪天候でも行うことができます。足場設置・解体、高圧洗浄、養生などは天候が悪すぎる場合、行うことはできません。下地処理、塗装は行うことができません。

外壁塗装の天気に関するQ&A

Q:塗装工事の中止はいつ決まりますか?

A:当日に雨が降っている場合は、その日の朝から中止になります。また、天気予報が雨や雪になっている場合は、あらかじめ工事が中止になる場合があります。

Q:雨が突然降りだしたら?

A:雨が降り出したら塗装工事は中断します。途中まで縫っていた箇所があった場合、天気が回復するのを待ち、塗った箇所がきちんと乾燥しているのが確認出来たら塗り直しを行います。雨が続く場合には、後日塗り直しを行います。

Q:塗装ができない天候が続いた場合はどうなるの?

A:塗装ができる天候になるまで工事はできません。そのため、作業が行えなかった日数分、工事が延長になります。また、追加料金が発生するのではないかとご心配の方もいらっしゃるかと思いますが、天候が原因のため、追加料金の発生はありません。

塗装に適した季節

外壁塗装は基本的に1年中行うことができますが、特に天候が安定している春や秋が、外壁塗装に適した季節と言えます。

夏は気温が高く、塗料の乾燥が早くなるため、作業がスムーズに進みますが、養生などで窓を開けられないため、家の中で過ごしづらくなることがあります。

冬は天候が安定していますが、気温が低く、日照時間が短いため、塗料の乾燥に時間がかかり、作業に遅れが出る場合があります。

まとめ

外壁塗装ができない条件は”気温5度以下”と”湿度85%以上”です。塗料の乾燥時間が長くなったり、結露ができて施工不良を引き起こす可能性があるため、基本的に雨や雪の場合、塗装工事は中止になります。

天候によって作業の進捗状況が変わってくるため、その日の作業が中断になった場合の連絡手段をあらかじめ業者と相談しておきましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年9月28日

基礎は塗装できる?

外壁や屋根のリフォームとなると、屋根や外壁そのものに目が行きがちですが、その外壁や屋根を支えているのは基礎です。普段あまり目に留まらない場所ですが、改めて見てみるとひびが入っていたり、黒ずんでいるかもしれません。外壁塗装をする際に、基礎部分は塗装をするのでしょうか?

今回は建物を支える大切な役割を持つ基礎部分の、塗装の必要性やメンテナンス方法をご紹介します。

建物の基礎とは

基礎は建物の重みを支える重要な役割をしています。建物の荷重や、強風や地震などの外的要因でくわえられる力を地盤にバランスよく伝えるためのもので、地盤と建物をつなぐ重要な役割をしています。

基礎がないと建物の重みを支えるものがなくなり、地面の揺れが直接外壁に伝わったり、外壁に加わる力をうまく逃すことができず、建物の劣化を早めてしまう可能性があります。

基礎の塗装は必要?

基礎の塗装にはメリットもデメリットもあり、一概にこうすべき、ということは言えません。基礎塗装をすると外観も良くなり、劣化をある程度抑えられるのがメリットです。

しかし、すでに劣化してしまった基礎は塗装だけでは直せません。劣化症状があるなら塗装よりも先に補強工事をしたほうが良いです。

また、一度塗装してしまうと、その後も定期的に塗り直すことになり、維持費用もかかります。自宅の基礎の状態やメンテナンスの予算に応じて、慎重に判断する必要があります。

基礎の劣化症状

基礎も外壁と同じように経年劣化が起こります。主な劣化症状として、「ひび割れ」「剥がれ」「浮き」「サビ」「中性化」などがあります。建物を支える重要な構造体なので、強度を落とすような劣化は早期に対処しなければいけません。よく症状に現れるのはひび割れや剥がれです。

基礎を塗装するメリット

日本の住宅の基礎は主にコンクリートやセメント、モルタルが一般的です。コンクリートやセメントは素材自体に防水性がなく、吸水性が高い素材です。そのため、塗装をすることで防水性を高めることができます。さらにカビやコケの発生を抑え、美観を保つこともできます。

