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2026年4月2日
外壁塗装の『4回塗り』は正しい!?
突然ですが、外壁塗装は何回塗るのが正しいかご存知ですか?
外壁塗装を検討している最中、塗装業者に『 ウチはしっかりと塗装するために4回塗りを行っています 』、『 他社よりも塗装回数を多めにすることで、より長持ちします 』と言われたことはありませんか?
今回は、外壁塗装の適切な塗装回数についてご説明いたします。

塗り回数とは
『 外壁の状態によって塗る回数は異なるの?? 』
『 使用する塗料によって違う!? 』様々な疑問がありますよね。
外壁塗装は、外壁に適した塗料を適した条件で行う工事です。
高圧洗浄から始まり、下地補修~下塗り~塗装の工程があります。
その中でも塗装の回数は非常に重要です。
そもそも何回塗りが正しいの?
基本的には3回塗りがいいとされています。

1回目:下塗り
2回目:中塗り
3回目:上塗り
これは塗料メーカーが実際に塗料の効果が発揮できる塗装回数を検査しており、その結果を基にメーカーが定めた回数になります。
よって、それ以上に塗装を重ねても塗膜に厚みが出てしまい、ひび割れや剥がれが発生しやすくなる可能性があります。
外壁塗装は塗装回数を増やしても効果は無い!?
一般的に3回塗りの工事ですが、4回塗りと聞くと通常よりも多い回数を塗る為、より良い仕上がりになるのかと思われる方もいらっしゃいます。
しかし、そうではありません。
『 3回塗りの金額で4回塗装しますよ 』と言われると、ちょっとお得な気持ちになりますが、それは果たしてサービスなのでしょうか。

注意➊ 費用の加算
単純に1回塗装回数が増えると、その分使用する塗料の量は増えます。
そうすると費用も加算されてしまいます。
塗布量とは
外壁塗装の塗料には、塗布量(とふりょう)と呼ばれ、塗るべき塗料の量が決まっています。
どの塗料にも、塗布量が定められています。
※もし、3回分の量を4回塗りとして使用する場合、薄めている可能性があります。
■塗料の量を確認する方法
塗布量 (使用量) ×外壁面積 (㎡)=外壁塗装に必要な総重量(kg)
■必要な塗料の数量を確認する方法
外壁の塗装に必要な総重量(kg)÷1缶の内容量=必要な塗料の缶数
👆計算式を覚えておくと、ご自宅を塗装する際に安心です。
注意❷ 工期の延長
塗装の後はしっかりと乾燥させる時間が必要です。
この作業を繰り返し、重ね塗りを行います。そのため、3回塗りよりも4回塗りの方が工事期間も長くなってしまいます。
4回塗りが必要な場合もある!?
塗布量や塗装の回数を増やせばいいということではないことが、お分かりいただけたかと思います。
💡しかし、4回塗りをした方がいい場合もあります。
スキン壁の場合

スキン壁とは…
大理石などの細かな石を樹脂で混合し、吹き付けて仕上げる重厚感のある外壁材
スキン壁(セラミック塗装)の外壁は、下地の状態が悪化するとポロポロと塗装が剥がれてくることがあります。
外壁の下地が不安定な状態だと、新しい塗料がしっかりと密着せず、既存の塗膜と一緒に剥がれてしまうことがあるため、下塗りを丁寧に行う必要があります。
高圧洗浄とケレン作業で脆くなった古い塗膜を落とし、下地を2回塗りし、耐久性を向上させます。その後、中塗り1回+上塗り1回を行い、計4回塗りとなります。

まとめ
通常は3回塗りが基本ですが、4回塗りをする場合にはきちんとした理由があります。
理由もなく厚塗りをすると、塗料の性能を十分に発揮できない上、不具合が生じる可能性もあります。
単に「塗る回数を増やせば良い」というわけではなく、外壁の状態に適した丁寧な施工として提案されているかの判断が必要です。
塗る回数をご自身で選択できるものではありませんので、まずは専門業者にご自宅の現状を相談しましょう。
2026年3月30日
花粉症の人必見👀春の外壁塗装
今年もついに花粉の季節がやってきました・・・
毎年恒例のように、今年は花粉の飛散量が多いというニュースを耳にしますが、花粉症の人にとっては大事件です💦
春は外壁塗装の人気シーズンと言われていますが、今回は『花粉症の人にとってこの時期に外壁塗装をするのはどうなの??』というところに着目してご説明いたします。

花粉とは
春は桜や梅の花が咲き誇る美しい季節ですが、同時に花粉症の季節でもあります。特に、春はスギやヒノキの飛散時期になっており、2~5月に飛散し、3月上旬から4月上旬がピークと言われています。
この時期が、一年で一番花粉症に悩まされる方が多く見られます。
外壁塗装が春に人気の理由
塗装工事は春がいいと言われていますが、塗装工事ができない季節は特になく、基本的には一年中可能です。
理由その①.塗装に必要な条件が揃っている
塗装の乾燥に必要な以下の3つの条件が四季の中でも特に春が安定しています。

