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2020年10月13日
屋根瓦の劣化症状と修理方法
屋根瓦は強風や積雪の重さにより、瓦がズレたり割れてしまうなどの事態を起こすことがあります。瓦のズレの補修や、部分的な交換で対応できる場合はそれほど修理費用もかかりません。一方、症状があるまま何もせずに放置してしまうと部分的な補修では改善することは不可能となり、葺き替え工事や葺き直し工事という高額な修理費用がかかる事態を招く結果となってしまいます。
今回は、屋根側の劣化の症状とその修理方法についてご紹介します。
屋根瓦の劣化症状と修理方法
劣化症状は様々ですが、代表的なものを見ていきましょう。
部分的なズレ
瓦のズレはズレた瓦をもとの場所へ戻す補修で修理は完了です。
修理自体も数分で終わる工事で、費用も数千円程度ですみます。
瓦の割れ
瓦が割れている場合は、瓦の差替え交換が必要です。
セメント瓦やモニエル瓦は粘土瓦に比べて耐用年数が短く、生産が中止されている商品もありますので入手が困難な場合があります。
漆喰の剥がれ
漆喰が一部剥がれている場合は部分的に漆喰の補修をします。
棟瓦の崩れに伴う漆喰の崩れの場合は、棟の積み替え工事を行います。既存の棟瓦を撤去して再度積み直す工事となります。
雨漏り
雨漏り修理は、防水シート(ルーフィング)を交換する必要があります。
葺き直しによる修理となりますが、セメント瓦やモニエル瓦の場合は耐用年数の観点から、費用対効果は期待できません。
屋根材を新しくする葺き替えを検討しましょう。
屋根瓦種類別のメンテナンス方法
粘土瓦(日本瓦)
粘土瓦の耐用年数は50年~80年と言われています。そのため屋根の躯体や屋根材が劣化しない限り、葺き替えの必要はありません。
【メンテナンス方法】既存の粘土瓦を再利用する葺き直しを行います。
セメント瓦
セメント瓦の耐用年数は30年~40年と言われています。耐用年数を目安に30年~40年で新しい屋根に張り替える葺き替え工事が必要です。
【メンテナンス方法】10年~15年で屋根塗装を施します。
モニエル瓦
モニエル瓦の耐用年数は30年~40年と言われています。耐用年数を目安にセメント瓦同様に、新しい屋根に張り替える葺き替え工事が必要です。
【メンテナンス方法】10年~15年で屋根塗装を施します。
まとめ
瓦の種類によって必要なメンテナンス方法や葺き替え工事のタイミングが違います。自宅の瓦の種類や状態、修理方法を正しく知ることは、工事を依頼するうえで重要なことです。まずは、専門業者に現状の調査依頼をして見積書を取ることをおすすめします。早く修理しないと…と契約せずに慎重に業者は選びましょう。
カテゴリ:屋根
2020年10月12日
現場調査って何?
現場調査という言葉をご存知でしょうか。
意外と知られていない現場調査の内容についてご紹介します。
現場調査とは
現場調査とは施工業者が工事をする現場に事前訪問し、現状を把握するために行う調査のことです。
■現場調査の必要性
最初の現場調査が塗装工事にとっては非常に重要になってきます。
見積書を作成するにあたり、建物の状態を把握することが必要です。
そして、外壁材に合う塗料選びと補修方法、適正価格で工事を行うための提案をします。
※ここで注意!!
現場調査を行わずに概算で見積りを依頼することはおすすめできません。
仮に現場調査を怠った場合、劣化状況を事前に把握できないため工事が始まってから追加の工事費用が発生することが予想され、お客様と施工業者間でトラブルにもなりかねません。
適正価格で正しい施工を行うために必要と言えます。
現場調査の方法
現場調査といっても何をするの?
