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2025年12月8日
色褪せしにくい塗料の特徴と選ぶポイント

外壁や屋根の塗装を考え始めたとき、多くの方が気にするのが「どれくらい長持ちするか」「色がどれくらい維持できるか」という点ではないでしょうか。
特に外壁は常に雨・風・紫外線にさらされるため、年数が経つとどうしても色あせが発生します。
しかし近年の塗料は技術が進歩しており、色あせしにくい高耐候塗料も増えています。
今回のブログでは、色あせしにくい塗料の特徴から、選ぶときに絶対に押さえておきたいポイントなどをご紹介します。
色褪せはなぜ起こる?メカニズムを知ろう
色あせが起こる最大の原因は「紫外線」です。晴れた日だけでなく、曇りでも紫外線は降り注いでおり、毎日少しずつ塗料の色素を分解していきます。
また、色あせの進行を早める要因は以下の通りです。

・紫外線(最も大きな影響)
・酸性雨
・塩害(沿岸地域)
・気温差による膨張と収縮
・排気ガスやほこりなどの汚れ
色あせに強い塗料を選ぶためには、これらの外的要因にどれだけ耐えられるかが重要です。
色褪せしにくい塗料の特徴
①樹脂のグレードが高い
塗料の耐久性や色あせにくさは、塗料に使われている樹脂のグレードによって決まります。一般的に耐候性の低い順に並べると以下の通りです。

1.アクリル
2.ウレタン
3.シリコン
4.フッ素
5.無機(ハイブリッド無機)
この中でも現在主流となっているのはシリコン以上のグレードです。
シリコン塗料
コストと耐久性のバランスが良く、10年前後の耐用年数があります。紫外線に対しても比較的強く、一般住宅で最も採用されている塗料です。
フッ素塗料
高い耐候性を誇り、約15年以上の耐久性があります。紫外線による劣化が起こりにくく、色あせに強いのが特徴。
無機塗料
近年人気急上昇の塗料で、非常に高耐候性。紫外線に強く、色あせにくさはトップクラス。
塗膜が硬く劣化しにくいので、長期間美観を維持します。色あせしにくい塗料を選びたいなら、フッ素または無機塗料が特におすすめです。
②顔料が高品質
外壁の色をつくっている「顔料」も、色あせに大きく影響します。一般的に、塗料には以下2種類の顔料が使われています。
・有機顔料:鮮やかな色が出やすいが、紫外線で分解されやすい
・無機顔料:紫外線に強く、色あせしにくい(陶器やガラスの原料に近い)
色あせを防ぎたいなら、無機顔料が使われている塗料が有利です。特に、ベージュ・グレー・ブラウンなどの落ち着いた色は無機顔料が使用されていることが多いため、同じ塗料グレードでも色持ちが良い傾向があります。

③遮熱性で温度変化に強い
屋根用の塗料に特に多い「遮熱塗料」ですが、最近は外壁でも採用されるケースが増えています。
遮熱塗料は紫外線や赤外線を反射する力があるため、外壁が高温になりにくく、温度変化による劣化を抑えられます。
結果として塗膜が長持ちし、色あせも少なくなるというメリットがあります。
色褪せしにくい塗料を選ぶ時のポイント
ここからは、実際に塗装を検討している方が「後悔しないために」押さえておきたいポイントをまとめていきます。
外壁材との相性をチェック
外壁材は種類によって劣化の仕方が異なります。

・窯業系サイディング:紫外線に弱く、色あせしやすい
・モルタル:ひび割れが多いが色あせは比較的少ない
・ガルバリウム鋼板:金属のため色あせが目立ちやすい
・タイル:塗装不要だが目地部分は色あせに注意
同じ塗料でも、外壁材によって仕上がりや耐久性が変わるため、素材ごとの相性を判断できる業者を選ぶことも大切です。
カラーシミュレーションを行う
完成後に「思った色と違う…」と後悔する人は少なくありません。しかし、色あせを考えるなら、ただ好みの色を選ぶのではなく、
・将来の色の変化
・どれくらい色持ちするか
・明るさの変化
までイメージする必要があります。最近は塗装専門のカラーシュミレーターを使う業者も増えているので、施工前に必ず確認しましょう。
メンテナンス体制がしっかりしている業者を選ぶ

どんなに色あせしにくい塗料でも、施工が雑だったり、適切な下地処理がされていなければすぐに劣化します。塗装業者を選ぶ際は以下を確認しましょう。
・保証期間はどれくらいか
・塗料メーカーの基準どおりに施工してくれるか
・定期点検があるか
・下塗りの種類・回数を明確に説明してくれるか
まとめ

色あせしにくい塗料を選ぶ際の重要ポイントは以下の3つです。
・塗料の樹脂グレード(シリコン以上を推奨)
・無機顔料を使った色を選ぶ
・落ち着いた色ほど色あせしにくい
さらに、信頼できる塗装業者に依頼し、正しい施工を行ってもらうことも非常に重要です。
外壁塗装は家の印象を左右する大切なメンテナンス。せっかく塗り替えるなら、長く美しさを保てる塗料を選んで、色あせに悩まされない住まいを手に入れましょう。
カテゴリ:外壁































