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2022年5月16日
外壁塗装中の換気
外壁塗装中に換気ができず、臭いや空気がこもってしまって悩んでいるという方が多いと思います。しかし換気ができなければ生活に支障が出てしまう場合もあります。
今回は換気のタイミングについてご紹介したいと思います。
外壁塗装中に窓が開けられない理由
外壁塗装が始まると、高圧洗浄の水や塗料が飛び散らないように汚れてはいけない箇所、窓ガラスやサッシなどを養生します。養生シートはメッシュ状にはなっているものの見た目や体感でやや息苦しさを感じます。
中塗りの工程に入ると塗料の臭いも気になってきます。また、足場を職人が歩き回ることになるので、窓を開けるのに抵抗がありますよね。
これらのことが要因で、外壁塗装中は窓が開けられません。
解決策
明けたい窓を指定しておく
すべての窓を開けられるわけではありませんが、業者と事前に相談しておくと窓を開閉できるように養生してもらえます。また窓に向かって扇風機の風を送ると部屋の空気を効果的に入れ換えることができます。
換気扇を使用する
業者に相談して換気扇を使用できるようにしておくことも可能です。
塗装中はどうしても塗料の臭いが入ってくるので換気扇を活用し、少しでもストレスを軽減しましょう。
換気以外の方法
塗料を水性塗料にする
臭いに敏感な方は水性塗料にすることをおすすめします。水性塗料は刺激臭の原因となるシンナーが入っていないため、溶剤塗料と比べると比較的刺激臭がありません。
外出する
「臭いに耐えられない」「換気できないのが嫌だ」という場合は、塗装作業中になるべく外出することをおすすめします。工事の時間帯は日中なので、その時間に合わせて外出するとストレスなく過ごすことができます。
業者選びを慎重に行う
様々な解決方法をご紹介しましたが、これらすべてを業者と相談しながら行っていく必要があります。換気を可能にしてくれる業者、工事のスケジュールを念入りにに確認してくれる業者、打ち合わせのしやすい業者に工事を依頼しましょう。
まとめ
外壁塗装中は換気ができないわけではありません。工事中、少しでも快適に過ごせるよう、塗装業者に相談して工夫を行い、ストレスを軽減して快適な生活を送るようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2022年5月12日
お家のベランダ防水 メンテナンスの必要なサイン
お家のベランダ、洗濯物を干しに出た際に床面がぷよぷよと傷んでいる事に気がついたことはないですか。
家は築10年を経過すると、ひび割れや色あせなどの劣化症状が見られ始めます。それと同じように、ベランダの防水機能も年月と共に劣化が進むのです。特にベランダは日中に紫外線を直に受け、雨天時には風雨を受け止める場所でもあるため傷みやすい場所なのです。
ベランダ防水は定期的なメンテナンスが必要
一般的な戸建住宅の場合、ベランダの床面にはFRP防水というもので防水性能を持たせています。
防水面の一番上の層にはトップコートとよばれる塗料が塗られています。このトップコートは経年劣化により痛みが進んでいくため、5~6年程を目安に塗り替えていく必要があります。
ベランダ防水とは…
ベランダ防水とは雨水を遮断し、漏水を防ぐ為の防水工事のことです。ベランダ防水工事は雨水の浸入を遮断する為に薄い防水の層を重ねて作られています。ベランダ防水工事にはいくつかの種類があります。
①液状の樹脂で層を形成する塗膜防水工事
②シート上の防水材で層を形成するシート防水工事
③液状の樹脂とシートの両方を使用して隙間なく防水する複合防水工事
木造の戸建て住宅のベランダの場合は、FRP防水という種類の上記①塗膜防水工事が行われる事が多いです。
塗膜で防水層を形成した後、防水層を守る為にトップコートを塗布します。このトップコートの耐久性は5~6年程度と言われ、その後から劣化が始まります。トップコートの劣化を放置すると、その下の層まで傷みが進行することとなり最悪の場合には素地まで浸水してしまう可能性があります。