基礎を塗装するデメリット

基礎を塗装すると良くも悪くも塗膜で覆われるため、劣化や損傷があっても気が付きにくくなるというデメリットがあります。また、防水されることで、屋内で水漏れが起きても屋外に症状が出にくくなり、発見が遅れるといったケースも考えられます。

塗装は永久的なものではありませんので、基礎塗装をした場合は定期的に塗替えが必要になることも知っておきましょう。

注意点

保証の対象外になりやすい

基礎部分は、外壁塗装時についてくる保証の対象外となるケースが多いです。通常、基礎塗装は外壁塗装に含まれないオプションであることや、塗装が剥がれやすい部位だということが理由です。基礎塗装を依頼する場合には、保証範囲を確認しましょう。

まとめ

外壁塗装をする際に、基礎部分も含めて塗装するかどうかは、ケースバイケースです。業者の考え方によっても異なりますし、建物の立地条件によっても向き不向きがあります。基礎部分への塗装のメリット・デメリットを知ったうえで、業者と相談しながら決めると良いでしょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年9月25日

和モダンの外壁の魅力

突然ですが、和風住宅にどのようなイメージをお持ちですか? 

 

『古い』『暗い』などのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

近年では、古民家の魅力を再認識し、リノベーションをして住む方も増加しており、和風住宅や和モダンの住宅も人気となっています。 

 

 

 

和風住宅の特徴

和風住宅は日本の風土や気候に合わせた材質を使用し、調湿や調温機能に優れており、昔の人々の知恵や工夫が住宅の様々な部分で活かされています。

自然で侘び寂びがある落ち着いた雰囲気が特徴で、和風住宅ならではの畳や木の香りは、気分を落ち着かせるリラックス効果もあります。

  

和モダンの家とは

都会的で無機質なテイストと和の美しさを融合させた『和モダン住宅』も人気があります。

『和風にしたいけど、他のお宅と違った雰囲気にしたい。』

『純和風だと少しイメージと違う』

という方におすすめしたいのが和モダンです。

 

和モダンの家にする際のポイント

家の造りは大幅なリフォームをしないといけませんが、塗装によって和モダン風にすることは可能です。 

 

いくつかのポイントを抑えて成功させましょう。

 

 

  

➊色選び

せっかくの外壁塗装なのでイメージを変えてみたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで、まず重要なのが色選びです。色彩で『和』を感じるポイントにもなります。

例えば日本では瓦が黒いことから、黒っぽい色に『和』を感じる傾向があります。モダンならガルバリウム鋼板の屋根や外壁との相性が良く、黒系や紺色のガルバリウム鋼鈑の住宅は『和モダン』をイメージしやすいでしょう。

 

日本の伝統色は彩度が低く、落ち着いた中にも上品さが感じられるため、和風住宅の外壁によく馴染みます。外壁塗装をする際に柱や屋根瓦との色調バランスを考慮し、色を選びましょう。

 

 

ここポイント👆

和モダンの外観をすっきりとまとめたい場合は、色を使いすぎないことです。複数の色を取り入れてしまうと、まとまりのない印象を与えてしまいます。

統一感のある素敵な印象の外観に仕上げましょう! 

 

💡白を上手に使用しましょう!  

 

黒や紺色、グレーなどと合わせてツートンカラーにすると、濃淡がはっきりしてモダンな雰囲気が活かされます。 

 

白色は漆喰の色でもあり、柱などの木材とも相性が良い色なので、外壁に白色を取り入れることで和モダン住宅に仕上げることができます。 

  

   

❷素材(材質)を活かす

柱や樋などの木材を使用している部分は木目や質感を活かし、塗装することをおすすめします。和をイメージさせる素材は日本人が趣を感じます。 

 