・気温が5℃以上であること(5℃未満では塗料が固まらない)
・温度が85%未満(高すぎると乾燥不良が起きる)
・雨・雪などで悪天候の日ではないこと
多くの塗料メーカーは、施工条件として「気温5℃以上、湿度85%未満」を推奨しており、これ以下の気温では塗膜の硬化不良・剥がれ、仕上がりのムラといった不具合が生じるリスクがあります。
理由その②.気候との関係性
塗装工事中は養生をするため窓を開けられません。
そのため、夏の塗装工事はエアコンが欠かせず、電気料金が高くなる可能性があります。春は気温的にもエアコンを使用しなくても生活がしやすく、経済的な負担も少なくなります。
理由その③.予定通りに工事が進む
通常、戸建ての外壁塗装を行う場合は10日~2週間ほど工事機関に要します。
春は塗料が乾きやすく、スムーズに工事が進むため、工事の遅れも少なくスケジュール通りに進むことも人気の理由のひとつです。

花粉の影響は??
近年、花粉は人体に多大な影響を及ぼしています。

では、外壁塗装には影響があるのでしょうか?
花粉は特に影響がない
花粉は微粒子のため、付着していても外壁塗装において不具合が起こることは特になく、外壁に付着したまま塗装をしていても影響はありません。
砂埃などは粒子が大きく、付着したまま塗装すると塗装が剥がれてしまう原因になるので注意しましょう。
花粉を防ぐ理由
高圧洗浄
屋根や外壁塗装の前には必ず『 高圧洗浄 』の作業が入ります。

高圧洗浄は強い水圧で噴射される水によって、汚れを洗い流すことができます。
この作業によって、花粉や砂埃などの汚れやカビ、古くなった塗膜も落とすことができます。これにより、新しい塗料の密着度が向上します。
養生シート
塗装工事では足場を立て、その周囲をシートで覆います。
シートをすることで、高圧洗浄時の水の飛散や塗装中の塗料の飛散を防止します。

また、このシートは内部から発生する粒子(水や埃を含む)の飛散を抑えるだけではなく、外部からの粒子をシャットアウトする効果もあります。
近隣トラブルになりかねない飛散を防止し、花粉の付着も防ぐことができます。
花粉症の方におすすめ
塗装した外壁に花粉が付着するのか気になりますよね。
『 低汚染塗料 』というのをご存知でしょうか。
低汚染塗料とは、建物の美しさを維持することを目的に開発された、汚れにくい機能を持った塗料です。
近年、排気ガスや黄砂・PM2.5などの汚染物質の増加により、建物の美観を長く保持する機能が求められるようになり、注目されている塗料です。
また、低汚染塗料は汚れの下に雨水が入り込んで洗い流す「セルフクリーニング効果」によって、花粉や汚れが付きにくくなるのでお勧めです。
プラニング・Kで使用している低汚染塗料について

■ロイヤル無機α (菊水化学工業)
フッ素塗料を上回る超耐候性・超低汚染性の機能を高いレベルで持続する、トリプルブロック型のハイエンドクラスの塗料。
超低汚染性に優れています。
無機成分が塗膜表層に緻密かつ親水性の層を形成し、従来の低汚染塗料と比較しセルフクリーニング効果が向上しています。
まとめ
春は花粉が多い時期ではありますが、塗装工事のベストシーズンでもあります。
また、花粉症が落ち着く頃には梅雨が始まります。梅雨は天候不良によって、工期が延長する可能性があり、長引く工事はご家族にとっても避けたいところです。
花粉が外壁塗装に影響を及ぼすことはありませんので、安心して塗装工事を依頼しましょう。
その他、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

2026年3月26日
軒のない家とは!?
軒のない家をご存知でしょうか?
三角屋根のないお宅を見たことはありませんか?
近年では「軒ゼロ住宅」や「キューブ型住宅」とも呼ばれ、スマートでデザイン性を重視した軒がない住宅が増えてきました。
今回は軒のない家の外壁塗装についてご紹介したいと思います。

軒とは
軒とは屋根の端・延長部分で、外壁より外に突出しています。
軒にも部分名称があります。

・軒先
雨樋が設置されている軒の先端
・軒下
軒の下、雨が当たらない部分
・軒天
突出している部分の下面
軒のない家の特徴

デザイン性が高い
軒のない家は屋根がフラットになっていたり、片流れになっていることが多く、すっきりとシンプルかつスタイリッシュな印象を与えます。
また、デザイン性の高さからおしゃれで個性的なイメージになります。
建築コストを抑えられる

軒を設けない分、材料費や施工費を抑えることができます。
居住面積を広くできる
隣の建物との間隔が狭い、土地面積が小さいなどの狭小地で建築を検討されている方に有効的です。
軒がない分、建築制限いっぱいまで居住スペースを確保できます。
日光を取り入れやすい

軒が無い家は日光を遮るものがないので、たっぷりと暖かい光を取り入れることが可能です。
日照時間が短い冬でも、明るい居住空間になるでしょう。
また、電気代の節約にも繋がります。
ポイントとその対策
■外壁の汚れが生じやすい
軒は外壁を保護する役割があります。
外壁の色や使用している塗料によっては、雨だれの跡が目立ったり、外壁全体が薄く汚れた状態になることもあります。