どのくらい時間はかかるの?などの疑問もあるかと思います。
■現場調査で確認する3つのポイント
①外壁の面積
塗装する面積から工事にかかる費用を算出するために最も重要。
②外壁の状態
下地の劣化状況を確認し、必要な下地補修や使用する塗料の選定を行います。
③付帯部分の確認
外壁以外にも付帯部分の劣化状態を確認することが必要です。ご自身で確認が難しい箇所は、特に劣化が進行している可能性があります。
■実際の現場調査の様子を見てみましょう。
住宅の面積の測定や器具を用い様々な箇所を確認し、お客様のご要望などのヒアリングも行います。
【非接触温度計】
手の届かない場所、触れられない物などの温度も簡単に測ることができます。外壁の浮きがあると空気層により、外壁の表面温度が上がります。測定することで遮熱性を調査します。
【打診棒】
肉眼では確認できない外壁の浮きや剥離などを診断する機材です。
外壁を叩いたり撫でるように転がし、その時の反響音や感触で判断します。打診棒はリフォームにおいて非常に大切な道具と言えます。
【レーザー距離計】
面から面までの距離を簡単に計測することができます。例えば床から天井はメジャーなどでは測りにくく誤差も出やすいですが、レーザー距離計を用いると正確な計測が可能です。
■所要時間は?
住宅の規模によっても変わりますが、通常の現場調査は1時間程度で終了します。日が暮れて暗い時間に現場調査を行うと、測定や劣化の確認が難しい場合があるので日中の明るい時間帯に行いましょう。
また大雨や台風などで悪天候の場合は、日を改めて設定することをおすすめします。
まとめ
家の面積や劣化状態は様々です。普段から生活している住人でも気が付かない劣化が隠れていることも多くあります。
屋根や外壁塗装を検討中の方はもちろん、そろそろ塗替え時期かなと思ったら、専門業者によるしっかりとした現場調査を受けることから始めてみましょう!
プラニング・Kでは、無料で現場調査と見積書作成を行っております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
2020年10月7日
台風が来る前に、お家のセルフチェックを!!
毎年のように、日本には巨大な勢力を持つ台風が到来します。
これは、島国の日本で住んでいる限り避けられないことではありますが、台風が
来る前にお家のセルフチェックを行うことで、台風の被害を最小限に抑えること
ができます。
今回は、台風が来る前に家族でできるお家のセルフチェックについて、ご紹介し
ます。
お家の部分別セルフチェック
「家のセルフチェックと言われても、一体どこを見ればよいのかなぁ?」と思わ
れる方も多いでしょう。ここでは、家の各部位ごとの点検方法を見ていきます。
外壁の劣化をチェック
外壁の劣化をチェックしましょう。
←写真のような、ヒビやコーキングに隙間があると、台風の激しい雨風により、そこから雨水が侵入し室内まで浸透すると雨漏りを起こしてしまいます。
前回の塗装から時間が経過している場合は塗料の防水性も落ちていると考えられます。
ひび割れや、コーキングに隙間を見つけたら
台風が来る前に塗装業者に相談をし、台風の被害を被らないように補修工事を依頼しましょう。
屋根瓦や板金をチェック
台風前には屋根材の点検はとても重要です。
瓦屋根では瓦が割れたり、欠けたりしていないか。また、金属屋根の場合は板金がしっかり留まっているかをチェックしましょう。
屋根の不具合は大きな台風の雨風により、さらに破損が進み室内に雨漏りを起こす危険があります。
屋根材に不具合をみつけたら
屋根の点検・補修は高所作業となりますので危険です。自分で行おうとせずに、専門の業者へ依頼しましょう。
10年以上屋根の点検を行っていない場合は、台風前に点検することをおススメします。
窓やサッシ周りのチェック
窓やサッシ周りの取付部分には、隙間を埋めるためにコーキングが充填されています。経年劣化により、そのコーキングが硬化し痩せてしまうと隙間ができている場合があります。
しっかり点検をして台風に備えましょう。
コーキングの劣化をみつけたら
コーキング自体はホームセンターなどでも販売はしていますが、コーキングの打替えには劣化している既存のコーキングをキレイに取り除き、新しいコーキングを充填し、さらには他のカ所(外壁材やサッシなど)を汚さないという技術を伴います。専門業者に依頼する方が安心であり、仕上りも良いでしょう。
すだれ・シェードの撤去と網戸・雨戸のチェック
窓周辺に「すだれ・シェード」などを設置している場合は、台風前に片付けておきましょう。
網戸や雨戸のがたつきがあると強風によって外れてしまったり、破損する恐れがあります。
雨戸のがたつきをみつけたら
可動させて利用する雨戸は、経年劣化による影響も大きく受けます。 気づくと、開閉の際にがたつきが出るようになっていたり、雨戸自体にひび割れが起きていたりします。雨戸の修理は、素人には難しいため業者に依頼したほうが手間がかかりません。無理な修理で雨戸を全損させるよりも、業者に修理や交換を依頼しましょう。
まとめ
家は台風が来ると、強い風と雨の影響を受けます。事前に家の点検をを行って傷んだ部分の補修を済ませておくことで、台風による被害は最小限に抑えることができます。傷んだ部分を放置せず、修繕しておくことが建物内部への雨水の侵入を防ぎ、建物自体を守ることにつながります。台風前には家族でお家のセルフチェックを行いましょう。
2020年10月2日
スレート屋根はメンテナンス塗装が絶対に必要!