塗料には艶有りや艶なし、クリヤー(透明)などの種類があり、それぞれの仕上がりも違います。素材本来が持つ自然な風合いを活かすのであればクリヤーがおすすめです。

このように使用する塗料によって、好みの風合いを選択できるのも塗装のメリットでもあります。

 

 

❸景観を壊さない色選び

周りの景観とも馴染みやすく、個性も出しやすいため、外観にこだわりたい方におすすめしたいのが和モダンテイストです。  

 

ここで注意が必要なのが、美しいまちづくりとして市町村が『景観ガイドライン』を定めている地域があるということです。その場合、街の景観を壊さないよう一般住宅や商業施設など外観の色を既定の範囲で行うことが必要になります。 

 

外壁塗装工事が完了したあとに知るということが無いよう、事前に確認しましょう。   

   

 

 

まとめ

今回は、和モダン住宅についてご紹介しました。 

和モダンの外観をおしゃれに仕上げたいなら、シンプルな建物や屋根形状にこだわりの色を取り入れましょう。和モダンの外観に合わせて室内も和モダンで仕上げると、より統一感が増しお洒落な住まいになります。 

 

プラニング・Kでは内装リフォームも手掛けております。

キッチンやトイレなどの水廻りから、お部屋のリノベーションまで何でもご相談ください。

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カテゴリ:塗装工事, 外壁

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年9月21日

外壁塗装が相場より高くなるケース

外壁塗装の見積をとると思ったより高いな…と思ったことはありませんか?外壁塗装の相場は90~120万円程度です。しかし、外壁塗装は1棟1棟に合わせて工事をするので定価というものがありません。

そのため、今回は外壁塗装の見積が相場よりも高くなるケースについてご紹介していきます。

相場よりも高くなる条件

・家の面積が大きい

家の面積が大きいと、塗装面積だけでなく、足場面積や付帯物の戸数も多くなり、全体的に費用が上がってしまいます。また、建物の大きさが同じくらいでも、凹凸のある建物の方が真四角な建物よりも価格が高くなります。建物の形状や大きさで工事価格が変わることも注意が必要です。

・建物の劣化が激しい

建物の劣化が激しいと、補修工事が多くなり、費用も高くなります。例えば、外壁が剥がれていて、一部交換しなければいけない、雨樋が外れていて、一部交換が必要、シロアリの被害がある、など劣化が酷い場合は、塗装だけでは補修しきれないので費用が大幅に高くなります。

・職人が下請け業者

外壁塗装は営業会社と施工業者が違う、いわゆる下請けが当たり前の業界になります。

下請けを使う業者は、当然ですが自社で施工を行う会社に比べて中間マージン(費用の20%~30%)が発生する分、費用相場は高くなります。

塗装費用を抑えたいのであれば、下請けに委託しない塗装専門業者に依頼するのがおすすめです。

悪徳業者に注意

上記のような理由はある場合は費用が高額になってしまいますが、疑ったほうが良い高額な見積もりもあります。

単価金額が高い

単価設定を高くして、契約時に「今契約してくれれば60万円値引きしますよ」と言ってくるところもあります。一見お得に感じますが、実は最初に提示していた金額が高かっただけ、というケースが多いです。セールストークに引っかからないためにも相場通りの単価で見積をしてくれる業者が安心です。

大幅値引き

悪徳業者は実績を増やしたいという理由で、値引きをして契約を取ろうとするケースがあります。まず非常に高い費用を提示し、相場と比べてもまだ高い価格に下げて「さも値引きしたように見せる」という手口です。値引きの例には、以下のようなものがあります。