対策:外壁に適した対策を施す
外壁材をセルフクリーニング機能を持つ光触媒サイディング、汚れにくいガルバリウム鋼板やタイルにすることによって、劣化のスピードを遅らせることができます。
また、使用する塗料を撥水性のあるものを採用することをお勧めします。
■雨漏りのリスクに注意
住まいにおいて紫外線や湿気は劣化を早める天敵です。
軒がなければ、外壁や窓枠に雨水が直接吹き込みやすくなり、湿気を取り込むことで住まいに雨漏りが生じる可能性があります。
また、夕立やゲリラ豪雨で窓が開いている場合、室内に雨風が吹き込みやすく、床に雨染みができたり家財道具が水浸しになったりすることがあります。
対策:窓に庇を付ける
庇は開口部(窓や玄関)に取り付ける小さな屋根で、部分的な軒の役割を果たしてくれます。庇を付けることによって、シーリングが多く施されている窓回りを守ることが出来ます。
施工事例
■香川県高松市 T様邸
フッ素塗料を上回る超耐候性・超低汚染性の機能を高いレベルで維持する塗料をご提案しました。
シックで美しい外壁に仕上がりました。

Before

After
■香川県高松市 O様邸
使用する塗料は、美観と保護を高いレベルで両立した超低汚染塗料をご提案しました。
緻密な塗膜が汚れの付着・定着を抑え、また劣化因子ラジカルの発生を抑制するため、高い耐候性を実現します。

Before

After
まとめ
軒のない家はスタイリッシュで個性的な外観が人気となり、近年多く見られるようになりました。
家は常に強い紫外線や雨風に晒されているため、定期的なメンテナンスは必要です。これは住宅の形状に関わらず、全ての家に共通して言えることです。
大切なマイホームを守るためにも、より良い選択されることをお勧めします。
プラニング・Kでは、お客様のご自宅のお悩みに寄り添ったご提案ができるよう努めております。是非、お気軽にお問い合わせください📞
2026年3月23日
中古住宅は塗装が必要!?
現在、お手頃な価格でマイホームを購入できる中古住宅が人気です。
また、近年は水廻りをリノベーションし、売買している物件も増えています。
そこで、気になるのが外部のリフォームです。
購入する際に塗装工事はしておいた方がいいのかな・・・
これは、中古住宅の購入をする方が気になる問題ですよね。
今回はこちらについてご説明いたします。

中古住宅に外壁塗装工事が必要な理由
中古住宅で長く安心して暮らすために外壁塗装は必要です。
塗料の耐久年数や住宅の環境にもよりますが、一般的な外壁塗装を行うメンテナンス周期は約10年~15年です。
耐久年数を過ぎてしまうと、防水の効果が薄れ、雨漏りが発生する可能性があります。
中古住宅購入時に確認しておきたいポイント
塗装工事歴を確認する
中古住宅の場合、前回の塗装工事を行った時期が不明なことも・・・
前回の塗替えから10年以上が経過していることもあるため、購入する前に塗装を行ったことがあるか、またその時期を必ず確認しておきましょう。

施工業者も把握しておく
施工した業者名に加え、使用した塗料や見積書などがあれば開示してもらうと次の工事の参考になるので安心です。

外壁に劣化の症状が無いかを確認する
物件を購入される前に、不動産や売主同席のもと必ず内見をするかと思います。
その際、外壁にひび割れや塗装の剥離が生じていないか、確認することをお勧めします。
塗装業者に外壁診断を依頼する
塗装工事を依頼すると気になるのは費用面ですよね。
購入後となると高額な工事費用は家計に大きな負担となります。
物件購入費用と塗装工事費用を予め把握できていれば、資金繰りにも余裕を持って対応ができます。
中古住宅を外壁塗装するメリット
①住宅の購入と外壁塗装の予算の確保

塗装工事で一番気になるのは費用面ですよね。
購入後となると高額な工事費用は家計に大きな負担となります。
物件購入費用と塗装工事費用を予め把握できていれば、資金繰りにも余裕を持って対応ができます。
②工事期間中の負担を軽減できる
住宅の塗装工事は、居住中に可能な工事です。
しかし、それによって居住者が生活のしづらさを感じることもあります。
工事音や振動、塗料のニオイなど、普段とは違う環境にストレスを感じる方もいます。入居前に済ませておくことで、洗濯物問題などにも不自由なく、新居での新生活を送ることが可能になります。
③新築気分を味わえる
外壁塗装をすることで、新築と見違えるほど美しくなります。
また、色や配色によって印象も変わります。屋根や外壁を自分好みの色にすることで、新居での生活がより楽しみになることでしょう。

中古物件を所有している方
『空き家で誰も住んでいない建物にお金をかけたくない』と思われる方も多いようですが、それは大きな間違いです。
空き家の期間が長くなればなるほど、劣化に注意すべきです。
実際に住んでいる家でも定期的なメンテナンスは必要ですが、誰も住んでいない空き家はよりメンテナンスが疎かになってしまいます。

