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2025年6月2日
そろそろ塗替え時期?自分でできる外壁診断!
外壁は風雨や日光にさらされているため、経年による劣化が徐々に現れてきます。しかし、外壁が傷んでいるサインや、いつが最適な塗装のタイミングなのかを見極めるのは、素人では難しいかも、と感じる方も多いでしょう。
外壁の状態を自分でチェックできれば、自宅のメンテナンスをより計画的に行うことができます。今回は外壁のセルフチェックについてご紹介していきます。

外壁の塗り替え時期とは
一般的な塗り替えの目安は、新築後10年くらいと言われています。この期間を過ぎると、塗装が劣化し始め、防水性や美観が損なわれる可能性が高まるからです。
実際に、ハウスメーカーなどでも「10年点検」として、そろそろ外壁塗装をした方が良いですよと提案されることが一般的です。しかし、外壁塗装の塗り替え時期は一律ではありません。
各家庭の傷み具合や立地条件、建物の構造などにより、劣化の進行速度は異なるために10年が必ずしも適した時期とは限らないからです。
自分でできる外壁診断
外壁の状態を定期的にチェックすることは、建物の美観を保ち、構造を守るための基本になります。セルフチェックを行うことで、外壁の状態を早期に把握し、適切な時期に塗り替えを行うことができます。
・汚れが目立つ
経年で防水性能が落ち、水切れが悪くなってくるので、そこに汚れが付着しやすくなります。塗膜が傷みだした一つのサインです。
・チョーキング

紫外線や水の影響で、塗料の色彩のもととなる顔料そのものが劣化して粉状になっている現象です。
外壁を保護する塗料がなくなるため、外壁材自体の劣化を早めます。
触った指が真っ白になるようなら早急の塗替えをお勧めします。
・コケ、藻、カビの発生

外壁が劣化すると、防水性が失われます。そのため表面に水が溜まりやすく、藻やカビを引き寄せやすくなります。
特に北側の面や日当たりが悪く湿気がたまりやすい場所では、微生物が繁殖しやすくなります。
見た目の問題だけでなく、塗膜の劣化を促進させ、外壁材を傷める原因となるため、 早めに対策をする必要があります。
・コーキングの劣化

サイディングボード外壁の目地コーキングのひび割れがあります。正確には、塗装の劣化ではなく、コーキング材の劣化症状です。
外壁材の継ぎ目に用いるコーキング剤が劣化すると亀裂箇所から建物内部に浸水する恐れがあります。水を吸った外壁は 急速に脆くなります。
・色褪せ

色褪せは紫外線による日焼けです。塗膜を守る樹脂が劣化することでツヤがなくなり、次第に顔料に影響が出はじめる現象です。
紫外線によるダメージで塗膜の表面が劣化し退色(変色)してしまうのが原因です。
劣化の進み具合
劣化の速さは、塗料の性質やグレード、下地素材の性能によって異なります。下地素材の性能にもよりますが、おおよそこのような劣化の進み具合になります。
①築5~10年
ツヤが少しずつなくなってくる。
②築8~13年
変色やチョーキングが少しずつ始まる。場所によっては藻・カビ・汚れの症状が見られる。
③築10~15年
変色やチョーキングが日当たりの良い部分に見られる。藻・カビ・汚れの症状が部分的に発生している場合もある。大小のクラック(ひび割れ)の症状が現れている場合もある。
④築15~20年
変色やチョーキングが全体的に見られる。藻・カビ・汚れの症状が広く発生している場合がある。大小のクラック(ひび割れ)の症状が点在している場合がある。はがれ、膨れ、欠損の症状が現れ始めている場合がある。
まとめ
外壁のセルフチェックをすることにより、チョーキング現象やひび割れ、コーキングの劣化などを確認することで、劣化の早期発見が可能です。最終的には塗装業者に点検を依頼しましょう。
専門業者による診断は、外壁内部の状態や見えない部分の劣化を正確に把握し、最適なメンテナンス方法を提案してくれるため、塗装の品質を保つためにも有効です。プラニング・Kではお見積りを無料で実施しております。
外壁のメンテナンスが必要かお悩みの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

カテゴリ:外壁