・モニター料金で割り引く

・この地域限定でキャンペーンを行っている

・今月いっぱいは30%引きで契約できる

・うちと契約すると足場代を無料にする

上記のようなことを言いながら、当初の提示金額から半額ぐらい下げてきます。このような大幅値引きがあれば悪徳業者を疑ったほうが良いでしょう。

余計な見積もりが入っている

やらなくても良い余計な工事が入っている場合も注意しましょう。

例えば、雨樋が一部われているだけなのに補修ではなく全交換になっていたり、まだ使えるカーポートの屋根の交換が見積に入っている、などということがあります。

相談もなく交換工事などの大きな工事が入っている場合は、必ず説明を受けましょう。

対処法

悪徳業者の疑いのある場合は、以下のように対応しましょう。

・即決しない

・はっきり断る

・業者の口コミや情報をネットで探す

まとめ

外壁塗装の費用相場は一般住宅で90~120万円程度です。ただし、住宅の面積が広い、職人が下請け、修繕箇所が多い建物、悪徳業者に依頼してしまうなどとすると相場よりも高くなることがあります。

尚、塗料単価や道具・職人の人件費が高騰していることから年々外壁塗装の費用相場も上昇傾向にあります。外壁塗装を検討中の方は早めの施工がコストパフォーマンス的に見ておすすめです。

ご不明な点がございましたら、お気軽にプラニング・Kにご相談ください。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年9月14日

外壁塗装で色褪せしにくい色

外壁塗装をお考えで、何色にするか迷っている方はいらっしゃいませんか?たくさんの色見本から選ぶのは楽しい作業でもありますが、迷うので苦手な方もいるかもしれません。

せっかく塗装をするなら、できれば色褪せしない、長持ちする塗料を選びたいですよね。今回は色褪せしにくい色や、外壁が色褪せた時の対処法についてご紹介します。

外壁はどうして色褪せるの?

・紫外線

外壁は常に紫外線が当たっています。外壁の色を構成している顔料を、紫外線に含まれているエネルギーが破壊してしまうことが原因の一つです。紫外線エネルギーは色素を劣化させる力があります。

また、酸性雨や風などの様々な自然現象が重なり合い、さらに劣化が進んでいきます。

・化学変化

化学変化によって色褪せが起きることもあります。水や酸素、日光など、自然に存在する様々なものの影響を受けて、塗料や外壁材の化学物質が変化し、色褪せてしまいます。

色褪せしにくい色

白は最も色褪せしにくい色と言っても過言ではありません。太陽光を吸収しにくいという特性があり、紫外線のダメージそのものを受けにくくなります。その上、白い外壁は色褪せしたとしても見た目には分かりづらいため、色褪せが一番目立たない色であるとも言えます。

ただし、注意点として、色褪せしにくい反面、汚れは目立ちやすいです。埃や排気ガス、カビや苔などの汚れが外壁に付着すると、他の色に比べて汚れが目立ちやすくなります。

黒い外壁は、白同様、色褪せしにくい色です。黒い顔料に含まれる成分は太陽光に分解され、化学変化が起こりにくい特性があります。ただ、白と同じようにちょっとした汚れが目立ちやすく、ツヤのある黒は色あせが目立ってしまいます。

また、熱を吸収しやすいので外壁の温度が室内まで伝わり、温度が上昇しやすくなるという点も注意が必要です。

ベージュ、クリーム系

ベージュは色褪せが目立ちにくいほか、汚れも目立ちにくいため人気の色です。周囲の景観にも馴染みやすく、自然が多い場所でもビルが多い場所でもマッチします。

色褪せしやすい色

色褪せしやすい色は次の通りです。

・赤

・黄色

・緑

・紫

とくに、鮮やかなカラーや濃い色にする場合は紫外線による色褪せが起こりやすいため、ほかの色よりもこまめなメンテナンスが必要です。

外壁を長持ちさせる方法

耐久性の高い塗料を選ぶ

外壁を長持ちさせるためには耐久性の高い塗料を選ぶことが重要です。外壁塗装用の塗料はいくつも種類がありますが、大きく分けると長持ちする順で、フッ素塗料、ラジカル塗料、シリコン塗料、ウレタン塗料、アクリル塗料で、フッ素塗料が最も長く外壁を守ることができる塗料です。

艶あり塗料を選ぶ

塗料には艶あり塗料と艶消し塗料があります。艶消し塗料はマットな質感が好きな方に人気ですが、艶消剤を入れて加工するため、耐久性が艶あり塗料よりも劣っている場合があります。

