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2026年2月2日
サイディング外壁におすすめな塗料とNGな塗料

住宅の外壁で最も多く使われているのが「サイディング外壁」です。デザイン性が高く、施工もしやすい反面、塗料選びを間違えると劣化が早まるという注意点があります。
実際に現場では、「まだ10年も経っていないのに色あせている」「塗装したのにすぐ剥がれてきた」といった相談を受けることも少なくありません。その原因の多くは、サイディングに合っていない塗料を使ってしまったことです。
今回は、サイディング外壁に本当におすすめできる塗料と、逆に避けたほうがいいNGな塗料についてご紹介していきます。
サイディング外壁の特徴を理解することが大切

サイディング外壁は、工場で成形されたボードを張り合わせて施工されています。特に日本の住宅で多い「窯業系サイディング」は、セメントを主成分としているため、防水性能は塗膜によって保たれているという特徴があります。
つまり、塗装の役割は単なる色替えではなく、「雨水の侵入を防ぐ」「紫外線から外壁材を守る」という非常に重要な役割を担っています。そのため、サイディング外壁の塗装では密着性、柔軟性、耐候性といった性能が塗料に求められます。
サイディング外壁におすすめの塗料
サイディング外壁には、耐久性と相性の良さを兼ね備えた塗料を選ぶことが重要です。以下は、現場でも採用されることが多いおすすめ塗料です。
おすすめの塗料種類
・シリコン塗料
コストと耐久性のバランスが良く、一般住宅で最も選ばれている塗料です。耐用年数は約10~15年で、サイディング外壁との相性も安定しています。
・無機塗料
ガラスや鉱物などの無機成分を含んだ塗料で、紫外線による劣化が起こりにくいのが最大の特徴です。
チョーキングや色あせが発生しにくく、耐用年数は20年程度と非常に長く、塗り替え回数を減らしたい方に向いています。
初期費用は高めですが、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられる塗料です。
塗料のグレードだけで選ぶと危険?!
高い塗料だから長持ちすると思われがちですが、実は塗料の性能は下地の状態や施工方法によって大きく左右されます。特にサイディング外壁では、以下の工程が重要になります。
塗料の性能を活かすためのポイント
・高圧洗浄で汚れや旧塗膜をしっかり落とす
・劣化したコーキングを打ち替える
・専用の下塗り材(シーラー・フィラー)を使用する
どんなに良い塗料を使っても、これらが不十分だと早期の剥がれや膨れにつながります。
サイディング外壁でNGな塗料とは?

次に、サイディング外壁では注意が必要な、またはおすすめできない塗料について解説します。
サイディングに不向きな塗料
弾性塗料
一見、ひび割れに強そうですが、サイディング外壁では湿気を閉じ込めてしまい、塗膜の膨れや剥がれの原因になることがあります。
透湿性の低い塗料
外壁内部の湿気が逃げにくくなり、内部結露や塗膜不良を引き起こす可能性があります。
外壁材に適合していない下塗り材
下塗り材がサイディング外壁に適していないと、上塗り塗料がどれほど高性能であっても十分に密着せず、早期の剥がれや膨れの原因になります。塗料選び以上に、下塗り材の適合性が重要です。
クリヤー塗料は??
サイディング外壁のデザインを活かしたい場合、「クリヤー塗装」を検討される方もいます。しかし、クリヤー塗装は外壁の状態が良好であることが絶対条件です。
色あせやチョーキング、細かな劣化が進んでいる場合、クリヤー塗装をしても補修できず、逆に劣化を目立たせてしまうことがあります。築10年前後までで、状態が良い場合に限り、選択肢として検討するのがおすすめです。
まとめ

サイディング外壁の塗装では、「高い塗料を選ぶこと」よりも「外壁材と相性の良い塗料を、正しい施工で使うこと」が何より大切です。塗料選びを間違えると、早期劣化、塗膜の剥がれ、余計な補修費用につながってしまいます。
外壁の状態や築年数によって、最適な塗料は変わります。迷った場合は、現地調査をしっかり行い、なぜその塗料が合っているのかを説明してくれる業者に相談することが、後悔しない外壁塗装への近道です。






