現在の日本の屋根の多くは、スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根が占めています。初期のコストが比較的安価であることが普及が広がる要因となりました。また、価格のみでなく工期も短く済むことも人気に拍車をかけました。
今回は、スレート屋根のメンテナンス塗装と、その必要性について紹介しましょう。
なぜ、スレート屋根には塗装メンテナンスが必要なのか?
スレート屋根には、綺麗な屋根もあれば苔や藻が繁殖してしまい劣化が進んでしまっている屋根もあります。本来定期的なメンテナンスを行っていれば、苔や藻が発生する前に塗り替えて対処できますが、普段の生活上で屋根を目にする機会がないだけに、ついつい屋根のメンテナンスは後回しになってしまうのです。
塗装によるメンテナンスが必要な理由を正しく知って、今後のメンテナンスに役立てましょう。
理由① 防水性を回復させて高めるため
傷付いたスレート屋根では、表面の塗膜の剥離などで雨水に直接触れる部分が出てくると、 吸水による膨張、水分が乾燥する際の収縮が起こります。これを繰り返すと変形や、割れが起こり脆くなってしまいます。
特に寒冷地域では雪や霜、氷が屋根の上に張ることがあります。スレート屋根にその水を吸わせてしまうと、水が液体から氷の固体となり膨張してしまいます。
スレート屋根に吸水させないためには屋根塗装で防水性を高めることが重要なのです。
理由② 美観を保持するため
スレート屋根は、劣化により塗装膜が薄くなり剥がれ始めると、どんどん色褪せが進んでいきます。地上から見上げただけでは、その色褪せには気が付きませんが、少し離れた高台から見下ろして見ると、塗装の色が抜けて白っぽく見える自宅の屋根を見て愕然とすることも…。
このような事態にならないためにも、塗料の耐用年数をきちんと把握しておき、適切な時期に塗装メンテナンスを行うことが大切です。
スレート屋根の適切な塗り替え時期とは?
一般的には、新築から10年を目安に考えておけば良いでしょう。ハウスメーカーにもよりますが保証期間中に他社が工事施工した場合は保証を無効にすると取り決めている場合があります。そのような場合は新築時の保証が切れた時点で塗装するのが良いでしょう。
スレート屋根は、人気の屋根材であることから、かなりの量が流通しています。その為、対応する塗料も数多くのものが発売されています。ダメージを受けたスレートを保護し、強化する下塗り材も数多く発売されています。
スレート屋根の塗装については、専門の塗装業者へ診断依頼をして、適切な塗料を提案してもらいましょう。
まとめ
スレート屋根は様々な種類があり、理想とするデザインに馴染みやすく、カラーバリエーションも豊富な優れた屋根材です。新築時のような性能を長く保つためにも、適切な時期に適切な塗料で塗装メンテナンスを行うことが大切です。新築時から10年以上経過したが、何もメンテナンスをしてないという方は早めに屋根の診断依頼をおススメします。
カテゴリ:屋根
2020年10月1日
屋根の塗装リフォーム時に注意すること
屋根は日常的に雨風や強い紫外線にさらされています。普段あまり目にする場所ではないため傷みや劣化を見落としがちです。
目の届かない場所だからこそ、定期的なメンテナンスが必要になります。
ではリフォームの際のポイントをご紹介します。
見落とし注意!雨漏りの原因
通常の雨では特に症状はないけれど、ゲリラ豪雨や台風の雨は強さが違います。
普段は隠れている雨漏りの原因が、叩きつけるような雨によって雨漏りを引き起こす可能性があります。
①屋根の破損や劣化
屋根材によって起こりやすい症状は違います。劣化が進行し、雨漏りが生じることも多くあります。
スレート系
■苔やカビ…外間kの劣化により防水機能が低下することで、水分を吸収し苔やカビが生える。
■色あせ…色あせが悪化するとひび割れや破損が生じ、雨漏りが起こる場合がある。
粘度系瓦
■ズレやひび割れ…瓦を固定している漆喰が崩れ、瓦のズレが生じる。
■苔の発生…苔が雨水などの水分を吸収するため、放置していると苔の範囲が広がり湿気を保った状態になる。
金属系(銅板)
■サビや剥がれ…サビは表面に発生することが多いが、湿気が多い裏側にも生じることがある。サビを放置すると穴が開き、雨漏りの原因になる。
セメント系
■色あせ…強い紫外線や雨風により、塗装の色あせが生じる。
■ひび割れや欠け…塗膜の劣化により、セメントがもろくなりひび割れや欠けが生じる。
②雨どいの詰まり
雨樋(あまどい)とは…雨水を集めて排水させるプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材です。
雨樋から溢れた雨水が壁などから内部に侵入し、雨漏りの原因になります。