特に質感にこだわらない場合や、見た目よりも耐久性にこだわる場合は、艶あり塗料を選ぶと良いでしょう。

定期的なメンテナンス

塗料の種類にもよりますが、塗料の寿命は大体10年前後です。10念を目安に塗り直しをしなければ、塗料の劣化が進み、色褪せも目立ってきてしまうことでしょう。外壁の色を長持ちさせるため、定期的に外壁塗装による適切なメンテナンスを行いましょう。

まとめ

なるべく色褪せせずに長く美しさが保てる色選びのポイントについてご紹介しました。色のほかにも、艶の有無や汚れにくい塗料を選ぶことも長持ちのポイントとなります。

せっかく外壁塗装をしても、たった数年で色褪せてしまうと残念な気持ちになりますよね。そうならないためにも、塗装業者とよく相談し、納得のいく色選びや工事を行いましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年9月7日

ベランダ・バルコニーの防水工事

ベランダやバルコニーは紫外線や雨の影響を受けやすいため、定期的に防水工事をする必要があります。しかし、雨漏り等が起きているケース以外は、「塗装のついでに…」という感覚で補修工事を検討される方が多く、屋根材や外壁材よりもメンテナンスの重要性が低いと思われている印象を受けます。

今回はベランダやバルコニーが劣化してしまうとどのようなトラブルが起きるのか、どのような防水工事があるのかご紹介していきたいと思います。

ベランダとバルコニーの違い

2階建て戸建住宅の場合、一般的に2階にバルコニーあるいはベランダがあります。バルコニーは屋根が無い室外スペースで、ベランダは屋根がある室外スペースのことを指します。屋根の有無もそうですが、バルコニーやベランダが住宅に対してどのように造られているのかをチェックしてみてください。

ベランダやバルコニーが外壁よりも張り出していますか?居室の上にあり、外壁から張り出していない形状でしょうか?その違いで雨漏り発生箇所によるリスクも大きく異なります。

下に居室がある場合は注意が必要

バルコニーの直下にリビングなどの居室(室内空間)がある場合、雨漏りには特に注意が必要です。理由は、バルコニーの下には建物を支える構造材があるからです。

特に2階床を支える重要な構造材が隠れています。雨漏りの水が構造材に達すると木材は腐朽をはじめ、木材の断面積が小さくなり構造耐力が減少していきます。

地震時などにより構造木材に強い力が加わり、木材が割れたり裂けたり折れたりして、建物が傾いたり、最悪の場合、建物の倒壊にいたる危険があります。

防水工事の種類と耐用年数

FRP防水

FRPとは、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。プラスチック素材の中でも衝撃性に強く、耐水性や成形性が良いことから、ベランダの防水層だけでなく、様々な部分にも使用されています。

しかしFRPは紫外線に弱く、劣化してひび割れてしまうことがあります。耐用年数は10~15年ですが、5年に1度のトップコートの塗り替えを怠らないことが重要です。

ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布する工法です。材料が化学反応を起こして硬化すると、弾性のあるゴム状の防水層が出来上がります。

狭い場所や複雑な形状をした箇所でも、継ぎ目のない完全な防水膜を形成できるのが特徴です。耐用年数は10~15年です。施工にはムラなく均一に塗装をする技術が必要です。

塩化ビニルシート

塩化ビニール樹脂シートを使う場合は、既存の防水材の上から施工することが可能です。下地に直接貼り付ける「接着工法」と、等間隔に置いた円盤やディスク板に熱溶着を行う「機械固定工法」で施工するのが一般的です。

まず、塩化ビニールは紫外線や熱に強いため、耐用年数も10~20年と長いです。耐候性に優れており、強い日差しが当たるベランダやバルコニーへの施工に非常に適しています。耐摩耗性もあり、普段の生活では防水層に穴があきにくいという良さがあります。

まとめ

雨漏りは住宅へ甚大な被害をもたらすことがあります。特にベランダ等は劣化が起こりやすく、雨漏りに繋がりやすい箇所です。また、ベランダやバルコニーが外壁より外側にあるか内側にあるかで雨漏りを起こした際の住宅への影響は異なります。

どちらにしても雨がかかるスペースですので、定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう。業者とよく相談をして、ご自宅のベランダやバルコニーに合った施工方法で防水工事を行うようにしましょう。

カテゴリ:塗装工事, 防水

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年8月28日

塗膜の厚さはどのくらいが適切?

