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2020年8月17日
雨水の浸入を防ぐことができる「弾性塗料」を知る!
皆さんは外壁や屋根の塗装で使用される「防水塗料」をご存じでしょうか?聞いたことはあるけれど、よくわからないと感じている方もいらっしゃることでしょう。
住宅が劣化する要因の一つに「水の浸入」がありますが、防水塗料は建物内部への雨水の浸入を防ぐ役割がある、防水機能が高い塗料の事です。
今回は、雨水の侵入を防ぐ優秀な塗料、防水塗料についてご説明しましょう。
防水塗料とは…
防水塗料とは、屋根や外壁の塗装で防水機能が高い塗料、ヒビ割れに追随できる「弾性塗料」を指す言葉として使われています。
防水機能は必要!
住宅が劣化する一番の要因は「水の浸入」です。
水が建物内部に浸入し劣化が進行すると、住宅内部の柱や梁等の構造材を腐らせ、住宅の寿命を大きく縮めることになります。
住宅は日々小さな振動を受けていて、そのダメージが蓄積するとひび割れを起こします。
そのひび割れから住宅に水が浸入することで、防水シートの内側にある住宅内部の柱や梁等の構造材を腐らせるのです。
「弾性塗料」は、そのような事態を避けるために、その防水性によって内部に水を浸入させないように住宅を守る役割を担っています。
「弾性塗料」の特徴
弾性塗料の一番の特徴は、一般的な塗膜と比べてゴムのような弾力があり、塗膜に柔らかさがあることです。この塗膜の弾性(塗膜の伸縮性)があることで外壁のひび割れに塗膜が追随することができるのです。
伸縮性を持たない一般的な塗料は外壁にひび割れが起こると、一緒に塗膜まで割れてしまいます。その結果、ひび割れが表面に出てそこから水が浸入してしまうのです。
「弾性塗料は」水の浸入から家を保護するという観点から見ると、非常に重要な役割を果たす塗料と言えます。
「弾性塗料」の塗装費用
「弾性塗料」を使った塗装の費用は基本的には一般的な塗料を使った塗装費用とほとんど変わりません。
単層弾性仕上げと複層弾性仕上げでは、金額は大きく変わってきますが、一般の戸建て住宅では単層弾性仕上げの工事となることがほとんどです。
■単層弾性仕上げ
単層弾性仕上げは【下塗り1回、上塗り2~3回】の工程で仕上げる方法。
一般的な戸建て住宅では、この方法で塗替えを行うことが一般的。
■複層弾性仕上げ
複層弾性仕上げは【下塗り1回、中塗り2回、上塗り2~3回】の工程で仕上げる方法。
中塗りと上塗りで使用する塗料が異なる。
単層弾性仕上げよりも工程数が多いため、塗膜に厚みを持たせることができるこから、より防水性能を発揮することができる。
工程数が増えるため、施工に時間や材料費、人件費等が多くかかり工事金額が単層弾性仕上げよりも高額になってしまう。
まとめ
「弾性塗料」は伸びることで、ひび割れの表面化を防ぎそこからの雨水の浸入を防ぎます。
水の浸入を防ぐことで住宅の寿命を延ばすことに役立っている優秀な塗料です。
塗り替えリフォームをご検討中の方は、是非参考にしていただければと思います。
自宅にはどの塗料が良いのかわからない?という方は、プラニング・Kまでお気軽にお電話下さい。
親切・丁寧なスタッフが笑顔と共にお伺いします。
2020年8月12日
屋根塗装は耐用年数とコストのバランスが大切
新築建設後に、自宅の屋根に上がったことがあるという方は、ほとんどいらっしゃらないでしょう。
屋根は、家の中で最も目が行き届きにくい部位の一つです。
外壁のように目視でなかなか劣化の状態に気付くことができない屋根だけに、塗装を施したら何年維持できるかは重要なポイントとなります。
つまり耐用年数がとても気になる点であるということです。
しかし、耐用年数ばかり気にしていると、工事費用が予算を超えてしまうことも考えられます。
今回は、「耐用年数とコスト」のバランスについて見ていきましょう。
耐用年数とは?