老朽化した住宅は資産価値を下げてしまいます。
また、外壁塗装をすれば家の外観が美しくなり、買い手が見つかりやすくなるなど、多くのメリットが考えられます。
売却を検討している場合は、特に定期的なメンテナンスを行い、住宅の劣化を防ぎましょう。
まとめ
中古住宅全てが同じ問題を抱えているわけではない為、住宅ごとに必要なメンテナンスは異なります。
購入を検討中の方は、売主や不動産業者に外壁の状態や次回の塗装時期の確認を怠らないようにしましょう。
また、入居前に塗装工事を済ませておくと、工事のことで悩むことなく、10年先も安心して過ごすことができます。
中古住宅の購入を考えられている方、また中古住宅をお持ちの方は是非一度ご相談ください。
2026年3月19日
屋根だけ塗装しないって有りなの??
ご自宅の外壁は色褪せしていませんか?ひび割れは生じていませんか?
外壁の劣化は放置していても、症状は悪化する一方です。
そんな中、そろそろ我が家も塗り替えしないといけないかなと思っていたところ、業者から 『 屋根も一緒に塗装しませんか? 』 と言われたことはありませんか?
できれば費用の負担を減らしたいけど、屋根も一緒に塗装しないとダメなのかなあ。
今回はそんな疑問にお答えいたします。

外壁だけ塗装するのは可能??
外壁の一部に色褪せや傷みが生じているけど、他がまだ綺麗な状態の場合、今回は気になっている部分の工事のみに済ませたいと思う方が多いでしょう。
外壁塗装だけを行うのは、構造上は問題ありません。
もちろん、屋根塗装のみ・外壁塗装のみのご依頼も可能です。
ただし、その際に注意していただきたいことがあります。
その①.足場代が都度必要になる
部分的に施工をすると1回あたりの費用は安くなりますが、トータルで見ると高くなってしまいます。
その理由は、屋根や外壁塗装をする際、住宅の周囲に足場の仮設が必要になるからです。

これは作業員が高所で作業を行う際、安全に安定した高品質な施工ができるようにするためのものです。
そのため、屋根・外壁のどちらかを工事する際でも、必ず足場が必要になります。
結果、別々に工事を行えば2回分の足場代金がかかることになります。
一度に両方の工事を行う方が、費用的な負担は軽減されます。
その②.屋根の劣化を確認しづらい
外壁は視界に入る場所なので、汚れや色褪せ、ひび割れなどの劣化に気付きやすいですが、屋根は自分で確認するのが難しい箇所です。
普段は見えないため、劣化をしていても気が付かないことの方が多いのが実情です。
その③.仕上がりにムラが生じる

外壁もしくは屋根のどちらかを塗装した場合、しなかった方の劣化がより際立ってしまうことがあります。塗装したことにより、見た目に違いが生じてしまいます。
それではせっかく費用をかけて工事をしたのに、残念ですよね。
工事が完了した後に、『 やっぱり、全ての塗装工事を依頼したらよかった💦 』なんて後悔することがないよう、ご家族でしっかりと相談されることをお勧めします。
その④.時間も2倍かかってしまう
費用にばかり気を取られがちですが、別々に工事をするということは時間も二倍かかってしまいます。
工事を依頼する際、現場調査➡見積書依頼➡契約・打ち合せ➡近隣へ挨拶廻り等、様々な工程があります。工事だけして終了というわけにはいかず、これを工事の度に必ず行わなければいけません。

屋根と外壁の塗装を同時に行えば、単純に回数を減らすことができ、工事中の住生活の負担を軽減することにも繋がります。
一部だけの塗装工事は、数日で終わる!?
一部だけを塗装した場合、2~3日で工事が終わるとお思いの方が多いようですが、実際には数日では終わりません。
その理由として先述の通り、工事に関わる工程を省くことができないからです。
足場を設置し、塗装~乾燥を繰り返し、3度塗りを行います。
その間の天候によっては、作業時間が左右されるので、更に時間がかかる可能性もあります。
総合的に見ても、全ての塗装工事を同時に行った方が効率的と言えます。
近隣への挨拶も工事の度に必要?
リフォームの規模が小さい場合や、近隣に迷惑がかかるような工事をしない場合は、挨拶をする必要はありません。
ただし、屋根や外壁塗装のような外部改修は、住宅を足場で囲い、高圧洗浄の飛散や工事中の騒音や振動、ニオイが発生します。
また、工事車両の出入りもある為、必ず事前に近隣への挨拶を済ませておく必要があります。
屋根、外壁塗装を別々ですると、本来は十年に一度で済むことを、二度行わなければいけません。その結果、ご家族のみならず、近隣の方への負担も多くなってしまいます。
メンテナンスを計画的に
一般的に住宅の塗装工事は、使用する塗料によっても異なりますが、約10~15年を目処に行うことを推奨しています。
そのため、一部だけの塗装を繰り返し行っていると、施工の時期がバラバラになってしまいます。
また、屋根と外壁のどちらかの塗装を一回見送ると、その分劣化の状況も進行してしまいます。一般的に見積書には有効期限があり、塗装工事においては劣化を想定した見積書を出すことは不可能です。

従って、塗装工事を依頼する前に必須項目として現場調査から行う必要があります。
塗装する部分によってタイミングが異なると、次の外壁塗装は令和○○年頃、屋根塗装は○○年頃と管理をしていかなくてはいけません。
別々にすることによって、トータルの回数が増えてしまいますので、費用も含め計画的に行うことが重要です。
まとめ
長期的に考えた場合、一部のみの塗装よりも全面塗装の方がメリットが多いことはお分かりいただけましたでしょうか。
屋根・外壁塗装は、住宅において大規模な修繕工事です。その分、費用面や工事中の住生活の負担も少なくありません。
ご家族でしっかりと相談し、計画的な工事プランの検討をお勧めします。
プラニング・Kは、お客様に寄り添い、全力でサポートさせていただきます。
是非、お気軽にご相談ください。