③太陽光発電や温水器設置箇所
穴を開けて設置工事を行った場合、不適切な処理やシーリングの劣化箇所から雨水が侵入する可能性があります。
塗料選び~種類と特徴を知る~
色次第で家のイメージがガラリと変わるため色選びで悩む方も多いと思いますが、塗料にはそれぞれの特徴があります。まずは塗料の長所と短所を把握し、どのような点を重視したいのかを考え使用する塗料を選びましょう!
シリコン塗料
機能性に対し、価格がお手頃なのが魅力で一番主流な塗料。耐用年数は約7~10年。
メリット◎:耐水性や耐候性が高く、汚れが付きにくい。耐久性が高いため長期的なトータルコストを抑えられる。
デメリット×:水性や油性など種類が様々なので性能の違いを判断しづらい。
フッ素塗料
耐用年数が長く約15~20年と耐久性に優れている。
メリット◎:防水性に優れているため汚れにくい。光沢感があり美しい仕上がりになる。
デメリット×:高品質のため価格が高い。塗膜が硬い分ひび割れが生じやすい。
遮熱塗料
太陽熱など外部からの熱を反射させることで、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持つ塗料。
屋根に遮熱塗料を塗ると、熱エネルギーの吸収が軽減されるため、屋根材の温度上昇を抑えることができ、室内の上昇温度を下げる果があります。耐用年数は10~15年程度。
メリット◎:遮熱効果によって室内温度が抑えられるため、夏も快適に過ごすことができ光熱費削減になる。耐用年数が長い。
デメリット×:価格が高い。塗膜の表面に汚れが付着してくると、太陽光を反射しにくくなり遮熱効果が低下する。
まとめ
屋根の劣化は自分で気が付くというのが非常に難しい場所です。
屋根リフォームの際には、施工業者に雨漏りの原因となる可能性がある箇所を見てもらいましょう。
そして塗料の特徴を知り、屋根材に合う塗料を選びましょう。
プラニング・Kではご自宅に合う塗料をご提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。
カテゴリ:屋根
2020年9月26日
なぜ相見積もりは必要なのか?
外壁・屋根塗装を検討する中で、業者からの見積書は契約の締結に大きく係る書類の一つと言えます。
そのため、一つの業者からの見積書だけで契約を急がずに数社から見積書を取り寄せる「相見積もり」を多くの方が行います。
今回は、「相見積もり」を行うことで得られるメリットとその重要性について、ご紹介しましょう。
「相見積もり」とは・・・
契約前の業者選びの際に同じプラン内容で数社の業者に見積りを依頼し、値段などを比較することです。
「相見積もり」を業者へ依頼する際には以下のことに注意しましょう。
条件を合わせて依頼を行う
相見積もりは価格や納期などの条件を比較する目的で行いますので、条件が異なっていては比較になりません。
相見積もりを行う際は必ず条件を合わせて依頼をしましょう。
また、納期や数量など詳細な内容が含まれていないと、正確な見積りができない場合があります。
相見積もりを取る際の条件設定はしっかりと行いましょう。
予算や納期・提出期限を明確に伝える
「相見積もり」を取る際には 予算や納期・提出期限を明確に伝えなければなりません。
依頼する業者側にも、希望する予算や納期では対応が難しい場合もあります。
予算や納期を知らせずに見積もり依頼をしてしまうと、結果的に無駄な労力だけをかけてしまう事になってしまいます。
スムーズにやり取りが出来る様に心掛けましょう。
相見積もりが届いたらチェックすべきポイント
金額と内訳
相見積もりにおいて、見積り金額は最もトラブルになりやすいポイントの1つです。
商談が進んでいく中で、追加料金が発生することが主な原因としてあげられますが、内訳までしっかり目を通すことにより、不足箇所がないかのチェックができます。
また、見積りを比較することによりコストを抑えるために削れる部分が見えてくることもありますので、しっかりと見比べてみることが大切です。
有効期限
見積もりには 有効期限が設けられているのをご存じでしょうか。
有効期限が設けられているのは、経済情勢の変化や仕入れ原価の高騰などにより、価格変動の可能性があるからです。
相見積もりを取る際には、注意しましょう。
まとめ
「相見積もり」は複数の業者の価格やサービス内容を比較して、より良いサービスや商品を選ぶ事が目的で行われます。
相見積もりの依頼をする際は、相見積もりの依頼だということを業者側に伝えておくと、その後の断りの連絡をする際も問題なく対応してもらえるでしょう。
プラニング・Kでは、相見積もりの依頼も受付しております。お気軽にお問合せください。
2020年9月18日
フッ素塗料が適している建物とは?