・耐用年数とは…
屋根塗装・外壁塗装における耐用年数は、塗料の機能・効果が十分に発揮できる目安の期間を指します
防水性を持った塗料で耐用年数が10年とすると「塗装してから約10年間は防水性を維持できますよ」と、塗料メーカーが公表していることになります。
塗料の種類別、耐用年数
塗料は、原料として使用している樹脂のちがいで機能・効果、そして耐用年数が変わります。
主な塗料の種類と耐用年数を見てみましょう。
【アクリル樹脂塗料】
・メリット
汚れやすく耐用年数が劣る。短期間でほかの色に塗り替える場合に適している。
・デメリット
耐久性が有効な間は防水性があるが、外壁の保護目的には適さない。
・耐用年数
約3年~5年
【ウレタン樹脂塗装】
・メリット
防汚性・施工のしやすいさに優れている。止水やひび割れ防止の注入剤としても機能する。
・デメリット
耐用年数が劣るので長期的な外観維持には適さない。
・耐用年数
約5年~7年
【シリコン樹脂塗料】
・メリット
耐久性に優れ、カラーバリエーションも豊富。
・デメリット
長期的な保護には不十分。
・耐用年数
約7年~10年
【フッ素樹脂塗料】
・メリット
塗膜の寿命が非常に長い。外観の美しさを保つ。
・デメリット
価格が高い。塗膜は硬いものが多く、ひび割れしやすい。
・耐用年数
約10年~15年
屋根塗装に係るコスト
「塗装」と「葺き替え」どちらのほうがコストパフォーマンスが良いのかわからない…と悩まれる方も多いでしょう。
数年ごとに塗り替えが必要な塗装よりも、屋根材ごと新品にしてしまう葺き替えのほうが、多少コストはかかっても長持ちしそうなイメージはあります。
「葺き替え」は、屋根の劣化がかなり深刻な状態になり塗装では解決できない場合に採用されるメンテナンス方法です。
「葺き替え」となると、屋根材をすべて取り替えるので材料費が高くなる上に、撤去した屋根材の処分費もかさみます。
また、工事期間が塗装よりも長くなるため、工事に携わる職人の人件費も増えます。
劣化状態がそこまで深刻でない場合は塗装で、十分満足のいくメンテナンスができるでしょう。
劣化状況に応じたメンテナンス方法を選択することが、重要となり結果的にはコストパフォーマンスにもつながります。
まとめ
大切な家を長く守るためには、屋根塗装は必要なメンテナンスと言えます。
使用する塗料は原料としている樹脂のちがいで機能や効果、耐用年数が変わります。ご自宅の屋根に求める効果や耐用年数をよく考えて塗料を選ぶようにしましょう。
地域密着、スピード対応のプラニング・Kでは、屋根・外壁塗装の無料診断を実施しています。お気軽に、ご相談下さい。
カテゴリ:屋根
2020年8月6日
コロニアル屋根の特徴と塗替えのサイン
皆さんのお家の屋根は色あせていたり、コケが生えて見栄えがよくなかったりしていませんか?
新築の際は綺麗だった屋根も、紫外線や雨にあたり、少しずつ劣化が進行してしまいます。
メンテナンスを全くせず10年以上も経つと、屋根から雨漏りが…なんてことも起こる可能性は高くなり、ここでも放置してしまうと塗装だけのメンテナンスでは改善することは難しくなります。
今回は、コロニアルと呼ばれる屋根材の塗装についてご紹介しましょう。
コロニアルとは?
コロニアルとは、スレート瓦の一種で屋根材の商品名です。スレート瓦の中でも最も普及したため、スレート瓦を代表する名称としてコロニアルが使われるようになりました。
コロニアルは日本瓦と比べ軽量で安価であり、色彩が豊富で種類も多いことも特徴の一つです。
数ある屋根材の中でも一番普及しています。
コロニアルの特徴
■特徴
内容成分の85%がセメント、15%が石綿(2004年まではアスベスト使用)で構成されている。
厚さが4.5mmと薄く、軽量である。
■耐用年数
20~25年
■塗替えサイクル
5~10年
■メリット
・安価である
・色や形状が豊富
■デメリット
・寒さに弱い
コロニアルの塗り替えサイン!