外壁塗装は3回塗が基本です。外壁塗装の塗料には適切な塗布量があり、塗膜は厚ければ良い訳ではなく、適切な厚みを守らなければ、かえって耐久性の低い外壁塗装になってしまいます。今回は外壁塗装の適切な塗布量や必要な塗装回数などに付いてご紹介します。

外壁塗装の目的

外壁塗装の目的は美観を保つこともそうですが、一番の目的は防水です。外壁塗装を怠っていると、塗膜の防水機能が劣化してそこから水が侵入し、雨漏りするリスクが発生します。

雨漏りがひどく家の構造が腐食してしまうと、大規模な修繕が必要になり外壁塗装以上の費用がかかってしまう可能性があります。家を劣化から守るためにも定期的な外壁塗装は必要です。

3回塗りの理由

外壁塗装のほとんどの材料が3回塗りを推奨しています。一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けられます。また、外壁塗装は、塗装回数だけでなく塗膜の厚みも重要です。

どの塗料メーカーも性能を最大限発揮するために必要な塗膜厚というのが決められています。つまり3回塗っても適正な塗膜厚になっていなければ、メーカーが提示している性能を発揮することができません。

また、塗装回数が多ければ良いという訳でもありません。塗膜も厚くなってお得感がありそうですが、塗料はたくさん塗ればいいというものでもなく、少なくなってもいけません。

膜厚が薄くなれば性能が落ちてしまうのは想像できるかと思いますが、たくさん塗料を塗って塗膜が厚くなった場合はどうでしょうか?

厚くつけすぎた塗膜を「過膜厚」といいます。過膜厚になるとひび割れを起こす可能性があり、紫外線や雨水の影響を受けやすくなって劣化を早めます。このように塗装は膜厚がとても重要で、3回塗っても膜厚が薄ければ性能は最大限発揮されず、また膜厚が厚くなりすぎると施工不良を起こしてしまいます。

悪徳業者に注意

メーカーの定める希釈量や塗布回数を守らず塗装をする悪徳業者も存在します。塗装は仕上がってしまうと、その前に行った工程は見えなくなります。悪徳業者はこの工程が隠れてしまうのを逆手にとって、手抜き工事するので注意が必要です。

料金が安すぎる業者に注意

悪徳業者は、塗料を必要以上に薄めて塗装し、材料費を削減して利益をあげます。塗料を薄めると塗料の粘りが薄れてサラサラになるため早く塗ることができ、人件費も安くなります。

どんなに機能性に優れた機能性塗料を選んでも適切に施工しなければ意味がありません。このような悪徳業者は、過剰な割引をしていたり、施工費用が他に比べて大幅に安かったりします。安い工事には理由がありますので十分に気を付けましょう。

飛び込み営業

すべての飛び込み営業が悪徳業者というわけではありませんが、悪徳業者の手口として飛び込み営業をして不安をあおり、契約してしまう、というものがあります。

「外壁が劣化しているから今すぐ工事をしないと大変なことになる」などと謳って契約を急がせようとします。

その場では契約せず、他の業者の見積もりを取り、価格以外の情報もチェックして客観的に判断するようにしましょう。

まとめ

外壁塗装は適切な塗膜の厚さで施工する必要があります。それは塗料の性能を最大限に発揮するためです。なかには必要以上に塗料を薄めて施工する悪徳業者もおり、このような塗料で塗装した外壁は2年程度~3年程度で劣化症状が現れてしまうことがあります。

