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2025年9月22日
色褪せしにくい屋根色ってどれ?
家の印象を左右する屋根の色。外観のデザイン性だけでなく、「どれだけ長持ちするか?」という点でも、屋根の色選びはとても重要です。
特に気になるのが、「色あせ」。どんなにきれいな色を選んでも、数年で色あせてしまっては台無しですよね。
今回は、「色あせしにくい屋根の色」をテーマに、耐久性と人気を兼ね備えたカラーを紹介していきます。

なぜ屋根の色は色褪せるのか
まずは、色あせの原因を簡単に解説します。

屋根の色があせる最大の原因は「紫外線(UV)」です。
太陽光に長時間さらされることで、塗料に含まれる顔料や樹脂が分解され、色が徐々に抜けてしまいます。
その他にも、雨風、排気ガス、ホコリなども塗膜にダメージを与えます。
特に、明るい色や鮮やかな色(赤・黄・オレンジなど)は色あせが目立ちやすく、逆に落ち着いたトーンの色は色あせても変化がわかりにくいという特性があります。
色褪せしにくい屋根色5選
ダークグレー(チャコールグレー)

・耐候性:★★★★★
・人気度:★★★★★
・おすすめ度:★★★★★
ダークグレーは色あせしにくいだけでなく、どんな外壁とも相性がよく、汚れも目立ちにくい万能カラーです。
紫外線の影響を受けにくい中間〜濃い色であり、色あせしても極端な変化が出にくいため、10年〜15年経っても比較的キレイな状態を保てます。
最近では「モダンな家にしたい」という要望から選ばれることが多く、人気No.1の屋根色といっても過言ではありません。
ブラック(黒)

・耐候性:★★★★☆
・人気度:★★★★☆
・おすすめ度:★★★★☆
黒も非常に色あせに強い色です。顔料の分解が起きても視覚的な差がわかりづらく、長期間シャープな印象を維持できるのが特徴です。
ただし、「熱を吸収しやすい」という弱点があります。屋根材や断熱対策とセットで考えることが重要です。見た目の重厚感が魅力ですが、周囲の景観や外壁色によっては強すぎる印象になることもあるので注意が必要です。
ブラウン(こげ茶)

・耐候性:★★★★☆
・人気度:★★★★☆
・おすすめ度:★★★★☆
ブラウン系の色も色あせが比較的目立ちにくいカラーです。特に「こげ茶」のような濃いブラウンは、紫外線にも強く、ナチュラルで温かみのある印象を演出できます。
日本の住宅に多い「ベージュ系の外壁」との相性が抜群で、和風・洋風問わず調和しやすいのが人気の理由です。
モスグリーン(深緑)

・耐候性:★★★☆☆
・人気度:★★★☆☆
・おすすめ度:★★★☆☆
モスグリーンは、自然に溶け込むような落ち着いた色で、環境と調和する点で人気があります。やや個性的ですが、色あせにも比較的強く、変色してもあまり目立ちません。
ただし、光の当たり具合によっては色ムラが気になる場合もあるため、外観全体とのバランスをよく考えて選びましょう。
ネイビーブルー

・耐候性:★★★☆☆
・人気度:★★★☆☆
・おすすめ度:★★★☆☆
濃いネイビー系の色は、黒ほど重くなく、グレーよりも個性があり、落ち着いた印象を与えます。青系の顔料はやや色あせしやすい傾向にありますが、濃紺系なら変化もわかりにくいため、意外と人気が高まっています。おしゃれさを重視したい方にはおすすめの選択肢です。
色褪せしにくい屋根色を選ぶコツ

✅ ポイント1:「中間~濃い色」を選ぶ
中間色や濃色は、色あせしても変化がわかりにくく、長期間キレイに見せることができます。明るすぎる色はどうしても劣化が目立ちやすくなるので注意しましょう。
✅ ポイント2:塗料のグレードにも注目
同じ色でも、使用する塗料の品質(グレード)によって色持ちは大きく変わります。シリコン系よりもフッ素系や無機塗料のほうが、紫外線に強く、色あせもしにくいです。
✅ ポイント3:外壁とのバランスを考える
屋根だけで見ると良くても、外壁と合わないと全体のバランスが崩れます。色あせに強いカラーでも、外観の統一感は大事にしましょう。
まとめ
屋根の色選びは、見た目の好みだけでなく、「どれだけ長く美しさを保てるか」という視点も重要です。今回の記事を参考に、色あせに強い屋根色を選んでください。
塗装後の「後悔」を防ぐためにも、色選びは慎重に・しっかりと相談を重ねて決めましょう!ご相談・お見積りはプラニング・Kまでお気軽にご連絡ください。
カテゴリ:屋根