苔やカビの発生
主成分がセメントの、コロニアルは塗装をすることによって防水性を持たせています。しかし経年劣化により塗膜が劣化し防水性が低下すると、雨水や湿気によって苔が発生します。
苔やカビが生えても 早急に塗装をする必要はありませんが、美観は損なわれます。
また、放置すると屋根そのものの耐久性が悪化してしまいます。
コロニアルの反り
コロニアルの防水性が低下して苔やカビの発生が起きている状態を放置していると、瓦の「反り」や「割れ」が発生します。
防水性が低下すると、雨や雪が降ったあとにコロニアルが水を含んだまま凍ったり、雨後の晴れ間に強い日差しで急激に乾燥すると、湿気と乾燥を繰り返した結果、瓦の反りにつながります。
反りをそのまま放置してしまうと、コロニアルの端が反り上がってしまい、台風などの強い横殴りの雨が降った際に、反り上がった小口から内部に雨水が浸入し雨漏りの原因となります。
コロニアルが反っている、またはひび割れしている部分を見つけたら、塗替えを検討するようにしましょう。
棟板金の浮き、釘抜け
コロニアルや金属屋根の場合には、屋根のてっぺんに棟板金があります。
釘抜けとは・・・棟板金が気温の影響によって膨張や収縮を繰り返し、棟板金を止めている釘を一緒に押し出し、止めている釘が抜け落ちてしまうことです。
これを放置しておくことは、非常に危険です。
棟押さえが外れて下地材がむき出しになってしまうと、下地材はもちろん構造部材まで腐食が及んでしまうケースもあります。
棟板金が浮いていたり釘が抜けていたりする場合には、早急にメンテナンスをするようにしましょう。
まとめ
コロニアルの屋根塗装のタイミングは、ご紹介した劣化のサインを参考にしていただくと良いでしょう。
屋根の上のことですので、なかなか変化に気づきにくいとは思いますが、少し離れた位置から自宅の屋根の色を見てみましょう。ご近所の屋根に比べて色褪せが気になった場合は、防水性が切れている可能性があります。
専門業者へ診断を依頼しましょう。
梅雨が明けた今、次に来る台風シーズンに備えて屋根のメンテナンスをお薦めします。
プラニング・Kでは屋根・外壁の無料診断を受付しています。お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:屋根
2020年8月5日
雨漏りが起きたら要注意!
梅雨で雨の日が続き、雨漏りが発生したということはありませんか?
いよいよ夏本番になり、台風が多くなる季節です。梅雨が明けたこのタイミングで、雨漏りチェックをしてみましょう。
自分でできるセルフチェック
雨漏りの原因は屋根だと思われている方がほとんどかと思いますが、実は思いもよらない場所に雨漏りの原因が隠れていることがあります。ではどのような場所で起こるのでしょうか。
■外壁
ひび割れ(クラック)
クラックにもヘアークラックと呼ばれる0.2㎜程度の浅くて細いひび割れから、構造クラックと呼ばれる0.3~0.5㎜以上の深さがある比較的大きなひびわれがあります。
ヘアークラックの補修は大掛かりではないため、早急な対応をおすすめします。
進行が進むと広がったクラックから雨水が侵入し劣化の進行を進めてしまいます。
■天井や壁のシミ
天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。
シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
晴れた日には窓を開けしっかりと換気をし、早急に専門業者に見てもらいましょう。
■天井からの雨漏り
このように室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。
クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
雨漏りしていたらどうすればいいの?