そのような状態を未然に防ぐ為には、定期的なトップコートのメンテナンスが必要です。
ベランダ床の劣化のサイン
次のような、劣化のサインが見られると、メンテナンスの時期だと考えましょう。
表面のひび割れ
防水層の上のトップコートが劣化して、ひび割れをしている状態です。ひび割れが、ひどくならないうちに、メンテナンスを検討しましょう。
防水の表面が色褪せ、ひび割れが確認できれば防水メンテナンスの時期です。
表面の剥がれ
防水は層になっています。各層の密着力が低下してくると剥離が起こります。広い範囲で剥がれが起きている場合は、下地からの湿気が上がってきていることが考えられます。下地のチェックが必要です。
雨漏り
ベランダ・バルコニーの裏の軒や、外壁が雨漏りしていたら防水工事が必要です。雨漏りを放置しておくと、下地が雨水に浸食されて下地ごと交換など大掛かりな工事が必要になるケースもあります。早急に防水工事をおススメします。
まとめ
ベランダも、屋根や外壁と同様に紫外線や風雨により劣化が進みます。
劣化症状を見つけたら、放置をしてはいけません。症状を悪化させるのみで改善は見込めません。
まずは、実績のあるプロに相談しましょう。
カテゴリ:防水
2022年5月9日
和風住宅の外壁塗装
和風住宅の外壁を考えている方も多いと思います。瓦や竹垣など独自の趣がある和風住宅を塗り替える場合、雰囲気を損なわない色選びが大切です。和風住宅の塗装は、印象はそのままで外壁を一新することもできますし、雰囲気をがらりと変えることもできます。
今回は和風住宅の外壁塗装についてご紹介したいと思います。
日本の伝統色
和風住宅を塗装するにあたって、ぜひ使いこなしていただきたいのが日本の伝統色です。日本の伝統色は彩度の低いものや、少しくすんだ落ち着いた色味のものが多い傾向にあります。
このような色を使用して外壁塗装をすると和風の雰囲気を表現できます。外壁は彩度が高すぎると悪目立ちをしてしまう可能性があるため、色選びの失敗を防ぐという意味でも彩度の低い伝統色を使用することをおすすめします。
木目
和風住宅の特徴の一つに軒天や破風板、柱や玄関扉など様々な箇所に木材が使用されています。木材の持つ天然の色と木目が、外壁の色と組み合わさることによって自然な和の雰囲気に仕上げることができます。木材箇所には風合いを生かすため、クリア塗装をすることがおすすめです。
エクステリアに合わせる
住宅にはポストや植木、フェンスや塀、窓や花壇、カーポートなど様々なエクステリアパーツがあります。
これらを無視して外壁塗装を行うと、塗装後に全体的にまとまりがなく、ちぐはぐな家になってしまいます。
外壁の色を変えたときに既存のエクステリアパーツが浮いてしまわないかよく確認しましょう。
和モダン住宅の塗装
和風建築物の直線美や木材の多様といった特徴を残しつつ、ライトやガラスなどの洋風な素材を取り入れた現代風の建物を和モダン住宅と呼びます。
和モダンを目指しすぎるあまり、和風とも洋風とも取れない住宅になってしまった、伝統色を使用したが思った色味にならなかった、エクステリアとの相性が悪かったという失敗例もあります。
塗装をする前に施工例や見本などをよく見て確認するようにしましょう。
和風住宅を塗装する際の色選びの注意点
屋根やほかの部材、エクステリアなどと配色を考慮する
和風住宅には洋風にはない瓦・軒天・垂木といった部材があります。
屋根やほかの部分との配色を考慮して、外壁材の色を決めていきましょう。
汚れやすさを考慮する
白・ベージュ系などの淡い色は汚れが目立ちやすく、漆喰などは白色に仕上がりますが、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
見本は大きいもので確認する
外壁の色選びは面積効果を受けるのでカタログなどの小さな見本で確認しないようにしましょう。見本はA4以上のサイズが好ましいです。
まとめ
和風住宅は伝統色をバランスよく配色して屋根やエクステリアパーツと調和させるかがポイントです。こうした注意点に気を付けながら、和風住宅の雰囲気にあった外壁塗装を行いましょう。