このようなことを防ぐ為にも外壁塗装は優良な外壁塗装会社に依頼することが大切です。見積もりの際には長年付き合っていけそうな業者かどうかも判断材料にして業者を選ぶようにしましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年8月24日

破風板の役割とメンテナンス

破風板とは何かご存じでしょうか?聞いたことはあるけど、どの部分か分からない、といった方が多いかと思います。今回は破風板の役割やメンテナンスについてご紹介していきたいと思います。

破風板とは

破風板とは、画像の赤い線で囲まれているような、屋根の側面に取り付けられている板のことです。屋根の妻側の側面を「破風(はふ)」と呼ぶことから名づけられました。

破風板があることで屋根の吹き上げる風を分散させることができ、台風や強風時の雨水の侵入を防ぐこともできます。さらに、破風板の存在により、屋根の下地や構造が隠され、美観の向上にも寄与します。

また、破風板には防火性能を高める役割もあり、住宅を安全かつ美しく見せるために重要な役割を担っているのです。

破風板の劣化症状

破風板は屋根の側面にあり、家の中でも特に雨風や紫外線が当たる場所です。新築時に破風板は塗装されていますが、紫外線によって外壁よりも早く塗膜が劣化します。塗膜が劣化すると雨が降った時に水を浸透させて破風板自体が弱くなっていきます。次のような劣化症状があれば、早目に補修を行いましょう。

・ひび割れ

・色褪せ

・塗膜の剥がれ

・コケ、カビ

・破損

破風板のメンテナンス方法

塗装

破風板の塗装は、比較的に損傷が軽い場合に行われる方法です。木材、金属系、窯業系などを問わずに行うことができます。塗装の効果としては、耐久性や防水性を上昇させることができます。

また、かかる費用も他の方法と比べると安く済みます。ただし、防火性能の上昇についてはほとんど期待できません。

金属板金巻き

剥離が一部だけでなく広範囲にわたっている場合、再塗装はおすすめできません。破風板に板金を巻いて表面をカバーする「板金巻き」をおすすめします。ガルバリウム鋼板の板で、既存の木製破風板を覆い包む方法で、最も多い破風板の修理方法です。塗装によるリフォームよりも耐久性や耐火性が高まります。

破風板交換

破風板自体が劣化してひび割れや欠けなどが起きていると塗装も板金巻きもおすすめできません。素材自体がボロボロになってしまっている場合は交換が必要になります。交換をする場合は木材でなく耐火性ボードなどを使用する場合が多いです。

劣化する前に心がけること

点検をする

破風板は屋根に付属している紫外線や風を強く受ける傷みやすい場所です。また屋根や破風板は高所にあるのでご自身で劣化を確認するのが難しい場所になります。

そのため築5年程度が過ぎたら、塗装の専門業者に点検を依頼しましょう。ご自身では確認しづらい場所なので、点検の際に業者に写真を撮って見せてもらうようにしましょう。

素地が傷む前に塗装する

破風板に初期症状が見られたら塗装を依頼しましょう。破風板が傷んでしまった後に塗装しても数年で塗装が剥がれてしまいます。破風板が退職してきたら塗装の時期ですので、点検の際に写真を見せてもらい退職が確認できた場合や、破風板を触ってもらい、手に色がつく状態になっていたらはやめに塗装を依頼しましょう。

まとめ

今回は破風板についてご紹介しました。面積こそ小さいですが、破風板は建物の耐久性を向上させるために大きな役割を担っています。それゆえにハードな環境に耐えねばならない場合が多く、傷みやすい部分でもあります。破風板の劣化のサインを見逃すことなく、適切なメンテナンスを施してあげましょう。

カテゴリ:塗装工事, 屋根

ブログ執筆者:プラニング・K

2023年8月17日

外壁の部分補修と全体補修

外壁は年月が経つにつれてどんどん劣化していきます。外壁補修、と聞くと外壁全体の工事かと思われる方が多いですが、部分補修という方法もあります。お客様のご自宅の劣化具合に合わせた補修工事を行う必要があります。

