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2025年8月7日
夏と冬で塗装の仕上がりが変わる?季節による注意点とは
外壁塗装や屋根塗装を検討する際、多くの方が気にするのは費用や業者選びですが、意外と見落とされがちなのが施工する「季節」です。
実は、季節によって塗料の乾き方や仕上がり、さらには耐久性にまで差が出ることがあるのをご存知でしょうか?
今回は、夏と冬の施工で何が違うのか、そして季節ごとの注意点について、ご紹介していきます。
塗装は「気温」「湿度」「天候」に大きく左右される

塗料というのは、乾燥(硬化)によって塗膜を形成します。その過程で、気温や湿度が非常に重要な役割を果たします。
各塗料メーカーのカタログには、「気温5℃未満」「湿度85%以上」の条件では塗装しないよう注意書きが記載されています。これは、低温や高湿度では塗料がうまく乾燥せず、施工不良を引き起こすリスクが高まるからです。
つまり、夏と冬では施工環境が大きく異なり、それが仕上がりにも影響してくるということなのです。
【夏】高温多湿な時期の塗装の注意点

・メリット:塗料が乾きやすく、作業がスムーズ

夏場の塗装は、気温も湿度も塗料にとっては比較的乾きやすい環境です。
塗料の硬化が早く進むため、作業効率は非常に高いと言えます。そのため、養生時間の短縮や、施工期間の短縮も期待できます。
・デメリット:乾きすぎが逆効果になることも
一方で、気温が35℃を超えるような猛暑日は、塗料の乾燥が早すぎてしまい、以下のような不具合が起きることもあります。
・刷毛・ローラー跡が残る(塗料がすぐに乾いて平滑にならない)
・ムラが出やすくなる
・表面だけ硬化して中は未乾燥になる可能性

また、屋根の上は表面温度が60℃近くになることもあり、塗装そのものが困難になるケースもあります。
施工中の職人の体調管理も重要で、熱中症のリスクを考慮した上で工期に余裕を持たせる必要があります。
【冬】寒冷期の塗装の注意点

・メリット:気温が安定していれば意外と快適な環境

関東以南の比較的温暖な地域では、冬でも日中は10℃を超える日が多く、晴天率も高いため、安定した環境で塗装できることもあります。
さらに、冬は塗装閑散時期なので、依頼しやすく、費用面での交渉もしやすい場合があります。
・デメリット:乾燥が遅く、工期が延びやすい
冬場の塗装で一番問題になるのが、「乾きにくさ」です。気温が5℃以下、または湿度が高い場合、塗料は硬化が不十分なまま表面だけ乾いたように見えてしまうことがあります。この状態で次の工程に進んでしまうと、後々剥がれや膨れの原因になります。
また、日没が早いため、職人の作業時間も限られます。午前中にしっかり乾かせるよう、工程の配分に工夫が必要です。
・季節別の塗装に向いている季節とは?
| 季節 | 向いている時期 | 注意点 |
| 春(3~5月) | ◎ 非常に安定した時期 | 業者が混むので早めの予約を |
| 夏(6~8月) | ○~△ 雨と猛暑のタイミングは避ける | 塗料の乾燥が早すぎてムラに注意 |
| 秋(9~11月) | ◎ ベストシーズン | 台風の影響だけ注意 |
| 冬(12~2月) | △~○ 地域によって可能 | 霜・低温・乾燥遅れに注意 |
最も施工がスムーズに進むのは春・秋のシーズンです。
まとめ

季節によって塗装の難易度や仕上がりに影響はありますが、最も重要なのは、どの季節であっても「施工管理」がしっかりしているかどうかです。信頼できる塗装業者であれば、季節ごとの注意点を把握し、以下のような対策をきちんと講じてくれます。
・気温・湿度を確認してからの施工判断
・乾燥時間に余裕を持ったスケジューリング
・塗料選びの段階から季節に合った選定
つまり、「夏だから完璧」「冬だからダメ」と一概には言えず、業者の知識と経験、そして誠実さこそが仕上がりの良し悪しを左右する最大のポイントになります。
外壁・屋根塗装は10~15年に一度の大切な工事です。だからこそ、「季節による特徴」を理解した上で、最適なタイミングと信頼できるパートナーを選びましょう。
カテゴリ:塗装工事