■対処について
①まずはバケツや雑巾を準備して床が濡れないようにします。
②雨漏りしている箇所の近くにテレビやパソコン、冷蔵庫などの家電製品がある場合は移動するか、ゴミ袋のようなものを被せ水が付かないようにしてください。
専門業者に連絡し、対応してもらいましょう。
③そして雨漏りが発生している原因を追求し、早急に修繕工事を依頼することをおすすめします。
■注意するポイントについて
・業者に来てもらった際に、雨漏りが止まり乾いている場合があります。
雨漏りの箇所を写真に撮って、伝え漏れがないようにしましょう。
・また、雨漏りの原因によっては火災保険が適用されるので、現在加入している火災保険の内容を確認し、その旨を業者にも伝えておきましょう。
まとめ
一度雨漏りが発生したら、注意が必要です。そのまま放置していても劣化が進行する一方です。
早期発見だと簡単な工事で修理できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり高額な工事費用がかかってしまうことも考えられます。
あなたのご自宅は大丈夫ですか?
プラニング・Kでは無料で診断を行っております。ご心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。
2020年8月3日
屋根・外壁塗装をする際に注意すること!
屋根や外壁塗装の検討中の方で、やっぱり気になるのはご近所問題ですよね。
自宅をきれいにリフォームしたいけど、ご近所に迷惑かけて関係が気まずくなるのは避けたいものです。
では、どのようなことに注意すればよいのでしょう。
工事前-近隣の方への挨拶廻り-
近隣トラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶は必要です。
挨拶をしているかどうかで、万が一何か問題が発生した際でも関係を良好に保つことができます。
■工事の日程が決まったら、早めにお知らせしましょう。
基本的には工事をする施工業者が、作業説明を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。
Point!最低でも1週間~3日前までには行ってください。
■お隣のお宅だけで大丈夫?
工事内容にもよりますが、外壁リフォームの場合は塗料の匂いや作業中の工事車両が通行の妨げになるなどが挙げられます。
お隣のお宅はもちろん、近隣の方にもご挨拶しておくのがベストと言えます。
工事中-作業における注意点-
工事前の挨拶廻りを終えたら、いよいよ工事が始まります。
では工事中に気を付けなければいけないことをご紹介します。
①足場仮設
その際に養生ネットで家を覆います。そうすることで、塗料の飛散を防ぎます。
②養生
塗装部分に付帯している部位も塗料が付かないように養生シートでカバーします。
Point!
近隣の住宅と密接していて、隣の方の車が近くに停めてある場合は、施工業者と相談し車カバーを手配してもらいましょう。
③高圧洗浄
チョーキングで発生した粉や、長年で付着した汚れを高圧洗浄でしっかりと洗い流すことで新しい塗膜の密着度が違ってきます。
窓を開けている際は必ず閉め、洗濯物は汚れる可能性があるので室内に干しましょう。
Point!近隣のお宅にも高圧洗浄をする日程を伝えておきましょう。
まとめ
このようにポイントを事前に抑えておけば、工事期間中のご近所トラブルを防ぐことができます。
心配や不安ごとがある場合は施工業者にしっかりと相談し、解決してから工事に取り掛かるようにしましょう。
2020年7月31日
屋根用塗料の種類とその効果
皆さんの自宅の屋根はどのような塗料を使用しているかご存じでしょうか?
屋根の塗り替えを考えている場合、どの塗料を選べば良いのかわからないと思う方は多く、現在の屋根に使用している塗料と類似したものを選ばれる方は最も多い傾向にあります。
屋根用塗料には、室内温度を下げる効果のあるものや、耐久性の高いもの等様々な種類があります。
今回は、屋根用塗料の種類やその効果について見ていきましょう。
塗料の種類と機能
塗料の基本的な役割は「保護」や「美観」ですが、そういった基本的な役割以外の機能を持つ塗料があります。
■遮熱機能
夏になると、室内温度が高くなり困っている方は多いでしょう。
太陽光に含まれる赤外線が建物表面の温度を上昇させ、その熱が家の内部に侵入していることが原因です。
特に屋根は昼間の表面温度が60℃以上にもなることがあり、天井を通り抜けて2階の居室へ熱が伝わり、室内温度を上昇させます。
遮熱塗料は、温度上昇の原因である赤外線を反射することにより塗膜や屋根表面の温度上昇を抑制します。
室内温度を下げたい、エアコンなどの光熱費を削減したいと考える方には、お薦めの塗料です。
■高耐久性機能
耐久性塗料とは、一般的に15年以上もつとされる塗料のことをいいます。
他の塗料に比べて耐久性が高いため、塗り替えの回数が少なくて済むことから、できるだけ塗り替えの回数を少なく済ませたい、ランニングコストを抑えたいという人にぴったりな塗料です。
また、高耐久性でありながら遮熱・断熱機能を持つ塗料もたくさんありますので塗料を選ぶ際には、一つの機能だけに拘らずに塗装業者に必要な機能を伝えたうえで、適切な塗料を提案してもらいましょう。
■断熱機能
断熱塗料は太陽光からの熱源を塗膜に溜め込むことで室内に熱を伝わりにくくする機能があります。
熱の移動を最小限に抑えることができ、冬は室内温度を外に逃さない効果もあります。
外壁や内装に使用できる断熱塗料もあるので、屋根は遮熱塗料、外壁は断熱塗料と使い分けてみたり、内装に使用するのも良いかもしれません。
樹脂(主成分)により耐久性に違いが!