2026年3月16日
外壁の腐食とは?放置すると危険?
住宅の外壁は、毎日紫外線や雨風にさらされ続けています。見た目はしっかりしているように見えても、内部では少しずつ劣化や腐食が進行しているケースも少なくありません。
外壁の腐食は「古くなったから仕方ない」と軽く考えられがちですが、放置すると建物の寿命を大きく縮めてしまう原因になります。今回は、外壁の腐食が起こる原因や症状、対処方法について詳しく解説していきます。
外壁の腐食とは

外壁が腐食する主な原因は、塗膜の剥がれや割れ、クラックなどから侵入した雨水です。
腐食は外壁材に水が長時間触れているときに発生します。特に構造クラックと呼ばれる深刻なクラックが発生している場合、建物内部に水が侵入しやすくなります。
また、外壁内部に湿気がこもり、結露が起こった場合にも腐食が起きます。
腐食を放置してしまうと…
外壁が剥がれ落ちる
サイディングは、合板や石膏ボード、木製の骨組に固定されています。外壁が腐食すると固定している釘や基礎も腐食してしまうため固定力が弱まり、外壁材が剥がれ落ちる可能性があります。
住宅内部の雨漏り

雨は屋根と外壁材で内部への侵入を防止しています。
そのため外壁が腐食を起こすと、外壁の雨水防止機能がなくなり、住宅内部まで雨が侵入してきてしまいます。
また、雨漏りが発生してしまうと外壁内部は長時間湿気が充満してしまうため、雨漏りと腐食が同時に加速してしまいます。
健康被害が出る

外壁内部には断熱材などが用いられています。その断熱材が腐食してしまうと大量のカビが発生し、胞子による呼吸器官に悪影響を及ぼすことが考えられます。
古い住宅では断熱材に石綿が用いられている場合があります。それが腐食すると石綿の細かい繊維が空気中に飛び散るようになるため、大きな健康被害を及ぼす可能性があります。
腐食を防ぐためには
外壁の腐食を防ぐためには、計画的なメンテナンスが不可欠です。
重要なのは「症状が出てから」ではなく、「症状が出る前」に対処することです。早期に劣化を発見することで、大きなトラブルを防ぐことができます。
・外壁塗装

塗装を施している外壁は適切なタイミングで外壁塗装を行いましょう。
使用する塗料によって耐用年数が異なるため、住宅を建てたときに決めた塗料の情報を調べるとタイミングが判断できます。
適切なタイミングで塗装をしないと塗膜の保護機能や防水機能が低下してしまい、雨が侵入しやすくなります。
・こまめに外壁をチェック
外壁に亀裂や浮き、塗装の剥がれなどが起きていると、雨水が侵入します。外壁の状態は定期的にチェックしましょう。
特に大き目の地震が発生した後や、台風の後は建物に大きな力が加わったことが予想されるため、外壁全体を確認しておくことをおすすめします。
亀裂や外壁材の剥がれなどの異常を発見した場合には、できるだけ早く外壁リフォームが得意な会社に連絡し、雨の侵入が起きていないか、壁内部の状態はどうなっているかをチェックしてもらいましょう。
・チョーキングやクラックはすぐに補修

壁が白い粉を吹くチョーキング現象や、クラックと呼ばれるひび割れが発生している場合、外壁が劣化している状態だと判断できます。
ただ粉を吹いているだけ、小さなひび割れだけだからと放置するのではなく、すぐに補修が必要です。早い段階で修繕をしておけば、症状の拡大を防ぐことができます。
チョーキングやクラックを発見したらリフォーム会社に相談し、状態の確認と修繕を行っておくと良いでしょう。
まとめ

外壁の腐食は、見えないところで静かに進行する住宅の大敵です。しかし、早期発見と適切なメンテナンスによって十分に防ぐことができます。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、外壁の状態をチェックしてみてください。小さなサインを見逃さないことが、住まいを長持ちさせる最大のポイントです。大切な住まいを守るために、定期的な点検と計画的な外壁塗装を心がけましょう。
カテゴリ:外壁
2026年3月12日
外壁塗装で最も重要なのは「下塗り」?見えない工程が住まいを守る理由
外壁塗装というと、多くの方が「仕上げの色」や「どんな塗料を使うのか」に注目されます。もちろんそれらも大切ですが、実は外壁塗装の品質を大きく左右するのは“下塗り”という工程です。
下塗りは完成後には見えなくなる部分です。しかし、この見えない工程こそが、塗装の耐久性・美観・防水性を決定づける最も重要なポイントなのです。
今回は、なぜ下塗りがそこまで重要なのか、どのような役割を持っているのかを詳しく解説します。

下塗りとは何か?
外壁塗装は、基本的に「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程で行われます。下塗りはその最初の工程で、外壁材と仕上げ塗料をしっかり密着させるための“接着剤”のような役割を持っています。

例えるなら、メイク前の化粧下地のような存在です。どれだけ高級なファンデーションを使っても、下地が整っていなければ崩れやすくなります。
外壁塗装も同じで、下塗りが適切に行われていなければ、どんなに高性能な塗料を使っても本来の性能を発揮できません。
下塗りの主な役割
下塗りには大きく分けて次のような役割があります。