今回は外壁塗装の部分補修と全体補修についてご紹介していきます。

部分補修

外壁の劣化やダメージが大規模でない場合、部分的なヒビ割れなどについては、必要箇所だけに部分的に補修を行う工事の事です。部分補修は施工範囲が広範囲でないことから、比較的価格は抑えられる傾向にあります。

部分補修には以下のような工事があります。

シーリング工事

「目地」と呼ばれるパネルの継ぎ目にシーリング材が打ち込まれています。シーリング材は、伸びたり縮んだりしながら、雨などの水分が家の中に入ってくるのを防ぐ役割があります。

劣化がすすめばシーリング材が剥がれてきてしまい、外壁材の間を雨から守れなくなってしまうでしょう。大規模な雨漏りとなってしまう可能性があるので、定期的にチェックして部分補修を行うことがとても大切です。

ひび割れ補修

外壁の部分補修において最も一般的な方法です。建物は地震や地盤の動きの影響を受けるとヒビ(クラック)が発生しますが、そのヒビのみを補修するやり方です。シーリング材を充填したり、セメント補修をしたりしてヒビを埋め合わせます。

鉄部の錆補修

鉄部の錆びや腐食による劣化の場合には、部分補修として錆びの撤去などの下地調整後、サビ止め、中塗り、上塗りの順番に塗装を行います。また腐食による穴あきの場合は防水テープで補修や部分的な張替えが必要になります。

全体補修

全面補修は、部分補修と比較すると、費用が高くなりますが、外壁材や塗料の耐用年数が越えたときの抜本的な解決策として 必要不可欠です。全体補修には以下のような工事があります。

外壁材の張替

サイディングボードやALCが歪んだり反り返ったりしてしまっている場合や、築年数が30年以上のお家は、外壁材を新しく交換して修理する必要があります。

外壁の張り替えは大規模な工事になるため、全体的に行う場合の費用相場は約170~250万円と大きくなります。できれば張り替えが必要にならないように、部分補修をしておくのがオススメです。

外壁材の重ね張り

外壁を新しく張り替えるほどではないけど、劣化が気になる場合には、重ね張りという補修方法もあります。重ね張りは、今あるお家の外壁材の上からサイディングやALCなどの外壁材を重ねて張り付ける方法です。

外壁塗装

お家の外壁を守るためには、目地やひび割れにコーキング材を入れて補修することだけでなく、外壁塗装も大切です。外壁塗装と言っても、塗料によって値段はバラバラです。

さらに、外壁の素材によっても相性の良し悪しが分かれます。塗料選びは、あなたのお家の外壁に合った種類から、効果を維持できる期間や、金額を見比べるようにしましょう。

劣化症状やメンテナンス時期の目安

外壁補修は一般的には新築は10年、塗装している場合は7~10年と言われています。ただし、実際には使われている塗料の耐用年数が大きく関係していて、それぞれのお家で異なるため、一概には言えません。

さらに耐用年数がきていなくても、外壁補修が早まる場合があります。外壁補修のタイミングや規模は、築年数や外壁の劣化具合などによって変わってきます。お家の外壁に、以下の症状が出た場合は補修を検討しましょう。

・チョーキング(白亜化)現象

・ひび割れ

・コケ、藻

・サビ

まとめ

外壁は部分補修でも対応することができ、劣化の種類によって補修方法や費用は変わってきます。部分補修を行う事で、全体的な外壁塗装を行うよりも費用が抑えられるメリットがありますが、部分的な傷みが多い場合や、高所での補修を行う場合には、計画的な補修が必要です。

そのため、部分的な補修を行う前に、劣化状況を把握して、施工方法をどのように行っていくのか、長い目で見ながらしっかり検討していくことが大切です。

カテゴリ:塗装工事, 外壁

ブログ執筆者:プラニング・K

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