フッ素塗料とは何かご存知ですか?
屋根や外壁塗装を検討中の方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は塗料の中からフッ素塗料の魅力についてご紹介します。
フッ素塗料を知ろう!
フッ素塗料とは何?
フッ素塗料とは、塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料です。
フッ素樹脂の技術を使って開発された塗料であり、耐久性の高い塗膜をつくることができます。
非粘着性(汚れを弾く)効果があり、実は様々なものに使用されています。
身の回りにもある歯磨き粉やフライパンから、有名なところでいうと東京スカイツリーやレインボーブリッジにもフッ素塗料が使用されています。
メリットとデメリット
◎メリット
・親水性に優れ、汚れが付着しても雨で汚れを流してくれる。
・艶があり、新築のような美観を維持できる。
・耐久性が高く、約15~20年長持ちする。
・防藻性・防カビ性がある。
・紫外線に強い。
×デメリット
・他の塗料に比べて価格が高い。
・塗膜が硬い分、ひび割れが生じやすい。
・艶なしがないため、住宅のイメージによっては適さない場合がある。
・一度フッ素で塗ると、他の塗料での塗替えが難しい。
適している建物とは?
■フッ素塗料はこんな人におすすめ!
コストを抑えて費用を軽減したい人
外壁や屋根の塗装工事には必ず足場の仮設が必要で、塗替えの度に足場費用がかかるため、コストダウンするためにも塗替えの頻度を減らすことが重要です。
特にマンションやビルなどの大規模な建物の塗替えには莫大な費用がかかるため、耐久性に優れたフッ素塗料を使用することで塗替えコストを抑えることができます。
とにかく長持ちさせたい人
フッ素塗料の大きな強みでもある耐久性は、耐用年数の長さにも繋がります。
塗替えの頻度が減ることで次の工事までの期間にも余裕ができ、資金計画をしっかり立てることができます。
店舗や商業施設など
店舗の場合、緊急性を要する工事以外は急にお店を休むということは避けたいものです。
飲食店は来店されるお客様や食材の仕入れ先など取引業者も係ってくるので、計画的に工事を進める必要があります。
休業すれば売り上げに影響するので、塗替えの回数を減らせるように耐用年数の長いフッ素塗料がおすすめです。
海沿いの建物
海沿いに家がある場合、海水に含まれる塩分が潮風によって家に付着し、劣化してしまう『塩害』にも気をつけなければいけません。
フッ素塗料は耐久性に優れ、塗膜が硬く丈夫なため塩害から守ってくれます。
まとめ
フッ素塗料は外壁塗装に求められる様々な能力を備えています。
まずは特徴を知りどのような仕上がりにしたいか、何を重視するかを考えましょう。
塗料選びに迷ったらプラニング・Kにご相談ください。
ご自宅に合う塗料をご提案させていただきます。
2020年9月17日
屋根塗装に足場が必要な理由
自宅のご近所で足場を設置した塗装工事を見かけたことはありませんか。
屋根塗装を検討して見積書をいざ取ってるみると意外に足場代の金額が高いと感じた事はないですか?「屋根塗装だけだったら、はしごをかけて塗れないのかなぁ?」と考える方も多いでしょう。
足場は職人の安全性や作業性に影響し、それが最終的に外壁・屋根塗装の品質に影響するため、絶対に必要です。
今回は屋根塗装工事に足場が必要な理由を見ていきましょう。
屋根塗装で足場が必要な理由
安全に施工するため
塗るだけと考えると、はしごででも施工ができるように思いますが、塗装工事の場合塗料缶を屋根に持ってあがらなかればなりません。塗料缶は1缶20㎏程あり、はしごではバランスを崩して落ちてしまう可能性があります。また、何度もはしごで上り下りするのは作業効率が悪くなります。