2022年5月6日
外壁塗装の色選び
外壁塗装で色を選ぶ際、「どのような基準で選べばいいのか分からない」「色が変じゃないかな」などといった悩みや不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
今回は満足のいく外壁に仕上げるための色選びのコツについてご紹介したいと思います。
風水
外壁色の判断基準として風水を取り入れてみるのも面白いかもしれません。住宅の中で風水を最も発揮できるのが外壁だと言われています。よく外壁で使用される色の風水の意味をご紹介します。
白:リセットするといった意味があり、「不運の連鎖を断ち切りたい」「一からやり直したい」という状況をサポートしてくれます。
黒:お金を守ってくれるという意味があり、金運アップの効果があります。また関わりたくない人を寄せ付けないという意味もあり人間関係を良好にしてくれます。
茶:安定・信頼といった意味があり、家族間の悩みやイライラなどをおさえ、安泰や落ち着きのある生活を期待できます。
グレー:まじめで堅実な意味があるグレーは仕事運の上昇が期待できます。心を落ち着かせる効果もあります。
ベージュ:気品や高級感があり、誰からも好印象を受けやすく、人間関係を良好にすることができます。
周りの環境
カタログや見本を見て色を決めても良いのですが、周りの環境や住宅と調和するように色を選ぶことも大切です。完工後に「周りと比べて派手すぎて浮いている」と感じてしまうことがあります。
街の景観との調和を無視してしまうと景観を損ねるだけでなく、悪目立ちしてしまう可能性もあります。
また、景観ガイドラインというものがあり、街の景観を守るため市町村で決められている独自のルールです。
京都などは歴史的建造物が多くあるため、外壁塗装をする際、ある特定の色以外は使用できなくなっています。
ご自身の環境に合った色選びを心掛けましょう。
面積効果
面積効果とは面積の大きさで色の見え方が変わることです。明るい色の場合、面積が大きくなるほど薄く見え、暗い色の場合、面積が大きくなるほど暗く見えます。
外壁塗装は非常に大きな面積に色を付けることになるので、見本だけでなく塗り板などでしっかり色味の確認を行いましょう。
自然光
室内灯でカタログや塗り板を見ても実際塗ってみるとイメージと違ったということがあります。そのため、自然光の下で色味を確認するとそうした失敗も防げます。
色味を合わせる
玄関や屋根に合った色を選択するのも大切です。
家の外壁に色見本を直接当ててみて玄関ドアとの相性を確認し、面積が広くなった場合をイメージして色を選びましょう。
まとめ
外壁の色でお家の第一印象が決まると言っても過言ではありません。そのため色選びは失敗したくないですよね。
外壁は面積も大きく金額も決して安くないため、何度も塗り直しをすることができません。大切な色決めを失敗しないようよく吟味して、長く楽しめる色選びをしましょう。
カテゴリ:外壁
2022年4月28日
外壁にカビが発生する原因
外壁にもカビが発生します。外壁のカビを放置しておくと見た目が悪くなるだけでなく、外壁そのものが劣化したり、アレルギーを引き起こす可能性もあります。
今回はカビが発生する原因や予防法、解決策についてご紹介していきたいと思います。
カビが発生する原因
カビはお風呂場やキッチンなどの水回りで発生するイメージがあると思います。しかし外壁にもカビが生えることがあります。
外壁にカビの栄養となるものがある
カビは汚れを栄養としています。主に有機物と呼ばれる動物や植物、その中で作られる脂肪やたんぱく質なども栄養にでき、プラスチックや外壁の塗装に使われている塗料も栄養源になってしまいます。
温度が適している
カビが繁殖しやすいのは25~30℃ですが、5℃程度でもカビは繁殖すると言われています。そのため、真冬以外のほとんどの季節がカビの繁殖しやすい温度になっています。
湿度
湿度が60%以上あるとカビを繁殖させるといわれています。外壁は天気の影響を受けやすく、室内より湿度が上がりやすいため、カビにとって適した環境です。
