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2026年1月26日
コーキングが早く切れる家の特徴

「外壁はまだきれいなのに、コーキングだけ切れている」「築7〜8年で、もうひび割れが出てきた」外壁塗装の相談で、こうした声は非常に多く聞かれます。
コーキング(シーリング)は外壁材そのものよりも先に劣化しやすい部材ですが、家によっては想定よりも明らかに早く切れてしまうケースがあります。
今回は、現場で実際によく見る「コーキングが早く切れる家の特徴」と、その背景にある原因について詳しく解説します。
コーキングはなぜ重要なのか
コーキングは、外壁材同士の隙間やサッシ周りを埋め、雨水の侵入を防ぐ役割を担っています。また、地震や温度変化による外壁の動きを吸収する「クッション」のような役割もあります。
このコーキングが切れると、見た目の問題だけでなく、雨水の侵入による下地の腐食、外壁材の反りや割れといった深刻なトラブルにつながります。つまり、コーキングの劣化=家の防水性能の低下と言えます。
特徴① 建売住宅・分譲住宅である

コーキングが早く切れる家で最も多いのが、建売住宅や分譲住宅です。これは施工不良というより、コストと工期を優先した仕様が原因であることがほとんどです。
建売住宅では、耐久年数が短めのコーキング材が使われているケースが多く、紫外線や雨風の影響を強く受けます。新築時はきれいに見えても、5〜7年ほどで硬化が進み、ひび割れや肉やせが起こりやすくなります。
また、外壁材の動きに対してコーキングの追従性が低い場合、伸び縮みに耐えられず、早期に切れてしまいます。
特徴② 日当たり・立地条件が偏っている

家の立地条件も、コーキングの寿命に大きく影響します。特に影響が大きいのが、直射日光と気温差です。
南面や西面など、日差しが強く当たる部分では、紫外線によってコーキングの表面が急速に劣化します。
一方で、北側や日陰部分では湿気が溜まりやすく、カビや苔の影響で劣化が進むこともあります。
同じ家でも、場所によって劣化スピードが違うため、「一部だけ先に切れている」という状態が起こりやすくなります。
特徴③ 外壁材の動きが大きい
窯業系サイディングを使用している住宅では、温度変化による伸縮が避けられません。特に、外壁の目地が多い家や、壁の面積が広い家ほど、コーキングへの負担が大きくなります。
ここで問題になるのが、外壁材の動きに対してコーキングの性能が合っていないケースです。伸縮に耐えられないコーキング材を使っていると、ひび割れや剥離が早期に発生します。見た目は普通でも、構造的にコーキングに負荷がかかりやすい家があります。
特徴④ 新築時の施工精度にバラつきがある

意外と見落とされがちなのが、新築時のコーキング施工の質です。下地処理が不十分だったり、プライマーが適切に塗布されていなかったりすると、コーキングの密着力が弱くなります。
この場合、表面上は問題がなくても、内部から徐々に剥がれが進行し、数年で切れてしまいます。これは住んでいる側では判断が難しく、劣化が表面化したときにはすでに進行していることがほとんどです。
特徴⑤ 塗装工事でコーキングを軽視された
一度外壁塗装をしている家でも、コーキングが早く切れることがあります。その原因の多くは、塗装工事の際にコーキングを適切に扱っていないケースです。
よくあるのは次のような工事内容です。

・古いコーキングの上から塗料を塗っただけ
・打ち替えが必要なのに、増し打ちで済ませた
・塗料と相性の悪いコーキング材を使用した
このような施工では、見た目は一時的にきれいになりますが、数年で再び劣化が進みます。
まとめ

コーキングの劣化は、放置しても自然に改善することはありません。重要なのは、「切れてから考える」のではなく、切れ始めた段階で対策を取ることです。
外壁塗装を検討する際は、塗料だけでなく、コーキングの種類・施工方法・耐久年数まで含めて説明してくれる業者を選ぶことが重要です。
家の条件に合った提案ができるかどうかで、10年後の状態は大きく変わります。
カテゴリ:外壁




