自宅の塗装工事で万が一にでも落下事故が起きてしまうと、せっかくお家を綺麗にしよう!と臨んだ塗装工事も台無しです。
職人さんを守るためにも、また気持ちよく工事を終わらせるためにも足場は必要なのです。
汚れ飛散防止のため
塗装工事では必ず高圧洗浄という工程があります。高圧洗浄を行うことで、屋根についた汚れや劣化した塗膜などを綺麗に落とし、塗料が密着しやすくします。
高圧洗浄は、水を吹きかけて汚れを飛ばしていくため、汚れた水が周囲に飛び散ることになります。足場が立っている場合には、足場に飛散防止シートを貼ります。そうすることで、隣の家に汚水が飛散することを防ぐのです。
足場を設置せずに工事を行うと、周囲に水が飛散してお隣の建物へ汚れた水がかかってしまうなどの問題が発生し、ご近所トラブルを招く危険があります。
その他にも、塗装の工程においても、塗料が飛び散る可能性があります。近隣トラブルを避けるためにも、屋根塗装でも足場を設置し飛散防止シートを貼ることが大切です。
足場設置後に注意するべきこと
屋根塗装に足場は不可欠ですが、設置した後に注意すべきことはないのでしょうか。
近隣への配慮が必要
足場の設置・解体にはハンマーでパイプを叩くため、カンカンカンと大きな音が響きます。
事前に騒音がすることと作業の開始時間を近隣の方へお知らせしておくことで近隣トラブルを防ぐことができます。
日常生活に不便さを感じる
工事期間中は、足場の上を職人さんが動き回っています。窓やカーテンを開けることができなかったり、洗濯物を外に干せないなど、ストレスを感じることもあります。
窓を開けたい場合は、工事監督と事前に開閉日時や時間の打合せをしておきましょう。また、工事が着工してから要望を言うのは気が引けるという方は、契約前に事前に相談しておくと良いでしょう。
まとめ
安全性、作業性の高い施工をするためには足場の設置は必要です。近隣トラブルと事故を避けるためにも、必ず足場設置をしての工事を依頼しましょう。
また、足場の設置時には近隣への配慮は重要です。事前に近隣の挨拶を済ませ気持ちよく工事に入れるようにすると良いでしょう。
プラニング・Kでは、塗装工事に関する疑問・質問を受付しています。お気軽にご連絡ください。
カテゴリ:屋根
2020年9月14日
台風の後、雨漏りしていませんか?
台風が過ぎ去ったあと、我が家が被害にあっていないかとても心配ですよね。
強風や豪雨により、普段は出ていなかった症状が発生してしまうことがあります。
では、どのようなことに注意すればいいのかをご紹介します。
台風が家に与える影響
起こりうる影響と症状
通常の雨では特に何も起こらないという場合も、台風の雨となると強さが違います。
特に強い風を受けて外壁をたたきつけるような雨は注意が必要です。
塗膜が劣化している外壁は防水の機能が低下しているため雨を受けて水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生することも考えられます。
放置するとどうなる?
雨漏りを放置し続けると漏電や白アリなどが発生する恐れがあります。
早期発見だと簡単な工事で修復できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり高額な工事費用がかかってしまうことも考えられます。
台風の後のメンテナンス
台風が去った後、目立った被害がなかったからと油断するのは禁物です。
外が安全になったら屋根や外壁などの状態を確認してください。
■自分でできるセルフチェック
雨漏りの原因は屋根だと思われている方がほとんどかと思いますが、実は思いもよらない場所に雨漏りの原因が隠れていることがあります。
☑外壁のチェック
ひび割れや塗膜の浮き・剥離はしていませんか?