長い時間放置されている
上記のような環境でも定期的にメンテナンスをしていると繁殖を防げます。また、壁に凹凸があると水分やゴミが溜まりやすく、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
カビを予防するには
カビを除去
外壁や屋根に付いたカビは業者に依頼して取り除くことができます。業務用の高圧洗浄機などで外壁を綺麗にすることができます。また、カビが生えやすい箇所は水で洗い流し、スポンジでこするとカビの再発を予防することができます。
日当たりや風通しを良くする
壁の前や周辺に物を置いておくと日が当たりにくく、風も通らず湿気がこもるため、カビにとって過ごしやすい環境を作ってしまいます。
防カビ塗装をする
カビが生えやすい外壁、環境にお住まいの方は防カビ塗装も検討しましょう。
外壁塗装をすることにより、カビを落とすだけでなく他の劣化している箇所も修復することができ、外壁も綺麗になるので、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
カビを放置しておくと…
アレルギーの原因になる
カビの胞子が含まれる空気を継続して吸い続けると、アレルギーを発症する恐れがあります。人によって程度は異なりますが、主に皮膚のかゆみや咳や鼻炎、肺疾患などの症状が現れます。
家の美観を損ねる
カビは築年数を問わず条件さえそろえば、どこにでも繁殖します。
カビをそのままにしておくと外壁や屋根にも増殖してしまい、新築の住宅でも老朽化しているように見えてしまいます。
まとめ
カビを放置しておくと外壁の深部まで根を張ってしまい、きれいに除去できなくなってしまいます。
また、住宅の外観を損なうだけでなく、アレルギーを発症するなど人体に影響を及ぼす可能性があります。
まずは何が原因でカビが発生しているのか確認し、早期除去を心掛けましょう。
2022年4月25日
外壁塗装のトラブルと解決策
外壁塗装をしていると様々なトラブルがあります。今回は外壁塗装を行う上でどのようなトラブルがあるのか、またその解決策をご紹介していきたいと思います。
よくあるトラブルと解決策
仕上がりがイメージと違う
イメージしていたものと仕上がりの色が違うというトラブルについてです。
色は感覚的な要素が強い部分なので、特にしっかりと説明を聞いて納得して選ばないと、「想像していたのと違う」ということになりやすいです。
解決策
・塗り板を用意して自然光のもとで確認する
・1面を塗った時点で色味の確認をとる
塗料が飛び散った
塗装の方法としてはローラーや吹付が主流になっています。
スプレーで吹付する場合は塗料が飛び散ってしまいますが、ローラーを転がす際に塗料が飛び散ってしまう可能性があります。
解決策
・細かいところまでしっかり養生をしてもらう
・動かせるものは、汚れないような場所に移動させる
施工後数カ月から数年で塗料が剥がれた
高圧洗浄をしっかり行っていなかった、下塗りの不十分、使用塗料が外壁材と合っていないなどの施工不良により工事後、1~2年程で塗料が剥がれたり、色褪せてしまったというトラブルも多く見受けられます。
解決策
・保証期間内であれば業者に依頼してやり直してもらう
・きちんとした業者に施工をお願いする
近隣とのトラブル
工事中には足場の組立・解体時の音や高圧洗浄の音がうるさい、塗料の臭いがきつい、路上に塗装業者の車が停めてあり邪魔になる、などのクレームが発生することがあります。
解決策
・真摯に受け止めて謝罪する
・事前に挨拶回りを行い、その際に大きい音が出ること、臭いが出ることを伝えておく
意図してない部分まで塗装されてしまった
塗装予定箇所は見積や工程表に明記しているはずなので、このトラブルは施主側の見落としや思い込みの場合が多いです。塗装業者は指示されない限り、配管なども塗ってしまうようです。
解決策
・見積書や工程表などを確認し、塗装予定箇所を確認しておく
・明記されていない場合は業者にその旨を伝え、やり直ししてもらう