・外壁材と上塗り塗料の密着性を高める
・外壁の吸い込みを止め、塗膜のムラを防ぐ
・ひび割れや劣化部分を補強する
特に築年数が経過した住宅では、外壁材が塗料を強く吸い込む状態になっていることがあります。この状態でいきなり中塗り・上塗りをしてしまうと、塗料が均一に乗らず、色ムラや早期剥がれの原因になります。下塗りは、こうしたトラブルを未然に防ぐための“土台づくり”なのです。
下塗りを省略するとどうなるの?
残念ながら、コスト削減や手抜き工事によって下塗りを簡略化したり、必要な量を塗らなかったりするケースもゼロではありません。
下塗りが不十分だと、数年で塗膜が剥がれてくる、膨れや浮きが発生する、ひび割れ部分から雨水が浸入する、といった症状が現れます。
こうした症状は、施工直後には分かりません。1~3年ほど経過してから問題が表面化することが多いため、「安かったからお願いした」という選択が後悔につながることもあります。
外壁塗装は決して安い工事ではありません。だからこそ、見えない部分にどれだけ手間をかけているかが非常に重要なのです。
外壁材によって異なる下塗り材

一口に下塗りといっても、使用する材料は外壁の種類によって異なります。代表的なものには、シーラー・プライマー・フィラーなどがあります。
例えば、サイディング外壁には密着性を高めるシーラーが使われることが多く、モルタル外壁にはひび割れを埋めるフィラーが適しています。
また、金属外壁にはサビ止め効果のあるプライマーが不可欠です。適材適所で下塗り材を選定しなければ、本来の性能は発揮されません。
経験と知識のある業者かどうかは、この材料選定の説明がしっかりできるかで判断することができます。
下塗りは塗る回数も重要

通常、下塗りは1回塗りが基本ですが、外壁の劣化状況によっては2回塗りが必要になる場合もあります。
特に劣化が激しい外壁では、1回目で吸い込みを止め、2回目でしっかりとした下地を形成します。
ここで重要なのは、「仕様通りの塗布量を守っているかどうか」です。塗料にはメーカーが定める基準塗布量があります。これを守らなければ、期待耐用年数には届きません。
価格だけでなく、工程や使用量まで説明してくれる業者を選ぶことが、長持ちする外壁塗装への近道です。
まとめ

完成後、お客様が目にするのは美しく仕上がった外壁です。しかし、その美しさを支えているのは間違いなく下塗りです。
どれだけ色選びにこだわっても、どれだけ高耐久塗料を使っても、土台が弱ければ意味がありません。外壁塗装は「見た目をきれいにする工事」ではなく、「住まいを長持ちさせるための工事」です。
その目的を果たすためには、下塗りを丁寧に行うことが絶対条件になります。
カテゴリ:塗装工事
2026年3月9日
外壁塗装工事は「気温」が仕上がりを左右する?!

外壁塗装工事というと、「どの塗料を使うか」「色は何色にするか」「費用はいくらかかるのか」といった点に注目が集まりがちです。
しかし、実はそれと同じくらい、またはそれ以上に重要なのが工事を行うときの気温です。気温は塗料の性能や乾燥状態、仕上がりの美しさ、さらには耐久性にまで大きく影響します。
今回は、外壁塗装工事においてなぜ気温が重要なのか、気温が適していないとどのような問題が起こるのか、そして適切な時期を選ぶことのメリットについて詳しく解説します。
外壁塗装に適した気温とは
一般的に、外壁塗装工事に適しているとされる気温は5℃以上30℃以下です。これは多くの塗料メーカーが推奨している基準でもあり、この範囲内であれば塗料本来の性能を十分に発揮することができます。
塗料は「塗って終わり」ではなく、塗った後に適切な温度環境の中で乾燥・硬化することで、初めて外壁を守る膜となります。気温が低すぎても高すぎても、この乾燥・硬化の過程に悪影響を及ぼします。
気温が低すぎる場合に起こる問題
冬場など、気温が5℃を下回る環境で塗装を行うと、さまざまな不具合が発生しやすくなります。

・塗料の乾燥が極端に遅くなる
・塗膜が十分に硬化せず、耐久性が落ちる
・表面がベタついたままになり、ホコリや汚れが付着しやすい
特に注意したいのが、見た目は乾いているように見えても、内部がしっかり硬化していないケースです。この状態で時間が経つと、数年もしないうちに塗膜の剥がれや膨れといったトラブルにつながることがあります。
気温が高すぎる場合に起きる問題
一方で、真夏のように気温が30℃を超える環境も、外壁塗装にとっては決して理想的とは言えません。気温が高すぎると、塗料が乾燥するスピードが速くなりすぎてしまいます。

・塗料が均一に伸びず、ムラが出やすい
・表面だけが急激に乾き、密着性が低下する
・塗料本来の性能を十分に発揮できない
特に直射日光が強い場合、外壁の表面温度は気温以上に高くなります。その結果、塗料がすぐに乾いてしまい、職人が細かな調整を行う前に固まってしまうこともあります。仕上がりの美しさを重視するなら、高温すぎる環境は避けたいところです。
気温だけでなく「1日の温度変化」も重要
外壁塗装では、単にその日の最高気温だけでなく、朝晩の冷え込みにも注意が必要です。日中は10℃以上あっても、夜間に気温が5℃以下まで下がる場合、塗料が十分に硬化する前に冷やされてしまいます。
このような状況では、