塗料は、溶媒・樹脂(塗膜となる主成分)・顔料(色付けの役割)・添加物で構成されています。なかでも、樹脂による耐久性の違いは大きく、機能性とともに重要なポイントになります。
■樹脂の種類について
「ウレタン塗料」
ウレタン塗料とは、アクリル樹脂にウレタン樹脂を添加したものをいいます。現在はシリコン塗料が主流になっていますが、シリコン塗料が登場するまでは塗料の代表的なものでした。
安価であり、対摩擦性に優れていて現在でも鉄部の塗装や、雨戸・樋に用いることが多くあります。
耐久年数の目安:5~7年
「シリコン塗料」
シリコン塗料とは、価格と機能のバランス、コストパフォーマンスに優れた塗料です。カラーバリエーションを豊富で、色選びを楽しみたい方にはお勧めな塗料です。水に馴染む「親水性」という性質を持ち、塗膜の表面に汚れがつきにくくウレタン塗料などに比べ汚れに強いのが特徴です。
耐久年数の目安:7~10年
「フッ素塗料」
フッ素塗料とは、耐久性を優先する方にお薦めな塗料です。水をはじく撥水性能を持っており、とても強固な塗膜を生成します。
耐久年数の目安:15年~
「無機塗料」
無機塗料とは、無機とは自然界の鉱物物質のことで、紫外線の分解エネルギーよりも強い結合エネルギーを持ち、宝石や石などのように長期にわたり美しい状態を保ちます。
耐久年数の目安:15年~
樹脂の違いによって耐久性はそれぞれ違います。耐久性の低いものは価格はお手頃ですが、長期間保たないので注意が必要です。耐久性の高いものを選ぶことでランニングコストを低く抑えることができます。
まとめ
屋根の塗料も外壁の塗料同様に、種類がたくさんありその機能も様々です。
塗料の主成分により耐久性が変わってくることから、塗料選びは慎重に行わなければなりません。
屋根の塗装、塗料のご相談はお気軽にプラニング・Kまでお問合せ下さい。
カテゴリ:屋根
2020年7月30日
人気№1塗料 シリコン塗料の特徴を知る
「そろそろ我が家も塗替えリフォームの時期だな、でも塗料は何を使えばいいのだろう?」
「知り合いがシリコン塗料で塗装したけど、シリコン塗料は良いの?」
人気№1のシリコン塗料ですが、まだまだその塗料の特徴や性能は一般の方には広く知られていません。
家の塗装は10年に一度のサイクルで塗装するのが理想的ではありますが、金額も決して安くはないですし、大切な家に塗る塗料は慎重に選び後悔したくないものです。
今回は、人気№1塗料シリコン塗料についてその特徴を詳しくご紹介しましょう。
シリコン塗料は、どんな塗料?