費用の追加請求
不当な追加請求をされる事例があります。納得できる追加工事の内容であればよいのですが、説明もあいまなまま追加請求をされる可能性もあるので少しでも違和感があれば応じないようにしましょう。
解決策
・現地調査は業者任せにせず、同行し手自分の目で外壁の状態を見ておく
・説明が不十分な場合は追加請求に応じないようにする
まとめ
もし塗装中、塗装後にトラブルが発生した場合、すぐに業者に相談し、対応してもらうことが大切です。こういったトラブルが未然に防げるように前もって準備しておきましょう。
カテゴリ:塗装工事
2022年4月21日
木質系サイディングと木目調サイディング
木の温もりを感じられる外壁はナチュラルで優しい印象があり、魅力を感じますよね。今回は木質系サイディングと木目調サイディングについてメリット・デメリットなどを紹介していきたいと思います。
木質系サイディング
木材を使用した薄い板状の外壁材です。天然木を使用したサイディングはログハウスのような木の温もりが溢れる家にしたい方にぴったりです。
メリット
断熱性が高い
天然木を使用しているので熱を吸収しにくく、断熱性が高いという特徴を持っています。
そのため、直射日光が当たる土地や気温差が激しいところにお住まいの方は木質系サイディングをおすすめします。
温もりのあるデザイン
窯業系サイディングや金属系サイディングで木目調に仕上げることは可能ですが、どうしてもナチュラルさには欠け、人工的な質感が出てしまいます。
その点、木質系サイディングは天然木を使用するため、窯業系や金属系には出せない自然で高級な質感を出すことができます。
デメリット
価格が高い
木質系サイディングは全体的に価格が高い傾向にあります。天然木を使用するとどうしても他のサイディングよりも価格が高くなってしまいます。コストを抑えたいという方には不向きなサイディングです。
劣化しやすい
木製なので水に弱く、ほかの外壁材よりも経年劣化の影響を受けやすいため寿命が短くなります。そのため、あらかじめメンテナンス費用を視野に入れておく必要があります。
修繕費がもったいないからとメンテナンスを怠るとカビやコケが生えて見た目も悪くなり、外壁の強度、安全性が損なわれてしまいます。
また、火にも弱いので外壁に防火性の高さを求めている場合は、木質系デザインはおすすめしません。
木目調サイディング
木目調というだけあって木材の外観をしているものの、素材には必ずしも木材を使用していません。木目柄の模様をプリントしているものもあります。
木目調サイディングと呼ばれるものは「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「樹脂系サイディング」の3つになります。
メリット
デザインが豊富
木目調の魅力といえばデザインの豊富さです。様々な模様があるのでコンセプトを決めて、それに合うデザインを選ぶと良いでしょう。また、同じ木目調でも濃淡によってイメージを変えることが可能です。
洋風の外壁だけでなく、古民家風にデザインした和風スタイルにもでき、自身の好みに合った外壁にすることが可能です。
価格が安い
メンテナンス周期も木質系サイディングより長く、長期的に見てもコストパフォーマンスは良いと言えます。
耐久性が高い
木目調サイディングは窯業系・金属系・樹脂系などのサイディングに木目柄をプリントしたサイディングになります。
そのため、耐震性や防火性に優れています。
デメリット
熱がこもりやすい
木質系であれば熱を逃がしやすく通気性が良いのですが、窯業系や金属系のサイディングにすると熱がこもりやすくなってしまいます。
質感
木目調はあくまで”風”なので多少金属などの質感が出てしまいます。本来の木の温かみなどは感じることができません。
まとめ
木質系サイディングと木目調サイディングはそれぞれ違う特徴・質感・価格になっています。地震の好みと予算に合わせてオシャレな外壁を手に入れましょう。
2022年4月18日
外壁塗装は必要ないと感じている方は要注意!!
皆さんは我が家の外壁塗装は必要だと思いますか?