・夜露による塗膜の不具合
・表面の白化(かぶり現象)
・密着不良による早期劣化
といった問題が起こる可能性があります。そのため、経験豊富な業者ほど天気予報や気温の推移を細かく確認し、塗装工程を慎重に組み立てています。
外壁塗装に適した季節とは
日本の気候を考えると、外壁塗装に向いている季節は比較的限られます。
・春(3月~5月)
・秋(9月~11月)
これらの季節は気温が安定しており、塗料の乾燥・硬化に適した環境が整いやすいのが特徴です。湿度も比較的低く、仕上がりの品質を高めやすい時期と言えます。
ただし、人気のシーズンでもあるため、希望する時期に工事を行うには早めの相談・予約が重要になります。
気温を考慮した塗装業者を選ぶことがカギ
外壁塗装工事の品質は、職人の技術だけでなく、気温や天候をどれだけ理解し、管理しているかによっても大きく左右されます。無理なスケジュールで工事を進める業者は、気温条件が悪くても作業を強行してしまうことがあります。

信頼できる業者は、
・気温や天候に応じて工事日を調整する
・塗料メーカーの基準を守った施工を行う
・仕上がりと耐久性を最優先に考える
といった姿勢を持っています。価格だけでなく、こうした点にも注目して業者を選ぶことが、後悔しない外壁塗装につながります。
まとめ

外壁塗装工事において、気温は決して軽視できない重要な要素です。適切な気温のもとで施工することで、塗料本来の性能が発揮され、美しい仕上がりと長持ちする外壁を実現できます。
これから外壁塗装を検討されている方は、工事時期や気温についても業者としっかり相談し、納得のいく計画を立てることをおすすめします。「いつ塗るか」を意識することが、住まいを長く守る第一歩になるのです。
カテゴリ:塗装工事
2026年3月5日
そのアレルギーは壁が原因!?
ご自宅の外壁、黒く汚れてはいませんか?
その黒い汚れはカビや苔かもしれません。

外壁や屋根に生えたカビは、見た目にもいいものではありませんよね。
実は衛生的にもよくないのです。

さらに、カビが生えた外壁をメンテナンスせず放置すると、外壁の耐久性が落ちてしまい、アレルギーなど病気の原因にもなってしまいます。
今回は壁から引き起こすアレルギーについてご説明します。
黒い汚れの正体は?
黒い汚れの正体にはカビや苔があります。
では、カビと苔、藻の違いは何でしょうか。
カビとは

カビは菌糸と呼ばれる糸状の細胞からなり、胞子によって増殖します。
カビの中には緑色のカビや黒カビ、赤カビなどがあります。
カビが発生する原因
湿気を好むため、梅雨や台風の季節などの湿気が多い時期や場所に発生しやすくなります。
食べ物や衣装ケースの中の衣類、靴箱で眠っている靴など、生活空間でもカビが生じます。
一定の湿度と温度があれば、あらゆるものに発生し、どんどん増殖し続けます。
人によってはアレルギーの原因になることもあり、人体にも悪影響を与えるため注意が必要です。
苔(コケ)とは

苔は水分や胞子などの栄養分があるとどんどん増え続けます。
特に湿度や雨などで湿度が上がる箇所は繁殖が早まります。
苔が発生する理由は、カビとよく似ていますが、苔は高圧洗浄によってきれいに除去できます。
但し誤った方法で行った結果、塗装が剥がれたり、別の問題が発生することも考えられます。
なぜ外壁にカビや苔が発生するの??
その原因は、立地条件に隠されています。

日当たりが悪い
北側の外壁や隣の建物の陰になってしまっている外壁は直射日光が当たりづらい。
風通しが悪い
住宅が隣接していて、風の通り道がない。
付近に河川や湖などがある
水気のある場所は湿気が多く、梅雨時期など雨天が続くとカビが繁殖しやすくなる。

林や森が近くにある
樹木に囲まれ日当たりが悪かったり、草木によって湿気やすくなる。
カビが発生しやすい家
凹凸のある外壁
凹凸のある外壁は平らな外壁に比べ乾燥しづらく、湿気を含んだ状態が長期間続くとカビが発生しやすい。

外壁に生じたひび割れにも要注意!
外壁にできた細かなひびが雨水を吸い上げ、室内に侵入することでシミやカビに繋がります。
そして、アレルギー症状を発症してしまうこともあります。
また、カビはダニの大好物なので、ダニの発生に繋がる可能性があります。
外壁の周りに植物がたくさんある
植物や木々が外壁を覆うように生えていると、その分日当たりが悪く、湿気がこもりカビや苔の発生を促してしまいます。
結露を放置している家
外と室内の温度差によって生じる窓の結露は、放置していると湿気によってシミやカビが繁殖してしまいます。
そのまま放置していると、カーテンやサッシ廻りにもカビが拡がってしまいます。こまめな換気をおすすめします。
窓を開けられない季節は、結露吸い取りシートを使って結露を取り除きましょう。

まとめ
外壁の劣化は防水機能が低下し、雨水などの水分を含みやすくなり、その結果カビや苔が発生します。
また、カビは外壁の劣化を進行させるだけでなく、人体にも悪影響を及ぼします。
大切な家族と大事な我が家を守るためにも、定期的なメンテナンスを行い、カビやアレルギーの発生を阻止しましょう!
2026年3月2日
塗料1缶でどのくらいの面積が塗れるの?

外壁塗装を検討している方から、非常によく聞かれる質問のひとつが「塗料1缶で、実際どのくらいの面積が塗れるのか?」というものです。
見積書を見ると「15kg缶」「16kg缶」といった表記はあるものの、それが自宅の外壁でどれほどの範囲をカバーできるのか、なかなかイメージしにくいですよね。
さらに、業者によって説明が違ったり、ネットで調べると数字にばらつきがあったりして、余計に混乱してしまう方も少なくありません。
今回は、外壁塗装の現場で実際に使われている考え方をベースに、塗料1缶で塗れる面積の目安、塗料の種類による違い、カタログ通りに塗れない理由、見積りを見るときの注意点などを、できるだけわかりやすく解説していきます。
塗料1缶で塗れる面積の基本的な目安

まず結論からお伝えすると、塗料1缶(15kg〜16kg)で塗れる面積は、おおよそ40〜60㎡前後が一般的な目安になります。ただし、これはあくまで「条件が整っている場合」の話です。
実際の外壁塗装では、下地の状態や塗り方、塗料の性能によって、この数字は簡単に前後します。メーカーのカタログには「㎡/kg」という形で標準塗布量が記載されています。
たとえば「0.12〜0.15kg/㎡」と書かれていれば、単純計算で以下のようになります。
・16kg ÷ 0.15kg = 約100㎡
・16kg ÷ 0.12kg = 約133㎡
この数字だけを見ると「1缶で100㎡以上塗れる」と思ってしまいがちですが、これは1回塗り・理論値であることがほとんどです。実際の外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本になります。
つまり、カタログの数字をそのまま鵜呑みにすると、現場では塗料が足りなくなる可能性が高いのです。
なぜカタログ通りの面積が塗れないのか
上記を見ると「メーカーが書いている数字なのに、なぜ実際と違うの?」という疑問が浮かんでくると思います。
カタログ値と実際の施工で差が出る理由は、主に次のような点にあります。

・外壁の凹凸や模様(リシン・スタッコ・サイディング目地など)
・経年劣化による塗料の吸い込みの強さ
・ローラーや刷毛の種類、職人の塗り方
・気温・湿度・風などの施工環境
特に日本の住宅に多い窯業系サイディングやモルタル壁は、表面に凹凸があります。この凹凸に塗料が入り込むため、平滑な壁と比べてどうしても塗料の使用量が増えます。
また、築年数が経っている建物ほど外壁が塗料を吸い込みやすく、想定より多くの塗料が必要になるケースも珍しくありません。この「吸い込み」を考慮せずに計算された面積は、現場ではほとんど通用しないのが実情です。
塗料の種類によっても塗れる面積は変わる

塗料1缶で塗れる面積は、塗料のグレードによっても大きく変わります。
一般的に使われる外壁塗料には、以下のような種類があります。
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料
・ラジカル制御型塗料
高耐久な塗料ほど、膜厚をしっかり確保する必要があり、結果として1㎡あたりの使用量が増える傾向があります。
そのため「高い塗料=少ない量で塗れる」というわけではありません。また、下塗り材も非常に重要です。下塗りが適切に行われていないと、中塗り・上塗りの吸い込みが激しくなり、想定以上に塗料を消費してしまいます。
見積書を見る際は、上塗り塗料だけでなく、下塗り材の種類と缶数にも注目することが大切です。
30坪の住宅では何缶必要なのか
ここで、よくある質問のひとつである「30坪の家だと、塗料は何缶くらい使うの?」という点についても触れておきましょう。30坪(延床面積約100㎡)の住宅の場合、外壁面積はおおよそ150〜180㎡前後になることが多いです。
この面積を3回塗りで仕上げると、使用する上塗り塗料は6〜9缶程度がひとつの目安になります。

ただし、これはあくまで平均的な数字です。窓の数が多い家、凹凸が多いデザイン住宅、築年数が古い建物などでは、さらに塗料が必要になることもあります。
「うちは30坪だから塗料は〇缶で足りる」と単純に決めつけず、実際の外壁面積から逆算しているかどうかが重要なポイントになります。
見積でチェックしておきたいポイント

塗料1缶で塗れる面積を正しく理解しておくと、見積書を見る目も変わってきます。
以下の点は、ぜひチェックしておきたいところです。
・使用する塗料の缶数が明記されているか
・メーカー名・商品名が具体的に書かれているか
・外壁面積と塗布量の計算根拠が説明できるか
「一式」とだけ書かれた見積書の場合、塗料の使用量が不明確で、手抜き工事のリスクも高くなります。きちんとした業者であれば、「この家の外壁面積は〇㎡で、塗料は〇缶必要です」と論理的に説明してくれるはずです。
まとめ
塗料の缶数だけで、外壁塗装の良し悪しを判断することはできません。缶数は調整できても、工事の質までは表せないからです。
本当に重要なのは、適切な下地処理が行われているか、メーカーが定めた塗布量を守っているか、そして必要な工程を省略せず施工しているかという点です。
塗料1缶で塗れる面積の目安を知ることは、外壁塗装を理解するための第一歩。その知識をもとに、数字だけでなく「中身」をきちんと説明してくれる業者を選ぶことが、後悔しない外壁塗装につながります。

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