シリコン塗料は比較的安価で戸建住宅での使用は人気№1です。今のようにシリコン塗料が主流となる以前は、アクリル塗料やウレタン塗料が戸建住宅で使用率が高い塗料でした。
耐用年数は塗料により様々で、それぞれアクリル塗料が3年~5年、ウレタン塗料が5年~7年ほどです。塗装後5年程経過すれば塗膜が劣化をはじめ塗り替えの時期を迎えていました。
シリコン塗料は価格がウレタン塗料よりは多少高くなりますが、耐用年数7年~10年と約1,5~2倍の耐久性があり、そのコストパフォーマンスの良さからシリコン塗料が最も多く選ばれています。
シリコン塗料のメリット
どうしてシリコン塗料を選ぶ方が多いのでしょうか?
◆耐候性に優れている
シリコン塗料は、塗装後にツヤがある仕上がりになります。
光沢保持率が高く、塗膜の光沢を長期間保つことができます。
光沢保持率
光沢保持率とは、雨、紫外線、熱などの塗膜の劣化要因に対して、初期の光沢を100%とし、劣化後に何%の光沢を保持しているかの割合
◆コストパフォーマンスが良い
シリコン塗料は、費用(価格)に対する耐用年数のコストパフォーマンスに優れています。
◆耐汚染性に優れる
塗膜が親水性を備えているものもあり、車の排気ガスなどの油汚れが一体化しないため、長期に渡って建物のきれいな状態を保持することができます。
建物の美観にこだわる方にとっては魅力的な性質といえるでしょう。
シリコン塗料の選び方
◇コストパフォーマンスを重視する場合
高性能のフッ素塗料もいいけど、値段が高すぎるという方には、シリコン塗料がおすすめです。シリコン塗料は、コストパフォーマンスに優れていますので安心です。
ウレタン塗料などの値段が安い塗料を選んだ場合には、次回の塗り替え時期を5年後に迎えることから長期的に見るとかえって高いお買い物になる場合があります。
シリコン塗料であれば、無機塗料やフッ素塗料ほどではないにしても、耐候性が7年~10年で値段も比較的お手ごろなのでバランスの良い塗料と言えます。
◇どの塗料にすればいいかわからない場合
どのメーカーのどの塗料がいいのかわからない、という方もいらっしゃると思います。そういった場合は、現在の戸建住宅で最も主流のシリコン塗料を選択すると良いでしょう。
シリコン塗料とひと口に言っても種類はたくさんあります。塗装業者に相談して自宅の塗り替えに適した塗料を教えてもらいましょう。
まとめ
シリコン塗料はそのコストパフォーマンスの良さから、現在の戸建住宅での塗替えで最も使用されている人気№1塗料です。それだけに各メーカーから数多くの商品が発売されています。ご自宅の状態に適したシリコン塗料で外壁を美しく保ちつつ、大切な家を長く守っていきましょう。
2020年7月27日
屋根塗装の剥がれ…再塗装は必要?
屋根塗装の剥がれとは、屋根の表面の塗膜が剥がれている状態のことをいいます。
屋根材には塗装が必要なものと、必要でないもとがあり塗装が剥がれているということは、塗装が必要な屋根材といえます。
今回は屋根塗装の剥がれが発生する屋根材の種類や、そもそもの剥がれる原因について詳しく見ていきましょう。
塗装の剥がれが発生する屋根材とは?
一般の住宅に使用されている屋根材には塗装の剥がれが発生するものと発生しないものとがあります。
その違いは表面に塗装をしているかどうかです。
塗装をする必要のない粘土瓦では、塗装をしていないため塗装の剥がれを心配する必要はありません。
剥がれが発生する屋根材には以下のような種類があります。
スレート瓦
天然スレートと人工スレートがあり、最近では無石綿スレートが主流になっています。ほとんどが塗料で着色している(化粧スレート)ため塗装メンテナンスが必要です。
セメント瓦
粘土瓦と比べると軽いのが特徴です。
屋根材としては弱く塗装をこまめに重ねることでセメント瓦自体を守る必要があります。
ガルバニウム鋼板(金属屋根)
軽いのが特徴の金属屋根は既存の屋根の上からそのまま取り付けるカバー工法に適しています。
金属なので劣化が進むとサビが発生することがあります。
剥がれの原因
経年劣化
一般的な塗料の寿命は約8~10年と言われています。その期間を迎えている場合は経年劣化による剥がれだと判断が付きます。
経年劣化は太陽光や雨水の影響により進み、その劣化症状の一つとして剥がれが起きる場合があります。
すぐに剥がれが発生するわけではなく、チョーキングやひび割れ、膨れなどの症状が起こり放置してしまうと剥がれが起こるというわけです。
また、塗料にはそれぞれ耐久年数というものがあり、耐久年数が短い塗料ほど早く剥がれが起きる傾向にあります。
塗り替えの際には塗料の耐久年数を考慮した上で塗料を決定するようにしましょう。
塗装後すぐの剥がれは施工不良の可能性
屋根塗装したばかりなのに塗装が剥がれた場合は施工不良の可能性が高いと思われます。
塗装の前の下地処理が不十分なまま塗装をしてしまうと塗料は密着せずに剥がれてしまいます。同じように、ケレン作業や高圧洗浄が十分に行えていなかった場合も、塗料は密着しません。
また、塗装の工程では塗料は下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りますが、いずれの工程でも塗った塗料は乾かさなければなりません。この乾燥が不十分で、次の塗料を塗ってしまうと、塗装の剥がれが起きてしまいます。
剥がれは放置せずに補修が必要!
塗装が剥がれた部分を放置していると、屋根材を傷めることはもちろん、その下のルーフィングやコンパネまで、紫外線や雨水の影響を受けることとなり、それらが腐食してしまうと家は強度を失ってしまいます。
そのようなことが事態に陥らないためにも、早めの補修を専門業者へ依頼しましょう。
補修には剥がれの屋根全面に起きている場合は全面塗替え補修、一部分のみ剥がれている場合は一部塗替え補修となります。
屋根の状態にもよりますが全面塗替え補修は部分補修よりも費用がかかります。
最終の費用は塗装業者より見積りを出してもらい確認しましょう。その見積り金額が妥当かの判断がつかない場合は他数社で見積りを取って比べてみることが大切です。
部分補修の場合は、元の塗装されている色と新しく塗り直した部分の色の差が多少なりとも発生することは、やむを得ません。気になる方は部分補修ではなく、全面塗替え補修を選択すると良いでしょう。
まとめ
屋根塗装の剥がれは、主には経年劣化が原因で起こるものです。劣化は少しずつ確実にすすんでいるため、放置は危険で補修が必要ということを覚えておきましょう。
プラニング・Kでは屋根の点検、メンテナンス修理、塗装リフォームを行っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
カテゴリ:屋根
2020年7月22日
いつ塗るのが正解なの?屋根塗装の時期を知る
そろそろ屋根の塗装を考えないと、と思ってはいるけれど屋根の塗装に適した時期ってあるのかなぁ?と悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
屋根塗装は一年を通して行うことは可能です。
今回は、屋根塗装を見極めるポイントをご紹介しましょう。
劣化症状で見極める
雨漏り
雨漏りをみつけた場合は早急に専門業者に連絡し確認をしてもらいましょう。
雨漏りが続くと屋根だけでなく建物全体の劣化を早めることになります。
カビの発生により人体への健康被害も懸念されます。
早急に対処しましょう。
ひび割れ
地震などの地面の揺れや建物の揺れにより、ひび割れが発生したり、細かなひび割れが大きく広がってしまったりすることがあります。
塗装の保護機能が低下したことによりセメント瓦やスレート瓦等に雨水が浸み込み乾湿が繰り返されることで瓦が脆くなりひび割れを起こすこともあります。
塗装の剥がれ、サビ、苔
塗装の保護機能が低下すると塗装は剥がれ、屋根材を傷めてしまいます。
保護機能が低下すると金属系の屋根材では、金属が酸素と水に反応しサビが発生してしまいます。
サビは塗装前にはケレン作業で落とさなければなりません。サビが広範囲に広がる前に適切な処置を取りましょう。
苔は屋根が水分を含みやすくなった結果、発生します。
屋根の劣化症状についてご紹介しましたが、屋根に登って確認することは一般の方では非常に危険です。
プロの業者に屋根の劣化状況を診断してもらいましょう。
一般的には周期は10年
定期的に塗替えを行う必要がある屋根ですが、そもそもその必要性をご存知ない方は多く、前回の塗り替えから何年経過しているかもわからないと言うかたもいらっしゃいます。
経年劣化により色褪せや雨漏りなどの症状があらわれたり、ひびや苔が発生することも考えられます。
使用している塗料の種類や性能により違いはありますが、一般的には築10年または前回の塗り替えから10年が目安とされています。
塗装の有無にかかわらず、10年に一度は定期診断を受けるようにしましょう。
まとめ
屋根塗装の時期は一般的に10年周期なこと、また劣化症状別の対処法をご紹介しました。屋根の劣化症状が気になる方はプロの業者へ診断をしてもらいましょう。プラニング・Kでは外壁・屋根の無料診断を受付ています。お気軽にお問合せ下さい。
カテゴリ:屋根
2020年7月20日
太陽光パネルを設置した屋根の塗装リフォーム
太陽光パネルを搭載した住宅をよく見るようになりました。太陽光パネルを搭載した屋根の塗装は、一般の太陽光パネルなしの住宅と同じように塗装リフォームは可能なのでしょうか?
今回は、太陽光パネル設置住宅の屋根塗装についてご紹介しましょう。
太陽光パネル設置住宅も屋根塗装リフォームは可能
太陽光パネルを搭載している住宅の、塗装リフォームは可能です。
塗装リフォームには二通りの方法があり、全体の屋根塗装を行う場合と、部分塗装をする方法があります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
全体塗装を行う場合
雨漏りが発生したことにより、太陽光パネルを脱着する場合や、塗装リフォームで全体の仕上りを良くしたい場合は、太陽光パネルを脱着して塗装を施します。
この場合は通常の塗装でもかかる、足場の設置+屋根塗装費用に+太陽光脱着費用が発生します。当然、費用が高くなってしまいます。
設置されているパネルのメーカーや数量にもよりますが最低でも20~30万円の脱着費用が必要となりますので、このタイミングで屋根のメンテナンスを一緒に行い屋根全体の耐久性を維持することをお勧めします。
脱着せずに部分塗装する場合
予算が心配な方には、太陽光パネル部分を除き屋根塗装をする部分塗装を検討されてはいかがでしょうか。
この場合、パネル脱着費用は発生しませんのでお手軽価格で塗装リフォームが可能でしょう。
ここで注意!
太陽光パネルを脱着せずに塗装リフォームを行った場合、塗装業者が誤って破損させてしまったら太陽光パネルの保証が切れることが考えられます。
太陽光パネルの保証には「出力保証(約10年~25年)」と「システム保証(約10年~15年)」があります。これらの保証が期間満了前に切れてしまうのは、心配ですね。
塗装リフォーム前に太陽光設置業者へ確認した上で塗装リフォームを行うようにしましょう。
屋根材と太陽光パネルの耐用年数
屋根塗装を行ったその後のメンテナンス方法は屋根材と太陽光パネルの耐用年数を踏まえて検討しなければなりません。
屋根材は防水紙の耐用年数を考慮すると20年~30年ほど、太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。これはあくまで減価償却期間であり実際は20~30年程度は使用できるといわれています。
そう考えると、30年で屋根塗装を行う際には、屋根材の耐用年数、太陽光パネルの撤去や交換も検討する時期と重なることになります。一般的な塗装のみのリフォームより費用は高額となりますので、こつこつと積み立てておくと良いでしょう。
まとめ
太陽光パネルが設置されている住宅でも塗装リフォームは可能です。塗装後の太陽光パネルの保証の問題もありますので、必ず太陽光パネル設置業者に塗装リフォームを行いたいと連絡は入れておきましょう。その際に注意すべき点などを聞いておくとより安心です。
屋根材も太陽光パネルも適切なメンテナンスを行う事で、美観も耐久性も維持できます。10年に一度のメンテナンスを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根