必要ないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に必見!『外壁塗装は必要ない』と放置していると生じるトラブルについてお伝えします。
外壁塗装とは
外壁は家の外観の大部分を占めるため、第一印象を左右します。
家を塗り替えてきれいになるという外面的な印象はもちろんのこと、見た目にはわからない内面的な効果も備わっています。
外壁塗装を怠った際に発生するトラブル
外部に生じる症状
・見た目の印象が悪くなる
外壁が色あせやひび割れ、剥がれなどが生じていると暗く古びた印象を与え、マイナスイメージになります。
内部に生じる症状
・雨漏りが発生する
外壁の塗膜が剥がれると防水機能を失い、雨漏りが発生してしまう可能性があります。
・補修工事にかかる費用が高くなる
雨漏りは室内にも影響を及ぼし、気が付いたら家具や電化製品が故障していることもあります。
また、早期発見だと簡単な工事で修理できたものが、重症化してしまうと工事も大掛かりになり、工事費用も高額になってしまうことも考えられます。
外壁塗装が必要な理由
◎家を守るため
外壁塗装は単に壁の色を塗るという目的だけでなく、家を包んでいる外壁材を保護する機能があります。定期的に塗装を行うことで新しい塗膜が作られ、毎日の天候や季節の寒暖から私たちの生活を守ってくれます。
◎美観を維持するため
新しく塗り替えられた外壁は、まるで新築のような艶と美しさを取り戻します。また、外壁の色を変えることでイメージチェンジに繋がります。いつまでも明るくきれいな住まいを印象付けるためにも塗装工事は必要であるといえます。
◎費用を最小限に抑えるため
本来は塗装だけで十分にもかかわらず、長年塗り替えを怠った結果、外壁材が劣化し張替えを余儀なくされたというケースもあります。張替え工事は費用も高額なうえに、工事にかかる期間も長くなり生活への負担も大きくなります。
定期的な外壁塗装により家の大きな劣化を防ぎ、費用的な負担も軽減することができます。約10年を目処に塗装工事を行いましょう。
まとめ
外壁は家の顔でもあります。
ご近所に古びた暗い家があるのと、明るくきれいな家があるのとではどちらが好印象なのかは一目瞭然ですよね。外壁塗装は住む人はもちろん、周囲の人にも影響を与えます。
常にきれいな状態を保つためにも、定期的な外壁塗装をおすすめします。
2022年4月14日
外壁塗装でできる防災対策
近年、台風や豪雨が起こった際に異常気象という言葉をよく耳にします。異常気象は過去に起きた現象から大きく外れた現象のことを言い、気象庁では「ある場所・ある時期において30年に1回以下で発生する現象」を異常気象としています。
また、地震や火災などの災害も増えてきています。そんな状況下で改めて注目されているのが防災リフォームです。今回は家・生活を守るための必要な外壁塗装工事をご紹介いたします。
トラブル要素
防災のトラブルとなる要素は7つあります。
・火災
・大雨、洪水
・強風
・地震
・停電
・断水
・雷
この中から、火災・大雨、洪水・強風・地震について見ていきたい思います。
火災
近年、火災の件数は減っているものの、防火対策リフォームは重要度の高い工事となっています。火災はどんな地域でも起こりうる災害です。現在の外壁防火性能が低い場合は、防火性能が高い外壁にリフォームすることを検討しましょう。
また、見落としがちな軒下の防火性も確認しましょう。屋根・外壁の防火性能はしっかり確保されているのにも関わらず、軒下材の防火性能が劣っている可能性もあります。軒下材の確認も忘れないようにしましょう。
大雨、洪水
ゲリラ豪雨や台風などの大雨で最も起こりうるのが雨漏りです。天井からの雨漏りだけではなく窓付近の壁から雨漏りをする可能性もあります。これらを防ぐには、定期的に点検を行いましょう。
そこで雨漏りを発見した場合、シーリング工事や塗装工事、ひどい場合はサイディングの張替工事を行うことによって雨漏りを防ぐことができます。
また、雨樋の掃除をしておくことも大切です。雨樋は短時間に降る大雨を裁く能力はないので少しでもゴミが詰まると、雨水があふれ出て雨漏りを起こしたり、雨樋が破損する可能性があります。
ご自宅の環境に合った雨樋に変更したり、定期的に点検をしてしっかり排水されているか確認するようにしましょう。
強風
強風は石など様々な飛来物が外壁に当たります。それにより外壁が傷ついたり凹んだりして美観を大きく損ないます。飛んでくるものを阻止することはできませんが、被害を最小限にとどめるため、ガラスなどにガラスフィルムを張って安全を確保しましょう。
また、劣化している箇所の外壁が剥がれ、強風により飛んでいってしまうこともあります。台風が来る前に劣化している箇所を修理または養生をして被害を拡大させないようにしましょう。
地震
外壁塗装が地震対策に繋がる大きな理由は建物の耐久性を高めることです。建物の耐久性が下がる原因として、外壁にひびが生じて、そこから雨水が入り込み、雨水の湿気や水分が建材を劣化させてしまうことが挙げられます。
建物の耐久性が弱くなると地震に耐えられない、耐震性の弱い建物になってしまいます。日比谷隙間を修復し、建物の寿命を延ばすという時点で外壁塗装は地震対策として効果を発揮します。
まとめ
外壁塗装や屋根は適切なメンテナンスを行っていないと台風や大雨の際、被害が大きくなる可能性があります。近年増えている自然災害や火災などのトラブルに対しても、適切な措置やそれに伴う工事をしておくことで被害を最小限に抑えることができます。
いざという時に備えて、大切な家を守るための防災対策を見直してみましょう。
2022年4月11日
屋根塗装 何色が正解なの?
外壁塗装の色選びは、あっさりと決めることができたけれど、屋根の上は実際のところ見えないし何色を選ぶのが良いのかなぁ…とお悩みの方はいらっしゃいませんか。
屋根の色選びには、いくつかポイントがあります。ご紹介しますので是非参考にして下さい。
色選びのポイント
住宅の屋根の色でよく選ばれているのは、ダークグレー・ダークブラウン・黒などの濃い色・暗めの色です。
これは、外壁に多く採用される淡い色(白・ベージュ・ライトグレーなど)やサッシの色と合わせやすく、汚れなどが目立ちにくいことから選ばれているのでしょう。
色の面積効果を考える
色の面積効果とは、同じ色でも塗り面積によって違った見え方をする現象のことをいいます。明るい色は大きな面積になるほどより鮮やかに見え、暗い色は大きな面積になるほどより暗く見えます。
小さな色見本で見た色は、実際に屋根に塗ってみると違った色に見えるため、明るい色を選ぶ場合は1つ暗めの色を、暗い色を選ぶ場合は1つ明るい色を選ぶとイメージにより近い色に仕上ります。
外壁や付帯部分の色とのバランスを考える
屋根の色は、外壁や付帯部分など他の箇所とのバランスも考えなければなりません。思いのままに選んで実際に塗ってしまうと、全体に落ち着かない雰囲気の外観になってしまう可能性があります。また、一度塗り替えをすると、次回の塗り替えまで10年~20年はそのままの状態となってしまいます。
窓のサッシや破風板などの付帯部分との色合いも考えながら慎重に選びましょう。
周囲の環境との調和を考える
周囲の街並みと雰囲気を調和させることは、とても大切です。
自分が好きな色だからと、派手な色や奇抜な色を塗ってしまうと悪目立ちして景観を崩してしまいます。色選びをする際は、近隣住宅の外壁や屋根の色をチェックしておくと良いでしょう。
また、市区町村によっては、街の景観を損なわないために建物の色に決まりを設ける「景観ガイドライン」が定められている地域があります。お住まいの地域に景観ガイドラインがあるかどうか、塗装前に確認しておきましょう。
屋根の色選びで失敗しないために
塗装後にイメージと全く違ったと感じる人は意外に多く、トラブルの原因にもなっています。簡単に塗り替えができるものではありませんので、仕上りのイメージと実際の仕上がりが大きく異ならないよう、塗装前には次のポイントに注意しておきましょう。
カラーシュミレーションで確認する
塗装前のお家を写真撮影し、画像を加工して塗装後の色に変身した住まいのイメージを作るのがカラーシミュレーションです。
さまざまな色でシミュレーションができ、塗装後のイメージがつかみやすくなります。ただし、カラーシミュレーションの色と実際の色は全く同じ色ではありません。塗装後のざっくりとしたイメージを掴みたいときに効果的な方法として知っておきましょう。
プロの塗装業者に希望の色を伝える
仕上りのイメージの色を口頭で伝えることは、なかなか困難です。近隣で希望する色の塗装をしている建物があれば、業者に同行して一緒に見てもらうとイメージの色がより伝わりやすいでしょう。
また、施工業者のHPなどで過去の施工例などを閲覧してみるのも良いでしょう。
まとめ
屋根の色は住宅の外観に大きく関わってきます。屋根の色選びのポイントを踏まえつつ、住宅全体の外観を考えながら選ぶことが重要です。
住宅全体の外観をイメージするには、カラーシミュレーションを活用し、より良い仕上りを目指して施工業者の実例などを参考に色選びをしましょう。
色選びに悩んだ日々がウソのように、思い通りの塗装リフォームが仕上がった時の喜びは何とも言い表せない爽快感があるでしょう。