ひび割れが進むと広がったクラックから雨水が侵入し、劣化が進行してしまいます。
☑天井や壁のシミ
天井や壁まで雨水が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
晴れた日には窓を開けしっかりと換気をし、早急に専門業者に見てもらいましょう。
☑天井からの雨漏り
このように室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や床にまで影響を及ぼしてしまいます。
クロスが水分を吸収してしまうと、剥がれの原因にもなります。
付帯部分の確認も必要
家には付帯部分と呼ばれる箇所があります。経年劣化により台風の影響を受けて破損してしまうこともあります。付帯部分のチェックも欠かせません。
☑雨樋(あまどい)
雨水を集めて排水させるプラスチック製(塩化ビニール樹脂)の筒状の建材。
軒先に取り付ける樋を軒樋(のきどい)、軒樋から接続し地面までつながる縦方向の樋を竪樋(たてどい)と呼びます。
☑破風(はふ)
屋根の妻側部分(破風板がある面を妻側という)に取り付ける 板状の部材。
破風板は雨風の吹込みを防ぐ役割があり、劣化しやすい場所です。
まとめ
大きな破損が無い場合も、屋根材のズレや外壁のひび割れなどが発生している可能性があります。このような状態を放置していると、雨漏りや家の腐食が進行する一方です。
仮にそのままの状態で次の台風が訪れたら、更に被害は拡大してしまいます。早急に専門業者に見てもらいましょう。
なお火災保険に加入している場合は、台風によって住宅が被害にあった際に保険対応で修繕工事を行える可能性があります。
大切な住まいを守るためにも、万が一に備えて保険の加入や見直しを行うことをおすすめします。
プラニング・Kでは無料診断を行っております。
台風後、雨漏りやその他気になる箇所があればお気軽にお問合せ下さい。
2020年9月11日
失敗例から学ぼう!外壁塗装を成功させるポイント!
外壁塗装にどのようなイメージをお持ちですか?
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。
リフォームを検討している方は、疑問や不安を感じていることも多いと思います。
今回は失敗例から学び、成功に繋げるポイントをご紹介します。
失敗例で多いのは?
●色が思っていたのと違った。
基本的には塗料メーカーの色見本を見て決めることがほとんどですが、明るさや濃淡によっても印象が変わります。
色見本で見るサイズに比べ実際に塗り替える外壁の面積が圧倒的に大きいため、色見本で選んだ色を実際に外壁に塗ったらイメージと違ったということもあります。
色の面積によって見え方が変わる視覚効果です。
●追加工事によって予算オーバーになった。
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。10年程を目安に塗替えが必要なため、資金計画も重要になります。そんな最中に想定外の追加費用がかかるのはご契約者様にとって負担となってしまいます。
いざ工事が始まってから見えてくる部分もあり、思っていたより状態が悪化していた場合は追加工事が必要になるというケースも考えられます。
その場合は追加で費用が発生してしまいます。基本的には費用がかかることなのでご契約者様に状況説明を行い、承諾を得てから工事を行います。
失敗を防ぐ方法とは?
■色による失敗を防ぐ方法
塗料メーカーによるカラーシュミレーションを行うことでイメージしやすくなります。
艶があるか無いかによっても印象は大きく変わります。頭ではイメージできていても、それを施工業者に伝えなくてはいけません。
実際に塗装工事を行った施工事例の写真を事前にインターネットで検索したり、外壁材のサンプルを置いているショールームへ足を運ぶことで施工業者にイメージを伝えやすくなります。
もし業者の手違いで異なる塗料を使用し、色が違ったという場合は早急に塗り直しをしてもらってください。
■予算オーバーを防ぐ方法
現場調査を行わずに概算で見積りを依頼することはおすすめできません。
その場合は劣化状況を事前に把握できないため、工事が始まってから追加の工事費用が発生することが予想され、お客様と施工業者間でトラブルにもなりかねません。
適正価格で正しい施工を行うために必要と言えます。
そして施工業者に見積を依頼する際に「予算内に収めてほしい」という意思を伝えておくことも大切です。予算によっては、理想の外壁塗装の実現が難しいこともあります。高品質な仕上がりを希望する場合は、予算を考え直してみましょう。
まとめ
外壁塗装で起こりうる失敗例を知り、それを活かすことが成功に繋がります。
気になることを施工業者に確認することで、業者側も施主様がどのようなことに不安を感じているのかを知ることができます。そのようなやり取りが信頼関係を構築します。
疑問に思ったことは自己判断せずに業者に確認し、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう。